劇場公開日 2025年2月28日

「ティモシー・シャラメとモニカ・バルバロ」名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ティモシー・シャラメとモニカ・バルバロ

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

 最初の弾き語りを聴いたとき、もとをとったと確信し、ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)の歌を聴いたとき涙がこぼれた。そこからは涙腺が緩くなり、誰かが歌うシーンのたびにウルウルしていた。
 途中から、ボブ・ディラン(ティモシー・シャラメ)の歌さえ聞ければストーリーはどうなってもいいやと、そこだけはノープランな感じのボブ・ディランとシンクロ。

 才能のあるミュージシャンばかりの中、シルヴィ(エル・ファニング)の普通さが際立っていて、今作には欠かせない人物であったように思う。

 クライマックス、いつもニコニコしていて優しそうなピート・シーガー(エドワード・ノートン)とその妻(初音英莉子)の怒った顔が印象に残る。ブーイングの嵐の時、何故か素直に主人公を応援する氣にもなれず、『オッペンハイマー』(2023年公開)を観ている時のような複雑な氣持ちになった。
 基本的にエレクトリック・ロックンロールは好きだが、もっとティモシー・シャラメの弾き語りを聞きたいと思った。モニカ・バルバロとのハモリはとても良かった。また聴きたいのでリピートするかもしれない。

 今作はミュージカルではないが近いものがあり、登場人物の心境と曲がリンクしているところが面白い。
 映像的にオシャレで格好良かったし、ライヴシーンも臨場感があった。

どん・Giovanni
トミーさんのコメント
2025年3月2日

共感ありがとうございます。
歌声を聴いた者がハッとするシーンは、もう音楽映画ではベタですがやはり燃えますね、それもアタマから。
デュエットの後ハープその間、観衆の歓声ってのは当時の約束事みたいでしたね。

トミー
ゆーきちさんのコメント
2025年3月2日

えー、アノーラ見られないんですか?😱明日、アカデミー賞発表なんですよう!ということで、私はティモシー推します✊

ゆーきち
talismanさんのコメント
2025年3月1日

コメントありがとうございます!細部をガン見するのが私の情けない癖なので、バエズの裸足は新鮮で、らしくもありました。売れてからのディランはヒールの高い靴履いてました。それは当時の流行りなんだろうと思いました

talisman
talismanさんのコメント
2025年3月1日

モニカ・バルバロのジョーン・バエズ、とってもよかったです!靴履いてる時もあったけど、フェスなど裸足であったのが、彼女らしいのかあの時代なのか印象的でした

talisman
トミーさんのコメント
2025年3月1日

レコーディングのシーンが極力少なかった様な印象でした、アルクーパー登場は半笑いでしたが。その分ライブや病室での歌唱が多く、良い演出だったと思いました。

トミー