今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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高評価が意味不明
伊東蒼ちゃんの
オムライス
3人の演技は凄いな、やばい映画だ
『アレ』って言えたらサチセですよね
終始、この独特な演出は一体なんなんだろうと思いながら鑑賞。
これが効果的だと思える部分と違和感が残る部分とがせめぎ合い、タイトルを筆記体で書くようなリアルでエモい青春映画とは良くも悪くも一線を画している作品。
僕自身も関西人なので共感はします。
回りくどい言い回しや特有のセルフツッコミ、前置きで全部言ってしまう感じ。相手にそう思われながらも口には出してくれないまま飲み込まれるのが嫌なあの感じ。だったら自分で言っちゃえの精神。凄く共感できるのですが、それでもやはりあの独白のシーンを除いてはどうしてもダレてしまい、それが相応にして作品全体がやや冗長に感じられてしまいました。
そんなことも全部口に出してしまうキャラクターであるということもわかります。わかるだけに独白のシーンは三者三様で見入るものがありました。
特に、皆さんも触れている通り伊東蒼さんのシーンに関しては彼女の独壇場と言っても過言ではなく、引きの画でそのまま終わったか、ちょっと勿体ないんじゃないかと思えば、終盤のためにアップショットを取ってあったのか!と舌を巻きました。
総じて、この独特な演出や台詞回し。
そして後半の急展開を受け入れられるかどうかなどといういくつかの障壁は立ち塞がることかと思いますが、それを決して乗り越えられずとも(自分もところどころ引っかかった)、鑑賞後は「好き」というたったそれだけの2文字をそう簡単に口に出せない言えない人にとっては、この言葉の重圧と解放が待ち受けているのではないでしょうか。
コーヒーとオムレツとホットケーキ
このき
新しいカタチの青春映画
最高に良かった!です。スピッツの「初恋クレイジー」は彼らの代表作「チェリー」が収録されてるアルバム「インディゴ地平線」の中の一曲だ。原作未読だがジャルジャルの福徳は映画化にあたりこの楽曲使用を熱望したとのこと。ラストシーンでテレビのレコーダーに繋いでかけていたのと同じやり方でスピッツのCDを引っ張り出して(音楽はもはやスマホでしか聴かないのでCDをかけることは久々)音量をMAXにして聴いた。音楽と映画が一体となる瞬間を感じることができた。うるさい!と妻にはめちゃくちゃ叱られてしまったが、。
関西大学の学内、七福温泉、水族館、喫茶店、小西アパート、桜田家でのさまざまなシーン、こころに残る言葉が満載だが、やはり萩原利久、河合優実、伊東蒼3人の長ゼリフが映画のメイン。特にさっちゃんこと伊東蒼の真夜中の裏路地での告白は心を打つ。これだけで助演女優賞決定だった思います。
大九明子監督は「勝手にふるえてろ」が良かったし、河合優実とはNHK「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」でタッグを組んでいたので注目していたが、なんて素晴らしい映画を作ってくれたんだ!と感激しています。おそらくこの「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は監督の代表作になるじゃないかと思ってます。
喫茶店のマスターを演じた安齋肇は「空耳アワー」のおじさんだった。あのオムライスも食べてみたいなぁ、。
伊東蒼と大九朋子
河合優美さんの快進撃は止まらない…が、本作では完全に伊東蒼さんが素晴らしすぎた。そして、この作品の監督と脚本の大九朋子さんの手腕がヤバい😱
もしかしたら人によっては、物語の少し飛躍した展開に置いてかれる人もいるのかもしれない。原作者の作家性が全面に押し出てる物語やセリフなんだけど、ここからは僕の想像でしかないのだが、その原作の作家性を残しつつも、違和感なく映画として観られるように脚本に落とし込んで、それをさらにコントみたいにならないように演出して撮影してるんだと思う。特に目立ったのはカメラアングルのとズーム面白さ。中盤の見せ場のあるシーンでゆっくりゆっくり、本当に少しずつカメラがよってく感じ。圧巻の演出力💦色々と言いたいこともあるが、それを余裕で超える面白さを秘めた1本✌️
<関西大学がいっぱい>
映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」
監督・脚本:大九明子
ジャルジャルの福徳さんは、私の母校関大出身らしい。で、ロケ地は関大。とはいえ、私が在学していたのはもう35年以上前。大学も随分キレイになって、見た事ない建物も増えたが、正門前とか関大前商店街の雰囲気は、今もあまり変わらない感じだ。私にとっても思い出深い法文坂の様子も、クラブの部室が連なる誠之館の中庭の様子も、まるで時が止まったかのようだった。毎夏多くの店が入れ替わる新陳代謝の激しい関大前商店街にあって、CAPE CODが今でも健在なのには驚いた!その斜め右向かいの建物、半地下にドールハウスという喫茶店があって、ドール焼きという洋風のオリジナルお好み焼きが大好きだった。
あ、前置きが長くなりました。
舞台挨拶付きのチケット、ぜーんぶ応募したのに、ことごとく落選したので、明日やる舞台挨拶の前に、観たいと思って、25日の夜観ました。
ジャルジャル福徳さんの原作は読んでないのですが、話自体は、特筆するようなものでもなく、大学生活の中の恋愛と、若い時代の不思議な感覚を表現し、悲しい事件などで物語の全容が見えてきたりする。ただ、そのやや平凡な話を監督である大九さんが、極めて彩りある瞬間瞬間を捉え、画像として上手に掴んで見せてくれる技術は、素晴らしいと思った。 また、3人の役者それぞれを長い長い独白のようなセリフを、ただただ長回しで撮り続ける場面が出てくるのも、この人の特徴なのだろうか。 そして、やはり河合優実は天才だわ。あごと額、上下が切れるほどの超ドアップの中で、長い長い独白をするのだが、他の二人(荻原利久、伊東蒼)との実力の差がありすぎる。その二人も決して下手くそな役者ではなく、実力は十分な役者のはずなのだが、河合さんがスゴすぎるのよね。独白の長いセリフの場合、どうしても間のとり方や抑揚、感情の起伏などが、単調になってしまうものだが、うまいなぁ〜。
よくある恋愛映画に終わりそうなところ、監督の大九さんの味付けと、河合さんのさすがの演技で、甘くない、青春の酸っぱい味が込み上げてくるような映画に仕上がっておりました。
雨と音を効果的に使った意欲作。 関西大学のキャンパスの風景、2つの...
初恋クレージー🎵
なんてったって河合優実。 二回目鑑賞。
映画史に残るであろう伊東蒼の独白で胸を打たれてたら、ラスト近くの河合優実による独白といきなりのどアップ、そしてラストの萩原利久による独白。
気の利いた台詞も多く、原作買おうかと思ったけどまずパンフレット買ったら、この三人の独白が全部載ってた。
有り難い。
でも人物相関図が載ってるから絶対に観る前に読んじゃダメ。
松本穂香が出てたのはジャルジャルつながりかな。
それにしても伊東蒼には銭湯がよく似合う。
(追記)
河合優実目当てで観に行ったら伊東蒼にやられちゃった人がほとんどだと思うけど、やっぱり河合優実は無敵。知ってたけど知らんかった。
(黒澤明の「蜘蛛巣城」で初見は山田五十鈴の狂気に圧倒されるけど繰り返し観るとやっぱり三船敏郎はすごいなっていう感じ)
小西くんの想像の中の桜田さんの「きしょっ」「きえろや」があまりにもリアルなのと、さっちゃんの悲しくせつない告白に同情してしまうので、どうしても伊東蒼ちゃんに持っていかれた感はあるけど、ジャルジャル福徳によって紡ぎ出された台詞が河合優実の口から絶妙な間とイントネーションで発せられると、そのひとつひとつが輝きをもって胸に響く。
例えば、水族館でのお互いの亡くなったお父さんとおばあちゃんのくだりからの「おる。」と最後の「みんなずぶ濡れろよ。」なんて河合優実以外に考えられない。
やっぱり河合優実はなんてったって河合優実。無敵だ。
(伊東蒼ちゃんがすごいことには変わりないです)
ジャルジャルファンの松本穂香はもう少し若かったらさっちゃんの役をやりたかっただろうな。松本穂香がさっちゃんだったら、やっぱり桜田さんは有村架純か。
この女優さんだったらあの長い独白どうやって言うだろう、演じるだろうっていろいろ想像してしまう。
驚異的な映画だ。
桜田さんのバイト先の喫茶店の店主とか大学で講義している先生や警備員の役で、ジャルジャルのどちらかが出てきても良さそうなのに、そういうことしてないところもこの映画好(この)き。
トリッキー
萩原利久さんすごかった〜
あるタイミングを境にジェットコースターみたいに進んで行ったり最高純度のラブストーリーと聞いていたが、これは恋愛だけでは無い複雑な感じで終わり方も難しかった。萩原さんの絶望や喜び、困惑をセリフなくとも伝わる表情やさっちゃんとの掛け合いはとんでもなかった。
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