トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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めちゃめちゃ面白い
九龍城砦、どこかで見たことあるような…と既視感。多分、ドニー・イェン、アンディ・ラウが主演の「追憶」だったと思う。その時、すごい設定だなぁとか、このセット作ったのかなぁとか、そんなことを考えながら見てた。今回、改めて、実在するものだと知った。しかも、取り壊しになったのは、割と、最近だったことにも驚いた。だって、どう見たって、戦後の日本よりも酷いんだもの。…って言っても、どちらも、本物、見たことないけどさぁ。
これ、めちゃめちゃ面白かったです。そして、みんなカッコ良かったです。惚れ惚れしました。私たちの世代では、アクションの登竜門といえば、ジャッキー・チェン。これ、サモ・ハン・キンポーも出てるし、懐かしい気分にもなりました。アクション映画の原点かも。知らない俳優さんが多かったけど、この人は、安藤政信に似てるな…とか、宮沢和史に似てるな…とか、そんなこと思いながら見てました。
とにかく、めちゃめちゃ面白かったー。
かっこいい
最初、画角が今風で魚眼レンズ感あるのでちょっと不安になるが、なんのその。あっという間に引き込まれます。かっこよくて真似したくなる。/狭いビルの中で刃物も出てきてドタバタアクション、最後は屋根の上で人物集合、という『デリカテッセン』エンディング。
「最高!」の連続
SNSで話題になっていたのを知り鑑賞。
普段香港映画を観ないので、新鮮な気持ちで映画館へ。
もう「最高」の一言!
最高のアクション。
最高のキャラクター。
最高のロケーション。
最高のドラマ。
こんなにカッコよくて面白いエンタメムービーを久々に観た!
2時間越えの長めの尺にもかかわらず、無駄だな、蛇足だなと思うシーンややり取りが全然無い。
だからずーーーっと面白いし、スクリーンに集中できる。
上の世代の因縁、新しい世代の希望、そしてどれだけ時が流れようと世代が変わろうときっと変わらない大切な心。
そんな物語の核がブレることなくストーリーが進み、あの素晴らしいラストを迎えることで、最高の鑑賞体験となった。
味方も敵もみんなに個性があって一人も漏れることなく魅力的で(名前もないスキンヘッドのモブがモブじゃないくらい格好いい)、彼らの物語をずーーーっと観たい。スピンオフも作ってほしい。
信一は絶対女性人気高い(かく言う私も大好き笑)
でもそんな信一を軽々と超えるイケオジ・龍の兄貴。
どこまでも漢で格好良くて強くて面倒見が良くて、皆んなが彼を慕いついていく気持ちが痛いほど理解できる。
彼の最期、ちょっと圧倒されたよ…。
また、義理人情にあふれた九龍城砦の人々の優しさ。
自分の感覚だと、一人くらい「お前のせいで龍の兄貴が死んだ!」って言いそうなものなのに、急に現れた陳洛軍を迎え入れ世話を焼き、死ぬ気で守り、一緒に勝つか負けるかの選択肢だけを残して共に死闘を繰り広げる。
そんな彼らの絆が一貫して真っ直ぐ貫かれていたのも個人的に新鮮で気持ちが良かった。
そして、九龍城砦という舞台。
もうこれがこの映画の唯一無二の面白さを底上げしている。
あのロケーションに、セットに、背景に、世界に、ワクワクしない人なんていないですよね。
この映画で繰り広げられる親子愛や友情、住民達との義理人情溢れる関係性、怒涛の異次元アクション、少しの切なさや儚さ、それら全てがあの九龍城砦という場所だからこそ最大限に生かされている。
「もう一人の主人公」という紹介の仕方も納得。
自分が産まれる前に営まれ、そして消えた九龍城砦。
何十年経った今もなお世界中の人を惹きつけるんだなぁと、しみじみと感じる。
これだけ大絶賛していて星−0.5なのは、
序盤の女性が暴力を振るわれて殺されたくだり。
4人が密かに復讐でタコ殴りするけど、言葉は悪いが「いや殺せよ」と思ってしまった。
知り合いが殴られて重症を負ったとかであのお仕置きならまだ理解できるけど、あんな暴力振るっめ殺して死体を娘に見せて、その結果があれだけ???
そんなんで4人でいい感じに友情芽生えさせてんじゃねえ!とムカついたのも事実。
女性子供を酷い目に合わせるな、とかではなく、彼らが仲間になっていく始まりのためだけにあんな雑で不快でしかない展開を入れ込んでほしくない気持ち。
現実は無慈悲だし不平等、ご都合主義のヒーローなんてなかなかいない、ということを表したいならただそれだけ描けばいい。
そこに友情をくっつけたのが嫌だった。
でもそれ以外は全てが最高!
とにかく最高。
映画館で見るべき映画だし、私ももう一度観に行きたい。
香港にも行ってみたくなった!
素晴らしすぎる!
早くも2025年ベスト1候補になる一作。
九龍城塞のセットやその建物の構造をうまく活かした見たこともないようなアクションシーン。
加えて、主人公たち若者4人の友情と絆に加え、彼らの周りにいる大人たちの込み入った人間関係が織りなすドラマ。
あっという間の125分でした。
SNSで「香港版RRR」という表現を見たことがきっかけで鑑賞した作品なので、「短い! 短すぎる! もっと彼らを見ていたい!!」とすら思える状態。
また、この作品を単なるアクション映画以上のものにしている九龍城塞で営まれる生活者の描写でしょう。飲食店や理髪店、医療スタッフに加えて、老人や子供たちがどのような状態にあるのか、単なるスラム街ではなく、確実に人々が生活を営んでいた記録でもあります。
それは単に九龍城塞という治外法権なエリアがかつてあったことを表現しているわけではなく、今まさになくなろうとしている本作の舞台・香港と重ねてみているからこそ、心に残るのでしょう。
圧倒的な熱さを持ったエンターテインメントと、それを味わった後だけに感じられる寂寥感の余韻をかみしめられる作品です。
RRR以来のカタルシス
最高です、途中から目を開きすぎて、観終わった後は軽く目眩を感じる程、ずっとスクリーンに釘付けでした。
なぜあの状況下で生きているのか、むしろなんで生かしておいたのかとか、やたら死なずに立ち向かうとか、冷静に観るとツッコミ所はたくさんありますが、アクションとキャラ立ち、誰もが怒って悲しんで、熱くなれるストーリーの前では、あまり気になりません。
ただ一人の男を救う為、命懸けで戦い、尊敬した人の恩を返し、義を通すために戦う姿は、本当に格好いいです。
グロさはあまりありませんでした、少し血が出たり、指が飛ぶことはありましたが、それぐらいなので、気にしなくてもいい程度かなとは思います。
九龍城砦の生活感も、そこで過ごす人々も、どれも魅力的でしたし、敵役も何だかんだキャラが魅力的で、その分かなりの怒りを覚えました。
観た人同士で語り合いたい映画は久し振りです、ぜひご鑑賞頂きたい作品です。
痛い功夫
痛い功夫が戻ってきた。
なんか久しぶりに見た感がある。
そして動作指導・谷垣健治…痺れる。
今はなき九龍城が舞台のアクション映画で、昭和の任侠映画みたいなテイストがあって、たっぷりコッテリで少々くどい。九龍城を仕切る人が鶴田浩二さんみたいな事言うなぁと思いながら見てた。
身分証明書を持たない訳ありな人物でも受け入れてくれる懐の深い親分だ。
その九龍城に逃げ込んでくる主人公。
よもや自分が原因で、九龍城が無くなるとは思ってもみなかったろう。他所者なんだけど働き者で、彼が仲間を見つける過程は微笑ましかった。これまた高倉健さんなのかなぁなんて思いながら鑑賞。
明らかに違うのは無茶苦茶動いて、無茶苦茶強い。
アクションの偏差値は⭐︎5.0だ。
カメラアングルも編集も凝ってるしスピーディーで、一度アクションが始まったら激流の中に飲み込まれるような感覚。そして、1シークエンスがこれまた長い!どこまで続くんだって思うくらい、アクションの分量は多い。
で、舞台が九龍城なわけで、立体的だわ壊れまくるわで、無茶苦茶派手だった。
リアクションごとに何かにぶつかって、何かが破壊される…このリアクションがまた痛そうで。
Jチェンから始まる大陸の痛いアクションは、健在で衰えるどころか拍車がかかってる。体の使い方からカメラワークまで、唯一無二だなぁと思える。
それを統括してるのが谷垣氏。
……凄え、凄すぎるよ。
香港にもアクションコーディネーターは勿論いるし、なんなら本場で本家だと思われる。それでも谷垣氏に声がかかるってホントに凄い。
実際の九龍城に行った事はないけど、なんかいい雰囲気だったなぁ。
ハイパー・アルティメット・アクション
1980年代の香港、九龍城、密航者の若者の物語
九龍城の雰囲気、世界観が見事に映像化されている
カンフー、ワイヤーアクション、総合格闘技、柔道、チャンバラ、ガンアクション
漫画、アニメ並みの身体能力、パンチ一発で体が吹き飛び、コンクリートが砕け散る
気功で体が硬直、全身ボディアーマー、不死身の男
80年代のエネルギー
トワイライトウォリアーズみてきた。80年代の香港ノリで最高だった。黒社会青春映画。
中国武術の表現的にはドラゴンボールなんだけど技法的には本当にあるやつ使ってた。
前半の龍大哥周辺の人情話は特に良かったな。中盤から少年ジャンプ化してくる。暴力シーンは命の安さとかあの躊躇の無さっていう文化的なものが伝わってくる。黒社会、武術はかなり繋がってる。こういうとこから発生したものだから。サモハンは棍持たせるといつも首を突き刺すやり方があるけど、他の作品でもよく出てくるって事はやってた奴がいたんだと思った。
気功は笑っちゃったけど、あれ見てる時は雷か電気で倒すと思ったが違った。
青春ものとしても楽しめるので案外カンフー映画好きじゃなくても面白いと思えるかも知れない。
大陸からの密入国者を男も女もやられまくって性奴隷にされたあげく殺されて、何とか逃げきっても猿の惑星みたいな終わり方をする打蛇っていう凶悪な映画がある。
香港には桃源郷があると騙されて来た人達の話。大陸から入ってきた人達の苦労話みたいのを見るといろいろと考えさせられる。こっちはリアル路線。
ケレン
しかない!オープニングのテロップでの説明が、もうどうでも良くなる。最後は市井の人々の営みで何か違う映画の様。
しかし2時間超はちょっと飽きる。みんな達人なんだもんなぁーしかしゲス野郎が最強だったのは超意外。
バブリー♪が流れ出した時、嫌な予感がしたものの、モニカ♪でもう全て許せた。
九龍作ったの凄すぎるし日本要素がやたらあることも意外過ぎる
パンフレットを久しぶりに買うくらい良かった
ラストカットを皆でテレビを見て笑っているシーンにしたのがいい
あの配線だらけ違法建築だらけの場所で人が生活していたことに重点を置いている映画だから
香港はこれからも変わっていくんだ
というラスト4人のセリフもノスタルジーを感じさせて良かった
- 最初から荻野目洋子の代表曲の中国語バージョンのディスコで驚き
- AVがぜんぶ日本製
- カラオケの機械も日本製でマスクマンがカタコト日本語でツナゲマス的なこと言う
- マスクマン、ラストバトルの裏盆会でも、ぶっ殺す!的なカタコト日本語あり
- 田原俊彦みたいなイケメンだった、という字幕あったがマジで言ってるのか
- 信一は今どきのイケメン過ぎるだろ感あったが割と重要な役だった、序盤と終盤にスクーターアクションあったのは良かった
- 前売のプリント特典で出た十二少は、これすぐやられる脇役だろと思いきや主人公含めた友情の4人の1人でいいポジションだった、後半は刀アクションもあった
- あの最初にバスを追ってきたグラサンが最終ボスになるのは意外性があり面白かった、しかも気功で打撃ダメージ受けないという強さ、4対1でも負けないやばさ
- 龍兄貴かっこよかった あれはずるいだろ
- 続編もエピソードワンもできそうな雰囲気はあったと思ったらすでに企画進行中
- しかしあの九龍城砦のセットはマジでよく作ったと思う 全景は多分CGだろうが 相当な情熱がないとあの配線だらけ瓦礫だらけのあの空間は再現できねえよと
- 終盤かなり上下を活かしたアクションがあり良かった あの九龍城砦で戦う意味がある
- ファブルの団地アクションを思い出した やはりその土地ならではの場所は美しい
早くも2025年上半期ベストな勢い
不特定多数の人にもおすすめしやすい
邦題で損してる!まごうことなき九龍城砦決戦
10億円投じた九龍城のセットとサモハンの棒術観るだけでペイできます。
吹き替え版をだして金曜ロードショーで年に1回やりましょう。全時代な全小学生に広めるべき「硬直」
アクションも素晴らしいのだけどドラマがちゃんとあって登場人物全員キャラがたって好きになる。
三丁目の夕日感あるエモいシーンが散りばめられてるので九龍城砦が過酷な場所だということを忘れそうになる。
79年インドシナ難民の第一収容港となり20万人以上受け入れた香港、あの頃も大変だったが、雑多さゆえの個性があった。
消えゆくものを記録する。香港映画の矜持を感じました。
信一の続編では四仔の探し人エピソードが見たい。
もう一回言うけど邦題で損してる。トワイライトいる?決戦!九龍城砦でいいのでは。
あと任賢齊、びっくりしたよ。対面的女孩看過来のイメージしかなかったので。
タイトルなし(ネタバレ)
今年はもう1本も映画観ないでこれが年間ベストでいいや、という映画だった。
香港映画何本もみても漢字の人名など覚えられないが洪金寶はわかります。
最初はチャラくてすぐやられる雑魚キャラだと思ってたヤツが実は『ドラゴン太極拳』の銀魔王みたいな激強のラスボスだったのが予想外でした。
黄昏の九龍城砦
九龍城砦に逃げ込んだ天涯孤独の男が、地元の相談役に面倒を見てもらい地元愛に目覚めていく。実は男には親世代から続く因縁があり…。
友情あり師弟愛あり、アクションありのアツい作品だが、九龍城砦の生活描写も細かく描かれており、かつて存在していた愛すべき魔窟に対する深い想いを感じる。
竜巻の名を冠する男が死しても弟子たちを見守っているようなラストの演出が良かった。
あと、中国人の「気功」に対する信頼度すごい。
龍捲風がかっこ良過ぎてすごい良かった。
九龍城砦…あのゴチャゴチャした感じがすごいかっこいいですよね。
と思って見に行きました。
ポスター見て、なんか明るそう。とも思って。
入りで、移民の話があって、そうだよね。移民政策って大事だよね。って思いながら見てたら主人公すごい強い。
黒社会の人達から逃げ切って九龍城砦に入れたと思ったらそこでも追いかけられて手に汗握る。
でも、九龍城砦の人、話を聞いて内側に迎え入れてくれて。
龍捲風ってリーダーの強さと優しさと懐の深さを感じる。
ご飯食べさせてくれるのは熱いんよ。
眠れるのは九龍城砦の人達だからって龍兄貴は言うけど、その筆頭があんたなんだよ…!
となる。(いや見てる側がね。主人公も絶対そう思ってたとは思いますけど)
かっこよくて、強くて、憂いがあって。
人扱いしてくれて。
そこから離れられるわけ無くない?
秋兄貴だってさ、ずっと龍は自分の悲しみに寄り添ってくれてたと思ってたのに…!
って思ったから、検討とか何もしないで脳直で暴走しちゃったんと違うの。
仇討ち相手の息子への執着より、龍は俺の味方だと思ってたのに…!って怒りの方がウエイトデカかったんちゃうの。
そこにあるクソデカ感情に共感しちゃってアーッだよね。
龍にとって、理髪店でやってくのて、凄い大事にしてた日常や未来だったわけじゃん。
それを譲り渡したかった主人公に去れって言うのが、すんごい。
しかも主人公を逃す為に死んじゃうし。
この緩やかに自殺しようとしてるように見える人を救ってあげられなかったのかな。
九龍城砦での生活がそれだったのかな。
もっとなにかあったんじゃないかな、とか。
でも龍捲風が九龍城砦の生活を望んでたんだもん、とか。
龍兄貴がいなくなってしまってかなしい。
最後の4人がさみしい。
こんなにさみしいのに悲劇じゃないのがかなしい。
感情がとっちらかりました。
九龍城砦、どこもかしこも良かったです。写真集欲しい。
真の主人公は九龍城塞
土曜日の昼間、劇場ほぼ満席。
誰かと思えば、サモ・ハンではないですか!
こういう役も意外と似合うんだなあ、観客全員がやられてしまえ!と願う憎たらしい敵役がハマっていました。
アクションに次ぐアクションでお腹いっぱい。手を変え品を変えよくぞここまで!
話が単純なのでストーリーの理解に意識をそらすことなく、アクションに集中できます。
ラスボスは気功で超合金化するので、どうやったら殺せるんだろう、そうだ、ビニール袋被せて窒息死だ!と思ったらさすがにそんなしょぼいことではありませんでした
九龍城塞の再現度が凄い。
そして、九龍城塞の中の、厳しいが温かい人間関係にほっとする。
小さい女の子のいるシンママを殺した男にお仕置きするために偶然集まった4人が友情で結ばれるのが微笑ましい。瀕死のロッグワンを守って我が身を省みず戦う3人、一人を助けるために複数が死ぬ展開は好きじゃないのでどうか助かってほしいと願っていました。
チャン・ロッグワンはどこであんな格闘技術を磨いたんだろう?
ロン・ギュンフォンのルイス・クーは、役より大分若そう。江守徹とマツケンに似ています。
兄貴世代の面々が昔懐かしい香港映画ありがちな風貌なのに対して、弟分世代の若者はみんなタイプの違うイケメンで、往年の香港映画ファン以外にも抜かり無くアピールしたよう。
(私は個人的に四仔が良いです)
ダンシング・ヒーローにモニカ、田原俊彦みたいなハンサム、って、香港の悪童たちは日本モノが好きだったのか。ちょっと嬉しかったです。
4人が九龍城塞から香港を見渡しているラストシーンを見た時、この映画の真の主人公は,九龍城塞そのものなのだと思いました。
それにしてもタイトル、なんとかならなかったのでしょうか。
アクションの嵐
ストーリーの9割がアクション?というくらいアクション満載です。でも、最後の敵は強すぎでしょう?何かで強化している訳でもなく、気功だけであそこまで強くなれる?という感じです。九龍城のセットは凄いですね。
RRR以来の熱いアクション映画!硬直!硬直!
エライものを見た!こんな異常な熱量のアクション映画を観たのはRRR以来!
この映画の特徴。
もはや主役と言っていい”九龍城砦”をドラマにもアクションにも緩急つけて十二分に生かしてる点!
ベタな展開だけど、このノスタルジックな九龍城砦で、住人仲間との交流が結構丁寧に描かれたらグッときてしまうのが人情ってもの。
第二幕のドラマパートが結構長くてベタな展開。
それでもしみじみ見てしまうのは、
汚くてリアリティ増し増しの九龍城砦で、住人や仲間との交流が丁寧に描かれてるから。
そして日常が崩壊する第二幕クライマックスは瞬きする間もない怒涛のバトルの連続!
九龍城砦を縦横無尽に走りまくる。
からのラストの第三幕のリベンジマッチ!
城の構造を生かし、階層を跨いで動きまくる!
舞台は同じでも見せ方を変えて観客を飽きさせない。
第二幕は横!第三幕は縦!
ただ、アクションシーンも勿体ない点がいくつか。
メイキングで、アクション経験のある役者が少なかったと言ってたが、ちょっと早回しが多すぎてノイズになる(早回さなくても充分画になりそうなんだけどなー)。
主人公、カンフー使わないのかい!とか。
舞台とアクションもいいけど、欠かせないのは魅力的な演者陣!
とにかく龍兄貴がとんでもなくカッコいい。
冒頭の、タバコをバシーってキャッチするシーンが決まりすぎてる!
信一、サモハン、硬直!、その他主要人物のキャラが立ちまくってる!
特に硬直!の無敵っぷりとしぶとさは異常!(ケープフィアーのデニーロ級)
気功習いたくなった!
変わらないものがここにはある!
変わらないものは確かにここにある。これから香港は変わっていく。でも変わらないものもある。
今の香港にもうネオンは無い。
冒頭から見事にタイムスリップさせてくれた。もう観ることの出来ないネオン、九龍城砦…住人の生活感、香港スピリットがここには溢れている。
正直、プロジェクトVで、ジャッキーチェンが「キャプテンチャイナはキャプテンアメリカより強い!」なんてセリフを言う映画を観ただいぶ前に、もう香港映画は終わったんだなと思ってしまった。
しかし息も絶え絶えに生き残っていた魂が燃え上がってこんな形で古き良き香港アクション映画を蘇らせてくれた。感謝しかない!
拍手喝采するしかない。
勝つ時も負ける時も一緒だ!
というセリフに込められた友情にも胸アツだ。
麻雀4兄弟の友情いいなー。
マーブルチョコ仮面もウケた。
サモ・ハン・キンポー70歳、素晴らしい活躍でした。
頭を空っぽにして観られる単純なストーリーだから俳優たちそれぞれのアクションを存分に楽しめる。
アクション監督と音楽は日本人が担当していることもあり、日本人が観たかったアクション、80年代の曲も散りばめられていて大変ワクワクできました。花まる!
FEVER
近くで上映してる劇場が無くて一度はスルーしようかと思っていたけれど、評判の高さやアクション満載らしいという情報片手に遠征して鑑賞。
めちゃめちゃアクションしてた〜。
技と技のぶつかり合いに高低差を活かしまくる激しいアクションに魅了されっぱなしでした。
身分証を求め彷徨っていた坊主のチャンが九龍城砦で出会った人々と共に復讐をしていくというノワールとも取れるし、義理人情の世界とも取れる濃密な物語の構造で、人物関係はちょいややこしかったですが、主要キャラが徐々に合流していく感じや、兄貴分との関係性だったりと手と手を取り合ってという感じが熱く描かれているので最高です。
ストーリーもアクションに偏りすぎないよう、チャンが迷い込んだ九龍城砦に溶け込んでいく様子だったり、兄貴や仲間達と信頼を深めていく様子もサクサクっと描いてくれるので、頼もしい仲間だなぁとなりますし、お爺がキレッキレのカッコ良さを放つ作品は改めて惚れるわぁとなりました。
タバコは吸わないけれど吸いたくなる作品ってやっぱ魅力的です。
アクションが本当に素晴らしく、蹴り殴りの破壊力がこちらにまで伝わってきますし、九龍城砦内を飛び回るようなパルクールも展開されますし、銃やナイフの扱いもスタイリッシュでどこを切り取っても見応え抜群でした。
狭い場所でのバトルが本当に一挙手一投足が素早く、目で追えないくらいノンストップでやってくれますし、的確にダメージを負ったらキツイ箇所を狙うってのも上手いなと思いました。
やる役やられ役をどちらもこなしているので、倒す時の迫力は凄まじいですし、やられる時のド派手さも盛り上がりに拍車をかけていました。
多人数バトルもあれば、タイマン勝負もあり、1対複数のリベンジマッチもあったりと場所問わずバトルが展開されるのでバイキング状態でした。
4人最初の共同作業の四肢を紐で繋いで地面に叩きつけまくる構図はシュールなのに破壊力があって面白かったです。
九龍城砦に再び乗り込んでいくところのロックな感じが本当にたまらなく、バイクで乗り込むわ、単身で突っ込むわ、空からやってくるわ、潜んで仕留めるわで四者四様の登場の仕方にテンションぶち上げでした。
ラスボスが尋常じゃない攻撃力と尋常じゃない耐久力を持っており、その上ツインスナイプで襲ってくるわ、跳躍力飛んでもないわ、複数人相手でも全く怯まないわ、ダメ押しに気功使いこなすわでチートすぎて、絶対強いであろう4人を捩じ伏せる絶望感は凄まじく、多分マーベルとかの世界にぶち込んでも余裕でやっていけるくらい強かったです。
そんな強敵に絆と根性で立ち向かう4人がこれまた熱いですし、火事場の馬鹿力とはこのことだと言わんばかりの力の入りように思わず身を乗り出しながら観ていました。
不思議な形で伏線回収してくるところもGOODです。
ラストシーンもこれまたカッコ良く、街を見下ろす4人がタバコを吹かしながらエンドロールへという痺れる終わり方だったのも良かったです。
無駄な要素を省きまくって、アクションを軸にしつつ九龍城砦を舞台のドラマをやってのけるというのも映画として完璧だったと思います。
まだまだ続編の予定があるみたいですし、このアクションを大スクリーンで堪能できて本当よかったです。
香港アクションの独自性と強さを再認識させられる1本でした。
鑑賞日 1/20
鑑賞時間 18:40〜20:55
座席 K-10
九龍城砦をもっと知りたくなりました
九龍城砦
詳しくはないですが、実際にあんな感じだったのでしょうか
再現率はどのくらいか分かりませんが、あんなところが存在していたなんてにわかには信じられないです
ちょいちょい日本が入ってきてそれがまた入り込みやすかったように思います
オープニングで荻野目洋子のダンシングヒーロー
カラオケで吉川晃司のモニカ
アダルトビデオっぽいもので人探ししてたのは日本物のビデオが積み重なってて
最後ロッグ·ワンと仲間4人で闘う時にも四孔(セイジャイ)?だっけ?「ぶっ殺すぞ!」って聞き取りにくかったけど日本語でしたよね?
日本をこき下ろしてない感じが好印象でほっこり(๑´꒳`๑)
私はカンフーアクションが大好きなので
ずっと興奮しっぱなしでした
あんな狭い空間でよく戦えるな〜
いやいやありえないでしょ〜なんてシーンもいっぱい
気功であんなに体が硬直して拳も剣も歯が立たないなんて嘘でしょ嘘でしょ〜どうやって倒すのよ〜笑笑笑
いや でも大好きなんですよ〜
面白かったです〜
最後の 九龍城砦での平和なカットがジーンときてしまいました
やっぱり サモ・ハン・キンポーが出てると
なんか嬉しくなっちゃうんですよね〜( *¯ ꒳¯*)
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