トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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硬化!
あんまりカンフー、ギャング物見ないんだが一部で結構話題になってたんで見てみた。
クーロンのセットが凄い!
本物見た事ないけど凄い!
たぶん色々資料や取材したんだろう。お金もかかってる!建物の隙間に死体があったり、ゴミが屋根に積もってたり、、絶対迷って自分の寝床に辿り着けない自信ある。
出演者もなかなか、サムハンキンポーとか懐かしい。
女っ気ほぼ無しなのも退路を断つ感じでよし。
ギャングの抗争に私情が絡み+若者四人の友情の話だったりする。友情部分は少し描き足りなく弱かったかなぁ、、、。
ちょいとSFっぽい敵役も居たが、アクションは狭い空間を上手く使いバリエーションも多く見応えあり。
九龍はもう取り壊されてしまったが行ってみたかったなぁ。
アクションと人情
ホンコン映画のトワイライト・ウォリアーズ
目まぐるしいスピードでアクションが繰り広げられるが、何が起きているかはちゃんと理解できる。置いてきぼりにはならない。 その絶妙なバランスをとったアクションシーン。
オヤジたちの番か・・・ら次の世代へ、そして。
香港映画が大好きなワード「友情」「恩義」「忠義」「復讐」「裏切り」「アクション」を80年台の混沌とした時代のアジアンカオスの象徴“九龍城砦”を舞台にド直球で表現した豪華な幕の内弁当のような映画だった。
「やっぱこうでなきゃ」が大好きな自分としては本当に美味しくいただくことができた。
おかっぱじゃない爺さんサモハンもしっかりとアクションしてたので嬉しかった。
口には出さないが「ここは俺に任せて先を行け」の連発で、特にあの4人の友情と自己犠牲には何度も泣かされそうになった。(「西牌」1枚無しで麻雀ってw)
リーダーの理髪店主のタバコを落とさない早技には痺れたし、血を吐いた後でドアを閉めるシーンにはマジに声が出そうになった。
気功が無敵過ぎ。
あれくらい強いのがいないと盛り上がらないんだろうけど、昔でいうGメン‘75に出てきた香港のマッチョな空手家みたいなもんか?
仕事で初めて香港へ行った時はカイタック空港をまだ利用していたが、九龍城砦はすでに取り壊されていた様に思う。
ローカル社員が笑いながら昔入ったら出られなくなったことがあると言っていたので興味津々だったが、自分のイメージしていた内部と劇中の映像とがピッタリ合っていたのでめちゃくちゃ気持ちが上がった。
まあ当時もあんな感じで無計画に増築を繰り返したような建物がいっぱいあったので想像しやすかったんだけどw。
続編あるなら観たいと思う。
行って見たかった九龍城。
些細なことを気にする映画ではない
変わらない香港、変わってしまった香港
おじさんに対して優しい世界がココにはあった
香港映画をこれまで観てこなかった人、どちらかというと、
観るのを避けてきた人としての感想を言うなら、
1つは、あれだけ派手なアクションで闘って、
「人が死なないのが不思議」でしょうがなかった。
何回も、このダメージで死なないの?
と思う瞬間があり、だからこそいいんだよ、という声も当然ありそうで、
そういうスタンスで、楽しめば良かったのだろうが、
みんな強すぎて、私は引いてしまった。
特にラスボスは、化物級に死なない、ほぼ無敵状態のヤバい奴。
引くというか、客席から逃げたくなった。
それ以上に、なかなか倒れないのでイラついてしまった。
そして、強すぎるだけじゃなく、回復力も凄まじい。
もう1つは、香港のアクション俳優を、ほとんど知らない弊害なのかもしれないが、
「出演者が誰かしら知ってる人に似てる」のが、気になってしょうがなかった。
九龍城砦の棟梁みたいな床屋のマスターは、
文在寅前韓国大統領にそっくりだったし、
主人公を因縁のある奴の子供として、復讐しようとしてた白髪の爺さんは、
真島秀和にそっくりだったし、
ラスボスは、金子賢が香港に活躍の舞台を変えてやってるのかと、終盤まで疑っていた。
格闘技をやってた金子賢ならともかく、
文在寅や真島秀和がそんなに強いわけないだろと、
戦闘中に脳内でツッコミまくってたせいで、
頭が混乱し疲れてしまった。
なんだったら、主人公の貧乏おじさんは、知り合いのチンピラにそっくりだ。
サモハンキンポーは、流石に知っていたが、知っているだけに、
毎回なんでこんな、ヘンテコな体型のおじさんが、凄いアクションできるんだと、
容姿の造形に脳内のイメージが、追いついていかない。
アクションは凄かったし、九龍城砦の舞台設定の作りも凄かったが、
多分、本当の意味での凄さを、自分は何もわかっていない。
ジョン・ウィックの、ヘンテコアクションよりは凄いなぁという、
浅い感想しか出てこなかった。これはこれで、悲劇だ。
唯一、嬉しかったのは、
おじさんがみんな強くて引いたと同時に、
「おじさんたち、格好いいなぁ」と思えたところ。
常日頃、ダサくて、キモがられて、加齢臭を気にして、
なんかあったらすぐ、セクハラだのパワハラだのと、
言われる事にビクビクしながら生きなきゃならない、
この世知辛い世の中に、おじさんとして生息している私にとっては、
この作品の中に登場する、おじさんに対してとても優しい世界は、
最後の楽園のようで、嬉しかったのだ。
おじさんを元気づける映画、という事だけなら、
「バトルロワイアル」くらい、大人やおじさんに優しい世界かもしれない。
築地跡地に野球場を作るくらいなら、
築地におじさんの楽園として、九龍城砦を作ってほしいもんだ。
じいさんズ なめたらあかんぜよ。
昨日観た ブルータリストのお口直しに、これを観た。
「ワルキューレ」が好きな私、やっぱ映画はこうでなくちゃ。
アクション バキバキだけじゃない。
「チング」に魂持っていかれるように、
野郎同士の いのちのつながりが 根底に 静かに流れてるのを感じ
4人そろった麻雀のショットに涙した。
白髪のじいさんズ どれもこれも強いったらない!!はげまされました。
素晴らしかった
HONG KONG
カンフー映画の雰囲気だが、内容はハードボイルド
80年代に流行ったジャッキー・チェンのカンフー映画は、コミカルな動きがありつつ、アクロバティックな格闘シーンで当時の男子を夢中にした。本作は、どこかそんな雰囲気を感じるもので少し懐かしい。それでいて話は結構なハードボイルドで、男同士の絆を感じさせる硬派な内容だった。
香港の返還時期を前にした九龍城を舞台にした抗争が描かれるのだが、過去の因縁と絡んだ物語になっていてとても興味深い。なぜか九龍城の話ってちょっとテンションが上がる。当時の九龍城の生活って本当にこんな感じだったのかもなと思わせるリアルな舞台づくりだった。密航してきた身寄りのない男が居場所を見つける話だし、そこで生まれた友情の話でもあるし、ボスたちの復讐(と同時に友情)の話でもある。あぁ、こいつがその男なのかなんて予想がつくのは仕方ない。そんな意外性を求める映画ではないから。
楽しみにしていたアクションがとにかく素晴らしかったからそれでいい。若干ワイヤーを多用しすぎな印象はあるが、あのスピードと迫力のある動きは魅力十分。ボスたちもきちんとアクションしてて、ちゃんと強いのが面白い。サモ・ハンの姿も懐かしく感じながら楽しませてもらった。雑魚キャラっぽい男が強くて、しかもラスボスになるという点はなかなか意外だった。アイツ強すぎだろ。どうやって倒すんだ?ってことが心配になるくらい。そんな感覚に陥ってしまったことが製作者の思惑通りだよな。あんな倒し方よく思いついたなと感心する。ちょっと笑ってしまった。
ノーマークの映画にここまで魅了されるのは年に数回あるかないか。こんな出会いがあるから、ハズレに遭遇しても懲りずに足繁く劇場に通うのだ。
ちなみに秋兄貴が岸谷五朗に見えたのは私だけだろうか。信一も古川雄大に似てたし、日本の俳優を思わせる人が何人かいて気になってしまった。
安藤政信と菅田将暉が出てた
あの頃の香港、あの頃の日本を思うとちょっと寂しくなるけど「でも変わらないものもあるさっ」ってことで。
生活が描かれてたのが良いなと思った。点心を作ったり、飴をラッピングしたり、理髪店があり、病院があり、人々が支え合って暮らす。当時住んでた人たちなのかな?エンディングの靴を直したりする様子がよかった。
バスが急に止まって前から飛び出すオマージュシーンがあった。もちろんこちらはCG。
サモハンはもうほとんど後ろ姿(ダブル)。でもサモハン出てるだけでうれしい。
この手の映画にいうのはヤボだけど、脚本家は4人いて迷走ぎみ。90分くらいにまとめてほしい。
けっこう人入ってて、この手の映画にしては大きなスクリーンでみられたのがよかった。
秘宝界隈が湧いてるのを横目に
「日本リスペクト嬉しい」
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