劇場公開日 2025年1月17日

「白黒画面で見る瀧内公美は、とても美しかった。。」敵 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0白黒画面で見る瀧内公美は、とても美しかった。。

2025年2月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

筒井康隆原作、吉田大八監督作品。

YouTubeの『ホイチョイ的映画生活〜この一本〜』チャンネルを見ていて、この映画の事は知った。
調べてみると、筒井康隆はまだご存命で現在90歳。
『敵』を書いた時は60前半だったみたい。

この映画は、隠居している元仏文教授の妄想を描いている。
この状況を見ている人がどうとらえるか?
60前半だった筒井康隆は何を思ってこの小説を書いたのか?
若い人が見て共感できるところってあるのだろうか?
共感できなくとも映画として楽しめるとは思うが。。
2月の最初の祝日、お客さんは結構入っていました。

そんな事を考えながら映画を見ていた。

筒井康隆の本は何冊か読んでいた。
富豪刑事とか、文学部唯野教授とか学生時代に読んだ記憶がある。
昔はテレビにも出ていて、癖のある人ってイメージ。

このストーリーを映画にしちゃうんだから監督って凄いなと思いました。
娯楽映画という感じではないですが、映画作品として楽しめました。

長塚京三の元大学教授役はまさしくピッタリでしたね。
この人は、こういう品のある役が似合っている。

白黒画面で見る瀧内公美はとても美しかった。
今まではあまり意識した事は無かったけど。。

河合優実は良かったのだけど少し飽きたかな。。
あんのこと、ナミビアの砂漠、八犬伝と最近見た映画にも出ていたし、出過ぎって感じてしまった。

はりー・ばーんず