トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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荒削りで無骨ながら懐かしさも感じる大傑作香港任侠映画
懐かしさを感じる荒削りで無骨な香港任侠映画でありながら、
映像技術、美術設計、演技力、効果音など、作品全体のセンスは最先端を走っていて、
初見で食わず嫌いしている人は大損間違いなしの傑作映画。
九龍城砦を舞台に、1人の密航者・チャンが転がり込んでから始まる任侠劇。
任侠モノだけに、主人公を中心にした人間模様や筋と敵味方の組み立てが、
第三者視点で見ると微妙に同調しづらい部分もあったが、
終盤はわかりやすい「悪役」への敵討ちに収斂したので、
すっきりした心持ちでエンディングを迎えられる。
しかし映画作品の良さもさることながら、俳優陣も魅力的な人ばかり。
ルイス・クーは若かりし頃のドリフターズの加藤茶そっくり(加藤茶は実は男前なんだよね)。
テレンス・ラウは超イケメン。大ボスはサモハンキンポーなんだよなー。
主人公役のレイモンド・ラムは、その分、光を消されてしまったな。
これが見たかった!
観てよかった。
昔香港観光で観た九龍城跡地とその解説には衝撃を受けました。
どうやって建てたの?という建物と建物の間が十センチも無い増築に増築を重ねて増殖し続ける家屋群。
学校、病院はおろか私設の軍隊まで持っていて警察も手が出せず、
むしろ警察官が入ろうものならその日の内に行方不明になるという話。
病院、特に歯医者の高い治療費を払えない人が当時大変多かった為に
九龍城の闇歯医者を住民以外の人達も頼っていた話。
完全に一つの小さな国家として成り立っていたそうです。
そういった九龍城の広大さとカオスさとリアルな在り方とかを期待すると、
作品自体は気合の入ったアクションエンターテイメントという感じで
広大な九龍城を描ききれていなかったり
軍隊を持っていた筈なのにそういうスケールでは無いギャング抗争が繰り広げられたりとかします。
が、
肩透かしに思ったかと言うと
観終わる頃には
九龍城に対する憧憬を込め今ある全てでエンターテイメント作品を作りあげてやるという強烈なパッションに、
私はなんだか泣けました。
香港アクション大炸裂!硬直!
サイコー
名古屋の百貨店で行われているチョコレートの巨大催事に赴き、ものすごいお客さんに揉まれながらチョコを眺めていたら、完全に金銭感覚がバグってしまい、結局1万円以上のチョコを買い込んだその足で劇場へ。
世代としては「映画俳優と言えばジャッキー・チェン」という私。
木人拳・蛇鶴八拳・笑拳・酔拳…
辺りをTVで何度も観てからの
プロジェクトA・スパルタンX・ポリスストーリー・サンダーアーム…
と、映画館に行き始めたのは香港映画がきっかけだったかも。
雑誌「ロードショー」でも、マイケル・J・フォックスやリヴァー・フェニックスが登場するまで不動の人気だったジャッキーを見守った我々としては、これだけ香港映画で格闘アクションに振り切った作品が話題になるのも久し振りな感がある。
で、結論としては「サイコー」。
んなバカな、というアクションはあちこちに出てくるが、映画全体を包む「熱量」が、それもすべて「サイコー」に昇華してくれている。
キャラクターが全員魅力的なのはこういう映画ではすごく重要で、この作品もみんな味がある。
特にやはりラスボス役のあのグラサン男ですよ。最初はやられ役のザコかと思いきや。
確かにあの時代、「気功」という、何やら人間のポテンシャルを遥かに凌ぐ(とはいえどちらかというと「曲芸」的な)技能が話題になったのを思い出した。
ラストのバトル、あまりの強さとしぶとさに、「こいつ、どうしたら倒せるの?」とヒヤヒヤしつつ、「いや、いつまでも終わらないで欲しい」と願っていた。
アクションで、我々観てる側が自分の身体が固くなっていくのを感じたのはやはりこの作品の熱量がすごいから。
劇画みたいなケレンも満載で、ウソとホント、デフォルメとリアルのバランスが絶妙。
やっぱりこれですよ。これ。
「ビー・キーパー」も「室町無頼」も、このバランスが私にはユルユルでノれなかった。
アクション監督と音楽は有名な日本人スタッフが担当してるってのも鼻が高いよね。
他の方のレビューの中に「大兄貴が動けるのビックリした」ってコメントが複数あるの見て、世代間ギャップをあらためて実感してみたり。
サモハン、知らないかぁ。
今年の私のランキングに間違いなく入る傑作でした。
香港濃厚焼豚味
返還前夜
自分は往年のカンフー映画は
ほとんど未履修。
アクション映画を見たのは
『るろ剣』くらいだけど
先日見た『はたらく細胞』で
佐藤健のアクションシーンを見て
もっと見たくなりこちらをチョイス。
単純なスピード感のあるストーリーだが
冒頭部分の過去の因縁はしっかり記憶しておかねば
後々 ストーリーに追いつけなくなる。
格ゲーの実写版かのような、
派手なワイヤー アクション。
そして冒険・友情…
漫画が原作なのか?
男4人の友情にフォーカスして
男女の無駄な恋愛、
芸達者な愛らしい子役も
登場人物の1つのピースとしていて
作品としての印象がタイトに際立つ
80年代を知る日本人にとって
目眩ましのように使われる
当時の流行歌や芸能人の固有名詞、
日本製のAV。
昔見た 写真集。
世界一の人口密度と九龍城砦
まさか、沢木耕太郎の世界が
ここまで再現されるとは…
ちょうど これを見る前に
地上波で流れていた
日本一の人口密度と言われた
軍艦島を舞台としたドラマは
ほぼCGだったが
この作品の10億超えと言われるセットでは
熱気や立ち上る埃、
空気感は リアルに伝わる
九龍城砦に暮らす人々の生活も緻密に描写。
風俗店や床屋、飴を包む児童労働者、
食堂の厨房そしてエンドロールも、
アジア映画好きにはたまらない
カンフーの技とか
気功の「硬直」、
凧の意味等 わからないことも
多々あったが
カンフーアクション映画に疎い
自分でも大いに楽しめた
おすすめです!
サモハン!!
ううう・・こ、これは・・・ワイヤーアクション
久々の香港映画
とにかく、色気に溢れている
サモハン!
観てよかったです
日曜日とはいえ、T・ジョイ梅田の一番大きなスクリーンが7~8割の入りでなんだかけっこう注目作なんだな、と実感。
みんな大好き(私も)ジョニー・ト―の「柔道龍虎房」が大好きなので、ルイス・クーとアーロン・クォックが出てきてそれだけでもう大満足。サモ・ハン・キンポーの悪役もよかった。
アクションシーンも申し分なしで、たった一人の仲間を助けるためにみんなで団結していく感じがとっても感動的で良かった。
とはいうものの、映画中盤までは主人公と九龍城砦の住民とのふれあいが延々と続くだけで、物語がどこへ行こうとしているのかが少しわかりにくく、本当に「主人公がみんなに受け入れられてよかったねー」で終わってしまうんではないか笑、と思うくらいだった。
この部分は、もう少し早く後の展開を期待させるようにしてほしかったなあ。
あとね、映画冒頭は過去の抗争の振り返りがあって、そのあと主人公が九龍城砦へ行くきっかけの場面になってたけど、これは逆にした方がよかったんじゃないかなぁ。
それと、主役ら4人組が、ある男に制裁を加えるシーン。ちょっとコミカルな演出で本来なら笑えるんだろうけど、制裁の原因がその男による人殺しなのね。ちょっと重すぎてあんまり楽しめなかった。これは人殺しじゃなくて暴力で重傷を負わせた、許せねえ!やっちまうか!くらいでよかったんじゃないかと。
でもね、ちょっともう一回観たい気もある。あー、あいつらにまた会いたいナ。海辺の小屋での再会シーンは、ほんとオーソドックスなんだけど感動的だった。
熱くなる事必至
とても面白かった。
小学生の時のジャッキー映画を観た後
自分も強くなったようなあの感じを味わえました。
息子と一緒に観れなかったのが悔やまれます。
って言うかどう考えても主人公はソンヤッでしょ!
ずるい!
バイクで登場したり、遅れて登場したり、
クールなNo.2の立場だったり、
カッコ良すぎるでしょ!
ソンヤッとロン兄貴の話が観たい!
ソンヤッとロン兄貴、
ソンヤッとサップイー、セイジャイの3人組は
とにかく絵になりました。
殺し合う前に話合えよ!と思うけど、
男に言葉はいらない!と言わんばかりの
超絶展開とアクションでとても楽しめました。
しかし気功があんなに強いと思わなかった!
「硬直」はもはや人間を超えた存在でした。
テレンス・ラウを心に刻みました。
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