「裏・孤独のグルメ。」敵 やさんの映画レビュー(感想・評価)
裏・孤独のグルメ。
男っつうもんはタマが本体で、老いさらばえても射精にだけは貪欲なのだ。大腸検査すらオカズにするとは、なかなかの上級者である。
積み重ねて来たものが「老害」の一言で片付けられる昨今、強く信じて貫いて来たものですらゴミに思えて、
いっその事誰かが全て壊してくれないもんかと空想する瞬間があるのだろう。
敵という概念が意識に流れ込んできたその瞬間こそが、本来の自分と向き合うべき時なのではないか。
モノクロという非現実性が、私を当事者意識の外へ追い出す様で恐怖を感じた。
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