「苦しくなったら逃げても良いが・・・。」ネムルバカ やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しくなったら逃げても良いが・・・。
石黒正数先生の「ネムルバカ」は、初版が刊行された頃に購入して購読済みですが、残念ながらほとんど記憶に残っておらず、また漫画本も処分した後で読み返すこともできません。既に17年も前の作品だったことに驚いています。
大学の相部屋の女子寮って今も現存しているのか定かではありませんが、簡単に男子が出入り出来るセキュリティの甘さについてはちょっといくらなんでも・・・と思ってしまいました。最悪、隣の部屋の女子に通報されて退寮ですよ。原作もそうだったっけ・・・と思い返すもまるで記憶にありません(笑)。
ただ、そんな粗探しなんてどうでも良いくらいセンパイとコウハイの掛け合いがユルく、かつヤサグレてて楽しいです!ダメ人間認定される一歩手前・・・というか片足突っ込んでからが楽しいんだよ、と言わんばかりのグウタラさが大学生として経験上でもリアルでした。
将来の夢を追う不安、その追うべき夢さえ現時点で形になっていない焦り・・・それらの為に彼女らは時に暴走したりするんですが、なんとかギリギリ綺麗に演出できていたんじゃないかと思います。まあ暴力はダメですけどね(笑)。
最後に。苦しくなったら逃げても良いがいつかは帰ってこいよ・・・と親心込みで強く「彼女」に伝えたいです。
では。
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