秒速5センチメートルのレビュー・感想・評価
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アニメ履修済。アニメの世界観のまま実写景色の映像美が美しい。北斗さ...
人生の一瞬と人との出会いを大事にしようと思える映画
あまり共感はできなかったのですが、むしろこの映画が刺さるような人生を歩んでいたかったなと思わされる映画でした。
貴樹が「もう一度何気ない会話がしたかった」と泣くシーンや、明里が「思い出じゃなくて日常」と語るシーンがありますが、自分には今までそう思えるような思い出や出会いは思い浮かばないなと考えさせられました。それと同時に、最終的に思い出を胸に前に進む貴樹と明里の姿を見て、自分もこれからの出会いや人生を大事にしようと少しだけ前向きになれる映画でした。
また、桜と雪の映像美や、俳優の方々の演技も素晴らしかったです。特に、高校生役を違和感なく演じていた森七菜さんには驚かされました。
一点引っかかったことといえば、「桜の花びらが落ちるスピードは秒速5センチメートル」というセリフが何度か出てきますが、「そんな遅いか?」と上映中気になってしまいました。調べてみたところ実際は秒速2メートル程度とのこと。映画のタイトルとしては秒速2メートルより秒速5センチメートルのほうがおしゃれな感じがするのでいいかもしれませんが…。
今秋一番の素敵な映画でした
実写を観てから原作を観て、その後原作と実写両方の小説を読みました。
実写映画は「秒速5センチメートル」の実写化として最適解だったと心から言えると思います。原作の風景、空気感、それらを現実に落とし込み、映画として再構築したような印象を受けました。原作の内容と異なる部分、改変、追加されている部分もありましたが、より現実的な…共感度の高い映画にするための改変だと納得できるものでした。
原作映画でのラストシーンはかなり観た人によって意見の異なるものだろうと感じましたが、実写映画は追加されたエピソードによって、ハッピーエンドだと捉える人のほうが多そうだなと個人的には思いました。
貴樹が前に進むプロセスを実写映画は丁寧に描いていたので、原作の補完的な内容にもなっていたと思います。現代の明里の様子、生活が描かれたのも良かったです。登場人物がこの世界に息づいていることを感じさせてくれる実写化で、観終わったあとの余韻がたまらなく美しく感じました。
女の子みんな可愛い
宇宙に一つだけ持ってく言葉は
人が出会う確率は0.003%
桜が落ちるスピードは秒速5センチメートル
ここで生まれた言葉たちだったんだね
原作をあまり知らずに鑑賞したけど、むしろ知らない方が良かったのでは?と思ってすらいる
なんというか、平成の恋愛映画 感がとても良かった。
感情の描写や各シーンの切り取りが丁寧で
見ていて心が洗われていき、見終わった後のどこか辛くもスッとした良いものを見れた感覚がじんわり。
ちょっとスケールとかテーマは全然違うけど、セカチューとか今会いにゆきますとかみたいな良さがあったな〜と。
令和の時代に平成の恋愛映画をつくると、ここまで良いのか、、と
幼少期や青春時代の青い心情を移すかのような豊かな自然の描写の数々や、今では懐かしいと思える平成時代を象徴するガラケーや有線イヤホンとかの描写、それらを絶妙な淡いフィルムで撮れる映像がとても良いな〜
そこに、誰もが自然で等身大で誰も背伸びも萎縮もしていないキャスティングがとてもマッチしてた。見ていてとても心地よかった。
汚い部分を全く見せてないから清々しいよね。
例えば普通だったら家族とか出てきそうだけど、この話には家族は描写として出てこない。あくまで当人たちだけの物語。だからこそ、ここまで余計なものを排除して素直で分かりやすく伝わるし、見てる方も気持ち良いんだと思う。
って一緒に見た連れが漏らしてた。たしかにすごく共感。
映像美?とミスキャスト
原作未鑑賞です。
新海誠監督という人は、実写でも映像化可能な題材をわざわざアニメにする人という印象で
これまであまり見ようと思わなかったが、実写化されたので見る気になったわけです。
冒頭のロゴに「フジテレビ」の文字。
ああ、しばらくしたらこの映画土曜の夜8時ごろTVで放映されるな、わざわざ来て失敗した、と思った。
そんな始まりだったが、
物語としては全体的に予想を外された感があって、予定調和ではなくて好み。
ただストーリー詳細については、ここでは触れない。
映像は街と自然とキャラのコントラストが美しく印象的。
ただ、俳優が演技する場面はアップ・バストショット中心で背景蔑ろのワンパターン。
いつもの邦画のお約束が抜けていない。
自然は美しく撮れていると思うが、カメラの性能なのか方針なのか、風景が滲んだ感じで常に光量不足なのが実に残念だった。
自然にフォーカスを当てた引きショットでの演技シーンがもっとあってもよかった。(種子島の歩いて帰るくだりは特に)
あと、欲を言えばシネスコサイズがよかった。(TV放映前提だから16:9)
また、おそらく全体の演技プランとして「自然体」があるんだろう。
主人公はじめ脇を固めるキャラは「演技くさい演技」をせず実に自然にうまく日常を表現していた。
題材によく合っているし、作品全体で一貫していてとても良い。
ここで吉岡秀隆だけいつもの演技。どこか(マイゴジ?)で見た演技。これはミスキャスト1。
あと、少年時代の明里役の子と高畑充希は全然雰囲気が違う。どうにも繋がらない。
これはミスキャスト2。
誰が適当か思い浮かばないが、もうちょい弾んだ笑い方ができる俳優の方がよかった。
(高校生の主人公役の俳優は顔は全然違う系統だが、雰囲気は同じものを纏っていたのでいいと思った。)
全体としては良い印象だが、映像の物足りなさとミスキャストが実に残念だ。
思い出ではなく、日常
予想以上に素晴らしくて、涙があふれてしまった。
貴樹と明里が出会えそうで出会えない。絶妙なすれ違いのまま、気持ちを素直に言えないまま、二人の心の距離はどんどん離れていく。
そして、実写版のキーパーソンとなる澄田花苗の姉と小川館長が登場することで、ただ切ないだけでなく、人と人が出会うことの尊さや思いを伝えることの大切さといった、アニメ版よりもメッセージ性を感じる作品になっていた。
恋愛という枠を超えて、人生における出会いと別れに焦点を当てていたのはとても良かったし、若い人だけではなく、年齢を重ねた大人にこそ観て欲しい作品になっていると思う。
また、小川館長と貴樹がプラネタリウムで話す場面が一番印象的で、松村北斗君の演技の素晴らしさにグッと心を揺さぶられるシーンでもあった。
フィルムで撮ったのかと思わせるノスタルジックな演出など、素晴らしい点はたくさんあるが、観終わった後の余韻が凄まじく、観て良かったと心から思った映画でした。
松村北斗で間違いない
重力に囚われた男、いとも簡単にふりほどく女
「ボイジャー1号」は「パイオニア10号」と正反対の軌道を進み
「ボイジャー2号」は冥王星まで「パイオニア11号」と近似の軌道を進む。
元々は同日に打ち上げられるハズの両号も、「1号」のシステムの不具合で
十六日差の発射になったと聞く。
いずれにしろ二つの惑星探査機は、その軌道を交えることはなく、
離れ離れに永遠の宇宙の旅を今でも続けている。
『新海誠』の原作アニメは63分の小品。
それを倍の121分尺を使い、
エピソードを膨らませ人物像を掘り下げ、
新たな物語として提示している。
彼の作品に繰り返し使われる「宇宙」のモチーフをより深化させ練り上げた、
脚本の『鈴木史子』の手練に驚嘆する。
東京の会社でSEとして働く『貴樹(松村北斗)』は、
人付き合いを意図的に避けているように見える。
彼には数年来付き合う恋人『理沙(木竜麻生)』がいるが、
彼女とも心の底から触れ合ってはいない。
それは、小学五年の頃に知り合い、
肝胆相照らす間柄になった『明里(高畑充希)』と
引っ越しのために疎遠になったことを
十数年経った今でも引きずっているから。
幼い二人のふれ合いは微笑ましいと共に、
「ああ自分にもこんな幼少期があったらなぁ」との描写がてんこ盛り。
とりわけ、小惑星が地球に衝突する可能性のある2009年3月26日に
桜の木の下で再び会おうとの約束が結ばれる経緯には、
胸を鷲掴みにされる。
そして約束の当日、二人は邂逅できるのかが、
甘酸っぱいサスペンスとして観客に提示される。
いつでも心ここにあらずに見える『貴樹』に
想いを募らせる異性は多く居る。
彼が発するミステリアスでアンニュイな空気は女性を引き寄せるのだが、
本人は彼女等の気持ちを判っていながら、心から寄り添うことは無い。
『明里』との昔の約束を至極便利なエクスキューズに使っている、ある意味
卑怯な人間なのだ。
そんな主人公に、原作者も脚本家も
手痛いしっぺ返しを用意する。
もっともそれは、観る者が望むカタチではないのだが。
アニメ版を観たのは七年ほど前のこと。
〔君の名は。〕公開後の監督特集だが、
同作と前四作との違いに驚いた記憶。
すれ違いや、
けして成就することはない、
しかし最後に微かな希望がちら見えする男女間のぐじぐじとした恋愛を
描き続けて来た『新海誠』の驚くほどの変容。
個人的には昔の作風により共感する。
今回、原石が新たに磨き出され、
彼が繰り返し取り上げる「喪失感」とのモチーフが
より鮮明になった。
リメイクはかくあるべしとの、
見本のような一本。
もしかして、成就するのかと思ってしまった。
えぇ・・・。
新海作品は「ほしのこえ」から観てて、アニメ映画は今は無きシネマライズで観ました。
正直何と言うか・・・観てるのがしんどかったです。
本筋は変わってないです。
アニメの方は作画の美しさで観ていられましたし、最後は悲哀のある感じで終わっててそれはそれで良かったと思います。
「雲の向こう、約束の場所」も大切な想いを失った悲しみと不安の中未来へと進もうとする感じが良かったし。
しかし実写版は成長してからの掘り下げが余計というか・・・酷い言い方ですがより惨めな男の醜態を観せられた感じがしました。
過去の回想もランダムで入って来て、原作観て無い人は分かるのかなって。話が飛ぶので再現度は高いのですがストーリーを追う気にならず、ちょっと冗長にも感じました。
物語の本筋を変えなかったのは良かったですが、最後に主人公が新しい目標や道に進んで行くようなハッキリとしたシーンでも入れる改変でもした方が観た後モヤモヤする様な映画にならなかったと思います。
原作が好きな方にはあまりお勧めできません。
アニメ版に及ばない
期待した自分が浅はかだった
映像・・解像感が無く
TV画質で言うとHD程度の感覚で
質が低い解像感に加えソフトフィルターを
使用した様な全編に渡るボヤけ
アニメ版の美麗な映像美と比較にならず
ベースの自然の美しさすらスポイルされている
16ミリフィルム風エモさなど望んでない
新海監督の作品は
デジタル時代の申し子なのを
お忘れか
無駄な尺伸ばしと重要ポイントのカット
意味の無い会話劇が多すぎで
アニメに有った最終章の回想がカット
澄田が空港で見送るシーンや
2人がポストを確認するシーン等
時の流れと忘却を感じさせる
重要なシーンを再現せず
無駄な会話で説明しようとす
演出の拙さ
時系列をシャッフル
小学生時代の出会いから
大人迄の時系列がバラバラ
時の流れと別れ、忘却の悲しさが
再現出来ていない
総じて、主人公の過去のノスタルジーを
描いた作品で、新海版は
現在進行形のお話し
監督の解釈の違いだろう
一生懸命、お金と労力をつかった
作品を基本批判はしなかったが
今作に於いて、一言言わずにおられなかった
美しい映像美、ノスタルジーの温かさ
2007年、そう、18年前、あまりアニメの意味を理解できなかった当時の私。それでもどうにかアウトラインは追えた。
実写化して、話しの心情が補充された。
こういう意味であったのかと染みた。自分が変わったのか、作品が清浄されたのかは不明(笑)。なので、昔、観た方々におすすめ。女性は現実を男性は過去のやり直しに執着。可哀想なのは男性と思ってしまう。でももっとも失い続けることもあった。子役たちの演技が素晴らしかった。
森七菜だと最初わからなかった。新人の子だと思った。泣きの演技はさすが。
自分の過去のなんか、温かいものが引き出された感じで、感涙。あー、映画館で観て良かった。松村北斗さんはファースト・キスからなんかいい俳優さんだと思った。こちらの演技もよかった。
スクリーンが美しい
奥山由之監督は少しだけ知っていた、俺の推し広瀬すずの写真集を撮ったカメラマンであり、すずも出演した昨年公開の小作“アット・ザ・ベンチ”の監督でもあった。
それがあったので、「なんでわざわざアニメを実写化?」と思いつつ、奥山由之長編デビュー作に興味が有ったのと女性キャストにも惹かれて観賞。
【物語】
遠野貴樹(松村北斗)は東京で働くソフトウエアのプログラマー。会社では人との交流は最小限に黙々と仕事をこなしている。社内に交際している女性がいるにはいたが、彼女との関係も「これ以上前に進めない」でいる貴樹だった。ついに、自分の気持ちに限界を感じた貴樹は会社を辞め、元上司の伝手で都内のプラネタリウムのソフト改修の仕事受ける。科学館で目にしたもので、高校そして小学校時代の出来事に思いを馳せる。
【感想】
予告編を観ると、原作のアニメ版を忠実になぞった作品を想像させるが、観てみるとそうではなかった。エッセンスやアニメ版で印象的だったシーンは再現されているが、作品構成(時系列)は並べ替えられているし、内容もかなり肉付けされている。確認するとアニメは63分、今作は121分なので肉付けは必然か。当然肉付け部分には監督の原作の解釈が加わることになる。
この肉付け部分の賛否が、評価の分かれ目になるかと思う。
結末の部分はその肉付けがかなり強く出ているのだが、俺的には「これはちょっとはっきり描きすぎか?」と思った。アニメは作品の主題的部分や筋書き、主人公達のその後についても、ぼんやりと描かれていて、そのあたりはあえて観客の感受性に委ねる作品になっていると思う。 もやっとするところでもあるが、それが観客それぞれが「余韻を含めて楽しめる」的な良さになっていると思う。それが本作では、もう少しはっきりした“会話”になっている。
俺的にはあのシーンは無くすか、あるいはもう少しさらりと描いて欲しかった。俺はあそこで「物語の世界から現実に引き戻された」感じになってしまった。
ただそこまでは、凄く良いと思っていた。
まず、とにかく映像が美しい。新海アニメは絵として美しいところが好きだが、本作も勝るとも劣らないものがあった。さすが写真家、絵的センスが素晴らしいと思って観ていた。
女優陣にも惹かれた。
高校時代の女友達を森七菜が演じているが、現在24歳、昨年撮影だったとしても23歳、しかし、女子高生に全然違和感が無い。少女らしい瑞々しさ、純粋さ、もどかしさが感じられて凄く良かった。
そして本作の一番の肝は12~13歳パートだと思っているのだが、その時代の明里を演じた白山乃愛の可憐さにちょっと感動すら覚えた。初めて観たわけではない、東宝シンデレラのグランプリであることも知っていたが、今作で初めて凄いと思った、オーディション審査員の目は確かだったと思う。いずれ、浜辺美波、長澤まさみ級、あるいはそれ以上のスター女優になると確信。次回作は何だろうと思わず調べてしまった。
次回作がとても楽しみ。
ということで、基本的には凄く良かったのだが、それだけに結末のシーンだけが俺的にはちょっと残念。
実写版ではない。18年経って完全にアップデートされていた。
映画が終わった後もボーッとしてた。
ちょうど自分が貴樹と近い年齢ということもあり、
私自身も子供の頃に思い描いていたちゃんとした大人ではなく、理想の30歳には程遠い。
そんな感情が貴樹と完全にリンクした。
彼は決して過去の恋愛を引きずっているとか、そんな安い感情ではなく、自分という中身を桜の下に忘れてきてしまった。
明里はしっかりと前に進んでいる中、そんな自分に劣等感を感じていたのだろう。
約束の日に桜の下へ行き、明里が来なかったことが、彼が前に進むきっかけになったことが良かったし、実写で追加されて本当に良かった。
本当に強いて言えば、これは尺的にも原作の都合等もあって仕方ないと思うけど、30歳の貴樹がどう作られてきたのか、高校生以降の話を見たかったなと思い、4.5点とさせてもらいます。
実写版というには失礼かと思うくらい素敵な映画でした。2回目行きます。
距離が、孤独を育てていく—
1000000000/10…最高すぎて、心が壊れるほど泣いた🥹🥹🥹
新海誠といえば、やはりこの作品を思い出します。
桜が舞うあの名場面、淡くて切なくて、心に刺さるような寂しさが漂う。
まさかこの伝説的アニメが、実写映画になるなんて思いもしませんでした。
アニメ版は2007年に公開され、18年の時を経てついに実写化。主演は松村北斗(タカキ役)、高畑充希(アカリ役)、森七菜(カナエ役)。
三人とも原作のイメージにぴったりで、本当に素晴らしかったです。
映画は原作にとても忠実でありながら、新しい要素を加えてより物語を豊かにしています。
まるで「失われていた欠片」を丁寧に埋めていくような構成で、観終わったあと胸がいっぱいになりました。
“涙が止まらないのに、どこか満たされている”—そんな感覚でした。
アニメ版では、物語は3つの章に分かれており、
子供時代、高校時代、そして社会人時代のタカキの人生を通して描かれます。シンプルな物語なのに、どこまでも痛く、静かに心を締めつける。
一方、実写版では構成を大胆にアレンジ。現在から始まり、過去の出来事を少しずつフラッシュバックで見せていくスタイルです。この手法が見事で、観客をタカキの心の奥底に引き込みます。過去への未練や痛みが、まるで現実に甦るようでした。
特に印象的だったのは、アニメ版に描かれなかった細部が補完されている点。原作小説からの要素も加えられていて、まさに“完全版”と言える仕上がり。細かい部分はネタバレになるので伏せますが…ぜひ劇場で体験してほしいです。
映像美は言うまでもなく圧巻。淡くくすんだ色調が、作品全体の“静かな寂しさ”を際立たせています。空、風、雪、そして桜。どのカットもまるで絵画のように美しい。この映画そのものが「芸術」でした。
セリフは少なめで、表情や間で感情を語るタイプの作品です。だからこそ、一つひとつの言葉がより深く響く。
登場人物同士の関係性も丁寧に描かれ、静かに心を揺さぶります。
演技も完璧。特に松村北斗の繊細な表現力には息を呑みました。『夜明けのすべて』での演技も素晴らしかったですが、今作ではさらに深みがある。そして森七菜はまさに“光”そのもの。アニメ版のカナエの切なさを完全に再現し、観る者の心を掴みます。
オリジナルへの敬意が細部まで込められており、
構図やセリフの一言ひとことに「愛」が感じられる。
物語の終盤では、もう涙が止まりませんでした。
そして…最後に流れる「One more time, One more chance」。聞いた瞬間、心が崩壊しました。結末を知っていても、やはり涙が溢れる。演出のタイミングが完璧すぎて、胸が張り裂けそうでした。
さらに、ラストのラストでもう一度“感情の波”が押し寄せてきます。“待つこと”、“すれ違い”、“新しい一歩”——その全てが詰まった、痛くて美しい結末。
主題歌の米津玄師「1991」も完璧にマッチしており、
映画全体を静かに包み込むような余韻を残します。
桜が舞い散り、雪が降り積もる。
その瞬間、僕の心も一緒に痛みました。
僕にとって『秒速5センチメートル』は、今年一番の恋愛映画です。
5 Centimeters per Second(秒速5センチメートル)
実写向きだなぁ
2025年劇場鑑賞282本目。
エンドロール後映像無し。
この前のリバイバル上映の時にアニメ版鑑賞。
まぁスッキリする話ではないので、実写版でそこのラスト変わってれば嬉しいなぁと期待はしたのですが、さぁどうでしょうか。
そんなに記憶力がいい方ではないので、あれ?ここの時って告白とかしてないんだっけ?とか社会人パートこんなに長かったっけ?と思いながら見ることに。
後この映画の最大の改変が、主題歌が山崎まさよしから米津玄師(新海誠原作なのでRADWIMPSだと勘違いしてました)に変わった事なので、秒速5センチメートルなんて山崎まさよしのPVみたいなもんだろうに、と思っていましたがちゃんと使われていて安心しました。ただ、この歌をお姉ちゃんが昔観た映画の主題歌だったと紹介されてしまうと、その映画、秒速5センチメートルですよ、というシュールな展開に・・・。
夜の中に浮かぶ雪の桜の木は本当に美しく、実写で見られて良かったと思いました。
全556件中、241~260件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。






