トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
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真の主人公は九龍城塞
土曜日の昼間、劇場ほぼ満席。
誰かと思えば、サモ・ハンではないですか!
こういう役も意外と似合うんだなあ、観客全員がやられてしまえ!と願う憎たらしい敵役がハマっていました。
アクションに次ぐアクションでお腹いっぱい。手を変え品を変えよくぞここまで!
話が単純なのでストーリーの理解に意識をそらすことなく、アクションに集中できます。
ラスボスは気功で超合金化するので、どうやったら殺せるんだろう、そうだ、ビニール袋被せて窒息死だ!と思ったらさすがにそんなしょぼいことではありませんでした
九龍城塞の再現度が凄い。
そして、九龍城塞の中の、厳しいが温かい人間関係にほっとする。
小さい女の子のいるシンママを殺した男にお仕置きするために偶然集まった4人が友情で結ばれるのが微笑ましい。瀕死のロッグワンを守って我が身を省みず戦う3人、一人を助けるために複数が死ぬ展開は好きじゃないのでどうか助かってほしいと願っていました。
チャン・ロッグワンはどこであんな格闘技術を磨いたんだろう?
ロン・ギュンフォンのルイス・クーは、役より大分若そう。江守徹とマツケンに似ています。
兄貴世代の面々が昔懐かしい香港映画ありがちな風貌なのに対して、弟分世代の若者はみんなタイプの違うイケメンで、往年の香港映画ファン以外にも抜かり無くアピールしたよう。
(私は個人的に四仔が良いです)
ダンシング・ヒーローにモニカ、田原俊彦みたいなハンサム、って、香港の悪童たちは日本モノが好きだったのか。ちょっと嬉しかったです。
4人が九龍城塞から香港を見渡しているラストシーンを見た時、この映画の真の主人公は,九龍城塞そのものなのだと思いました。
それにしてもタイトル、なんとかならなかったのでしょうか。
いやお前も強いんかい
激アツ香港映画
SNSで話題になっていたので観に行きました。
いや〜、アツい!!!
香港へ密入国した孤独な主人公チャン・ロッグワンが、九龍城砦の仲間たちと友情を育み住民たちと打ち解けていく様子は永遠に見ていたいくらい。まるで自分もそこの住人になったかのような感覚でした。
母親を早くに亡くし、いろんな家を転々として居場所がなかったロッグワン。やっと居場所を見つけたと思ったのも束の間、何とも悲しい運命を背負っている事が明かされます。
強い絆で結ばれた4人の若者が恩人の仇を討つ為、乗っ取られた九龍城砦に乗り込むシーンは「待ってました!」と拍手したくなるほどでした。
仲間と共に命を懸けた戦いに挑む。まるで少年漫画のような痛快エンターテイメント。
迫力のアクションシーンは胸が震えましたし、城砦の造形もめちゃくちゃ良かったです。
どのキャラクターも、敵味方含め皆素晴らしい!
公式Xのヘッダーが皆笑ってる写真なのもエモくて最高です。
映画館で観ることが出来て本当に良かった。観に行った回はほぼ満席で、もう少し上映館を増やしてほしいな〜と思った次第です。
強い奴らしかいない
完璧…そして三味線屋を彷彿とさせる兄貴に惚れてまうやろ😆
久々の香港発、本格バトルアクション巨編!!
今年の米アカデミー賞・国際長編映画賞の香港代表に選出された本作はただのアクション映画に収まらず、かつて香港に存在した巨大な無法地帯で起きていた抗争の歴史、そして作り手の同様に失われつつある現代の香港アクション映画界復権の強い想いがひしひしと伝わってくる力作
ということで、荒み加減が半端ないスラム街と化した九龍城砦内で途轍もないスケールの超絶バトルシーンがひたすら続き、観終わった後“いい意味で”どっと疲れました
本作の最大の見どころの1つはなんと言っても80年代に実在した九龍城砦を日本円で10億円かけて再現し、その迷路のような城塞内を所狭しと縦横無尽に駆け回るド迫力バトルシーンの映像に圧倒されます、これは凄いです
そんな怒涛のアクションを繰り広げるのがみんな大好き香港アクション映画界のレジェンド サモ・ハン・キンポーと現代の香港アクション界を担うアクター達、皆さんの素晴らしい渾身のアクションに終始 体中に力が入りっぱなしでした(苦笑)
凄まじい超絶アクションに気をとられ、映像は凄いけど、ふとストーリー展開を見失い、後半はなぜこの人たちは闘っているんだっけ?と思うことが何度かありました
敵討ち?誰が何のために?とか少々謎だったりする展開もあるけど、それは昔からあるご愛嬌、総じて面白いから何でも許されますね
最後に
タイトルが酷すぎる(笑)
“トワイライト・ウォリアーズ”って原題使ってそのまま邦題にしても全く意味不明、これが作品の印象と格を下げている気がしますね
70年代ジャッキーチェン映画を彷彿
荒唐無稽
80年代香港の象徴が蘇る映画
ジャッキーというよりはリーリンチェイ
まさに自分が見たかった香港カンフー映画!
返還の迫る香港へと密航してきた陳洛軍(チャン・ロッグワン。演レイモンド・ラム)は香港で暮らすための身分証を得ようと地下闘技場で稼ぐが、闇社会の洗礼を受け金だけむしり取られ追われるままに逃げ込んだのは九龍城塞だった――
まさに1980年代の古き良きカンフー映画の復活!
熱き男たちが拳で繰り広げる渾身のバトル!
軽業師のような軽快な動きで敵の攻撃をかわし、身の回りにある物をとっさに武器にして戦う昔懐かしい香港映画のエッセンスが詰まってる。
やや急なストーリー展開も含めて「あの頃」のカンフー映画と言う感じで個人的にはとても満足できた。
かつてスクリーンでよく見ていたサモ・ハン・キンポーの出演も往年のファンにはうれしい。
1980年台の勢いのある香港映画を思わせる映画
先週土曜日見てきました。
トワイライトウォリアーズ 決戦!九龍城砦(きゅうりゅうじょうしょう)
その名の通り香港返還前にに実在した九龍城砦を舞台としたアクション映画。
九龍城砦はもともと
1898年香港がイギリス領土となって中国がイギリスを見張る為の建物だったそうだが…これって香港領土になったんだけどどうして中国が…と言った事から、どこにも属せない地域、いわゆる無法地帯になってしまった。1960年には木造からコンクリート建てになり、建て増しを繰り返す事で12階建てに。当初5階までにしないと飛行機が着陸できないとのハナシがきたがそんな事聞く耳持たず。やむなく飛行機が建物スレスレで着陸することになったと言う、正に無法者の城砦なのである。
無法地帯を誇る(!?)城砦も永遠に続くわけでなく
香港が中国返還される1997年より前に空港整備のため取り壊された。
物語は
1989年1人の中国人の青年(主役)が香港に密航し、トラブルに巻き込まれて黒社会(サモハン率いる悪の軍団)に追われる羽目になり、逃げ込んだ先がたまたま九龍城砦であった。侵入者として痛い目に遭わされるが、事情が分かり何とか収束。
とはいうもののよそ者なので人々は排除的だった。しかし青年(主役)は九龍城砦のルールを守る、つまり一生懸命働く事により徐々に受け入れられてゆくようになる。主役の青年はようやく自分の居場所を見つけることができた。ここで生きていくーと決意をするのだが…と言ったお話。
ここからは感想。
映画の題名及びポスターまたは出演者を見ていたら「暴」の一言しかしか思い浮かばないのだが、いろいろ思い出させてくれる作品だった。
不均衡な大きい城と言うべきか街というべきか子供の頃見つけた廃屋の秘密基地と言うべきか、九龍城砦内は2人並んで歩くのがやっとこくらいの狭い路地が迷路のようにあり、その中に沢山の人が料理屋さんが、雑貨屋さんがあったり、散髪屋さんがあったりと人々が所狭しと日々を生きようと生き生きと生活をしている。荒れた世界なのに…貧しいながらも…いや、貧しいから秩序があったのだろうと懐かしく感じた。
そういやコンビニできる前のハナシだが昔はご近所付き合いとかあったな。醤油分けて〜とか、お裾分けとか。
また、悪い事したらご近所さんが本気で叱ってくれたりしたな〜と。
言葉は全編広東語で安心した。
何を喋っているかは分からないが、中川家の礼ニがやっている中国人のモノマネみたいなイントネーションだ。
まるで中国返還前の勢いのある香港映画を見ているようで何処か私のココロは弾んでいた。
また、映画の製作陣やセットの美術さんの本気が見えた。
本当は芸術作品クラスのセットを作りたいはずなのにトコトン荒れていた。
これもプロ根性といえるくらい本当の荒れ具合に見えた。
まだ見ていない方は是非劇場に足をお運びください。
熱いアクションの裏に九龍城砦の歴史
凄く熱い映画。義理と人情。
友情とは違う熱い繋がりを感じた。
まず九龍城砦のリーダーである龍捲風。
いやあえて龍兄貴と呼ばせてもらおう。
この龍兄貴が渋くて格好いいんだよね。病院に行けって言われているのに構わず煙草をずっと吸っているんだけどめちゃくちゃ強い。だって煙草を空中で手放して床に落ちる前に相手を倒してキャッチする男の憧れを事もなげにやるなんて凄すぎるでしょ。
主人公(陳洛軍)や部下達に厳しくも優しいんだよね。常に煙草を吸ってるけど。
そして最初は敵対し合うも大ピンチになると助けてくれたり命懸けで一緒に戦ってくれる信一(ソンヤッ)と四仔(セイジャイ)、十二少(サップイー)の3人がとても頼もしい。
映画の最後に九龍城砦の今後を憂うシーンがあるのだが哀愁が漂っていて悲しかった。
アクションのスピードが速すぎて目で追えない、複雑な人間関係など色々あるけど高評価も納得の作品。
最後にこの作品で初めて知ったこと。
①往年のヒーロー、サモ・ハン・キンポーが出演しているがハリウッド進出を機にサモ・ハンにしたそう。70歳を超えてのあの技のキレには恐れ入る。
②九龍城砦って初めて聞くなと思ったら現在は「きゅうりゅうじょうさい」と言うらしい。昔みたいに九龍城(クーロンジョウ)って言わないんだね。
エンドロールが秀逸
アクションの嵐
ストーリーの9割がアクション?というくらいアクション満載です。でも、最後の敵は強すぎでしょう?何かで強化している訳でもなく、気功だけであそこまで強くなれる?という感じです。九龍城のセットは凄いですね。
いやあ、衝撃www 映画もそうだし自分にも 人間っていくつになって...
香港映画のNEXTステージは、男子の憧れ特盛ハッピーセット!
80年代香港、九龍城砦(日本ではクーロン城として知られる)を舞台に繰り広げられる、漢達の熱い闘い!!かつての香港映画に敬意を表しつつ、拘り抜かれたセットとCG、ワイヤーアクションといった現代ならではのアプローチも加えられた、正に香港映画NEXTステージ!!
日本円にして10億円という製作費を投じた九龍城砦のセットの作り込み具合が素晴らしい。
また、日本からもアクション監督には『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治氏、音楽には日本のサントラ界の大御所である川井憲次氏が参加している。
本作の特徴を端的に表すと、「どうせ男の子って、こういうの好きなんでしょ?」というありとあらゆる要素を兼ね備えた、“男子の憧れ特盛ハッピーセット”! !こんなん面白いに決まってる!!
個人的にオールタイムベスト級の大傑作ッ!!間違いなく、今1番観るべきアクション映画!!
「まるで少年漫画みたいな激アツさ!」と思っていたら、何と原作はコミック&小説というから納得だ。友情・努力・勝利と、某少年漫画雑誌顔負けの激アツな展開と魅力的なキャラクターの数々に痺れる。
舞台となる80年代から更に遡ること30年前、かつて九龍城砦の覇権を巡り、黒社会の人間達による苛烈な抗争が続いていた。中でも最大勢力となっていたのは、「殺人王」の異名を持つ鎌使い 陳占(チャン・ジム)を擁する雷震東(ロイ・ジャンドン)の派閥だった。しかし、雷震東と陳占は、龍捲風(ロン・ギュンフォン)の前に敗れ去る。九龍城砦を巡る抗争は、龍捲風が頂点に立つ事で幕を閉じた。
時は80年代香港。天涯孤独の身として密入国した陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、偽身分証を手に入れる為、黒社会の一派閥、大兄貴(大ボス)の主催する賭け試合に参加し勝利する。腕を買われた洛軍は、大兄貴から組に入るよう誘われるが、黒社会との関わりを持ちたくない洛軍はこれを拒否。後日、仕返しとばかりに大兄貴は洛軍に不出来な偽身分証を渡し、社会勉強とばかりに諦めて立ち去るよう命じる。怒った洛軍は、すかさず大兄貴の金袋を盗み逃亡。大兄貴の側近 王九(ウォンガウ)らの追手を免れ、九龍城砦に逃げ込む。
しかし、洛軍が盗んだ金袋の中身は、札束ではなく麻薬だった。仕方なく麻薬を換金しようとするも、島荒らしと勘違いされた洛軍は九龍城砦のNo.2 信一(ソンヤッ)達に追われてしまう。逃げ切る為、理髪店に入り店の主人を人質に取ろうとする。しかし、洛軍はその主人から反撃を受けノックアウトされてしまう。実は、その理髪店の主人こそが、九龍城砦のボスである龍捲風だったのだ。
やがて、九龍城砦で金を稼ぐ事にした洛軍は、信一をはじめ、顔の傷を隠す為マスクを被った医者の四仔(セイジャイ)や、廟街を縄張りとする虎兄貴(タイガー)の手下である十二少(サップイー)といった面々と交流を深めてゆく。しかし、洛軍の出生の秘密が暴かれる時、再び九龍城砦に抗争の幕が上がろうとしていたーー。
本作最大の魅力は、なんと言っても個性豊かで魅力的なキャラクターの数々だろう。
・天涯孤独の身で腕っぷしだけを頼りに香港にやって来て、九龍城砦に居場所を見出し成長して行く洛軍は、まさに少年漫画の主人公。
・九龍城砦のNo.2にして、端正な顔立ちのナイフ使いである信一は、洛軍の良き友であると同時に頼れる兄貴のよう。城砦内をバイクで疾走する姿も印象的。
・巨漢のマスク男というだけでもインパクト十分なのに、更に日本をはじめとした各国のAVを収集する医者の四仔は、コミカルかつ頼もしい存在。作中で「顔に傷を負う前は、田原俊彦似の色男だった」と語られ、クライマックスで遂にマスクを外して登場する彼の素顔が、傷がある事でむしろ色気の増したハンサムワイルドなのはお約束。
・本来なら違うシマの人間ながら、龍兄貴への恩から九龍城砦に入り浸る十二少は、オシャレに夢中な日本刀使い。常に髪型を気にしてセットしているが、内には義理堅い漢気を宿している。
・御年73歳(撮影当時は72歳?)ながら、若者に負けじとアクションに挑む香港映画界の大スター サモ・ハン演じる大兄貴は、葉巻を吹かせたいかにもな悪党。しかし、演じるサモ・ハン自身のキャラクターあってか、何処か憎めない。また、漫画が好きらしく、作中でも度々漫画を読んでいる(あれって、もしかして『北斗の拳』?)。
・大兄貴の側近で気功術の達人 王九は、長髪にサングラス、癖のある笑い方をするサイコ味と胡散臭さのある不適なキャラクター。気功術を用い、印を結んで「硬直」と唱える事で、刃物すら通さなくなる鉄壁の肉体に変化する強キャラ設定は、小中学生男子が観たら間違いなく翌日学校でマネをするだろう。
・九龍城砦のボスにして、人々の良き相談役で理解者。自身の身体は着実に病に蝕まれながらも、尚も最強としての実力を誇る龍捲風(いや、作中のようにこれからは龍兄貴と呼ばせていただく!)の圧倒的な存在感!
これだけ魅力的なキャラクターが揃っており、尚且つ、皆が皆ちゃんと強いのだ。
本作を鑑賞すれば、貴方もきっと“推し”を見つけられる事だろう。
私の推しは、勿論 龍兄貴!ハンデを背負いつつ尚も最強として君臨する圧倒的強者感。洛軍の出生の秘密を知る者として、彼の命を狙う義兄弟の秋兄貴との間で葛藤する姿。洛軍達を逃す為、自らが犠牲になるシーンは、思わず心の中で「龍兄貴ーー!!」と叫んでしまった。演じるルイス・クーは既にかなりのベテラン俳優なのだそうだが、私は本作で初めて彼の存在を知った。最高のキャラクターを演じていただき、ありがとうございますッ!!
脚本の魅力も素晴らしい。基本的には、ヤクザ者同士のシマ巡りの抗争話だが、随所にコミカルさや伏線も散りばめられ、シリアスになり過ぎない絶妙な塩梅を保っている。
特に、四仔が日本のAVに精通している為に日本語の説明書が読める・話せるというギャグを、クライマックスでの王九戦で「ぶっ殺すぞ! このヤロウ!」と言わせる。
4人が交流を深めるキッカケとなった、母親を殺された幼い少女の敵討ちの際の“ボロキレ”にするやり方を、王九に気功術を使用させない為に再び用いるといった、コメディな使い方からシリアスな使い方へという要素の回し方が上手かった。
クライマックスで九龍城砦から吹き上がる竜巻は、凧揚げの件もあって「亡き龍兄貴が起こしているのでは?」と考えると胸アツだ。また、洛軍が最後に放つ正拳突きが、龍兄貴と同じ相手を回転させて吹っ飛ばす竜巻正拳なのが激アツ!!
アクションシーンの迫力は言わずもがな。今回は特に、舞台を九龍城砦という閉鎖空間にした事で、限られた空間内でのアクションの数々が非常に魅力的だった。
そんな九龍城砦のセットの作り込み具合は、まるで過去に戻って現地ロケしてきたかの如き圧倒的なリアルさ。エンドクレジットで映される城砦内の人々の生活描写に、これ以上ない説得力を持たせている。湿気や油で汚れた薄暗い通路、壁の落書きや破れたポスター、そこで生活するエキストラの演技は、まるでドキュメンタリー映画。また、作中度々城砦内のあちこちから生活音がするという、細部にまで徹底して拘り抜いた描写もお見事。
本作だけでも一本の映画として纏まっており、抜群の完成度を誇っているが、既に三部作としての続編2作が動いているそう。次回作では過去の九龍城砦での抗争が、最終作では洛軍達の最終決戦が描かれるという『ゴッドファーザー』方式(笑)
そんなの、期待せずにはいられない!!
香港アクションの宝石箱やぁ
80年代の九龍城砦を舞台に、漢たちの友情と裏切りが交錯する、激アツ香港ノワールアクション活劇。香港映画の美味しいとこをこれでもかと詰め込んだ宝石箱のような作品。
ルイス・クー演じるロン兄貴が、とにかくシブくてカッコよくてシビれる。
ラスボスが気功の達人でありとあらゆる攻撃を撥ね返す、鋼の肉体の持ち主。主人公グループの4人組で立ち向かうも、圧倒されてしまう。
圧倒的に強いラスボスに4人で立ち向かうのは「プロジェクトA」へのオマージュじゃなかろうか。
そういえば、序盤の二階建てバスのアクションも「ポリスストーリー」だね。古今の香港アクション映画に対するリスペクトが随所に伺われるのがアツい。
このアクションチームを仕切ったのが、日本人である谷垣健治アクション監督というのも感慨深い。
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