秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
全787件中、421~440件目を表示
中2病からの卒業?
綺麗なアニメ絵だと許される新海誠の非モテオタク男子的恋愛観が、実写だとストレートに見えてしまう。
運命の相手との純愛、何もしてないのに自分に惚れる美少女、そんなベタなラブコメ展開を、誰しも一度は夢見たことがありますな。
でも現実は、小学生時代の初恋を30過ぎまで引きずってる男がいたら、さすがにキモい。
これでラストがヒロインと約束の木の下で再会とかだったら、キモ過ぎだった。
しかしヒロインはちゃんと大人の恋愛、結婚をしてて、主人公のところに来ない、現実はこうですよって展開なのが救い。
そうするとこの映画、いつまでも中2的恋愛観のままのオタク男子に向けた、大人になれよってメッセージ?
新海さんごめんなさい
アニメ観ていたらちがうのでしょうか
私の中では
新海監督の過去の世界観というものもまったくない。
フラットな思いでこのラブストーリーを観ることに。
なんだか全体にフラストレーションがたまるだけ
なんで何度もこんなわざとすれ違いになるの?
そんなストレスが
最後まで残る
何を見せられていたのですかね
高畑充希さんもあの女子高生から成長して大人になった姿に結び付かなかったな。ちょっとちがう。
この『秒速5センチメートル』はとてもキャッチーで素敵な言葉選び。新海さんのセンスを感じます。
傑作
追体験と思いきやよく考えてみると自分も似た経験してた
見てすぐの感想は『主人公もっとしっかりせえよ』だったけど、私は見た目もそんなだしあまりモテない人生を送ってきたので、何の努力もなくモテる主人公を羨ましく感じながら映画館を出ました。
ラストで跡が残るほど涙を流し、感慨にふけったのはこの作品による追体験のためだと思ってました。
しかし翌日仕事を終え、電車の中でふと思い出したんです。自分も小学生だったとき好きな人が引っ越した経験があったなあと。
その人とは小学校5年のクラス替えで仲良くなり休憩時間や放課後にたわいのない話をして笑いあう仲ではあったものの、ずっと私の片想いだと思って過ごしていました。
それから1年が経過した引越し当日、その人に『今から好きな人の家に行くから一緒について来て』と言われ、ブラブラと歩いた先が私の家でした。
あっけにとられながら、また照れもありその場しのぎの会話を延々としたのを覚えています。その後、こちらからは告白もせず、家まで送り、別れました。今思えば、告白しておけばよかったと思いますが、当時は自信がなかったのだと思います。(今もないですが、、、)そのときのその人の気持ちを考えると胸が痛くごめんと謝りたい気持ちになります。
次の日から喪失感で一杯でした。
学校が終わると、もういないとわかってるのに意味もなくその人の元自宅を幾度となく訪れました。そういった経験を経た1年後、別の人に恋もし、すっかりその人のことは忘れてしまってました。
そしてさらに3年が経ち高一の春、仲良くなった私の友達が中学校の卒業アルバムを見せてくれたのですが、その中にその人の姿がありました。
驚きました。
すかさずその友達に、『次その人に会うことがあれば俺のことを伝えてくれないか?』とお願いしました。
半年後、その友達から『お前のこと伝えたら、覚えていてくれたことが嬉しいって言ってたよ』と教えてくれました。私はそれを聞いて何故かがっかりしたのを覚えています。内心あちらからのアプローチを期待してたのか、またはいろんなことがあり自分に自信をなくしていた時期だったのでその発言をネガティブに捉えたのかもしれません。
自分が映画のラストで涙を流したわけは単純に映画のヒロインが相手の幸せを願う深い愛に感動したのもあると思いますが、それ以外に深層心理で『なぜ引越しのときに勇気をもって告白してくれたのに私の気持ちを伝えることが出来なかったのか、高校で再会のチャンスがあったのになぜ誘わなかったのか』という後悔の気持ちが映画とリンクしてのことだったのかもしれません。
私もみっともない、いくじなしのくせに主人公に『もっとしっかりせえ』と思ってしまった自分が恥ずかしいです。
アニメはうろ覚えだが映画はそれ以上の感動
役者さんのパワーが凄すぎて気付いたら感情移入してしまう作品。
あまり前情報なく観に行ったのですが、役者さんで成り立っていると言っても過言ではないと思いました。
もちろんストーリー構成も素敵で、3つの時代のシーンが入れ替わり構成されているのにもかかわらず、自然に繋がっていて違和感なく楽しめました。しかし、映画自体の内容や伝えたいことはいまいちわからなくてすみません。
登場人物は全員が本当にその人の人生を生きているかのようなお芝居でした。
森七菜さんは恋している子のお芝居がうますぎて、学生の日常をそのまま切り取ったかのような映像が流れていましたし、白山乃愛さんはその子なんじゃないかと思うお芝居で、撮影当時小学生だったことに驚きました。そして松村北斗さんは、素敵な役者さんだとは存じ上げていたものの、あまり出演作品に触れてこなかったのですが、映像の中に本当に生きていると感じる自然なお芝居の中に、どこか観客を引きずりこむような表現力があり、想像以上でした。半端なかったです。
今年の映画は他にも話題な作品は多々ありますが、秒速の松村さん主演賞総なめしてほしいとも思うほどでした。
その他の方たちも全員が本当に魅力的で、誰が観ても感情移入してしまう作品だと思いました。
原作を知らないので、内容自体は全然理解できず、覚えてもいないですが、とにかく俳優さんたちの演技力がすごかったことに感動しました。
たくさんの人に届いてほしいです🍀
思い出と現実
映像が兎に角美しい。
人は誰しも忘れる事、忘れられない人の
思い出を持っている。
その思い出がずっと心、頭、精神に
張り付いてる人は中々、前に進めない。
過去の思い出を飲み込んで今の現実を生きる女性と
思い出のまま立ち止まった男性との対比が
良かった。
5センチメートル進めない側と5センチメートル以上
羽ばたいてる側がとても切なく感じる。
名前で覚える保存と上書きして覚える保存
の差もあるし、心の引き出しの開閉も人其々。
森七菜さんの恋する表情が秀悦。
バンプや山﨑まさよしさんの曲も
懐かしかった。代々木八幡宮の階段も
然り気無くあったのは嬉しい発見。
明里の幼少期役、白山乃愛さんの演技も
良くて桜も映えてた。
ただ大人役は高畑充希さんではなくて
木竜麻生さんの顔立ちが近かった
感じもしたなぁ。
何よりも宮崎あおいさんの透明感。
とても四児の母親にはみえない。
貴樹が手紙をもし渡していたら、そしてその後
行動に移していたら未来が変わった可能性も。
自分で行動して後悔しない人生でありたい。
今を彩るのは、今この時を生きてる人だけなので。
思い出に立ち止まらずに前に進む映画でした。
景色と2人の子役がいい!
空、雲、木、海、とにかく景色が印象的。ロケットのシーンはやっぱりいいです。鑑賞しながらノスタルジックな気持になったり。。森七菜ちゃんも自然でとても良かった!ホントに自然な2人の会話。
しいて言えば、小・中学校時代の子役の女の子がとても美人で大人っぽい印象を受けたが、大人になった役が童顔の高畑充希ちゃんはちょっと違うかな?と、思ってしまった。
「あ、こういうことあったな…」という切なさの羅列
何を見てるのか…
初恋って純粋で綺麗で儚くて繊細だよね。ってことを伝えられているってことなんですかね?
それを掴み取れなかった自分が悔しいです。
みんなが凄い良い!って沸いてるのに…
30まで初恋ひきずって生活もままならない男と、同じような流れの中で生きてるけど、初恋はいい思い出で今を充実して生きてる女ってのがわかった時点から、痛々しいとしか思わなくて、どうやって見たらいいのかなーってずっとモヤモヤしちゃいました。
途中もこれは何見てんのかなーって感じで全然映画に集中できなかったな…
でも、森七菜ちゃんの演技よかったです!
色んなシーンもとてもキレイでした!美しかった!
だから、ながーいMVを見てるって言われたほうがしっくりきました。
映画館で見てほしい作品
情景が美しい作品
白山乃愛ちゃんへ
ロマンチックなストーリーと映像
淡く美しい
マンガやアニメの実写化にはあまり好意的ではなく、どちらかというと観ない方が多いのですが、予告映像を観た時にこれは映画館で観たい作品だと思いました。
『秒速5センチメートル』とうい良い意味で感想をうまく言葉にするのが難しいアニメーション作品に鈴木史子さんの脚本で奥行きがくわわり、奥山由之監督らしい映像が生きた物語として新海誠監督の原作と重なったように感じました。
どの場面を切り取っても日常生活のキレイだなと見上げた風景や言葉にできない心模様が淡く美しく繊細に映し出されていました。
瞬きするのがもったいないほど。
役者の皆さんも1991の楽曲も本当に素晴らしいです。
誰にでも出会いと別れはおきる出来事であって、人が人と出会う確率を丁寧に紡いだ作品は多くの人の今や記憶に届くのではないかと思います。
映画館の大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめします。
全787件中、421~440件目を表示





