「決して美しい物語ではない。業を背負い、幸せを目指していく」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は 苦笑する大学生さんの映画レビュー(感想・評価)
決して美しい物語ではない。業を背負い、幸せを目指していく
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上映前の印象とはだいぶ違い、簡単な言葉で言えば想定より重い映画であった。さっちゃんの告白シーンは本当に苦しくて見ていられなかった。あれほど早く終わってくれと願ったシーンは過去一かもしれない。この作品は一貫して「喪失」をテーマにしているのだと思う。喪失から逃げることなく、付き合い、幸せを目指す。そういったメッセージを感じた。ラストシーンは圧巻である。さっちゃんと同じようにつらつらと好きと言うまで言葉が飛び出してしまうが、流れる爆音のスピッツ、恐怖の対象であったはずの大きい音が聞こえてはいけない長い長い告白を打ち消す。さっちゃんは覗いていたのだろうか?そう考えずにはいられないカメラワーク。とにかく圧巻であった。
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