ネムルバカのレビュー・感想・評価
全29件中、1~20件目を表示
青春の終わりの痛みがビシッと伝わってくる
阪元監督らしい、というか、ベビわるらしい若い女性ふたりのわちゃわちゃ描写が炸裂、と思ったら、違う作品なのだから当たり前といえば当たり前なのだが、トーンも見せ方もかなり違う。原作にかなり忠実なノリだと思いつつ、そこは映像化の独特のノリでもあり、ルカと入巣は深いところで繋がっているようで、同じ方向を見ることなく、常にすれ違っている。
阪元監督自身が「ベビわるは永遠でネムルバカは有限」とコメントされていたが、「青春映画とは終わりを描くもの」と考えている自分にしても非常に納得のアプローチで、終わってしまう、変わってしまったという感覚がいろんなベクトルで押し寄せる「A、あるいは人間。」のライブシーンではまんまとすっかり涙ぐんでしまった(このときの平祐奈の完璧な「A,、あるいは人間。」っぷりはかなりの見ものだと思う)。
そしてその後の「ネムルバカ」の歌。撮影も編集も一旦終わった段階で、平祐奈が「歌を録り直したい」と言い出したことで、よりライブ感と想いが増したというのも納得のシーンであり、そして原作者が映画のために描き下ろした歌詞を踏まえると、「ルカ先輩の入巣に対する想い」がギュギュッと詰まっているようで虚を突かれるので、ぜひパンフとかどっかで歌詞はチェックしてほしいと思う。
あと久保史緒里のダルいコメディエンヌっぷりは最高。
ネムルバカとネムラナイテンサイ
原作未読にて観賞。
女子大生とバンドボーカルをしている女子がシェアルームをしている中で起こる日常系ストーリー。
べびわるの阪元監督が製作したとのことで、興味を持ち観賞した。
本作は夢を追いかける者とそうでない者の対比が描かれる。シェアルームで同じ生活をしている彼女達であるが、夢を追いかけるボーカルとただなんとなく生活している大学生。どちらが素晴らしいとは言わないが、低い生活水準の中で希望を持ちながら生活していくのとそうでないのでは心の持ちようは変わってくる。
ふたりの仲がいいだけに、核の部分が異なるふたりを観ていると、ゆるい日常との対比も相まって、深い絶望感を感じてしまう。
ボーカルのメジャーデビューをきっかけに離ればなれになったが、その後のライブでボーカルが失踪。最後のシーンで大学生は新たなルームメイトと生活する様子が描かれる。
アンコールでネムルバカを歌った彼女はてっきり元の生活に戻るのかと思った。しかし、それは裏切られた。この映画の観客は理解に苦しむバットエンドを迎えてしまう。
若いふたりにとっては、お互いが一時的なルームメイトだった。そう割りきるほかに落とし所はつけられないだろう。
本作は、べびわるの仲良しふたり組を期待すると痛い目をみるため要注意だ。
良かったが歌が活かせてない
最後のタイトルでもあるネムルバカという歌を歌うのだが、歌詞がよく聞き取れなかった。
その後、配信で聞くといい歌詞。
寝言という伏線をリズムをおぼえるくらいわかりやすく出して、最後にその伏線を出しつつ、フラッシュバックさせて終われば良かったのでは・・・と思う
カオマンガイ!
私は10代の時、既にやりたい事があったから先輩側の人間だった…けど何者にもなれずに普通の人生歩んでます。これも良きかな。
原作は既読で好きだったし阪元裕吾監督だし、好きなバンドの儀間くんも出てるし!
ずっと楽しみにしてました!
エキストラ仕事休んで行けば良かったと後悔…
会話のテンポが阪本節になってて、いいんだけど漫画の方がしっくりきたかな?
映画のラストは泣いてしまったよ
ベタではあったけど、バンド好きはあれは泣いてしまうよね…
ネムルバカよりも
A。または人間、のハルイロが頭に残ってしまった
カオマンガイが食べたくなった!
A。または人間、
原作未読。
W主演の2人の事も、リバーひさめの久保史緒里ちゃん、愛梨ちゃんの妹の祐奈ちゃんって位の認識で。。
ただただ阪元監督だから!ってだけで観ました。
ベビわるは、いくら"ちさまひ"がダラダラしていようとも、ちゃんとスカッと来るのを知っているから、そのダラダラを、余裕を持ってニヤニヤ観ていられるのだけど、こちらはかなりの時間転調する気配がないので正直不安になった。
入巣(久保史緒里ちゃん)とルカ(祐奈ちゃん)の事も知らないし、この先の展開も見えず阪元世界が続くので少し警戒('◉⌓◉’)
そして、金髪の祐奈ちゃんが蘭丸に見えてきて自分を引っ叩く( ̄▽ ̄)
えびのしっぽはゲエ案件。。
とはいえ、やっぱり阪元監督の世界観は好き。
何だかんだで観ていられる不思議。
こっからどーなる?そろそろ頼むよ!となってきた所であのシーン!
祐奈ちゃんの歌唱力に驚かされた!
(「カラオケ行こ」もそうだけど、歌マンガを映像化する時の強みは、実際に音や声が聞こえる所なんですよね。
そしてカラオケも本作も想像以上にソコが良かった)
見せ場のライブシーンでは、音を被せてるのが丸出しで残念過ぎたけど「ピートモス」ってバンドの色が分かったし、好きなジャンルだったし、楽しくなった。
渋いバンドメンバーも楽曲も良かったです。
「脳内ノイズ」サイコーでしょうが!
そして、
ルカ、入巣の日常に、田口(綱君)
伊藤(樋口君)、仲崎さん(兎!!w)が加わってきてからは徐々にアガってきて面白くなっていく。
ルカだけデビュー。
付き添いじゃない泣
バンドメンバーが優しい泣
売れ線に路線変更されてメジャーになっていく"ルカ"
魂売ったんか?!
そんなに毎日ステーキ食べたいんか?!
とんとん拍子でメジャーになっていくルカに、嬉しさよりも落胆した気持ちが大きかったのは、入巣も私も同じだった。
だからあのコンサート(これはライブじゃない)からのアンコールにルカが選んだ一曲が
熱い!!!熱いーーー!!!
チューニングのシーンもライティングの効果もあって、とてもグッと来た!
美しかった!
(照明さんの匠の技でしたね。)
どんな映画を観ても涙一滴も出ないけど、
あのシーンでは涙が作られるのが分かったょ。
この〜ゆうのに弱い!
「ネムルバカ」を熱唱するルカに合わせて入巣も一緒に歌う。
1人、又1人とバンドメンバーが加わっていく(エアーだけど)シーンは胸アツでしたね。
"A"を観に来ているファンが無反応な演出も好み。
皮肉っぽくて大好き。
(原作通り?)
そして
あのタイミングでタイトル
「ネムルバカ」を出してくる演出のニクさよ!!
最&高のタイミングでしたね!
「ネムルバカ」誕生秘話も熱い( ;∀;)
本当なら、これを機会に「ピートモス」としてバンドで活躍していく未来を描いて欲しかったけど、そうしない所は良かったと思います。
失踪エンドもちょっと予想外だったけど、後からよくよく、よくよく考えると、アレしかない着地だったのだと、妙な説得力がありました。
でも又戻って来て欲しいなとも思ったり。。
ルカが見た景色はどんな景色だったんでしょうね。
今やりたい事を頑張る。
やりたい事を頑張ったって限界が見える未来に向けて頑張るなんてコスパ悪い。
この2択だけじゃない。
その間の「今何かやりたくてもその何かがわからないんだよ」っていう人もいるんだよ。
わかりますわかります。
子供以上大人未満。
青春時代のもがき期。
青春時代は楽しかったし、無敵だったし、
もう無茶苦茶だったけど、しんどい事も多かったから。。
あの時に戻れるってなっても考えちゃう。
そして、
私にも1つ年上で正に"先輩"って呼んでいた人がいて、彼女はいつも私より一歩も二歩も先にいて、確実に大人になっていく様子を見ていたので、羨ましいのと嫉妬と、いつまでもバカやってられない現実を突きつけられた気がして、焦ったり寂しかったり、置いて行かないで〜って思ったり。
まだまだ一緒にここにいてよ〜って思ったり。
色々な感情になった事を思い出しました。
先輩元気かなぁ〜
それぞれのタイミングで大人の階段を登れるといいですね♪
"駄サイクル"もそんなに悪くないよ。
そんなメッセージも見え隠れして中々深い作品だったなーと思いました。
あっ!大学生ならちゃんと学校は行けし!
それにしても田口伊藤コンビが好き過ぎてw
「経由してごめん」最初は入巣だったんかい!
経由経由連呼で可笑しいw
「2人共暴力がすごい」
入巣のマブリーパンチも酷過ぎるし、
先輩の強烈な飛び蹴りが低空飛行過ぎる奇跡!
伊藤はそろそろ変身卒業しろし。
2人共イケメンなのに色々残念で惜しいんだけど、私はファンになりました♪
だからフェードアウトが無念過ぎる。。
彼らverも観たいんじゃ!
おまけ1
私の守備範囲ではないが
「KANA-BOON」「the dadadadys」
「ネクライトーキー」「突然少年」
が好きな人はウッキウキだと思います。
楽曲全部サイコーー♪
おまけ2
以前は"イケメン枠"にいたと思う吉沢悠さん。
「泥濘の食卓」のスーパーの店長役が強烈過ぎて、それからはもうキモいおっさんにしか見えなくなったから、うるまも胡散臭さ満々に見えたけど、ちゃんとデビューさせて売ったのだから、まともな人だったのねぇーー
何者でもない僕ら
誰しもが通る季節のような気がする。
全編通して感じるのは"自分の背後から崩れていく崖"だった。
主人公達は日常を消化していく。
その都度その都度、色んなモノと向き合って、諦めてる事もあれば、傍観してる事もあり、しがみついてるモノもある。その時に持つ最大限のキャパシティを持って答えを絞り出す事もあれば、刹那的な感情に委ねる事もある。
鏡を見ているようだった。
あの頃の自分と重なるシーンが多々ある。
その季節を通り過ぎた自分としては、消費されてく時間が有限にも思える。
一生懸命やってたはずだ。
でもきっとコスパは悪いし、何が最適だったのかも分かってはいない。
主人公達を通して、自分の過去に言い訳を探してるような気分にもなる。
きっと、観る人によってはホラー映画にも見えるんじゃなかろうかと思う。
先輩が成功を掴んでからは特に。
それまでの主人公達の境遇は、最下層から空を直視する権利も与えられずチラ見するだけで、有象無象の中でギクシャクしながら漂ってるみたいだった。
そんな無自覚なのか無視なのか、明らかにのしかかっていく圧迫感を久保さんも平さんも好演してた。
長い長い前振りで、迷走している自覚もないまま過ぎてく時間をどう処理していいのか困惑する。
夢や目的を具現化する隣人の存在は、自分を見直すにはまたとない機会ではあって…なるべく、なんなら必死に無視してた事が浮き彫りになってくる。
アレはキツイだろうなぁ。
最後の「ネムルバカ」は渾身のさよならだった。
置き去りにしていった者達への決意表明であり、謝罪であり感謝であり、別離だった。
今までの時間がフラッシュバックしてくる。
迷走した日々を昇華させてくような潔さを感じてた。
そして彼女は失踪する。
大人な判断を下してはみたものの、彼女自身が大人にはなりきってなかったのだと思われる。
青臭いとは思わない。
当然の反応だと思う。バカだと言われようが何だろうが、飲み込みきれないものはしょうがない。
振り向いた久保さんが笑顔で良かったと思う。
決してハッピーエンドの話じゃないけれど、前を向こうと思えるラストだった。
にしても…巧妙な脚本であり演出だった。
ジワジワと首を絞められてるような気はするんだけど、触感はなくて…ずっと久保さんの首にかかってる縄だけが見えてるような感じ。
当事者達には当然見えない。
なんだか凄く残酷な状態にも思えるんだけど、全員この季節は通るし、この状態を普通に経て生きている。
むしろ、大人への面接試験みたいなものだ。
コメディっぽい装いだけど、結構辛辣な、何なら磔にでもされたような強烈な作品だった。
…穿った見方だとは重々承知している。
この作品が「警鐘」にも思えて仕方がない。
主人公の久保さんが置かれている環境なんだけど、そこそこ楽しげだ。お金は無くて生活は苦しいけれど、ちゃんとした生活が出来るように努めてるし、ご飯は食べれてるし、笑ってもいる。
彼女には目標も夢も無いようには見えて…それは持てないのか、持たないようにしてるのかは分からない。
ただ、先輩という他人に自分の何かを投影してる風だし、応援という言葉で誤魔化してるようにも思う。
一体、誰の事を言ってるんだろう?
青春ってカテゴリーにだけ適用される状況でもないように思う。
映画だから、彼女達の人生を第三者的な視点で見る事になる。
そこで繰り広げられる心当たりのある心情やエピソード…自分のこれまでを俯瞰してるような錯覚にもとらわれる。
また、当事者の立場を強制的に剥奪され、客観視もできてしまう。
「それでいいの?」
と、甘くない現実を突きつけられてる気にもなった。
ベイビーワルキューレと比較されるけど、全然別物だ。
祐奈先輩が格好いい
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史緒里は大学の先輩の祐奈とルームシェアしてた。
祐奈はバンドのボーカルで、インディーズで人気があった。
やがてメジャーデビューの話が来る。
ただしバンドではなく、ソロなのが条件だった。
メンバーらは自ら身を引き、祐奈ソロデビュー。
そうして東京に出て1年、歌手としてそこそこ売れた。
そしてコンサートのチケットが史緒里に送られてくる。
で行ったら、元メンバー達も来てた。
ただソロシンガー・祐奈はしょーもなくなってた。
客に愛想を振りまくばかりで、何かソウルがない。
史緒里はガッカリし、怒りがこみあげて来た。
ところが最後の曲として、祐奈はネムルバカを歌う。
バンド時代に自らが作り、人気を博した曲だった。
運営側の許可は取っておらず、独自の判断だった。
実はこれ、史緒里が寝言で歌った鼻歌に歌詞をつけた曲。
で曲名がネムルバカ。うーん、愛のあるイジリw
客の反応はビミョーだったが、史緒里らは最高の気分に。
歌い終えた祐奈はそのまま走って逃亡、以後行方不明。
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クールな中に情熱を隠し持つ祐奈先輩、格好ええわあ。
史緒里をお前呼わばりするけど圧はなく、愛を感じる。
史緒里も不器用で冴えないが、嘘が無い。いいコンビ。
祐奈は逃亡してどこへ行ってしまったんでしょ?
ビジネスのために行儀よく歌わなアカンのがイヤで、
苦しい思いをしてたんやろうね、きっと。
原作は漫画らしいが、この続きもあんのかな?
そういや原作が漫画や小説の作品にありがちやが、
真意がよう分からんシーンが時々あったな。
例えば同級生の男2人。共に夢や希望のないタイプ。
歌に邁進できてる祐奈が特別だ、的な話になった。
でもそれっきり出て来ず、何か中途半端に感じた。
あと祐奈が何故トントン拍子に成功したのかも謎。
そんなに甘い世界じゃないと思うのやが、
どんな努力や苦労があったのかの描写が全くない。
2時間じゃそんなの描いてる暇ないやろけどな。
限られた時間の中では、よくまとまってたと思うわ。
これは刺さる人には刺さる作品…!
なまじ原作が大好きなゆえに「実写かあ。観なくていいかな…」と思ったんだけど、予告の「脳内ノイズ」につられて思わず劇場で観てきた。
観終わった後の感触が不思議と原作を読んだ後に近くて、良い実写化だった気がする。特にピートモスの楽曲のライブシーン、とても良かった…。
劇場を出てからも「脳内ノイズ」と「ネムルバカ」がずっと頭の中で鳴っている。
そして終盤、メジャーソロデビューしたルカ先輩のライブのラスト、ギターを持った先輩と「ネムルバカ」という題字がスクリーン上にドカンと出たあたりからもうダメだった。気づいたらボロボロ泣いてた。
(同様に原作では入巣ちゃんが「先輩!」と何回も叫ぶところでボロ泣きする)
原作を読んでるときからいつも不思議なんだけど、これは何の涙なのか言語化が難しいんだよな。
悲しいわけでも、嬉しいわけでもなく、感動してるのかと言われればそれもまた少し違う。
もっと切実で、胸が苦しくて、それまでの本作が積み重ねて描いてきた何かが、ルカ先輩の叫び、入巣ちゃんの叫びとなって私の中の声にならない叫びとシンクロするように謎の感情の揺さぶりが起こる。
何だろう、過ぎ去ったかもしれないけれどそこにあったものの確かな輪郭をなぞっている?みたいな…。
これは本作を体験した人にしかわからないような気がする。
映画「ソラニン」や「リンダリンダリンダ」のように一見グダグダとした日常描写を積み重ねていって、それがラストライブシーンのカタルシスに集約されていく類の映画が好きな私には割とぶっ刺さる映画だった。
作中でファスト映画問題やソフトとサブスクの差についても触れられてて(ここは映画オリジナル)、昨今の映画鑑賞についても皮肉が効いている(ちなみに本作のライブシーンは劇場で体感するのがおすすめ。まとめ情報を見たりサブスクで見るのではなく)。
ルカ先輩(演者:平祐奈ちゃん)の歌声は不思議とクセになるなあ。そこも良かった。
基本的には大学の女子寮で同室の入巣ちゃんとルカ先輩の日々や関係を描いてるんだけど、百合作品やシスターフッドものというよりは空気がカラっとしてるのも良いんだよなあ。
想像を超えて
ベイビーわるきゅーれのアパートのシーンを思わせるポスターアート。あのシリーズからアクションを除いた二人の自然な生活を描くのかな、と想像していた。確かにそういう生活のシーンが描かれるが、本作ではより切ない伏線となって、予想外の骨太なストーリーの伏線となっていた。何ヶ所か疑問もありながら最後には王道的な盛り上がりに落涙するとともに、監督のレベルアップを実感していたマタゾウであった。
人生の目的、価値観かなあー!?当たり🎯でした😃
本日バイト終わりに新宿ピカデリーにて鑑賞しました😀
ここがらネタバレします。
原作は未読で久保史緒里チャンが主演していたので久しぶりの映画でした😂
正直最初は漫才を映画にしたのかなあと思い
ハズレかなぁーと思ってたら
4人がファミリーレストランで出会うですが
そこで久保史緒里が網啓永をいきなり後ろから殴るんです🤣
それが私のツボにはまり4人で浜辺に行き
今度は人生の価値観を語るんですが
なんと〜
平祐奈が樋口幸平を飛び蹴りします
絶妙なタイミングで決めます。
そんな4人の語りの絵を見てると
何故かだんだん惹きつけられて
いつのまにか映画館で私だけ大笑い🤣してました。
会話のキャッチボールが素敵過ぎて
日本映画最高かよと思いました
ラストのステージは涙でしたが、
その後失踪は⁈でした🧐🤣😃
最近心理学の本にハマっているので
そこも心理学からのアプローチすると更に
おもしろく見れました🤗
今日はなんと言っても久保史緒里チャンです
寮のベッド🛏️で寝ているのですがカメラが 真横サイズ撮っていて
え〜久保史緒里チャンの顔が真正面からと
違った印象を受けて驚きました
まあーこれは、監督とカメラマンさんが考えたと
思いますが
坂本裕吾監督は女性2人を主演して撮ると最高に良い映画を創ります🤗
この映画の関係者様の皆様お疲れ様です。
ありがとございます
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪🥹🤗😃
コスパの良い人生はこの世には存在せず、紆余曲折に見える道は、すべて必要な枝葉であることがわかる
2025.3.27 T・JOY京都
2025年の日本映画(106分、G)
原作は石黒正数の同名漫画(徳間書店)
インディーズバンドのボーカルとルームメイトの女子大生を中心としたそれぞれの青春を描いた音楽映画
監督は阪元裕吾
脚本は皐月彩&阪元裕吾
物語の舞台は、都内某所
大学の女子寮に住んでいる入巣柚実(久保史緒里)は、大学の先輩でインディーズバンド「ピースモス」のギター&ボーカルの鯨井ルカ(平祐奈)とルームシェアをしていた
柚実は古本屋「MAX」で働いていたが、日々の生活は困窮を極め、ルカもインディーズバンドで食べていけるほどの余裕はなかった
二人には柚実に呼ばれたらすぐに駆けつける田口(綱啓永)という柚実の同級生がいて、ルカは彼が柚実のことを好きだと思っていた
柚実は意識していなかったが、それを指摘されてまんざらでもない気持ちになっていた
ある日、田口を呼び出した二人は、食料と酒の代わりに田口の愚痴に付き合うことになった
田口は好きな人にどう気持ちを伝えれば良いかと悩んでいて、ルカは「ベランダから好きだと叫ぶぐらいの勇気がなくてはだめだ」と言い放った
物語は、翌朝の朝に田口がベランダで叫んでいるのを見るところから動き出す
海から戻った柚実とルカは田口の告白を聞いてしまう
田口はルカのことが好きで、ルカに会うための口実として柚実の誘いに乗っていたと言われてしまうのである
その後、殴っても収まりがつかない柚実だったが、田口の友人・伊藤(樋口幸平)も含めた4人で海水浴場へと向かうことになった
柚実は「自分のやりたいことがわからない」と言い、「やりたいことを見つけて努力している先輩は凄い」と言う
だが、伊藤は「先輩にも自分の限界が見えているはずで、そんな生活はコスパが悪い」と言い放ってしまう
ルカは伊藤にキレて飛び蹴りを喰らわすことになり、「御託を並べて、何もしない奴は嫌いだ」と吐き捨てた
映画は、ルカがレコード会社から連絡を受けて、プロモーションの担当・荒比屋(伊能昌幸)と音楽プロデューサー・梗間(吉沢悠)と会うところから急展開を迎える
ルカはバンドのデビューの話だと思っていたが、実はルカをソロデビューさせたいと言う話で、しかも路線はこれまでのロックではなかった
それでも、音楽で生きていきたいルカはその道を進み、バンドメンバーもそれを察して距離を置くようになる
そして、そのプロモーションはやがてバズるようになり、街のあちこちで聞かれる音楽になっていった
映画は、夢追う人の前に扉が出現し、そこを潜り抜けたと思ったら、思っていたのと違う世界だった、と言うルカを描き、その変化に戸惑う柚実を描いていく構成になっていた
ルカはメンバーと柚実をライブに招待し、巷でバズっているアイドルのような歌を聞かせることになる
柚実は凍りついたようにその場で立ち尽くし、「こんなことがやりたかったのかよ」と呟く
だが、予定の2曲を終えたルカは、ギターを手にして再びステージに現れた
そして、そこでインディーズ時代にささやかにバズった曲「ネムルバカ」を披露するのである
冒頭で「かくして先輩は失踪した」と始まる物語で、その理由が最後に示されるのだが、実際にルカがどうなったのかはわからない
原作では続きがあるようで、映画における「失踪」と言うのは、アイドル路線を進むことを決意して、以前のルカはもういないと言うふうにも見える
実際には、レコード会社に三行半をつけて行方不明になると言う路線のように思えるが、「ネムルバカ」を演奏した後に、小さな声で「バイバイ」と言うルカを思うと、前者の意味合いのようにも思える
どちらが正解かと言うところには意味はないと思うが、自分をこのステージに引き上げた者たちに対する、せめてもの感謝を表したのが最後の演奏であり、それは音楽の夢を諦めた瞬間のようにも思えてしまう
そう言った意味も踏まえれば、「柚実の知るルカはもういない」と言うことになるのかな、と感じた
いずれにせよ、青春時代に何かに打ち込んだ人、打ち込めなかった人に刺さる内容で、大人が見ても懐かしい時代を思い出す作品であると思う
音楽映画の良さ、青春映画の良さに相まって、複雑に思える感情の答えが隠されているようにも思える
自己評価と他者評価の乖離による人生の選択の難しさと言うものも描かれていて、ルカは器用な人間ではなかったのだろう
そう言った意味において、失踪にはいくつもの余韻があると思うので、感じたままに解釈しても良いのかな、と感じた
オキロバカ
黒髪と金髪のシスターフッドに、ゆるい会話とシュールなギャグ…ほぼ“殺さない『ベビわる』”じゃねーか。笑
やはりこの監督のつくる空気感は好き。
かわいいけどかわいすぎず、適度にダラシなく阿呆な女子が愛嬌たっぷりで。
石黒さんが描き下ろしたイラストが柚実・ルカ・田口・伊藤だったので、伊藤の出番の少なさが意外。
男2人はクライマックス前にいなくなるし。
バンドメンバーは役名ついてるけど、作中で呼ばれた?
正直、クライマックスまではどこに向かってるのか分からなかったし、ギャグも『ベビわる』には及ばず。
しかし最後で一気に持っていかれた。
平祐奈の歌唱やパフォーマンスもよかったし、そこにメンバーがエアバンドで加わるのも最高。
更には久保史緒里の叫びが涙腺にぶっ刺さったよ。
アンプ無しでエレキが鳴ってるのは流すが、ライブ全般が録音丸出しで生っぽさが皆無だったのは残念。
PEATMOTHの曲、ネクライトーキーっぽいなと思ったら作曲やってて、自分の耳を少し褒めた。
荒比屋さん、『ベビわる』1作目で瞬殺された人だよね。
キャラが散らかってたり、柚実に成長がなかった(むしろ堕落した?笑)ので満点には出来ない。
好みからすれば失踪したまま終わらないでほしかった。
でも役者は皆よかったし、自分の中で青春モラトリアムものとしては快作の部類です。
ちなみに一番笑ったのは「経由してゴメン」。
海鮮ムリとか言って、仲崎との食事で食べてたの海老とイクラよね?
それにしてもコイツら、一度も大学行ってねぇ…
まあまあだ
音楽や演奏が重要なポイントなのだけど、最初のライブシーンの演奏にライブ感が全然ない。録音した音源を流して当てぶりしていてとても残念だ。ライブならではのブレスや演奏の勢いが何もない。他にも無神経すぎる表現が目に付く。無断で借りた車をガス欠で放置とか、貸してくれた男に対して何一つ配慮がない。感謝もない。炊飯器を手に持って振り回して米をぶちまけるとか、炊飯器なんか手に持つか? 不手際を描くとしても他にやりようがありそうだ。誰のことも好きになれないまま終わる。
レコード会社の人たちも無神経でよく一緒にやれたものだ。
ラストのコンサートの場面もカラオケを流すだけのソロライブで熱がない。と思っていたらギターの弾き語りが始まる。それも当てぶりなのだろうけど、けっこういい。かつてのバンド仲間が見に来ていて盛り上がっていて彼らの脳内演奏が音源ということなのだろう。しかしあんなふうにあっさり切り捨てられて彼らもよく見に来てくれたものだ。それほど密な関係にも見えないけど、好意的に解釈すると一緒にバンドをすると理解を超えた関係が築けるのかもしれない。
阪本監督作品なのでどこかで殺し合いが始まると思っていたら全くない。
駄サイクルの終わりに
女子寮の同じ部屋に住む、先輩・鯨井ルカと後輩・入巣柚実の青春物語、とても堪能しました。
バンド活動に真剣に取り組むルカを見て、自分には何もないと悩む入巣の姿が印象的でしたし、一方で、そんな入巣からの尊敬を受けつつも「駄サイクル」に陥っていることを自覚しているルカにも共感しました。
そのうえで、「駄サイクル」から抜け出すためにメジャーデビューの話を受けた展開には驚かされました(てっきり断ると思っていました)。
そして迎えた最後のライブ。ライブ中の入巣がまったく楽しんでいないことに気づいた瞬間、「僕が食べるまんじゅうに毒が入っている」(=このメジャーデビューは失敗である)ことをルカが悟り、先輩は失踪したのかも……と、そんな勝手な解釈をしながら、少し泣いて観ていました。
『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの監督さんの作品ということで観てみましたが、見事な実写化でした。皆さんもぜひご覧ください。
sisterhood
漫画未読 先輩と後輩という関係は、兄弟とはまた違う微妙な連帯である ましてや女性同士となると、男の自分には想像もできない特別な意味合いが含まれているのかも知れない
そんなシスターフッドを描かせたら、観客の期待の答える度ナンバーワンの監督が満を持して制作した作品であり、期待にそぐわず十二分にその世界観を演出されている内容である ホモソーシャルとはかなり違うそのドライと深い愛情に、どんどん惹き付けられる作劇は素晴らしい 近い将来、日本アカデミー賞での賞を期待させる劇作家である
ベイビーわるきゅーれとは異なる魅力
アクションではない阪元裕吾監督作品なので、
どんな仕上がりなのだろうと楽しみにして鑑賞した。
原作コミックは未読。
柚実(久保史緒里)とルカ(平祐奈)のビジュアルは、
ベイビーわるきゅーれを彷彿とさせるものがあるものの、
実際のキャラクターとしては全く異なる。
阪元監督ならではの、独特の空気感・ゆるさはあれど、
ベイビーわるきゅーれのような殺し屋&アクションといったギャップはなく
実に等身大であり、どこにでもいそうな柚実とバンドガールのルカも
リアルな世界と地続きのキャラだと感じた。
しかしながら、
若者・オタク文化へのアンチテーゼを皮肉たっぷりに男子キャラをつかって描き、
男女ともども実に残念な生き方と捉えかねないところに、
ルカが成功の道を歩もうとする。
とはいえ、自分が行きたい道ではないことに気づき失踪するというオチ。
そして、柚実は後輩とルームシェアをはじめ、まるでルカのような存在になるというオチ。
主役2人にどうしようもないダメさは感じられない。
やるせなさを感じながらも、“自分”を見つけていくルカに感化され、
きっと柚実も自分を見つけていくのだろう。
そういう前向きになれる鑑賞後感だった。
久保史緒里は期待通りだが、平祐奈は期待を超えていた。
歌唱は上手いとは言いづらいが、独特な味があり、ギター🎸演奏も様になっていて
金髪も似合う。新たな魅力を引き出したと言える作品になったと思うし、
平祐奈の演技の広がり&今後、いろんなキャラクターにチャレンジできる土壌になる気がする。
阪元作品の独特の雰囲気(ベイビーわるきゅーれ1、2のような)は健在。
主役2名を張った久保史緒里と平祐奈の今後の活躍に期待したい。
面白かった
根底にずっとギャグの香りが漂ってたから楽しく観れた。
声を出して笑ったシーンもいくつもあった。
原作はかなり昔に読んだので、その時の記憶はおぼろげだけども
今を生きる若者の話やし、現時点での社会の有り様(SNS文化だったり推し活みたいな事)に更新している脚本に好感を持った。
色んな対比的な画で訴えてくる演出も良かった。
爪とマニキュア、カレーとステーキ、CMとくだらない動画、バンドとライブ、過去と現在……
バンド仲間のマイムと「ネムルバカ」の音が重なる瞬間にはグッときた。
スカウトとの会食から返ってきて、入巣が先輩に抱きつかれた時に「痛いですよ」って言うのは相当に百合百合してるなぁと思う
平さんはちょっと甘めな滑舌だが魅力的な声だったので、歌唱先行のキャスティングなのかと思ったけども、終演後に調べたら普通に女優さんだった。
ミュージカルにも出演された事がある様なので、その辺りの実績が買われたんだろうか。
A。または人間、はアイドル的な売り方なのか? これまでどんなライブパフォーマンスしてたんだろうか?
ギターを弾き出した時に、客がザワついていなかったからギターは弾ける or ギターの曲はある。という認識なのか?
それだと、曲中に観客が乗らずに腕組みしてたり呆然としてる感じな事に違和感があったんだよなぁ
客はザワつくがバンド仲間と入巣はハッキリと気付く。もしくは、アイドルファン的に全肯定してる客と、その真意に気付いて震えるバンド仲間と入巣。みたいな構図でも良かったんじゃないかとは思う。
お芝居と言うよりは、顔面で勝負してる画が多い印象ではあった。
CHAKAPOCO
阪元監督最新作、石黒先生の作品ということで期待しまくりで観に行きましたが、抜群の手応えでぶっちぎってくれた面白さでした。
特典はポストカードでした。
青春が爆発していました。
原作の雰囲気そのままに阪本監督のチューニングで作られた会話劇がずっと面白く、物語が進むにつれてグッとくる展開があったりと感情が大変でした。
アパートで先輩のルカと後輩の入巣がワタワタしているのがキュートでしたし、女子2人の会話劇というところで阪元監督に全幅の信頼を寄せていましたが、テンポも良く、それでいてまったりした感じもあってずっと笑いっぱなしでした。
XやYouTubeを観ながらダラダラしている感じがとってもリアルでしたし、ご飯を2人で自炊したり、一緒に居酒屋に行ってベロベロになったりするのも身近な幸せが詰まっていて良いなぁとなりました。
入巣のバイト先の絶妙なウザさを漂わせる兎さんが地味〜に嫌で好きでしたし、面白いくらいカッコつけているのも良かったです。
どんなお店やねんというアーティスト志向なあれやこれやも面白かったですし、懐かしのファスト映画での決着も味がありました。
メンズたちが合流してからのファミレスでのやんややんやがま〜楽しくて楽しくて。
田口が入巣経由でルカと連絡を取っていたクソ野郎というのが明かされたり、伊藤がむっちゃマイペースだったり、奢りと分かったならば高い注文しまくるルカと入巣だったりとワチャワチャ感最高です。
そこからのシンプル暴力をかます入巣にやられた田口に怪我したのかと思ったらニキビだったことに気づいた伊藤だったりとまた面白くさせてくれました。
メンズ2人の会話劇もユルっとしていて好きだったのでもっと観たかったです。
砂浜まで来ての4人の会話は沁みるものがあり、何者にもなれないのを悟る伊藤のセリフも突き刺さりましたし、伊東に向かってドロップキックをお見舞いするルカもスカッとしていて良かったです。
自分も行動としてはルカ的に生きているのですが、頭の中に伊藤のような感じの悟ったセリフも浮かんだりするので歯痒いなぁ、ほんのり辛いなぁと思わされました。
ドンモモタロウにライダーベルトを装着させるなんて…なんてファンサービス!ありがとうございます!
ルカがバンドから引き抜かれて、ソロデビュー、しかもピートモスをやっていた時とは全然違うキラキラした感じ、入巣もピートモスのメンバーも観客も皆んな、絶対この路線じゃないのにな…となっていたところでギターを持ってネムルバカを掻き鳴らしていく展開は本当に胸熱で、体も動きましたし、拳もかかげたくなりました。
入巣が目一杯叫び、ルカはそのまま会場を後にする、最高にロックで中指立てまくってて痺れました。
切ないけど前を向くラストシーンもこれまたグッときて、ザ・青春映画だ…!と震えながら終わっていくのも良きでした。
エンドロールで入巣が部屋で口ずさんでいるのも本当に良くて、この日の帰り道以降ネムルバカをリピートしまくりでした。
阪本監督の新境地を開拓したような作品になり、原作の導線にもなりそうですし、個人的には実写化大成功だなと思いました。
何回も観返して思い出にふけりたいです。
鑑賞日 3/22
鑑賞時間 18:45〜20:31
座席 J-1
ライブシーンが良かった
・原作漫画がコミックリュウで連載時から好きで新装版を読了してから観た。思い入れがあったせいか、映画のテンポが漫画よりも緩くて遅く感じられて違和感がすごかった。原作ファンが映画に対して色々と思ったりするってこういう事か、と実感した。そのため、映画としての評価がとても難しい。原作にあったエピソードと構成が好きなだけに、あぁそこはそうするかぁーって感じだった。とはいえ映画に収めるってこういうことだよなとも思った。
・寿司が嫌いになった理由が原作どおり血しぶきが観たかった。まぁ色々あったのかなと思いつつ、車が原作に出てくるような旧車だったらなぁと思った。それでガードレールにぶつかってぼっこぼこになるのも観たかった。
・個人的な思いとしては、舞台を当時の2005年頃にしてほしかった。まぁ最近知った人からしたら非常に迷惑な時代設定だろうけど。あと場所が関西なのか関東なのか、原作なら架空の日本だったらもっと地名の看板とかが観たかった。入巣が冒頭でswitchをしてたのが金がない割に余裕あるなぁって思ってしまった。意味のあるのかないのかっていう会話が今の流行りなんだなぁってシーンをサクサク進めてほしいなぁって思った。
・ストーリーは知っているので映画ならではのオチとかを期待しながら観ていた。その中でライブシーンが良かった。特にラストのピートモスのメンバーが観客で来ていて、観客席がバラバラなのが良かった。人気で取れなかったのか、各々勝手に来たらお前も来たのかってなったのか、今、皆は離れている状態ですっていうのが伝わってきた。そこで、ネムルバカを歌いだしたときにメンバーが席でエア演奏をしたのが最高だった。あぁこういう歌を歌ってたんだと。自分の耳の問題なんだけど歌詞が全然わからなかったことが残念だった。
「ベイビーわるきゅーれ」にはまった人は楽しめると思う。僕は若い女子2人の緩い日常は「ベイビーわるきゅーれ」だけで充分かな。ラストからのその後を描くPART2希望。平祐奈さん目当てで観賞。ナビコが笑える
「ベイビーわるきゅーれ」では、俊敏で緊張感に充ちた殺し屋だから、対極の伸びきった弛いゴムヒモみたいな日常が面白いと思った。
ルカ(平祐奈さん)にはユルイ日常からはじけるロックがあって、静と騒のバランスが良くて見てて心地よい。
だけど、入巣(久保史緒里さん)はずっとユルイままでメリハリがなくグダグダしてるだけなので面白くも何ともない。店長や同級生が絡まなければ映画の物語にはならない生活だ。
だいたい久保史緒里は最近テレビ,ラジオ,アイドルと大活躍なので、グダグダする姿には違和感があって、はまらなかった。
久保史緒里さん目当ての人は満足できたと思う。
僕は、平祐奈さん目当てで観賞したので、これまた大満足だ。
歌が上手くて、ピートモスのボーカルも癒し系の歌姫もヨイ♪ヽ(´▽`)/
物語は、ルカが大手レコード会社に誘われる所から面白くなる。
特に、ステージでルカが、「作詞·鯨井ルカ、作曲·ピートモス,入巣柚実」と言うところなんかすごく感動的だ。
だけど僕は、大手の誘いを蹴飛ばして、「ピートモスで ”ネムルバカ” をヒットさせんかい」と思ってしまうのだヨ。 ルカが大手レコードの誘いを断るよりも、映画どおりの展開のほうが面白いとは思うんだけどね。
物語はラストのルカの逃亡からのほうが興味深いので、そこからを描いた,それからの物語·PART2が見たい。
あと、カーナビがルカを灯台がある岬まで案内して最後に「ナビ、マチガイちゃいました~」と緩く言ったのが1番笑えた。マジかナビコ。こんなポンコツナビだから配信終了しちゃうんだよ。
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