秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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観てよかった!実写版成功!
あの新海誠のアニメの世界観を、実写版にするなんて無謀だと思ったが、見事にやってくれました。松村北斗は素晴らしい!
貴樹と明里のナイーブさを、子役の二人が、高校生では青木柚が、大人になっては松村北斗と高畑充希が見事に演じた。そして高校生の森七菜も良かった。
松村北斗は、自身のナイーブな精神世界が、そのまま貴樹になっているように思えた。
中学生の貴樹が、明里の住む岩舟に雪のなか電車で向かい、やっと辿り着くと明里がポツンとひとり待っていたシーン、雪の中に咲く満開の桜の下でのシーンに泣けた。
プラネタリウムの場面で出てくるボイジャー1号と2号は、貴樹と明里だったのか?大切な思い出を抱きながらも、最後まで会うことが出来ないボイジャーの2機。でも、お互いの想いを永遠に忘れずに生きていく二人だと思ったらまた泣けてきた。
いい映画だった!またひとつ、忘れられない作品に出会えたことに感謝!
白山乃愛と森七菜がひたすら可愛い
なんだろう…めっちゃ共感できるな…
思い出は美しい
原作は未履修で観ました。
ネタバレを避けて書くので抽象的…
まず、美しい。
風景、光、花、雪、思い出が美しい。
その美しさに俳優皆さんが負けない。
視線が、笑顔が、涙が、感情を豊かに乗せていて、それを見事に切り取られていて、全ての時代を切なくも懐かしく、愛しい気持ちで見ていた。私は誰にも感情移入は特にせず見ていたせいか、どこか親のような目線で、それぞれの傷や気付きを見守っていた。
小学生時代の上田悠斗くん、白山乃愛さん、可愛らしい。一途で純粋、素晴らしい。
松村北斗のセリフ外の演技、孤独の空気感、声が、涙がこの映画の純粋さを完成させている、素晴らしいと思った。
最後は何故か自分の周りの大切な物や人を愛しく思える。
清々しい気持ちで映画館から帰りました。
うんうん
アニメ版とは時系列を変えて大人部分を長くした感じですかね。
まぁ新海さんがOKならそれは良しとしましょう。
個人的にはアニメ版の小→中→高→大人の流れが主人公貴樹の心の成長と停滞を見事に表していて良かったなと思いましたが、全く同じに作っても意味がないということでしょう。
この映画の中では印象的な言葉がいくつも出てくるが、今回見て特に印象に残ったのは中学生の時に岩舟駅で会い翌日電車を見送る時に明里が言った「貴樹くんはこの先も大丈夫だと思う、絶対」と言う言葉だった。
アニメ版でも同じセリフがあったと思うがその時はその重要性に気付かなかった。
これって別れの言葉だったのですね。貴樹は「手紙書くから!」と未来を信じていたが明里は既にこの時にこれが最後になると悟っていたとは。。
気付かなかったのは不覚でした。
貴樹はその後も明里のことが心から抜けず恋愛にも消極的で覇気のない青年になっていく。
明里のその後の学生生活はどうだったのだろう。
同じような葛藤はあったと思うが貴樹ほどではなかったと想像される。
このあたりが男性と女性の違いなのかな。
男はどこまでもウジウジした生き物だ。
今回は実写化して十分意味のある作品だと思う。
各キャストの演技も申し分ないと思った。
特に小中の明里を演じた白山さんはやばいですね。
この歳で妙な色気があるというか。。大物になりそう。
何でこうなったのかな
ところどころ、響く部分があるんだが、いまひとつ全て繋がって、答えにならないような感情である。よって映画の評価がわからない。ただ、良い場面や風景、空気感、特に幼少期の2人のシーンは見ているだけで、優しさに包まれて、ノスタルジックで、ホロッとした。時間がゆっくりゆっくりと経過していく。時間が長く感じた。桜の満開、夕日や海の壮大な景色、私の故郷を思い出させる雪深い景色、凄く綺麗でした。星が流れて二人が駆け出すあたりも良かった。子供の頃に人間の原点ってあるなって、しみじみ思う。大人になるに従い沢山の付随するものが人間を複雑にする。
別れ、二度と会えない出会いがある。切ない。私にも思いあたる所はある。小1に転校してきたU.あやえちゃんが初恋だったが呆気なく転校した。あの時の子供ながらの喪失感はまだ微かに覚えている。その後もあったし、大人になってからもあった。
この映画の主人公(貴樹)と彼女(明里)は、雪中でなんとか栃木で再会した。駅の待合室のシーン感動的だった。しかし、主人公が鹿児島に転校になり、なぜその後、交換日記は途絶えたのだろう。距離感があれば、大人に近づけば、それぞれの新しい世界ができ、忙しくなっていけば、途絶えるのは自然かもしれない。しかし、主人公が30歳になるまで、引きづっていた。(彼女を想っていた。だから、待ち合わせの場所に向かっていたのでしょ)過去に決着をつけられなくなっていた原因は何なのか?つまり手紙、交換日記が途絶えることになった場面が描かれなければ繋がらないのではないのかと思いました。なぜ触れられてないのかな。。
明里は既に結婚している。既に叶わぬ恋だが、それは最後まで視聴者には、知らされず、見ている側には恋の成就を期待させるのだが、裏切られてしまう感じです。ハッピーエンドではないのねえ。。。
貴樹は、現在の会社で付き合う彼女と一緒に居ながらも、気もち此処にあらずといった感じ。高校時代も明らかに好意を持たれている女性と一緒に時間をあれだけ共にしながらも全く彼女に向き合って居なかった。泣いているのに声すらかけられない。二人の女性からみると主人公は随分と残酷な振る舞いをしている人間である。それって、なんなんだろうなあ。
彼は、何をどう考えていたんだろう。
最後に、言葉一つで良かったんだ。それが出てこなかったって終わってんだけど、それだけで、全て納得しないストーリーである。僕の理解が悪いのだろうか。。。
明里は、過去の思い出は「日常」だといい、会うことは無くても前向きに捉えている。比して、貴樹は過去の思い出を前向きに捉えていない。というのか整理出来ていないのかなあ。ただ、最後にそれが変わったのは、わかった。それは、彼女に会えなかったが、間接的に彼女の存在を感じ、彼女のメッセージを聞き、感じたものがあったということだろう。
随分、すれ違い、すれ違いをさせる。なんかのドラマみたいだな。
でも、あんな彼女といるときは笑顔だった貴樹君の笑顔がやはり大人になって、見たかったなあ、っていう物足りなさがある。
明里は、彼により照らされた。明里も彼といた時に一番幸せそうだった。
つまり、気持ちは同じでも叶わないことは沢山あるということなのだろうか。悲しい。月は太陽によって照らされた。それにしては、彼との関係性、終わり方がやっぱり中途半端だなあ。やはり、よくわからない。
秒速5センチメートル
納得いく結末
アニメを見た人がほとんどだと思うのですが、さすがにアニメと同じ構成では芸がなさすぎるので、アニメでの3話目を主軸に記憶をたどっていく感じの構成にしたのはよかったと思います。プラネタリウムや科学館など実写版だけのオリジナル要素もまぁ良かったと思いますが、唯一大人の明里が一般人になりすぎた感がいただけないかなと思いました。やっぱり貴樹が未練たらたら思い続けるに足る感じが欲しかったです。子供の明里は可愛かったのに、大人になって急に普通になって書店員っていうのも、現実感溢れすぎてアニメのファンタジーっぽい感じがなくなってしまった感がありますね。
とは言っても、アニメを見た側としてはラストが結局会えるのかすれ違うのかというところが肝なわけで、この実写版では貴樹と明里のニアミスを作りまくってこれは会ってハッピーエンドなのかな?と思わせる部分は上手かったと思います。それで最後はまさかの踏切のシーン、、、このシーンが特に2台目の電車が入ってくるタイミングや貴樹の動きがアニメ版そのまま再現していて個人的には感動しました。
アニメ版は説明が足りな過ぎて、踏切でのすれ違いエンドがトラウマのようになっていましたが、この実写版はしっかりとエピソードや心理描写を積み重ねていって、すれ違う2人の心情もよく理解でき納得のいくすれ違いだったと思います。アニメ版の貴樹はコイツ大丈夫なんか感が出ていましたが、実写版貴樹はこれからも大丈夫感が出ていましたので、安心して映画を見終えることができました。
ということで、アニメを見ていない人がこれを見てどう思うのかは分かりませんが、少なくともアニメを見て多少なりともトラウマを植え付けられた人のことは救ってくれた映画だと思います。
アニメ版はどことなく人の心が欠けた冷たさがありましたが、実写版はしっかりと人間の温かみを感じるちゃんとした大人の映画だったと思います。
まぁ、と言ってもせっかくなので2人で会ってハッピーエンドでも良かったかなと思うので、星4.5にさせていただきました。
後は雑感なのですが、
種子島編の花苗はいかにも高校生って感じだったので子役だと思ってたら、森七菜でびっくりしました。自分は森七菜と言えばこの恋あたためますかの印象が強いので、まったくの別人に見えましたね。
子役と大人役、顔とか雰囲気とか似てる人をよく探してきたなって感じで感心しました。
映像も昔のシーンとかはオールドレンズで撮ったかのような色使いやフレアが良かったですね。アニメを再現したシーンもいくつもあって楽しめました。
松村北斗という孤独を感じさせる俳優
松村北斗が主役が映画なら見に行かねばなるまいてと、事前情報無しで鑑賞しました。
主人公の遠野貴樹がもう松村北斗そのもので、自分はジュニア時代の髙地優吾君に興味を持ち、現メンバーである松村北斗との関係、SixTONES結成メンバーとしての6人の関係性が大好きなのだが、その中でも松村北斗という存在は興味深く、知れば知るほど知りたくなる人でした。
映像作品での松村北斗を見てきた者として今作は役と素の境界線をあいまいにしてぼやかすほどの存在感を見せつけられた作品になってます。間や表情、吐息でさえ役の表現としての演技は圧倒的であった。その陰に松村北斗のバックグランドを知っている者としては、もし今作のシチュエーションのようなエピソードがあったら松村北斗はやっぱり約束の地へと向かっただろうと思ったほどです。
今作は少年時代、高校生、社会人と遠野貴樹は3人のキャストで撮られているが、どの時代の演技も素晴らしく、3人はチーム遠野貴樹と言っても過言ではない一貫性を見せつけています。
その時代を彩るヒロイン役も素晴らしく、特に花苗役の森七菜は女子高校生の純粋で触れれば決壊するような恋心を見せて、実年齢より下の現役高校生感たっぷりの演技が素晴らしかった。
自分が見た映画では今年のベストワンに近い作品です。今作を鑑賞して松村北斗の魅力に触れる人が一人でも増えたらファンとして嬉しいです。
心地よい余韻が残る
監督、キャスト他スタッフさん達の原作への愛、実写化に対する想いがし...
僕は好きです
アニメを何回も観た者ですが、酷評する人の気持ちはわからないでも無いのですが、多分テンポが悪いとかアニメと違うとか等々あるのは想像がつきます。しかし、これはこれでありだと思いました。松村君始め、各女優陣が個性を発揮してアニメにないキャラや少し解釈を変えたキャラが登場したりで、1991年からの回想から現在までをアニメの印象的なシーンをしっかり押さえていました。印象的なアニメのシーンが再現されていた所は思わずニヤリと何度かしてしまいました。アニメの閉塞感が少し緩められ、程よく貴樹君のこれからの人生への明るさを感じられて後味の良い仕上がりだと思いました。この辺もアニメを崇拝する人には否定したくなる対象となったのかも知れませんが、私はこっちの方が断然好きです。
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