トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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見るべき映画
上野の轟音上映で鑑賞
音と映像の迫力とのバランスが良かったので初見の方にも轟音をおすすめできます
Dolby Atmosのような粒感はないが、誰が設定したのか?!と気になるほど音に対するこだわりを感じたので体験してない方はぜひ
(爆音上映は好みではなかったため購入後に轟音と気づきギョッとしましたが最高の映画鑑賞になりました。迫力を感じてもうるささはなく高音低音のバランスが良かったので音響を設定した方が優秀だと思います。他の作品もこちらの劇場で見て比べたいと思います。音響は設備の値段じゃないですよねほんと)
映画の中身はみなさんの素晴らしいレビューがたくさんあるので、映画らしい映画で大満足でしたの一言で十分ですね
気になる点は
素晴らしい戦闘シーンのため人間の動きに映像処理が追いついていない場面が多々あり...これは心の目で見るしかいない。相変わらずデジタルは横が弱いが今回はそんなレベルじゃなかった。横も縦も追いつかない。(いや歳のせいとかではないですよ...)高画質で鑑賞したいところですが探してもあのかどうか
しかし、これも味と思わせるパワーがあるし映像の能力に合わせて戦闘シーンを劣化させる必要も全く無いのでマイナスになる程ではないです
カンフー映画は日本ともつながりが深いし今も昔も日本の映画ファンはほんとに香港映画好きですよね。制作陣や香港にこの愛が伝わることを願います。この映画の評判が良いことがとても嬉しいです。この時代にA級クラスのカンフー映画の新作を、シネコンのふかふかな座席で見られることに感動しています。
若い方には、映画のバトルシーンといえば欧米の剣戟映画→黒澤や日本の剣戟/ちゃんばら映画→香港新武侠からカンフー→ハリウッドアクションからのSFXやCGへの変遷があるということだけでも知っていると楽しいですよ。アニメやポップカルチャーとも国内外問わず密接に関係しているので興味深いです。
字幕を追わずにゆっくり鑑賞したいのであと1,2回は見に行くつもりです。
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映画らしい映画で大満足の一言で十分、といっておいて非常に個人的な感想をひとつ...
常軌を逸するような狂気じみた敵が出てくると個人的に大変満足度が上がるのですが、グラサンが非常に好みの良いキャラクターだったのでそこだけ言及します
イングロリアス・バスターズの大佐、ファイトクラブのタイラー、レオンのゲイリー・オールドマンのマフィアなどが好きなのですが、そこの枠に追加されました(ヒース・レジャーのジョーカーやマーベルのロキもですね)
これだけで☆を半分かひとつ追加したい程ですが、作品だけで既に☆5なので増やせないのが残念です
黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描き、香港で大...
黒社会が覇権を争う九龍城砦で男たちが繰り広げる死闘を描き、香港で大ヒットを記録したアクション映画。
1980年代。香港に密入国した青年チャンは、黒社会のルールを拒んで己の道を選んだために組織から目をつけられてしまう。追い詰められた彼は運命に導かれるように、黒社会に生きる者たちの野望が渦巻く九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った3人の仲間たちと深い友情を育んでいく。しかし九龍城砦を巻き込む抗争は激化の一途をたどり、チャンたちはそれぞれの信念を胸に命をかけた戦いに身を投じる。
「SPL 狼たちの処刑台」のルイス・クーが主演を務め、サモ・ハン、アーロン・クォック、リッチー・レンら豪華キャストが集結。「ドラゴン×マッハ!」のソイ・チェン監督がメガホンをとり、5000万香港ドル(約9億円)をかけて制作した九龍城砦のセットで撮影。「るろうに剣心」シリーズの谷垣健治がアクション監督を務め、「イップ・マン」シリーズの川井憲次が音楽を手がけた。
トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
2024/香港
配給:クロックワークス
とにかくアクション!僕らのサモ・ハン・キンポーも大活躍!w
『トワイライト・ウォーリアーズ』
ひさびさの香港映画。
1980年代九龍城砦が舞台。
ストーリーはまあよくある展開ではあるが、そのストーリーを100倍面白くさせているアクションがやはり凄い!
功夫と気功がこんなに強いのかと驚くアクションシーンの畳み掛け。剣とか銃器とかより勝る肉体。なぜ香港(中国)が戦争に負けるのか不思議なくらい強いw
そして「燃えよ!デブゴン」の我らがサモ・ハン・キンポー(73歳!)も、今回は大ボスとして大暴れ。そして強い強いw
昔のカンフー映画は、一度負けても修行で強くなるのだか、この映画では修行などせずに友情と人数で勝つ。そこが今時w
そして舞台となる九龍城砦も最高。
バラックの継ぎ足しで大きくなり部屋や通路が複雑に入り組み生活感しかなく魅力的。『レディ・プレイヤー1』で主人公が住んでいたスラム街もここがモチーフだと思う。
僕は1997年から約10年、毎年香港で打合せがあったのであの市内に降りていく飛行機を体験しているし、目の当たりにしている。この九龍城砦は1993年に解体されたらしく本物は見ることが出来なかったのが残念に感じる。そんな歴史的背景もこの映画を面白くさせている。
余談ですが、「日本のアニメで日本語覚えました」的な話はよく聞くが、まさかアレで日本語を覚える設定も好きw
劇中でみんな知っているあの曲が流れてニヤニヤしちゃいます。
色々と上手い映画でした!
面白すぎる
香港アクション、ここに極まれり!
初っ端から九龍城砦の大乱闘シーンで始まるが、まずはこのセットが見事である。バラック小屋を集積したような見た目は、さしずめ高層スラム街といった感じで、どこか近未来的な風情さえ漂わせる。そして、そこに住んでいるのは不法移民や貧民層といった訳ありな人々。彼らの生活圏は土着的な匂いを醸し出し、あまり”作られたもの”という感じがしない所が素晴らしい。
もちろんCGで再現している部分もあるだろうが、プロダクションデザインの丁寧な作り込みが作品の世界観を魅力的な物にしている。
こうした独特な背景を生かすも殺すもドラマ次第であるが、本作はそこも上手く作劇されているように思った。世代を超えたギャング同士の抗争を軸に、そこで芽生える熱い友情と凄惨な復讐劇がドラマチックに展開されている。シンプルで王道なストーリーは感情移入がしやすく、勧善懲悪で締めくくられるラストも痛快である。
特に、主人公チャンと九龍城砦の若者ソンヤッ、セイジャイ、サップイーの友情は印象に残った。3人とも夫々に個性的に造形されていて魅力的である。九龍城砦のリーダー、ロンギュンフォンの右腕でイケメンのソンヤッ。九龍城砦の医者で常にマスクをしているミステリアスなセイジャイ。黒社会のボス・虎兄貴の手下でやんちゃ気質なサップイー。よそ者であるチャンを受け入れ、一緒に酒を飲み交わしたり、マージャンをしたり、街のチンピラを退治したり等々。いかにも青春ドラマ然とした交遊が微笑ましく観れた。
一方、彼等の上の世代、ロンギュンフォンにも友情のドラマは用意されている。ロンギュンフォンと義兄弟・秋兄貴との関係は中盤にかけて大きな見どころを作っている。そして、そこに絡んでくるのが主人公チャンの素性である。
その素性については早々に判明してしまい、やや勿体なく感じられたが、それでもドラマを停滞させることなく畳みかけるように次のステージへと繋げていった所は見事だ。いわゆる復讐の連鎖と言えばいいだろうか。過去の遺恨を赦して新しい未来を切り開こうとするロンギュンフォン。その遺恨に固執し復讐を果たそうとする秋兄貴。その対峙が熱く活写されている。
各所のアクションシーンも実に素晴らしい。アクション監督は香港映画界で活躍し続ける日本人・谷垣健治。これまでも斬新なアクションシーンを次々と生み出してきたプロフェッショナルであるが、今回は高層ビルのような九龍城砦の高低を活かした演出が目を引く。特に、クライマックスシーンは縦横無尽に繰り広げられるアクロバティックな格闘の連続に痺れた。
敢えて本作で難を挙げるとすれば後半。物語が一旦落ち着き、時間が3か月後に飛ぶところであろうか…。ここがやや淡泊に映ってしまった。チャンの心中に迫るようなシーンが1クッションあれば自然な流れで観れたかもしれない。
それと、序盤でセイジャイのバックストーリーが少しだけ語られたが、これも結局詳しい所までは分からずじまいである。本筋に深く関わる部分ではないが、何らかのフォローは欲しかったところである。
また、片足を負傷したサップイーの大立ち回り等、幾つか突っ込みを入れたくなる部分もあった。
爽快だった
いまどきこんなに色気たっぷりで煙草吸うシーン満載な映画ないだろう
ワタシはタバコを吸ったことがないがあまりにもかっこよすぎて帰り道タバコを吸いたくなった、吸わんけど。タバコを吸ってる人からすれば吸いたくなるんだろうなと思った
龍捲風役ルイス・クーの色気が半端ない
気功術を操る王九役フィリップ・ン怪演でしたね。ヒャッハーなケンシロウって感じで
最初チンピラって感じで笑い方が素晴らしかった。気功が使えるってわかったあたりから
北斗の拳かってぐらいホワチャー言ってて面白かった。めちゃくちゃ強くて良いキャラしてた
セットもほんとに素晴らしく九龍城のごった返した密集感にアクションがかなり活きていて
画面をずっと見てられる魅力が詰まっていた
龍が如くの香港編があるとしたらこんな感じかもしれないと思ったけど、それはシェンムーやんかとハッとしたのです
スタッフロールの映像がほんとにそこに生活していたんだと思わせてくれる説得力があった
子どもだったら帰り道カンフーごっこしちゃう
とにかく私の大好物がこれでもかと詰め込まれた何とも豪華で愛おしい映画。
香港映画歴代1位の超特大ヒット、日本でも連日満席の『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)を遅ればせながら聖地・新宿バルト9さんで鑑賞。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024)
とにかく私の大好物がこれでもかと詰め込まれた何とも豪華で愛おしい映画。
まずキャスト陣が香港映画オールスターズで最高。
主役のチャン・ロッグワン演じるレイモンド・ラムは今年45歳とは思えない若々しいキレッキレのアクションを披露。
さらに御年73歳のサモ・ハン・キンポーもまさかの『燃えよデブゴン』(1978)当時が脳裏に浮かぶ現役バリバリのアクションで対抗。
ジョニー・トー監督作『柔道龍虎房』(2004)『エレクション』(2005)のルイス・クー、『ブレイキング・ニュース』(2004)で信義に厚い強盗役を演じたリッチー・レンたちも円熟味を帯びた渋い演技、ダメ押しの決定打は『風雲 ストームライダーズ』(1998)のアーロン・クオックも登場。香港のアクション映画を担ったレジェンドたちの集結に拍手喝采、狂喜乱舞でしたね。
舞台もまだ返還前の豪華絢爛なネオンサインが煌めき、頭上スレスレに飛行機が飛び交う混迷を極め、異常な熱を発する80年代の香港・九龍城砦の設定が香港アクション映画の全盛期を想起させ懐かしくて良いですね。
アクションもキレッキレのカンフーアクションとワイヤーアクションを主体として『これぞ!香港アクション映画』を再現。
昨今のCGアクション映画では味わえない「実際に客席に痛みの伝わる」ひとつひとつの攻防がかえって新鮮でしたね。
ストーリーも香港映画の王道の漢(おとこ)たちの熱い友情と運命(さだめ)。
奇をてらわず愚直に感情を揺さぶるところに好感が持てます。
改めて香港アクション映画のオールスター総出演のメモリアル、集大成的作品。
香港歴代1位の特大ヒットも納得です。
ロン兄貴の裏拳で一回転して飛んでいくあたりからめちゃくちゃアクショ...
文句なしの大作
かつての香港への郷愁×ジャンプ漫画的な面白さ
香港映画の知識は全くなく、アクションも特別好んでは観ないのですが、評判良いから観てみるか〜と軽い気持ちで鑑賞。
面白すぎた…!!!胸熱!!!!
龍兄貴がかっこよすぎるんですが!?
キャラがみんな立っていてどんどん愛おしくなってくる。
上の世代から若い世代への継承と絆、
かつての香港への郷愁もビンビンに感じてたまらなかった……
エンドロールの映像なんて、本当にそこで生きていた人達を観てるような気持ちになってしまって余計に胸にきてしまった…
鑑賞後のこの高揚感はRRRぶりかもしれない…
アクション監督の谷垣健治さんが、パンフレットの中で「ALWAYS 三丁目の夕日の世界観でHiGH&LOWをやったら面白くなるだろうなと思った」のように話されていて、まさにそんな感じの作品かと思います。
(私はハイローは観たことないのですが)
暴力的な描写があるので苦手な人は苦手だと思うし、私もそういう作品は得意ではないんですが、なぜかこれはもう一回観たい。
ドラゴンボールとかジャンプ漫画みてるような感覚になるからかな?
強さがぶっ飛んでいるから、んなわけあるかーい!とちょっと笑ってしまう。
香港アクションってそんな感じなのでしょうか?
続編の制作も決定しているとのことなので今から楽しみです。
完璧ではないけど面白い
非の打ち所のない「ザ・香港映画」
幼少から、自分が生まれる前のジャッキー映画を楽しく見て育ったため
サモハンが出ているし、評判の良さから期待値を上げて見に行きましたが
期待を軽々と超える映画でした
シナリオと雰囲気、俳優とキャラクター、アクション、音楽
どれも素晴らしかったです
こういう幸せがあるから映画館に通うのが好きなんだよなと、見ている最中からひしひしと感じていました
絶対に映画館のスクリーンと音響で観るべき映画だと思います
エンディングでは、行ったこともないはずの九龍城がまるで懐かしい場所であるかのようなノスタルジーを感じてしまっていました
展開も起承転転転結くらいあって、普段の映画1本分を優に超える満足感を得られました
多くの映画には、後から考えるとこのシーンはもっと削れたんじゃないかと感じる箇所がありますが
本作はアクションシーンのために極限まで考えて削られたのか、後から考えてもどれも必要なシーンだったと感じます
見終わった今だから言えることだが、むしろ4人で過ごした期間の描写をもっと見たい
皆そこでしか生きていけない人間ばかりだから、いつの間にか深い絆で結ばれたことにも説得力はありますけどね
初見で見ている最中に日常描写が増えると中弛みを感じてしまった危険もあり
やはり今のバランスが良かったんでしょうね
傑作だなとしみじみ思います
兄貴ー!!!!(`;ω;´)
映画館で観れて本当に良かった!アクションに次ぐアクション!でもそれだけじゃない!胸が熱くなるストーリーも最高でした!
九龍城砦については何も知りませんでしたが、その外観に圧倒されてしまいました。とにかくでかい!無計画に増築に増築を重ねた「城」はもはや迷路。その九龍城砦内の日常もまさにカオス。売春や薬物売買、賭博などが横行する無法地帯。社会の闇を凝縮したような所ですが、城砦独自のルールがあったり、人々の繋がりは深く、人情味溢れるシーンが多かったです。城砦については史実に則っているとのことで、なかなか勉強になりました。
アクションが凄い!と噂で聞いてはいたのですが、想像の遥か上をいく迫力でした!予告映像だけでも十分凄かったのですが、あれは本当にほんの一部。目まぐるしく狭い城砦内で暴れまくるバトルシーンは、とにかく情報量が半端ない!うわぁ!このシーン凄い!え!?ここも凄いぞ!え!?え!?まだ畳み掛けてくる…!!て感じでホント止まらない!九龍城砦という特殊な環境と、ハイテンポなバトルアクションが見事にマッチしていました。
そして意外だったのが、泣ける胸熱ストーリー。序盤、うーん、なかなかヤクザな映画かも…?と思っていたらとんでもない。義理と友情と地元愛に溢れた感動のストーリーで、ラストは泣いてしまいました。ゴリゴリのアクション映画とは思えないくらい感動的なエンディングは必見です!普遍的なメッセージも残してくれたのは本当に素晴らしい。
とにかく情報量が多すぎてレビューに書きたいことがたくさんあるのですが…(横浜流星似の俳優とかバイクとかラスボスとか凧とか兄貴とか兄貴とか兄貴とか…!)とりとめのないレビューになってしまいそうなのでこの辺で。多くの方が本年度ベスト級とおっしゃっているだけのことはある、最高の名作アクション映画でした!
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