「歌は本当に素晴らしかった!彼の生きて来た半生をもっと深く感じたかった。」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
歌は本当に素晴らしかった!彼の生きて来た半生をもっと深く感じたかった。
2016年:歌手としては初めてノーベル文学賞を受賞し授賞式に行かなかった男、その名はボブ・ディラン。
今日はその彼の映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」を鑑賞です。
正直な所 めっちゃ期待しては居ましたが、どうも観客が少ないかな。
興味ないのかボブ・ディランを知らないのか。
私も ”ライク・ア・ローリング・ストーン”の歌は聴いた事あるくらいかな。
ハ-モニカ吹いてギタ-弾いたフォーク界の人って位しか知らないのですが。
今作では 中々歌上手いキャストが勢ぞろいで
本作を盛り上げているのが特徴だろうか。
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ボブ・ディラン役:ティモシー・シャラメさん
ピート・シーガー役:エドワード・ノートンさん
トシ・シーガー(ピートの妻)役:初音映莉子さん
ジョーン・バエズ役:モニカ・バルバロさん
シルヴィ・ルッソ(ボブの元恋人スーズ・ロトロ)役:エル・ファニングさん
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とにかく歌って、歌って、歌って そして歌って~
フォ-ク好きと 彼が好きなファンにはたまらんだろうね。
特にジョーン・バエズとのフォークデュオは絶賛!!
この歌声は魅了されますね。
彼の半生(生い立ちや秘密)をもっと深く見せて欲しかったのだけども
今作は歌を歌うのがメインとなってます。
ですので、 最初から歌が上手いイケメン天才歌手でデビュ-してて
サングラスしてても世間から追い回される有名人に。
ちやほやされまくりで、彼女も直ぐ出来ちゃうし・・・
その点は 観ていてガッカリかな。
バイク乗り回す場面はカッコよく映ってるけども。
通して彼は孤独な男だった様に感じたわ。
あんまり挫折感ない 我がままボーイって感じかな。
挫折って言えば 恋人と別れる所くらいだろうか。
ラスト場面のフォーク・フェスティバルでの トリで歌う歌がゴタゴタで
実際に逢った事なんだろうけども。ちょっと映画としては盛り上がりに欠けた展開だったと感じたね。
その点が惜しいの一言。
歌関係に関してはきっと賞を獲るだろうと思えますね。
興味ある方は
劇場へ。