「本年屈指の傑作」敵 アリさんさんの映画レビュー(感想・評価)
本年屈指の傑作
描写の破壊力凄かった!モノクロの世界なのに不思議なことに食べ物が美味しそうに感じました。
前半はパーフェクトデイズ見てる感覚になりましたね
見てて夢か?現実か?生か?死か?って混沌としてましたが私の中では老後の不安や恐怖を視覚化した作品なのかな?と。
誰もが通る老後、
・お金のこと
・情弱が故に引っかかりやすい「フィッシング詐欺」
・面倒見が良いが故に騙されてお金取られてしまったり
・欲が出て教え子相手に妄想してしまったり
・病気への不安(松尾貴史が病室で「敵」って言ってましたね)
・認知症への不安
・亡くなった奥様を思い寂しさや孤独感
・死後の家の事
・死ぬ事
いろんな不安や恐怖がある中で
この作品は夢オチかな?妄想かな?とか認知症が見る世界を視覚化したものなのかな?とか、どれにでも当てはまると思うんですよね!
まぁテーマが深い
この作品は若い世代より50代より上の世代が見た方が刺さると思います。
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