秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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1991-1997-2007-2025
自分の過ごした時代背景がすべて詰まってたお話でした。
あの時のあの約束とか、いまも心の片隅に残ってて、
それが今の自分を作ってるんだなと、この映画を通して感じとらせてもらいました。
原作アニメで歯痒かったところが、こんなにも丁寧にお話として繋いでくれたこと、脚本家の素晴らしさですね。
この作品を再定義して、素晴らしい演技で表現してくれた作り手の皆さんに感謝したい
あと思い出したことで、
とうの昔に恋人と約束したことを
男子(自分)は覚えてて、
その約束の場所に何年後に行っても空振ること、
この映画は再現してて、
こんなことは自分だけに起きたことではなく、
広くみんなに大なり小なり起きてるんだと、ほっとした
それでも0.0003%の奇跡を信じてしまう
アニメ版をリアタイで観たときの記憶が、そのままよみがえる。
実写版も、アニメの世界をそっくり持ってきたような美しさ。
桜の光、駅のざわめき、電車の反射光――どれも“あの空気”そのまま。🌇✨
時々ハッと胸が熱くなる瞬間も、同じ。
ストーリーは淡々としているけれど、それがかえって切なさを増幅させる。
“女性は恋を上書き保存、男性は名前をつけて保存”――
この映画、まさにその縮図だ。
彼女は次のページをめくり、彼はまだ同じ章にいる。
そして0.0003%――
ほとんど起きそうにない奇跡。
それでも、人はどこかで信じてしまう。
「もしかしたら、あの人にまた会えるかも」って。💫
踏切でのすれ違い。
これが、新海流の奇跡なのよね…🌸
次はまた、桜の季節に戻って観たくなるかもね…🌸
泣けた
一文字は今かな
自然の描写を感じてゆっくり作品内に取り込まれるよう。
まるで主役の方々のイメージのように。
学生パートではソワソワして、一人約束の場所へ行くときにはドキドキし少し熱くなったのに気がついた。
知らない間に入り込んでいたのかな。
その時を大事にしないといけないなという思いとその難しさを感じた。
アニメ観てないのでみます。
みました。アニメよりちゃんとした人生送ってる気がします。
信じてくれて放った言葉も聞こえてなかったけど、吹っ切れたときにその言葉が理解できて期待どおりでなかったことにもエールとして意図をくみ取ることができた。
後悔のせいかずっと引きずってもったいないなと終わらせるって大事な事なんですね。一文字は終もいいかな。
悔しいよねェ!
森七菜!でもあたり散らす訳にもいかないね。
女の子の方が達者なのは合っていたな。
音楽が大きいね、山崎まさよし、米津玄師・・“パブロハニー”にはびっくり・・原作通り?
主人公を酷い目に遭わせる事しか考えてない、ってのは新海監督の言葉だっけ。
アニメ未見、かたつむりのスピードになぞらえた話かと。
(追記)主人公を酷い目云々は岩井俊二監督の言葉でした、申し訳ございません。
これはかわいい
素敵な俳優陣でした。
まず白山乃愛ちゃんですね。前からかわいい子でしたが、少し大人になって磨きがかかってきました。これからずっと大活躍してくれそう。まだ13歳か。素晴らしい。ちょっと大人版の配役違ったかなと思う、、演技が悪いとかではなく雰囲気違いすぎるというか、、同一人物感があんまりなくて。
森七菜は相変わらず青春きらめき系の役はハマりますね。あの真っ直ぐなかわいらしさはいつ見ても素敵。
そして、久しぶりの宮崎あおい、、これがまたかわいすぎる。。色褪せないってか年取らない?というぐらいの抜群の笑顔です。また活躍してほしいなーと思わせる素敵な存在感でした。
と女性のことばっか書きましたが、映像が綺麗で、ストーリーもなんか自分の過去の恋愛とか思い出して思いを馳せてしまったりして、没入できました。
わが国のエンタメ産業
立ち止まったり振り返ったりを少し肯定的に思える作品
意外な人物へ涙が出た
苦しさも悲しさもあった余韻が長く続く作品
刺さった棘に抉られる人もいれば、いつの間にかスッと助けている人もいる
2025.10.11 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(121分、G)
原作は新海誠監督の同名アニメーション映画
小学校の時の初恋を引き摺っている青年を描いたラブロマンス映画
監督は奥山由之
脚本は鈴木史子
物語は、成人パートの貴樹(松村北斗、高校時代:青木柚、小学生時代:上田悠斗)が、雪の中に咲く桜の木に向かう様子が描かれて始まる
そして、物語はその少し前の貴樹の日常が描かれていく
システムエンジニアとして働く貴樹は、周りとの距離を取りながら仕事をしていたが、同じように距離を取りがちな同僚・理紗(木竜麻生)と関係を持っていた
だが、貴樹は仕事を優先し、2人で会う時間も別々のことをしていることが多かった
そんな彼は、小学校時代を転校の繰り返しで過ごし、東京の小学校時代に転校生・明里(白山乃愛、成人期:高畑充希)と出会っていた
転校で不安だった明里を貴樹は助け、2人だけの時間を重ねていく
だが、明里の転校が決まり、2人は日記帳を使って文通を始めることになった
その後、その関係はゆっくりと続くものの、今度は貴樹が種子島に引っ越すことになってしまう
もう会えないと思った2人は、明里の住む街で会うことを約束するのである
物語は、その場所で地球滅亡の日に再会するという約束を思い出す貴樹が描かれ、その恋愛がいまだに彼を縛っている様子を描いていく
明里もまた、実家に戻った時に約束のことを思い出すのだが、彼女はただ思い出しているだけで、行くかどうかを迷うということもなかった
それは、別れたあの日に、明里の方だけに終止符が打たれていて、貴樹の方だけがずっと燻り続けていたからだった
ある種、明里の中で完結してしまった恋愛は、彼女のメッセージが届くことなく終わってしまっていた
そのために貴樹は彼女の気持ちを知ることもできなかったし、キスまでしたのに終わるとは思わなかったのだろう
だが、明里にとっては、そのキスが恋愛の終止符として機能し、それ以上はお互いを苦しめると感じていた
それは、これまでの転校生活の中で刻まれた体験というものがあって、貴樹よりも明里の方が多くの別れをしてきたからのように思えた
貴樹は3度の恋愛を経験することになるのだが、そのどれもが「女性側の完結で終わる」という共通点があった
明里との恋愛は引き摺る原因になっているが、その後の花苗(森七菜)との恋愛は彼女の一方的な好意と悟りによって終わりを告げている
理紗との関係も彼女が悟ることで終止符が打たれるのだが、打たれたピリオドは驚くほどに鋭利で未練も残さないところが凄い
これは男性目線による女性の恋愛脳の切り替えの残酷さを描いているのだが、実際の女性がここまで切り替えが早くて残酷なのかはわからない
巷で言われる「上書き保存と名前をつけて保存」という比喩にも似たものがあるが、ここまでざっくりと切り捨てられると、それはそれで爽快なような気もする
結局のところ、ズルズルとはっきりしないまま続くことに意味はなくて、ワンチャンだと思えることは全て幻想だったりする
なので、これぐらいバッサリと切っていく方が人生は充実していくのだが、それがわかっていてもできないのが男というものなのかもしれません
いずれにせよ、約15年ほどひとつの恋愛に縛られていたことになるのだが、明里からの手紙が途絶えて、どれぐらいで貴樹の中で「過去」になったのだろうか
高校時代には恋愛には興味がなくて、遠い世界のことを考えているのだが、そこに行き着いた理由というものはわからない
おそらくだが、明里との時間が消えたことで、本当に世界の終わりを望んでいたかもしれないし、終わりを告げてくれる惑星を待ち望んでしまったのかもしれない
それぐらいのこじれがあっても不思議ではないので、そこらへんも含めて刺さった棘が抜けない人が多いのかな、と思った
空を見上げたくなる映画
あっさり塩味風味
…実写版
どうなんだろうと思いつつ…
主人公貴樹の静かなイメージは
松村北斗さんに合っていたと思います
特にその中でも小学校時代の
貴樹と明里の二人が群を抜いてよかった
明るくて会話も弾んで楽しそう
…キラキラ輝いていた
転校して別れた後も大きな桜の木の下で
再会するシーンは感動でした
舞い落ちる桜の花びら秒速5センチメートル
出会いと別れの季節に咲くサクラ
そして季節外れの雪…
原作のアニメをそのまま忠実に
描かれそこにオリジナルを入れた
ところは上手く繋いでいて
よかったと思います
…音楽は
感動するかしないかを決定づける
一因なのでもう少し考えて欲しかった
ファンタジーの世界をリアルな世界に
変えて描くのは難な所もあるとおもった
見た人がそれぞれの登場人物に共感し古傷を刺激されるのではないかと思...
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