トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦のレビュー・感想・評価
全123件中、21~40件目を表示
アクションセンスは好みじゃなかったが
日本人の方がアクション指導をしたとのことだが、一本調子で長尺の格闘シーンはクドくて見ていて疲れた。いくつかのアクションカットはイケていたが、クドさに呑まれていた。
ストーリーの流れも少しギクシャクした感じで、私はいまいちスクリーンに没入できないでいた。
それでも個性的な俳優陣と九龍城のセットは魅力的で、時間が経つにつれ、それらの魅力が増大し、なんだか良い仲間と良い兄貴に会えて嬉しい気がした。
ひさびさに、心昂る映画に出会えた。 何も持たない主人公が迷い込んだ...
ひさびさに、心昂る映画に出会えた。
何も持たない主人公が迷い込んだのは九龍城砦。
来るものを拒まない街で出会う、街のボスと3人の仲間たち。彼らと織りなす友情に生きる価値を見出すが、激しい抗争に巻き込まれ…
男たちの挽歌やエグザイル絆のような男たちの熱い友情とラストの切なさに通ずる展開で、大好物なやつだった。
何よりキャラが良い。
街のボス、ロンギュンファンのカリスマ性に惚れるし古き友との信義に揺れる姿にこちらも苦悩した。
そして友だち3人もキャラが立ってて良いが、何より若頭ソンヤッのビジュの良さ溢れる色気に男ながらに惚れる、彼を主人公にした外伝があるなんて観るしかない!
そして谷垣健治監修のキレッキレアクションが更なる興奮をもたらしてくれた。オジ&兄貴たちもさすがはレジェンドってところで桁違いのアクションを見せてくれるから本当楽しい。
それと九龍城砦のあの狭っ苦しい感じを再現したセットに感嘆した。
あの密集空間だからこそ縦横無尽に動き回る立体感のあるアクションが成り立ってたから見応えあった
サモハン師父
義理と人情味溢れる男たちの晩夏
いやもう公開直後から評判が相当に良かったですよね。ですから遅れて観に行った私自身も、期待値アゲアゲ状態で挑んだんですが、その期待値すら遥かに凌駕する映画でした、本当に素晴らしい。
まず素晴らしいのがそのアクションですね、アクション監督はなんと日本の方です谷垣健治さん、後で知ってビックリしました、ほんと観ていてこれ程に満足感のあるキレキレアクションってまあ他に無いです、もちろん俳優さんたちの技術もそれを裏打ちしてるんでしょうね。
そして魅力的なキャラたち。主人公のチャンはもちろん、九龍城砦を固める面々、特に九龍城砦のボスたるロンのキャラクターは良いですね。戦えば滅法強いキャラですが、筋が通っておりとにかく人情味がある。難民として香港にやってきてたチャンが彼に打ち解けていく過程は、この映画の見所のひとつになっています。
そして最後は今は亡き九龍城砦と古き良き香港映画に対する挽歌になっている部分ですね。
私は映画を見てる間中ずっと瞳が熱く潤んでいました。アクションが凄すぎて、映画が面白すぎて、感極まりずっと涙腺が緩んでたんですね、本当にこんな素晴らしい映画を観ることが幸せでした。
"変わらないもの"って
ノスタルジー全開のカンフーアクション
80年代に存在した香港の巨大スラムタウン九龍城を舞台に繰り広げるられる香港フィルムノワール
80年代はまさに香港映画の黄金期
あの時代を体験した者にとっては懐かしくて血湧き肉躍り、じんわり泣ける胸熱映画でした
銃をほぼ封印したバリバリのカンフー全開アクションの今作
そして懐かしのミスターデブゴンが敵役で現れてくれちゃったりするので嬉し涙もちょちょぎれます
あの時代の九龍城とそこに生きる人達の日常
友との絆のために命をかける熱い男たちの壮絶な戦い
友との絆のために命をかける男たち
過去に囚われ復讐の鬼となり大事な義兄弟を売り渡した男
自分を救ってくれた恩人のために街を取り戻すウォーリアーズ
まさに香港フィルムノワール
久しぶりに堪能できて良かった!
クレジットタイムに流れる、あの時代にそこに生きた普通の人達の日常
すでに消えてしまった場所にも沢山の人が生きて、そこに沢山の人生があったんだとドラマ「海に眠るダイヤモンド」に教えれたばかりですが、改めて深い郷愁に浸りました
ほんの少し前のつもりでいたけど、よく考えれば80年代はほぼ半世紀前
テクノロジーの進化とともに変わってしまった日常
あの頃沢山観た香港映画も今では映画館で年に数本かかれば良い方
最近では「不適切にもほどがある」なんて昭和を懐かしむドラマがありましたが、一昔前の古き良き時代はすでに懐かしむ対象なのかと思うと切ない気持ちです
邦題で損してる!まごうことなき九龍城砦決戦
10億円投じた九龍城のセットとサモハンの棒術観るだけでペイできます。
吹き替え版をだして金曜ロードショーで年に1回やりましょう。全時代な全小学生に広めるべき「硬直」
アクションも素晴らしいのだけどドラマがちゃんとあって登場人物全員キャラがたって好きになる。
三丁目の夕日感あるエモいシーンが散りばめられてるので九龍城砦が過酷な場所だということを忘れそうになる。
79年インドシナ難民の第一収容港となり20万人以上受け入れた香港、あの頃も大変だったが、雑多さゆえの個性があった。
消えゆくものを記録する。香港映画の矜持を感じました。
信一の続編では四仔の探し人エピソードが見たい。
もう一回言うけど邦題で損してる。トワイライトいる?決戦!九龍城砦でいいのでは。
あと任賢齊、びっくりしたよ。対面的女孩看過来のイメージしかなかったので。
いやあいつだけなんなん
2025年劇場鑑賞29本目。
エンドロール後映像無し。
香港お得意の黒社会バリバリの騙し騙されの話かと思っていたのですが、任侠ものでした。カンフーバリバリの。最初こそサモハン演じるボスが悪い奴だったんですが、その後に出てくる親分や、そこに住む人達が優しくて。カンフーも結構すごくて、まぁこれドニー・イェンいたらもっとすごかったんだろうなと思いながら絶対これ川井憲次の音楽だろうなぁと思ったらやっぱりそうでした。カンフーにドニー味を感じたのは谷垣健治がアクション監督だからでした。
タイトルがそういう映画とちゃうやんと思ったのと、なんか一人だけ気功という言葉だけで全部説明つけようとするけど無理だって!お前一人で世界観ぶち壊しやないか!というのがあれでしたが、ずっと面白い映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
今年はもう1本も映画観ないでこれが年間ベストでいいや、という映画だった。
香港映画何本もみても漢字の人名など覚えられないが洪金寶はわかります。
最初はチャラくてすぐやられる雑魚キャラだと思ってたヤツが実は『ドラゴン太極拳』の銀魔王みたいな激強のラスボスだったのが予想外でした。
凄い! 凄すぎる…!!
1月から早くも、間違いなく年間ベストを争うであろうとんでもない映画に出逢いました。
香港映画ならではのスピーディーなカンフーと新しい映像技術を融合させた、度肝を抜かれる凄まじいアクション。
九龍城砦ならではの狭い地形と多彩な物を使った肉弾戦はジャッキー・チェンのそれを完全に凌駕します。
更には涙が出る程の超胸熱ストーリー。
縁者を超えた究極の友情劇には心を揺さぶられます。
ここまで熱いドラマは香港映画としてはなかなか無いのでは。
また実際に見た事はありませんが九龍城砦の再現度というか世界感がすごく、雑踏としているのにどこか温かい、そこにいる人々の人間味溢れる生活がスクリーンを通して伝わってくるかのようでした。
そしてなんといってもサモ・ハンの70歳を超えての期待を裏切らないこの動き!
エンディングも胸に刺さる!音楽も最高!!
せっかくIMAXのフォーマットに対応してるんだから日本でもIMAX上映すればいいのに!というくらいの完全な劇場案件。
もう本当にただただ素晴らしいとしか言いようがない大大大傑作でした。
黄昏の九龍城砦
九龍城砦に逃げ込んだ天涯孤独の男が、地元の相談役に面倒を見てもらい地元愛に目覚めていく。実は男には親世代から続く因縁があり…。
友情あり師弟愛あり、アクションありのアツい作品だが、九龍城砦の生活描写も細かく描かれており、かつて存在していた愛すべき魔窟に対する深い想いを感じる。
竜巻の名を冠する男が死しても弟子たちを見守っているようなラストの演出が良かった。
あと、中国人の「気」に対する信頼度すごい。
バカ楽しい。実は熱いテーマ。
甦る80年代の香港映画!
80年代、香港映画が全盛期だった時代。大好きで良く観ていた。レンタルビデオには、未公開作が並んでいた。すっごい借りた。
チョウ・ユンファ、レスリー・チャン、ティ・ロン、ジョン・ウー、ツィ・ハーク、リンゴ・ラム、チャウ・シンチー、そして現代劇のジャッキー・チェン。
香港返還と共に大人しくなったイメージがあり、日本ではやがて韓国映画に入れ替わっていった印象がある。
そんな、80年代の元気な香港映画が帰って来た!
良い顔の男たちが、九龍城を舞台に暴れまくる!余りにも懐かしい空気感!
男同士の友情と信頼、師弟関係、復讐、空間を利用した激しいアクション!これぞエンターテイメントなアクション映画!
そして、サモ・ハンも元気で嬉しい!!
大満足した後は、「室町無頼」をおかわり鑑賞。あー、日本も負けていない!
日本と香港の最新大アクション活劇を見比べるのも面白い。今だけ劇場のスクリーンで!
#トワイライト・ウォリアーズ
#室町無頼
龍虎武師
香港アクション映画全盛期にクソガキから思春期を過ごした身としてはなんならオープニングからエンドロールまで号泣し続けそうな純度200%の香港活劇。往年の香港映画を知らずにこれを観て熱くなった幸せな方々は是非とも「カンフースタントマン 龍虎武師」も合わせてご覧頂きたい。そしてその流れで、カンフーものやノワールやコメディ等々の全力全開ワイヤーアクションワールドを堪能して頂きたい。是非。
さて。キャラクター渋滞も甚だしい当作品。それでもこの二人は確実に皆さん好きだろう。"龍大兄"と"硬直兄貴"。この二人は完全に主役を食っていましたよね。中盤位までは「オレは絶対に龍大兄!」って思っていたのに、帰宅時の脳内どころかこれを書いている今も頭の中は「硬直!」でいっぱいいっぱい笑 まじ好きだわ。キャラも渋滞、アクションも渋滞(谷垣健治氏!)、美術も渋滞、音楽も渋滞(川井憲次氏!)、渋滞渋滞渋滞でラストまで駆け抜けるもんだからコッチの興奮も大渋滞必至です。劇場でポカーンと口を開けつつ楽しんで頂きたい。あれこれ書いたけどもわたくしやっぱりサモ・ハン様に痺れてました。
これを本気で作り上げた今の香港映画界に喝采と感謝を送りたいと思います。
龍捲風がかっこ良過ぎてすごい良かった。
九龍城砦…あのゴチャゴチャした感じがすごいかっこいいですよね。
と思って見に行きました。
ポスター見て、なんか明るそう。とも思って。
入りで、移民の話があって、そうだよね。移民政策って大事だよね。って思いながら見てたら主人公すごい強い。
黒社会の人達から逃げ切って九龍城砦に入れたと思ったらそこでも追いかけられて手に汗握る。
でも、九龍城砦の人、話を聞いて内側に迎え入れてくれて。
龍捲風ってリーダーの強さと優しさと懐の深さを感じる。
ご飯食べさせてくれるのは熱いんよ。
眠れるのは九龍城砦の人達だからって龍兄貴は言うけど、その筆頭があんたなんだよ…!
となる。(いや見てる側がね。主人公も絶対そう思ってたとは思いますけど)
かっこよくて、強くて、憂いがあって。
人扱いしてくれて。
そこから離れられるわけ無くない?
秋兄貴だってさ、ずっと龍は自分の悲しみに寄り添ってくれてたと思ってたのに…!
って思ったから、検討とか何もしないで脳直で暴走しちゃったんと違うの。
仇討ち相手の息子への執着より、龍は俺の味方だと思ってたのに…!って怒りの方がウエイトデカかったんちゃうの。
そこにあるクソデカ感情に共感しちゃってアーッだよね。
龍にとって、理髪店でやってくのて、凄い大事にしてた日常や未来だったわけじゃん。
それを譲り渡したかった主人公に去れって言うのが、すんごい。
しかも主人公を逃す為に死んじゃうし。
この緩やかに自殺しようとしてるように見える人を救ってあげられなかったのかな。
九龍城砦での生活がそれだったのかな。
もっとなにかあったんじゃないかな、とか。
でも龍捲風が九龍城砦の生活を望んでたんだもん、とか。
龍兄貴がいなくなってしまってかなしい。
最後の4人がさみしい。
こんなにさみしいのに悲劇じゃないのがかなしい。
感情がとっちらかりました。
九龍城砦、どこもかしこも良かったです。写真集欲しい。
これもあの時代
全123件中、21~40件目を表示