劇場公開日 2025年4月25日

「監督のある種の到達点」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は omoroさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0監督のある種の到達点

2025年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

鑑賞者の予測を寄せ付けない事に於いて一貫しているプロット、キャラクター、カット割、音、編集。
今の大九明子監督しか撮れない絶妙なバランスを持つ奇跡の様な作品。
これ以前もこれ以降もこの作品と同種の鑑賞体験を得られる映画は無いだろうという予感がある。

映画のセオリーから逸脱した時折唐突に差し込まれる日常の断片は言語化をしてしまうと零れ落ちてしまう様な何かを喚起させる。
この作品の表現に通底しているものは鑑賞者を寄せ付けないという意図ではなく、鑑賞者の感性を信じる意思という事なのか。
この表現レベルの作品を臆する事なく世に送り出してくれた事に感謝したい。

omoro
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