秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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涙腺が何個あっても足りません…(泣)
このレビューを書いているのは、新海誠監督のファン、そして米津玄師氏のファン(米民)です。ファン目線での感想が強めになっていることを、あらかじめご了承ください。笑
なお、作品の「雰囲気」を語ることを重視しているはずなので、ストーリーの決定的なネタバレは含まないと思います。
この作品を一言で表すと、リアルな恋愛模様を描きつつ、生々しい人間模様をも深く掘り下げた、まさにハイブリッドな傑作でした。
特に、中学生の繊細な恋愛感情の描写が非常にリアルです。そのリアリティゆえに、当時の甘酸っぱさや、すれ違いの痛み、そしてやるせなさを追体験することになると思います。感情移入が深くなるため、当時の経験が蘇る方もいるかもしれません。私も実際、似たような境遇でした。このリアルさこそが、この作品の重要な【注意喚起】だと思います。
正直に言って、この作品は、原作(アニメ版)が持つ独特の**「切実で、時にきつい」雰囲気を実写でもしっかりと引き継いでいます。特にラストシーンのリアルな描写**に、「不快に思う人もいる」という気持ちはかなり分かります。「本当に分かります。自分もそれで小学生の時、気まずかったので…」という点は、作品の核心的なリアルさを物語っています。(※原作は主に中学生の物語として描かれています。)
この実写版の魅力は、何と言っても**「リアルさ」**です。もちろん、新海誠監督の作風である「情景と心情のリンク」が、実写化によってさらに生かしきれている作品だと感じました。
というか、もう致命的なのですが、このレビューで表現しきれないほど、**エモすぎ**ました。
特に、主題歌や劇伴における米津さんの楽曲とのマッチングが絶妙で、**楽曲から受ける**「ガガガ…(ノイズ)」のような複雑さや、不安定さといった感覚が、この作品が描く複雑な人間関係や感情**にかなり合っていると思いました。
いつもはネタバレありで語り尽くすのですが、この作品はネタバレがない方が、エモさや切なさをダイレクトにかなり面白く楽しめると思ったので、あえて具体的な物語の描写は含みませんでした。
ぜひ、これから観る人は、**「ただリアルで切ない、繊細な作品の雰囲気」**だけ頭に入れておいてください。
家族で2回目見に行ってきます!!
実写化の意味を感じた
エモい
新海誠のアニメーションの実写化。
アニメは結構好きだった。
さて、脚本の構成が上手く行っていない印象があった。
小学生のパートが終わらないまま、種子島の高校生パートに行くので、ただのスカした男の事を、好きな女の子の話を見せられるので、あれなんか違くね?ってなってしまった。しかもかなりスッキリさせてるので種子島パート中途半端だなぁ。もうちょい森七菜見たかった。残念です。
全体に断片を見せられてるのでタルイ印象が否めない。
ただ、アニメの劇伴が流れた所から、ポスターにタカキくんの名前を見つけた時から、最後まで、おそらくラスト30分くらいかと思うけど、オリジナルな展開も含めてコレが見たかったんだよなぁーって思えた。
自分にない過去を思い出して感傷にふける。
評価が難しい映画だった。
もう少し映像パキッとして欲しかったな。狙いは分かるが。
アカリの幼少期役の子天才だ。
タイトルなし
アニメに風景の美術で負けるかと思いきや、雪原の中の電車のあかりも、そして種子島の発射の雲も負けていなかった。松村くんの起用も大きかった。男の子も良かった。横顔の感じがそっくりで。
あとになって電車の時の声が聞こえるのは原作もそうだったか。
原作、アニメより厳しい現実。
なぜ高畑かと思った。少女のイメージとも繋がらないし。でも最後まで来て分かる。
宮﨑あおいや森七菜のエピソードは、アニメの方がもう少し分かりやすいか。繋がってなかった。
最後、松村くんが水野に謝るシーンは良かった。こんなに情けない松村くんは始めて。少し可哀想感。
ナチュラルな会話の演出はいまいち。
子どもたち2人の感じも悪くないけど、凡庸か。
それでも、この物語の持つ、何だか他にないオリジナリティは好きだ。
非合理なことばかり書き留めていた少年。それは自然と繋がり、少女がそこにはいる。
そして雑談は排除。
どちらも好きとは言えなかった関係。
北斗くんと新海さんはすずめの戸締まり以来の関係。
新海さんはプラネタリウムで北斗くんが語るシーンではもう泣いていたという。
ぼかされていた新海の無意識をはっきりと奥山は描いたってことかな。
大丈夫って2度言われたのだ。
でももう一度アニメを見ると、男性ジェンダー(彼女を守るという意識)色強く、森七菜ちゃんはもう少しアニメでは俗っぽくなく。
新海さんは当時30代、岐路にあったという。過去には少し退行していたのだろう。水野さんの描き方は一方的だし。でも、このアニメ映画自体はクール。
男性はこの結末に胸が痛む?!
ネタバレしたくないのですが、最後の結末に胸が痛みました。想定外の結末に思わず酷い!と言いたくなるような気持ちですが(想像通りになっていたら評価は4.6ぐらい笑)、それはおそらく男性の中にあるロマンチックな願望(執着?)がちょっぴり裏切られたからなのかもしれません。反対に女性はというと、男性より現実を受け入れることを選ぶことが多いかもしれないと勝手に想像しています。それが故に男は女々しい(差別用語?)のかもしれません(もちろん逆もありです)。このラスト以外については、本当に微細なところまでよく作られた作品だと手放しで拍手です。特に役者の表情や会話、そして取り囲む風景の美しさにやられてしまいます。しかもいろんなシーンが全部繋がって、きっちりと回収されるテクニックはめちゃくちゃ秀逸でした。なかでも交換手帳というお話は、深く深く心に刺さりました(私も結婚するまでの間、交換日記をした思い出があります)。離れて暮らしても、交換手帳で愛を囁くってすごく昭和っぽくて素敵です。それほど二人の愛は、純粋で純潔無垢でピュアなものだったのでしょう。小学校6年生から中学1年の間の交換手帳はそれから悲しくも途絶えています。なぜ途絶えたのか、それはヒロインがカバンに手帳を仕舞い込んだ時からでしょうか?そして30歳になるまで再び会うことがなかったわけですが、ラストの踏切を挟んでのシーンは、まるで君の名はの階段でのすれ違うシーンを彷彿とさせてくれて、やっぱり新海監督だなと腑に落ちました。
追記 主人公が高校時代に出会った森七菜の演技が実にしおらしくて泣けました。一途な恋愛感情を見事に演技し切っている姿にリスペクトです!
白山乃愛が素晴らしかった
アニメの儚い美しさを損なう出来になっていたらどうしよう…
なんて思っていたけど、杞憂でした。
1時間もかからないアニメを、2時間の映画にするのですから、当然、追加要素があるわけです。
それが、蛇足だったり、世界観をぶち壊すものだったりしたら、本当に嫌だなと思ってたんです。
実際には、原作アニメの雰囲気をしっかりと表現してくれていたし、追加要素もそれを邪魔するものではなかった。
そして、白山乃愛が本当に素晴らしかった!
単に可愛いとかではなく、表情や間のとりかたが秀逸で、映画の世界観にぴったりだった。
人気俳優が大勢いたわけだけど、白山乃愛がぜんぶ持っていった感があります。
小学校時代、転校直後の自己肯定感の低さ、そこから徐々に明るさを得る移ろい、幼い恋の萌芽、また転校しなくてはならなくなった絶望…
中学生になり、再会した時の想いのあふれ方、用意してきた弁当を差し出した時の はにかんだ笑顔、桜の木の前で見せた少し大人びた様子、貴樹の乗る電車が発車する際の複雑な表情…
これがあってこその現代パートだし、あそこで意思の強さを見せているから、ラストシーンが生きてくるというものです。
本当に良かった。
あと、森七菜にも感心しました。
今年は、いろいろな映画で彼女を見ましたけど、どれもしっかりと役割を果たしていたと思います。
今回も、島の垢抜けない女子高生をきっちり演じていました。
意外とカメレオン女優ですよね。
もっと評価されても良いと思うけどなぁ。
アニメ版の深堀り作
山崎まさよしさんの名曲「One more time, One more chance」と新海監督の描いた映像美との絡みがマッチしたアニメ版は、ラストの「One more time, One more chance」部分のみ数十回視聴しています。 全編通しては2回程。
映画.comでの評価が高かったので期待して視聴。
観終わってみて、期待した程良いとは思えずアニメ版の補完、深堀としてそこそこ良かった程度でした。 米津玄師さんの「1991」が流れた瞬間は、あぁ~アニメ版の感動を求めてるのは違っていたかな~と感じたりしましたが、「One more time, One more chance」が流れるシーンでは確り感動してたりしていました。
何かの宣伝で主演の松村北斗さんが、是非大画面で見てほしい(欲しくなる?)作品に等々言われていましたが、見終わってみてサブスクで十分だったかなとも思いました。 が、悪い作品ではないので出演者のファンや監督作目的での映画館試聴はありかと思います。
映画全編通して映像が鮮明でないぼやけた映像に感じたのは作品としての意図なのかな?アニメ版は新海監督映画特有の映像美があり、そこにも惹きつけられたので少し残念でした。
宮崎あおいさん、魅力的で綺麗になりましたね~
森七菜さんの高校生役、凄く良かったです。とても実年齢20過ぎには見えません。
良作
儚い思い出が、雪のように降り注ぐ物語
私は、派手だったりショッキングだったり、観客の恐怖を煽ったりする映画がやや苦手(=ストーリーテリングするのに観客を威嚇する必要あるのかな?という違和感がある)なのですが、
「秒速5センチメートル」は、その対極にあるような、静かで儚げで、しかし確かに心の奥底で煌めく大切な思い出を抱きしめ、じんわりと噛みしめるような映画です。
人と深く関わることに消極的で、遠い宇宙に憧れる主人公の遠野貴樹(とおの たかき)(松村北斗さん)の小学生期、高校生期、アラサー大人期の時点ごとに、
惑星の軌道が点で交わるような出会いがあり、そして離縁していく女性たちとの関わりが物語の軸になっています。
主要ヒロインのキャストは以下です
・小学生期:篠原明里(しのはら あかり)(白山乃愛さん)
・高校生期:澄田花苗(すみた かなえ)(森七菜さん)
・大人期:水野理沙(みずの りさ)(木竜麻生さん)
・大人期:篠原明里(しのはら あかり)(高畑充希さん)
あと、「澄田花苗」の姉であり、通う高校の教師である「輿水美鳥(こしみず みとり)(宮崎あおいさん)」も、貴樹と対話するシーンがあります。
※大人期にも美鳥は登場するので、「輿水」の名字はおそらく結婚後のものでしょう。
それぞれのキャラクターの感想・・・
・遠野貴樹(とおの たかき)(松村北斗さん)
まるで白い紙に藍色の水彩絵の具を薄く引いたような、自己主張をあまりしない自然体の男性です。
女性と関わるときも、「自分を良く見せよう」とか、「相手を支配しよう」というようなガツガツ感が全くありません。
でも、関わる女性側は、そんな貴樹に興味や好意を持って、しっかり見て向き合ってくれるし、存在を肯定してくれるような寛容な女性ばかりで、ある意味幸せ者です。
この辺は、原作がアニメなので、「リアルはちょっと違う!」というツッコミは私は自粛しました。
・篠原明里(しのはら あかり)(白山乃愛さん)
白山さんはまだ小学生でしょうに、完全にどこから見ても「大人の女性」の所作なのでビックリしました。
役者さんも人間ですから、どこかしらに「隙」があるのが普通だと思いますが、この子役さんは、完成されている大人ですね。
「大人ぶって背伸びしている子役さん」ではなく、本物の大人です。
これでなぜ小学生なんだ・・・と驚愕しましたが、映画に没頭するために、単純に「可愛らしくて性格が良い子だな」と思うようにしました。
・澄田花苗(すみた かなえ)(森七菜さん)
サーフィンが趣味の、アクティブな高校生です。
貴樹のことを「普通の男の子とは違う」と直感し、初々しい恋心を寄せます。
貴樹と学校の帰りに買い食いするシーンなど、表情や仕草から「貴樹のことが好き好き!」雰囲気がダダ漏れで、微笑ましかったです。
・水野理沙(みずの りさ)(木竜麻生さん)
アラサーとなった貴樹と同じIT会社に勤務する同僚であり、恋人でもあります。
貴樹と同様に、会社の人と、必要以上に関わらず、一定の距離を取ってコツコツ仕事をしています。
個人的に気になったのは、貴樹を家に呼んだときに、コーヒー豆をプロペラ式のコーヒーミルで挽いている所が、リアルだなぁと思いました。
・篠原明里(しのはら あかり)(高畑充希さん)
大人の明里は高畑充希さんが演じています。
とても雰囲気がフワフワとしていて、儚げで、可憐な女性です。
誰とでも、スムーズに仲良くなれそうな、魅力があります。
個人的に、高畑充希さんは結構「芯が強い女性」だと勝手に思っていたのですが、今回の役は、本当に羽毛のようにフワフワしているので、驚きがあり、新鮮に感じました。
(まとめ)
総じて言えば、女性キャストがみなさん可愛いです。
この辺も、アニメ原作の影響を受けてのことだと思いますが、映画を観ていても、その背後というか、屋台骨として、「あぁ、なるほど、原作のアニメの輪郭が見えてくるな」と納得する所がありました。
それだけ、制作陣が、原作をリスペクトしていた証だと思います。
全体の印象としては特に演出においては「映画を撮り慣れていない感」がありましたが、監督さんが写真家も兼業しているということで、背景映像がどれも美しく光っていました。
特に、桜と雪が同時に舞う情景は、しみじみと美しさに見惚れました。
そして、その背景は、一貫して、役者を引き立てる舞台装置に徹している・・・その辺の仕事も感服致しました。
当初あまり期待していなかったですが、「良い映画を観たなぁ」と大満足でした。「この制作陣はまだもっと伸びしろがある!」と期待したので星4.5としました。
ずっと忘れられない素敵な作品に出会えました
10/12
地元の映画館にて鑑賞して参りました(※アニメは過去に10回程視聴、脚本の鈴木史子さんの秒速5センチメートルthe novelも読了)→10/14 おかわり鑑賞
長きに渡り沢山のファンに愛されているアニメーション作品の実写化というのは必ず"賛否"は出るものだと思っていて実はほんの少しだけ心配していました。(私も過去に自分の思い入れのある作品が実写化されて、とても苦い思いをした経験がある身の人間で..........余談でした)
個人的にはこの秒速5センチメートルの実写化は大成功だったと思いました。作品の持つ世界観を大切にしているのが良く伝わってきたし、何より原作者である新海誠監督への最大のリスペクトを随所に感じました。勿論、実写化にあたり新たに肉付けされた設定やストーリーが不要だと思う方もいらっしゃるでしょう。でもその肉付けされた全ての要素にこそ "生身の人間が演じる意義" のようなものを感じました。そしてそれは、秒速5センチメートルだけが持つ世界観を崩してしまうようなものではなかったとも思いました。あとは何といっても画の美しさ、空気、空、波の音、雪、桜、光、闇、風........どうやったらここまで画からも感じられる様に撮れるのか...........
上田悠斗さん、青木柚さん、松村北斗さんで紡いだ【遠野貴樹】という人物の人生リレーが本当にお見事でした。御三方、髪型は似せていても顔が似てるという訳ではないのに、ふとした瞬間の表情や話し方、バックショット、そして何より共通項として御三方が持つ憂いや纏っているどこか掴めない近づけない人感、それに透明感が共通項で有って。どの貴樹パートでもグッと来て落涙しました。上田悠斗さんは今作が演技初との事。どうかこれからもお芝居続けて下さいね、ベストアクトでした。青木柚さん、貴方しか高校生時代の貴樹は演じられなかったと思います。ベストアクトでした。松村北斗さん、非の打ち所がありません、完璧でした。貴方という役者さんが世に出てきたから今回秒速5センチメートルは実写化されたのだとも思いました。ベストアクトであり最高の主演だと思います。【遠野貴樹】を演じてくださってありがとうございました。タバコを吸うシーンとても好きです。あと何と言っても声が素晴らしい。
原作で個人的に1番大好きなコスモナウト.........【澄田花苗】役の森七菜さん、本当にオファーを引き受けてくれてありがとうございました!森さんしか演じられないだろうと思うほどの最高の花苗でした。とてつもなく眩しかったし切なかったし苦しかった。ヨーグルッペを飲む仕草可愛かったなぁ.......憧れの人の前でズズッて音立てちゃって咄嗟にストローの飲み口指で押さえる仕草とかたまらなく好きでした。ベストアクトです!
【篠原明里】を演じた白山乃愛さん、高畑充希さんもとんでもなく素晴らしかったです。白山乃愛さんは全てがキラキラと眩しかったし(ばーか.....)が凄く可愛かった。貴樹に公衆電話である事を告げるシーン、もらい泣きしました。ベストアクトです!そして大人明里を演じた高畑充希さん、館長伝いに貴樹を救うであろう言葉を残してくれてありがとうの気持ちでした。すごく良かったです。ベストアクトです!
【輿水美鳥】役の宮﨑あおいさん、実は沢山素敵で大事な言葉を登場人物や観客に残してくれました、貴樹との居酒屋のシーン凄くグッと来ました、人から直接言われたら少しむず痒いような照れくさい様な言葉にも聞こえるけれど美鳥さんに言われたら素直に受け止められる、その位言葉に力がありました。ベストアクトでした。
【水野理紗】役の木竜麻生さん、私はお芝居を観るのが初めての俳優さんでしたが、水野理紗にピッタリな配役だったと思いました。控えめで遠慮がちででもちゃんと貴樹を想っていて.......最後に貴樹が借りっぱなしだった折り畳み傘を返すシーンの会話で泣きました、ちゃんと貴樹の想いを聞けて良かったね水野さん....ベストアクトです!
【小川館長】役の吉岡秀隆さん、吉岡さんのあったかくて優しくて人の心を浄化する様な声色で私はずっと涙腺がゆるみっぱなしでした。相手が小川館長だったから貴樹は今まで閉ざしていた胸の内を吐露できたのだろうなと思います。きっと今まで貴樹は誰にも話した事がなかった。ベストアクトです!
岡部たかしさん演じる上司の【窪田さん】、貴樹にけっして近づきすぎず、でも遠すぎずの距離でいつも気にかけて下さる方で、たこ焼きの差し入れと貴樹の転職の手助けをして下さってありがとうございました。大きめのたこ焼きを食べる貴樹のシーンは名シーンだと思います。
劇中歌の『銀河鉄道』、『One more time, One more chance』、『想い出は遠くの日々』、『Thinking About You』、耳も心も揺さぶられて凄かったです.....やっぱり『One more time, One more chance』は格別ですね......山崎さんの柔らかな歌声で涙腺が刺激されます。
そして最後に映画館のあの音響で『1991』を頭から足の先まで全身に浴びてまた泣けました、音も声も素晴らしいしなにより歌詞がもう最高でした。米津玄師さん神曲をありがとうございました!
いかんせん文才がなく作品への思いの丈をダラダラと長尺で綴ってしまいましたが、最後に....."映画に関わった全員の総合力の結晶"の真骨頂を見せていただきました、素晴らしかったです!また劇場へ観に行きます!現時点で私の中の年間ベストです、素敵な作品に出会いました。幸せです。
【余談】
主要キャラを演じた皆さんの演技があまりにも自然ですごく良かったです。日本映画の宝であり原石であり希望だなと思いました。森七菜さん、今年は本当にたくさんの作品にお出になられては最高に引きつける演技で......今年は"森七菜さんの年"だと思いました個人的に。
※誤字脱字見つけ次第修正いたしますので、ご容赦くださいませ。もっと事細かいところまで色々語りたいのですが、まだ公開されて間もない作品ですので時間をあけたいと思います。
アニメを知らずにでも。
CMをみて観たい!と思っていた作品。
間の取り方とか景色の写し方とか、新海誠節!
君の名は。と似ているけど、違う。切なさ。
約束の日にアカリは来なかった。「あかり」と呼んだのは別の旦那さん。。
このワンシーンが凄まじいインパクト。。
堅実な実写化‼️
ご存知、新海誠監督の秀作アニメーションの実写化なんですけど、実に上手い実写化ですね‼️基本的な物語はアニメーション作品と同じなんですけど、アニメーション作品での第3話「秒速5センチメートル」の部分が拡大されてます‼️主人公の貴樹が勤めるプラネタリウムの描写、そこの責任者を演じる吉岡秀隆さんのキャラ、明里の同僚である宮崎あおいさんのキャラが鹿児島の花苗の姉であり、貴樹の元教師でもある‼️この二人のキャラとプラネタリウムの存在が、大人になってからの貴樹と明里の繋がりを観る者に感じさせるし、作品に奥行きや広がりを与えていると思います‼️アニメーションと同じく、桜の散る風景や雪の舞う世界観など、映像はホントに美しい‼️キャストの皆さんもそれぞれに好演なんですが、特に明里の子役時代を演じる白山乃愛ちゃんの魅力がホントに素晴らしい‼️なんとか大成してほしいですね‼️アニメーション同様、山崎まさよしさんの名曲が印象的に使われてますが、エンドロールでも同曲を使用して欲しかったですね‼️
森七菜という恋する乙女の天才
アニメ未見なら良いかもね
1991
新海監督が手がけた「秒速5センチメートル」の濃厚すぎる世界観に惚れ、実写化をほっくんですると聞いたタイミングでこりゃワクワクしてきたな〜となってようやく鑑賞できました。
実写版としてのボリュームアップ、アニメ映画では描かれなかった物語を拡張して描かれており、新たな「秒速5センチメートル」を体験できました。
初っ端聞いたことあるイントロだぞ…となってからのバンプの「銀河鉄道」が流れてきてからそっちに気が取られてしまいました笑
大ファンですがここまでの不意打ちを食らったのは初めてで見事にやられました。
アニメ映画の時とは順番がシャッフルされているので、多少違和感はありましたが、実写版として幅を広げるためにはそういう改変もありだよなと飲み込めました。
幼少期・高校生・大人と過ごしていく中での心境の変化や周りとの出来事なんかもしっかりと落とし込まれており、アニメ映画とはまた違った表情が見れたりとで見惚れていました。
幼少期の初恋と別れ、高校生の淡い恋心、大人の憂いた気持ち等々、どこを切り取っても濃密でしたし、大人パートが多く物語が追加されていたのも印象的でした。
プラネタリウムでの遠野くんと明里の心情を語るシーンが相反していたのもすれ違いを加速させていてキューってなりました。
遠野くんは約束の日に約束の場所までいで向いたけれど明里は約束の日なんか忘れて幸せになってほしいという互いが互いを想っていたからこそのすれ違いはなんとも寂しいもので。
ここで流れる涙もこれまた美しいんです。
ラストシーンの切なさは今作でも健在で、新海監督よろしく、すれ違えたはずなのに会えないという絶妙な距離感、遠野くんはまだ初恋を捨てきれずにどこか影を追ってしまっているけれど、明里は前に向かって歩いている。
自分はもう初恋すらぼんやりなもんですから、ここまで初恋を持って行けているのも良いなと思いましたし、それでも明里の様に生きていくのが良いんだよなとしみじみさせられるのも不思議な体感でした。
前作の「アット・ザ・ベンチ」で奥山監督の映像の惹きつけ力が凄いなと思い、ストーリーは元の素晴らしいのがあるので絵作りがどんな風になるんだろうと思っていましたが、今作も自然の美しさから都会の複雑な構造まで事細かく映されていて圧巻でした。
ストーリーは付け足した分、より詩的な感じがして味が濃くなったなとは思いましたが、元の世界観を変に崩さずにやってくれて良かったです。
役者陣がこれまたサイコーでした。
ほっくんの涙や哀愁漂う感じはとんでもなく素晴らしく、エモーショナルにさせてくれて涙腺が大変でしたし、高畑充希さんはベストアクトなのでは?と思わせてくれる明里でしたし、声や仕草が本当に愛らしくて凄かったです。
大人パートの明里の描写はアニメ映画ではあまり無かったので、新たな解釈で描かれる明里はこうなるのかという驚きもありました。
森七菜さんの澄田の可愛さたるや…!
アニメ映画でもテレッテレしている澄田にニヤニヤしていたのですが、これまた純粋に遠野くんを想っているもんですから可愛さが突破しまくっていました。
青木柚さんの表情をより読み取れなくなった遠野くんの得体のしれなさも良かったです。
幼少期〜中学生パートでの上田悠斗くんと白山乃愛さんもこれまた素晴らしく、小学生だからこその楽しいに包まれる時間、距離が離れても頑張って会おうとする中学生の時間、アニメ映画でも1番好きなシーンの桜の木の下での2人だけの時間は実写版でもやはりトキメキっぱなしでした。
宮崎あおいさんの頼もしい姉御肌な先生や、吉岡秀隆さんの優しい館長だったりと、脇を固める布陣も最高で温かさマシマシで良かったです。
音楽はアニメ映画と同じ音楽や「One more time,One more chance」が流れてくれたりとでアニメの雰囲気を味わえつつ、新たな表情も見れたりとで良かったです。
「1991」も壮大な物語を締めくくってくれる優しさがたくさんありました。
新たな「秒速5センチメートル」が観れてとても良かったです。
出会いと別れ、たくさんしてたくさん喜び涙して生きていきたいですね。
鑑賞日 10/10
鑑賞時間 18:10〜20:25
映像は美しかったが、ちょっと退屈してしまった
アニメは多分見たはず。
新海監督の美しさを表現しようとされているのか、風景がとにかく綺麗だなーと思った。
大人になった2人、小学生、中学生、高校生と時代が混乱したのと、いろんな女性が出てきて、この人は何の関係の人なんだろうと最初繋がりがわからなくて考えていたのもあって、頭に入ってこなかった。
(人の顔を覚えるのが苦手なので)
宮崎あおいさんと森七菜ちゃんが姉妹というのも途中からわかったので、松村くんとは姉が顧問で妹が同級生? 鹿児島だからいいのか、とか時代把握で頭が忙しかった。
森七菜ちゃん、ほんとかわいい。まだ学生演じられるんですね、片思いしてる感じとか初々しさがめちゃ伝わってきて、とてもよかった!
松村くんはいつも自然な演技で、プラネタリウムの説明の声とかほんとよかった。
会社の同僚が彼女とは思わなかったなあ、、ほんとに彼女なの?っていうくらい名前の呼び方とかぎこちない感じが、彼女もこれ単なる居心地いいからなのかなって感じたのかな〜というのも理解できた。
適当に付き合ってるようにしか見えなかったので、傘返す時にちゃんと好きだった理由とか伝えたのはよかった!
でも初恋を引きずってるんだよね
ニアミスしてるの惜しすぎるけど、多分そんなもんなんだろうね
1991年ほんと約束覚えてるなら会ってちゃんと話して欲しかったなあ。
というのでモヤモヤが残る。
あと、ちょいちょい意識失ってました💦
ストーリーが単調だったからか、これは誰だとか考えてたからかな。
アニメもそれであまり記憶にないのかも知れない。
全556件中、281~300件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。








