敵のレビュー・感想・評価
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77歳の元大学教授に襲いかかる敵の正体は幻覚か、それとも。。。
妻に先立たれた77歳の元大学教授の儀助が、東京都内の山手にある古い日本家屋で慎ましく、日々のルーティンを守りながら暮らしている。とは言え、彼が焼く魚は美味そうだし、たてるコーヒーの香りがこちら側にも届きそうだ。何より、彼は枯れていない。時折訪れる教え子に密かな欲望を抱いたりしている。
ある日、儀助のパソコンに突然"敵がやってくる"というメッセージが届いて以来、彼の意識は一気に混濁していく。それは現実か、幻か。そして、敵襲来以前の日常はどうだったのか。儀助の混乱はそのまま観客にも伝染し、多くの人が感じる老醜の残酷という聞いたような結末に収まらない、衝撃のラストへと突き進んでいく。それは、筒井康隆の原作にもなかった映画オリジナルのアイディアだとか。観客を混乱させて、さらに異次元へと誘い込む脚本と演出に思わず息を呑んだ。
筒井原作に綴られた儀助の人物像はユーモラスで、やたら男性性器や性欲にまつわる記述が登場する。77歳でそんな?と思うわけだが、映画ではそんな主人公を長塚京三が演じることで、さもありなんと思わせる。何しろ、長塚=儀助はエロくてかっこよくて、知的なのだ。気がつくと女性に覆い被さっているような、前のめりで痩せた身体にも妙な説得力がある。観ていて疑問に感じたところを後で誰かと話なくなる、対話に飢えた新春のシネフィル向き。
凡人には理解不能?でした
「土を喰らう12ヶ月」みたいになって欲しかった
長塚京三さんの主演映画を観たくて、特に吉田大八監督とか、筒井康隆さんに興味はなかったので 、もうどうせなら前半のような、寝て、起きて、食事を作って食べて(いろいろな食事が登場しましたね)、買い物して、執筆して、時々美人(編集者というあたりも、、、)が訪ねて来て、もやもやして、死生観を語って、このままで映画は最後まで行っても良かったです。
途中から敵が出てきてしまいます。
筒井さんですから、そりゃ、訳が分からなくなってきます。
上手くまとめたのは流石だと思いました。
長塚邸の醤油差しとか、エメロン石鹸とか、細かいところまでしっかりしているなと感心しました。
長塚京三さん、最近な長野の自宅をメインに暮らしているとのこと。無理をせずに、まだまだ演技を見せていただけるところを楽しみにしています。
「敵」とは
長塚京三さん主演のモノクロ作品でタイトルは「敵」って、これだけで何だか興味をそそられてしまい、公開2日目に鑑賞してきました。中高年中心とはいえ思いのほか観客が多く、邦画への期待感のようなものを感じました。
ストーリーは、妻に先立たれ、子供もなく、大学教授も辞めて、今は古い一軒家に独りで暮らす70代の渡辺儀助が、時には友人と酒を飲み、たまに訪ねてくる教え子と語らいながら、折目正しい生活を送っていたが、ある日、パソコンに「敵がやって来る」と謎のメッセージが届き、儀助の生活がしだいに変化していくというもの。
前半は、大学教授をリタイアした儀助のつつましく丁寧な生活が穏やかに描かれます。規則正しい生活、手際のよい自炊、近所付き合い、知り合いへの言葉づかい等、儀助の日常生活と共に、儀助自身の人となりも伝わってきて、作品世界へと静かに誘われていきます。とりわけ食事シーンは多く、米を研いで炊き、魚を網で焼き、焼き鳥の串を打ち、漬物さえも小鉢に盛り付けて落ち着いて食事する姿は、悲哀や孤独とは無縁で、男の独り暮らしはかくあるべしと訴えかけてくるようで、ちょっとかっこいいぐらいです。加えてモノクロ映像が、多くを望まぬ儀助の心情とマッチしていて、よい雰囲気を醸し出しています。
そんな暮らしに転機が訪れます。パソコンに届くフィッシングメールに紛れて届く、敵の接近を知らせる警告メール。ただのイタズラと流しつつも、儀助の心のどこかに引っ掛かっていたのでしょう。淀んだ不安がさまざまな形で現れ、後半は妄想と夢と現実が曖昧となった描写が続きます。なんとなく既視感のある描写にも思えますが、儀助同様に観客も不穏な雰囲気に包まれていきます。
果たして、この”敵”は何だったのでしょうか。明確に答えが示されているわけではありませんが、これは、過去の儀助が無意識に作ってしまった敵なのではないでしょうか。むろん実際に敵対しているわけではありません。自分の言動が相手に不快感を与え、敵対心を生んでしまったのではないかという不安が、架空の敵を作り出し、彼の心を苦しめたのではないでしょうか。死期が近づき、これまでの人生を思い返すに至り、そんな心境に追い込まれたのではないかと思います。妻への罪悪感、教え子への邪な思い、若い女性への下心など、それに加えて一人暮らしの侘しさや孤独など、自覚しつつも立場とプライドで否定してきたこれらの思いが、妄想や夢となって現れてきたのではないかと思います。”敵”とは、内に眠る自身の後悔や懺悔なのかもしれません。
また一方で、どんなに清貧な暮らしを送っていても、さまざまな欲から解放されることはないという、人間の本質について訴えかけてくるようで、ちょっと考えさせられてしまいます。
主演は長塚京三さんで、彼でなければなし得なかったであろうと思わせる説得力のある演技が秀逸です。脇を固めるのは、瀧内公美さん、黒沢あすかさん、河合優実さん、松尾諭さん、松尾貴史さん、カトウシンスケさん、中島歩さんら。
認知症ではなく「夢」の物語
独居老人の日常が丹念に描き出される序盤は、生活レベルの差こそあれ、役所広司の「PERFECT DAYS」のような趣きがあり、静謐なモノクロの画面と几帳面で「こだわり」に満ちた生き様に引き込まれる。
ところが、艶めかしい教え子とセックスをしそうになったり、女医からSMまがいの診察を受けたりしたことが夢だったと分かる辺りから、現実と夢の区別が曖昧になっていって、徐々に不穏な空気が流れ出す。
こうしたサスペンスフルな雰囲気は、アンソニー・ホプキンスの「ファーザー」と似ていなくもないが、本作の妄想は、すべて夢の中での出来事なので、主人公は、必ずしも認知症を患っている訳ではなさそうだ。
むしろ、主人公の認知機能は正常で、理性や知性で抑え込んてきた欲求や願望が夢の中で顕在化し、それを整理しきれなくなっているのではないだろうか?
女子大生に大金をだまし取られたり、雑誌の連載を打ち切られたりしたことは、おそらく現実の出来事で、そうした金銭面での不安が、自殺願望や「敵」という強迫観念を生み出したのではないかと解釈できるのである。
ただ、「敵」の正体が、「老い」とか「死」とか「困窮」とかであるならば、北から日本に侵攻してきた外国勢力という設定には、これといった関連性が見い出せず、メタファーとしての唐突感が否めない。
「戦争」とか「殺戮」とかに対する恐怖心を否定するつもりはないが、それを描こうとするならば、それなりの背景なり、伏線なりが必要だったのではないだろうか?
いずれにしても、この映画の主人公のように、下手にボケずに恐怖や不安の中で最期を迎えるよりは、死への恐怖を抱かない程度にボケることは、決して悪いことではないと思ってしまった。
夢と妄想と現実
タイトルから想像した話とは違った
2025年劇場鑑賞19本目。
エンドロール後映像無し、音だけあり。
引退したフランス文学の元教授が、収入と貯金を割って生活費が底を尽きる日をエックスデーと呼びながら暮らしている日常を最初描きながら、徐々に虚実入り混じる構成になっていきます。
あらすじでは敵が現れる、とあったので、カラスや野良猫なのか、詐欺集団なのか(こうなるとビーキーパー)、隣人なのかと色々想像したのですが、思ったより敵でした。いやそういう敵なんかい。
虚実の虚の部分は悪夢といってもいい内容で、そのパートになると調子の悪いボイラーのようなブァァァァンという音が爆音でかかり、不穏感が増していたのですが、最後付近の不穏でもないシーンでもかかっていて、この場面は実は何か恐ろしい事が起きているのかと思ったのですが、スクリーンを出て支配人がいたので「まさか工事とかやってます?」と聞いたら「うるさかったでしょうか?申し訳ございません」ですって。おい!ふざけんな!金返せ!
支度
八十に近づくと三人の女がやって来た!愉しみました。
敵
静謐な老後を過ごす独居老人であるはずが、
既に無くなっている欲望が突然やって来る。
やがて、寝ていたはずの欲望を現実化をできないと、妄想として実現し、
欲求が更に拡大化する。
その結果、
死んだ妻を甦らせ、浮気者と罵倒され!
元生徒を贔屓したことを、アカハラと指摘され!
行き付けのバーの学生女給に好意をもったら、300万円を持ち逃げされる!
終活して紳士面して過ごしていても下心が往年を回顧し暴かれて行く、
その結末は、
かの静謐な生活音はなく、平穏を無くした混沌と妄想の中で自死へと進んで行く…
唯一、老という敵を回避ではなく真正面に立ち向かった時に開放感を気付いたように見えた…
その執着心は、
古い住居にまだ生きずかせているところが、筒井らしい。
オッサンって助平です。
同感です!
( ^ω^ )
敵
筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉田大八監督が映画化。
穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、ある日「敵」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。
大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとり暮らす、渡辺儀助77歳。
毎朝決まった時間に起床し、料理は自分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。
時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディナーも振る舞う。
この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しながら、日常は平和に過ぎていった。
そんな穏やかな時間を過ごす儀助だったが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッセージが流れてくる。
主人公の儀助役を12年ぶりの映画主演になる長塚京三が演じるほか、教え子役を瀧内公美、亡くなった妻役を黒沢あすか、バーで出会った大学生役を河合優実がそれぞれ演じ、松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩らが脇を固める。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、東京グランプリ/東京都知事賞、最優秀監督賞(吉田大八)、最優秀男優賞(長塚京三)の3冠に輝いた。
敵
2023/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ、ギークピクチュアズ
tekinomikata
人生後半の課題
こういう映画が好きな愛好家がいるのでしょうね。東京国際映画祭で3冠受賞作ですし。
でも私にはかなり難解でした。残念ながらお勧めは出来ないです。
渡辺儀助氏が自死を選んだとは思うのですがその様子は描かれていませんし、どのように発見されたかも教えてくれず、次の展開で関係者が集まり遺言書を公開しています。
それまでは彼の現実か夢か痴呆による妄想かの世界に付き合わされます。それはそれで良いのですが彼の死は確かに現実ですのでその最期が解らないと置いてきぼりにされた感じです。
敵とは?メール?北から?黒い顔?銃撃?
何も教えてくれません。見る側に任せるにしても映像が具体的で想像は難しいです。
渡辺氏がプライド高く、自分を律して、人に頼らず、自分を安売りせず、理屈ぽく生きているが、教え子に邪な想いを寄せながら彼女から今ならハラスメントだとなじられたり、若い娘に相手にされ舞い上がた後に騙されて金を取られたり、亡き妻に叱られて、それを後悔して詫びている。
端から見たら何やってんだ、てなもんです。
歳を取ること、受け入れることの難しさと大切さを言っているのかなぁ。
世間や社会を敵と見ず暮らして行くことかなぁと思いました。
これから63歳の自分が人生で向き合う課題です。
モノクロの映像に引き込まれました
敵は誰か己の人生か。
敵とは
ヒッチコックの「裏窓」の話から双眼鏡で他人の生活を覗き見ていたことがわかる主人公。
元大学教授で旅行雑誌へのコラム連載や講演会依頼など、現役引退後もそれなりの活動が出来ており、フランス文学研究のまあまあな権威者であることを自他共に認めている主人公の日常を垣間見るような映画だ。
ご飯は毎食炊き(量からみるに保温機能は恐らく使わない)、クイーンズ伊勢丹で毎回買い物ができるほどの生活レベル。自分があとどれくらい生きれるかを決めて、毎日工夫して満足度の高い生活を送っている。
上品な装いで言葉使いも丁寧、男の隠居生活の理想を行っている主人公に見えてしまう。
本作が面白いのは、そんな完璧な主人公が意図せず醜態をさらしていってしまう様を、あたかも「裏窓」よろしく観客の我々が覗き見てしまうつくりになっていることだ。
また、アンソニー・ホプキンス主演の「ファーザー」のように主人公が老いることによって認知機能が低下し現実と妄想の区別がつかなくなっていく話にもみえるが、基本的に我々人間がやることなんて同じようなもので、かつての教え子に欲情してしまったり、可哀想な子を助けてあげたくなってしまったり、かつて主人公が双眼鏡で他人の生活を覗き見て"人間なんて所詮・・"と思っていたことがそのまま自分に返ってくる因果応報のような話でもある。
敵とはかつてのそんな自分だったのか。
ネットで誹謗中傷や根拠のない批判に勤しんでいるアナタ。そんなアナタの敵とは。アナタのような人ではないか。
そんなメッセージとして私は受け取った。
長塚京三さん以外考えられないキャスティング!
そして昼飯を抜いて観たのは大失敗だった笑
基本的にはコミカルなシーンも多く、私が観た劇場ではかなり笑いが起こっていた。色んな考察も出来てお腹が空く映画です。面白かったです。
吉田大八監督が問う自己認識の深淵
吉田大八監督の新作である『敵』。公開2日目の夕方の回に鑑賞したが、ほぼ満席の状態で、私は最前列の少し左側から観ることとなった。この「歪んだ画角」での鑑賞が、むしろ映画の本質に合っていたように思える。なぜなら、本作自体が人間の「主観的な現実」の歪みを描いた作品だからだ。
映画は、長塚京三演じる老齢の元大学教授の日常を淡々と映し出す。丁寧に一人暮らしをし、教え子や編集者から尊敬を受ける彼の姿は、知的エリートの晩年として理想的に見える。
しかし物語が進むにつれ、その世界が主人公の主観によって大きく歪められていることがわかってくる。この主観的な現実と客観的な現実の境界が曖昧になる描写は、私たち自身の内面とも通じるテーマを提起していると感じた。
映画を観ながら、自分の思考や日常生活の中での「主観的現実」の歪みを強く意識させられた。主人公が想像と現実を混在させる姿は、フェイクニュースや情報の信憑性に揺れる現代社会に重なる。自分の認識が正しいか確信できない不安や、周囲の価値観に左右される感覚は誰しも覚えがあるだろう。
こうしたテーマに触れる中で、私は現在読んでいる『おしゃべりな脳』やジュリアン・ジェインズの『神々の沈黙』を思い出した。どちらも人間の内的な声や主観の動きを論じた本だ。
特に、主人公の内的現実が映像を通じて映し出されるこの映画は、まさにこれらの議論と呼応しているように感じた。さらに、筒井康隆の原作が持つ「不条理」や「現実の不確かさ」を忠実に映像化している点も興味深い。
筒井の青春ファンタジーの名作「時をかける少女」もこの映画を観た後では、少女の不安定な自己認識を描いた物語に思えてくる。
吉田監督のこれまでの作品『桐島、部活やめるってよ』や『美しい星』は、正直、私には面白さがよくわからなかった。しかし本作は、自己認識の不確かさというテーマを通じて、私自身の恐怖や不安を刺激し、強烈に引き込まれた。
主人公の境遇が、自分の将来と重なったからかもしれない。いくら自分が知的であると思っていても、確かな自己認識を持つことがどれほど難しいか、この映画は鋭く突きつけてくる。
映画の余韻は、観終わってもなお続いている。主人公の姿が他人事ではなく、自己の中に存在する可能性を感じさせる。そのため、観客にとっても「自分ならどうだろう?」と深く考えさせられる尾を引く映画となっている。
『敵』は、主観的現実と自己認識の不確かさを描いた作品として秀逸である。このテーマに共感する人や、自身の認知の歪みを省みたい人には特におすすめだ。吉田監督の手腕が光る本作は、観る人に強烈な印象を残し、自身の内面を振り返るきっかけを与えてくれるだろう。
筒井ワールド全開!! 温度の無い世界、狂おしい世界
夏なのに暑さは感じられず
聞こえる秋の鳥の鳴き声にも
季節の空気も匂いも何も無く
その違和感は鑑賞中続いた。
理由はモノクロだからじゃない。
何かが違う…
現実と幻覚?残像?
誰もが感じる線引き
その狭間の謎は続いた。
彼と敵とその世界を
考えると面白い。
演技陣の冷めた目も気になる。
いい原作、いい制作、いい演技、
いい作品だと思った。
【以下、あくまで個人の解釈】
長々と続く温度の無い世界
現実はFirstカットの屋外。
その先からは彼の世界
縁側で目覚めるまで彼の中
敵と同居する彼の中…
そう思ったのは、感じたのは
その後の若い男の行動に
現実と別世界の接点を見たからで
消えた若者と見えない男
消えた若者と納屋のシーン
過去のシーンに繋がる。
実は縁側で終わる。
春になれば…
実は縁側のシーン
それまでの表現と違う
違うから…違和感は消えた。
それとも…
縁側で始まっていた。
すでに別世界に居て
その後もそこに居る。
すでに終わっていた。
そうも考えた。
時空を超えた彼の
「居た」と「居る」
「欲」と「心残り」
「ひとり」と「みんな」
最後の最後のエンドロール
その生活音に、そこに居る彼と
そこに居た彼の存在
そこに居続ける存在
あったのではと感じた。
面倒臭い書き方をしたが
いろいろ考えられるほど
面白い映画だった。
※
瀧内ネキか、あすかネキの
いい意味で枯れて・・と言いたいが そこは筒井文学 今風も入ってる
まあ 一部ザラついたモノクロで 映画専攻学生はともかく
主要ターゲットは 50以上 65以上リタイア世代か❓
観客は多くは無かったが,そこそこ 3 割くらいか 初老以降が多い 30代くらいの人もいた
予備知識で必要なのは
・長塚京三が77歳役 元フランス演劇史の教授 わずかな原稿料 稀な講演料 年金貯金自分で人生お金から目処つけている
・妻を亡くして20年 大学辞めて10年 独居
・妻のこと 教え子の女性のこと バーのアルバイト立大生 それぞれ 黒沢あすか 瀧内公美 河合優実
コレだけ それ以外は一切不要です。
モノクロ 枯れた描写 小津安二郎❓
築100年の家でロケ 🈶有料パンフ情報
まあ作品なりのパンフだけれども 文字との格闘は無い 行間が適切 論点が絞りやすいとも言う
筒井康隆さんによると ・・・では無いとのこと。
最初は 自炊の 慎ましい生活 清貧を感じる だが高品質
つぎに 女性との関係性
ところで 『敵』って何だろう 皆さん 是非 スクリーンで確認を❗️いろいろ筒井的、イヤ吉田大八的
俺は 『因果応報と個人的に思った』
緩やかな展開 恒例五分くらい😪 原作は1998 昭和では無いけど 間違いなく 昭和映画
長塚京三さんへの当てがき脚本とのこと
特に気づいた点
・長塚京三1945 トランプさん1946‼️ 元気過ぎも如何❓トランプ🃏あなたのこと❓
・瀧内公美 さんが マジ エロス、イヤ 気品感じる 中年美人❗️
・焼き魚 とか 朝食が 美味そう
・最後の 今風の捉え方にビックリ❗️是非スクリーンで確認を
色々ありますから 大人の方 どうぞ スクリーンで❗️
【追記】長塚京三さんは早大中退後 パリ大学ソルボンヌ卒‼️
演技の実力と学校歴は『なんら因果,連関関係が無い』のは相違ないが 今回はソルボンヌの教養が少し出てた。
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