スピーク・ノー・イーブル 異常な家族のレビュー・感想・評価
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子供たちのIQ200ある
エンディング爽快で感動しちゃった。
麻酔打たれた悪党(♂)にパパが銃向けたときに「いやアントに渡したれ。彼にトドメささせたれ」って思ってたら、まさかの本当にアントがトドメ決めててもう興奮冷めやらぬよね。
パパが犠牲になって残り三人は助かるパティーンね…と思いきや、全員助かって全員殺してるしサイコーだよ…常にこのエンディングが良い…これを求めてたまである。
なんか後味悪いみたいな終わり方してたけど知らん。
皆でハイタッチしてニコニコで帰って良い。
後々の犠牲者も助かったわけだし、お前らヒーローだってばよ。胸はれよ。
あとアントの鍵の返し方天才かよ。
アグネスの太もも刺したのも、「怪我した~」って親を物陰に呼び出すかと思いきや、初潮装うとか天才なのよ。
思い付かなかったぜ。私の知能超えてる。
ママのカッターと硫酸とトンカチを使った淀みない攻撃も目を見張るわね。
「そこだよ!今だよ!やれ!!!」と思ってもやらないこと多いですからね。
トリガーが子供とパパなのも良いよね。
軍師:子供たち
アタッカー:ママ
運転手:パパ
ってパーティな訳ね。バランス良いじゃない。
まあエンディング爽快とは言いましたが、この夫婦たぶんマジで離婚するな…とか、アントとはもう二度と会わないだろうな…みたいな引きも良いですよね。
これでマジでハイタッチしてニコニコで帰られても「思ってたのと違う…」ってなりますからね。
鑑賞者はニコニコするけどお前らは精神ダメージ受けとけって欲求を見事に満たしてくれるじゃん。
この手のジャンル好きな人間のこと分かりすぎ。大好き。
でもやっぱり土壇場まで大人が使い物にならないのとか、硫酸意外と弱いなとか、そもそもこのジャンルに免疫無い人の入りとしてはオススメできないというところはあるので、星は控えめにしておきますね。
つまりこの手のジャンルが好きな人はすべからく全員見てね!!!!!!
私は好き!!!!
旅先で知り合った友人に招かれたら・・・
これ、なかなか面白かったです。
ジェームズ・マカヴォイの危機迫る狂気に、すっかり魅せられちゃいました。
オリジナルのデンマーク映画「胸騒ぎ」は、未見ですが、本作の影響でちょっと興味がでてきた感じです。
旅先で仲良くなった家族が、実家に招待されて狂気に晒される話。
家庭内で不和を抱えるアメリカ人一家が、旅先で出会ったイギリス人一家。障害を抱えた子供を温かく見守る楽しい父親(パディ)に、親しみを感じるベン。帰宅後、しばらくしてパディから片田舎の実家に遊びに来ないかと誘いが来た。
妻の不倫と、不安定な娘、就活もままならない現状から回避するかのように、ベン一家はパディの誘いを受ける。
楽しい一時を過ごすベン一家ではあったが、パディの奇異な振る舞いに、時折不安を煽られる。そんな中、上手く言葉を発せられないパディの息子は、ベンの娘に何かを伝えようとしていた・・・
【ネタバレ】
理想の家族を持つことが目的なのか?
パディは招いた一家を始末し、新たな子供を手中に収めることを繰り返していた。策略に気付き、逃走を図ったベン一家だったが、窮地に陥ってしまう・・・
もう、ここからは、ホラー全開。ドキドキの連続で楽しませてもらいました。
無事、逃げ延びることが出来るのか?
ラストは切ないですね。
みんな、トラウマにならないと良いけど・・・
ちょっと余談です。
本作品、それほど有名ではないので、映画館は一人で貸切状態でした。ところが映画が始まったところでカップルが入場してきました。なんと、ムタ話をしながら・・・
途中で席を移動したり、立ち上がったり、もちろんその都度会話が聞こえてくる。
エンドロールが始まった途端におしゃべりが始まって・・・
静かで綺麗なエンディングソングだったのに、余韻に浸るどころじゃなかった。せめて、外へ出て話せよ。
まったく、マナーの悪い客に怒り心頭で、パディの悪行が薄れちゃいました。
愛しのマカヴォイが…
「つぐない」や「ナルニア国物語」の私にとって素敵な王子様がどんどんサイコパス度増し増しになっていくなんて誰が想像出来ただろう
でもアントが救われて本当に良かった😭
それ、違うんだなあ
せっかくリメイク権獲得したのに、あのラストは改悪だよなあ。結局悪者がやられるってのはド定番だし、オリジナルはそういうラストじゃなかったからの評価なわけだから。
でも、序盤から中盤までは良かったんだよ。オリジナルよりも設定や場面描写、セリフ回しなんかが整理されていてスッと頭に入ってきたし。
なんと言っても、ジェームスマカヴォイだよね。あの圧倒的な存在感!名演でした!今回は「スプリット」よりな感じかな?ヒーローからヒールまでマルチにやれるのはすごいよね。
被害者夫婦の距離感もオリジナルよりもブレてなかったと思う。だから、後半までは、★5かなあ、っておもってたんだけどね。あんな平凡なラストじゃあ、一気にテンション下がるよ。
その感覚で見ていくと、家の電話線切られても、スマホ使えばいいじゃん。捕まったあと、ネットバンクで送金するんだからさ、とかね。
マカヴォイじゃなければ、★3かなあ?ほんと、ラストが惜しいよね。あれはいただけなかったな、個人的には。
「See no evil, hear no evil, speak no evil」という諺を覚えて帰ろう
2024.12.16 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカ映画(110分、PG12)
原作は2022年の映画『胸騒ぎ(原題:Speak No Evil)』
ある田舎の家に招かれた一家に起こる不条理な出来事を描いたスリラー映画
監督はジェームズ・ワトキンス
脚本はジェームズ・ワトキンス&マッズ・タフルドップ&クリスチャン・タフルドップ
原題の『Speak No Evil』は「悪口は言わない」という意味
物語は、アメリカからロンドンに移住予定の一家がイタリアの旅行先で、イギリス郊外に住む一家と出会う様子が描かれて始まる
アメリカ人家族の父ベン・ダルトン(スクート・マクネイリー)は現在は失業中の身で、妻ルイーズ(マッケンジー・デイヴィス)の収入に頼りながら、娘のアグネス(アリックス・ウェスト・レフラー)とともに新しい生活を始めようとしていた
今回の旅はその気晴らしのようなもので、食事を楽しんだり、景色を楽しんだりしていた
あるときのこと、アグネスが大事にしていたぬいぐるみ「ホッピー」がどこかに行ってしまい、ベンは町中を探すことになった
どこにも見当たらずに家族の元に戻ると、ぬいぐるみを見つけた少年アント(ダン・ハフ)とその父パディ(ジェームズ・マカヴォイ)と母キアラ(アシュリン・フランシオーシ)がいた
お礼も兼ねて食事をすることになった彼らは、少々言葉の尖ったパディに戸惑いながらも、有意義な時間を過ごすことになった
そして、「今度はウチに遊びにこいよ」というパディの申し入れをベンは社交辞令のように受け止めていた
ロンドンに戻ったベンたちだったが、仕事は決まらぬまま時間だけが過ぎていく
そんな折、パディから誘いの手紙が来て、一家はその申し出を受けることになった
ルイーズは「遊びに行くには長い」と考えていたが、ベンは「気分転換になるだろう」と意に介さなかった
物語は、ベンたちがパディの家に招かれ、食事をするシーンから動き出す
ルイーズはベジタリアンだったが、それを知っているはずのパディが肉料理を出してきてしまう
さらに菜食主義論争に突入し「魚は食べるベジタリアン」と揶揄する
ルイーズは気分を害するものの、ベンは風習の違いだと宥め、体裁を繕うことになった
その後も、パディの言葉尻にルイーズが反応するものの、キアラとベンが間に入っていく
だが、2日目の夜に事件が起きてしまい、ルイーズは一瞬たりともこの家にいたくないと言い出す
それは、パディたちの寝室にアグネスがいたことで、彼らは理由も聞かず、挨拶をすることもなく、勝手に家を出て行ってしまうのであった
映画は、この帰宅と常にアグネスのぬいぐるみが無くなっていることに気づき、パディの家に戻る様子が描かれていく
アグネスはぬいぐるみがないとパニック発作を起こすため、やむを得ずにパディたちの元に戻ることになった
当初はベンだけが対応する予定だったが、車で待機するはずのルイーズまでもやってきてしまい、さらに話はややこしくなってしまうのである
このあたりまではほぼリメイク元と同じで、医者だと思い込んでいたとか、障害者を持っている家族に対して優越感を持っていたと指摘されるところもそのままだった
大きく違うのは、ベンたちがどうなるかというところで、これはネタバレレビューでも避けた方が良いかもしれない
リメイク元は「本当に理不尽に思える」というギリギリのラインを保っていたが、本作の場合は相手がサイコパスみたいな感じになっていて、さらに協力者も登場するので、後半は別の映画を観ているような感覚になる
そのままリメイクをする意味はないのだが、方法が違うとかになるのかなと思ったので、意外なまとめ方をしていたのは驚いてしまった
個人的にはリメイク元の最後まで不穏というのが好きで、北欧のじめッとした感じとか、若干宗教的な側面が出ていたのは良かったと思う
本作の場合は、父親が使えない人間で、それが家庭内不和になっていたり、妻の趣味が露呈して関係が悪化していたりした
そのあたりもテイストは同じだが、リメイク元の家族よりもさらに輪をかけてバカになっているように思えた
いずれにせよ、「新解釈 胸騒ぎ」として観ればOKな作品で、比べる意味もないと思う
スリラーとして楽しめるかどうかが肝心で、後半はホラーアクションっぽくなるのはお国柄のように思える
タイトルは「悪口を言わない」という意味で、「See no evil, hear no evil, speak no evil」という英語の諺の一部となっている
善意を嘲笑う悪意という意味もあり、それがパディの会話の中にふんだんに盛り込まれている
だが、ルイーズの方も礼節を欠く行動があって、それが根底にある思想と合致していくところが恐ろしくもある
なので、思想は体現し、それが相手の悪意を引き出しているとも言えるので、言動には注意した方が良いというメッセージが込められているのではないだろうか
ホラーというよりサスペンスかな
ホラーというよりサスペンスかスリラーのような感じがしました。「ドント・ブリーズ」や「クリーピー 偽りの隣人」が頭に浮かんできました。
最後の方の屋根からの脱出は、「エスター ファースト・キル」のセットに似ているなと思いました。
前半のそれぞれの家族の反応は、なかなか面白かったです。後半、2回程あくびが出ました。
母は強し、父はドジ
パトリックとキアラ夫婦たちとの会話にはイライラする
特にパトリックの喋りはくどい、偏執的
気持ち悪い
終盤に向けて恐怖心の強さが加速する
ラスト、車中にいるアントの表情が凄い
エンドロールで流れるバングルスの「胸いっぱいの愛」が呪いの歌のように聞こえる
Shady
リメイク元の「胸騒ぎ」の絶望度が凄まじく、観終わった後に肩をガックリ落としながら帰ったのが良い寄りの思い出なのですが、今作については自分が何を勝手に勘違いしていたのか、待ち構えている夫婦たち視点で進むもんだと思っていました。
前半はオリジナルをなぞりつつ、後半は全く違うアプローチで進めていく感じの作品で、どうしてもズルいなーという感情が拭えずじまいのリメイクでした。
どう考えたって怪しいパディ夫妻の家に向かったらあれやこれや大変な目に遭うというのは同じで、ベジタリアンだっつってるのに肉を食えと言われたり、パディ夫妻が論点をすり替えてあれやこれや使って論破をし、気弱なベンが何も言い返せずにいたりなどなどフォーマットをなぞりつつも不穏な雰囲気はそのままで、そのままでは無くアレンジを加えていたりはするんですが、食堂でのシーンの嫌〜な胸糞さが好みだったので、食事の場でやるような事ではない性的すぎるシーン&あっさり目な終わり方だったのが物足りなかったです。
娘がウサギのぬいぐるみが無くてパディ家に戻るまでの流れまでは同じなんですが、ブラムハウス式の手の加え方をしてきて、オリジナルでは主張ができなかったアビルもといアントが喋れないなりになんとかアグネスに伝えようとして、この一家の異常さを早い段階で伝える事によってオリジナルとは違うルートにいくってのは面白かったです。
ベン一家を捕まえるまでがタイヤをパンクさせたりハシゴをユラユラさせたりアントを落としてみたりと、だいぶ雑ですしモタモタしすぎててイライラしましたが、そこからはまぁアメリカっぽい感じのバトルが始まるのでええやんと思いつつも別に「胸騒ぎ」のリメイクでやらなくてもとは思いました。
ルイーズ役がマッケンジー・デイビスなのもあってかめちゃくちゃ戦闘スキルに長けていますし、カッターでの奇襲だったりトンカチ振りかざしたり、銃ぶっ放したり硫酸ぶっかけたりと相手がターミネーター達に比べると流石に何枚も劣るので楽勝そうでした。
家の中と屋根上と庭と限られたフィールドでの戦闘が行われて、オリジナルではそこまで出番のなかったヘルパーの男が戦闘要員として参加するのは笑いました。
全員見事に銃をぶっ放しますし、部屋の中に入らせないために家具を使って足止めしたりと一度この世界線を経験した夫婦が転生して反撃してるんじゃって考えになっちゃうくらいには緊迫感はありましたがホラー味は極薄になっていました。
鬱々としていたオリジナルとは異なりスカッとした感じで終わったり、報復に関しては完璧にこなしていたりと、オリジナルを観た時に思ったなんとかして逆襲できないものかを実現したようなものでしたが予想の範疇は超えてこないあっさりさはどうにも好きになれませんでした。
アメリカっぽい逆転劇として観ればまぁ及第点かなとは思いつつも、オリジナルの素晴らしい悍ましさにはどうやっても勝てなかったのかなと思いました。
リメイクを作るのは難しいと改めて突きつけられた気がしました。
鑑賞日 12/13
鑑賞時間 12:35〜14:40
座席 D-7
全てうさぎのせい
最近観たホラーやらスリラーやら系の中では1番の出来でした!!
ただのよくある"監禁お仕置き系"かと、
何となく先が読めちゃうな〜とか思いながら観たら大間違い、
驚きの家族構成!!色んな意味で異常ってわけね!
それにしても父使えない、母強い!
だから浮気されちゃうんだゾw
ワガママ娘はうさぎうさぎってうるさいしw
反省しろ!
追いかけっこでは、下ではなく上へ、外ではなく中へ逃げる、セオリーどおりで、イラついてうっかり声出ちゃったよw
おんぼろゲートなんて車でぶっ飛ばしちゃえよ!
でも無駄に大きな音で驚かすような安い演出がないのは良いね!
そして、何よりこれはアントくんのストーリーだな。
アント、これからは幸せになってくれ!!
『胸騒ぎ』とは別の作品として、これはこれで楽しめた。
冒頭からの幾つかのシーケンス、台詞、登場人物の名前やキャストの雰囲気まで、リメイク元の『胸騒ぎ』に忠実なようだけど、反面、それこそ冒頭から『胸騒ぎ』 より分かりやすい作り。リメイク元から離れ始めてからは普通のスリラー映画になった印象だけど、別の映画として、さらには『胸騒ぎ』の溜飲を下げるという意味でも楽しめた。
『スピーク・ノー・イーブル』 には、『胸騒ぎ』 にはなかった要素がいくつか付加されているんだけど、招待側の夫婦が歳の差カップルで、実は、十数年前に年端のいかない妻を夫が無理やり妻にしたらしい、とか、『胸騒ぎ』より少し年齢を上げた(それでも12歳)被害者家族の娘を、招待側夫が妻の後釜に据えようとした展開は、「胸糞」と言って楽しめるようなものではなく、そこは単純に、きわめて不快だった。
胸騒ぎしなかったよ。
オリジナルは未見です。
相当の胸糞映画のリメイクと聞いてたので
楽しみにしてましたが
全然胸糞悪くなかった。
導入部分までが無駄に長く
ダラダラしちゃって飽きてくる。
もう少しテンポよい展開希望。
どこもかしこも想像上回ることない。
アント役のダン・ホウくんが声を失ってるのに
あの演技力、将来がめちゃくちゃ楽しみ。
それにしても旅先で知り合った程度の夫婦の家に
週末泊まりがけで行くとか
わたしにはそもそも無理です(笑)
リメイク!?
イタリア旅行で知り合った一家から届いた招待状で…、田舎の農場で週末を過ごすことになるダルトン一家の話。
招かれたパディ、キアラ夫妻の家に着いたのも束の間、ダルトン一家の妻ルイーズは菜食主義にも関わらず肉を無理やり食べさせてくるパディに違和感を感じ始める…。
観始めてから15分位!?あれっ、何かこの話観たことあるかも…、ストーリーは進み話は知ってる、でもこの描写あったけ?が、ずっと頭にありながら…。
結果観終わってから確認したら今年5月に公開された「胸騒ぎ」のリメイク作品、とりあえず個人的にスッキリしたのは、胸騒ぎだとこの異常な家族が生き残る…みたいな終わりだったと記憶してるけど、囚われの身となってたアントよくやった!って感じでスッキリした。
リメイクとは言ってもラストの終わり方が違いましたね。妻ルイーズ観て、この女優さん見たことある誰だっけ?と思ったらターミネーターニューフェイトのグレース!
アメリカらしい『胸騒ぎ』のリメイク
今年5月に公開のデンマーク・オランダ合作の『胸騒ぎ』
のハリウッドリメイクですが、私は本作の方が好きです。
ラストはもちろんなのですが、
ルイーズの感じている違和感の描写やキャラクター造形が
丁寧に感じたんですよね。本作。
それからアントが何かをアグネスにしきりに伝えようと
するシーンも実に丁寧に描かれていて、
ラストに至る納得感を醸成できていたと思います。
ラストがオリジナルと最も異なるところで、
オリジナルが好きな方は違和感があるかもしれませんが
少なくとも胸糞度合いはまろやかになったと思います。
ラストはもう心理戦及びフィジカルな攻撃だったりして
ホラー映画ではなくなっているのですが、
ホラー度外視でスリリングに展開するところは、
実にうまく描けていると感じましたし、
麻酔伏線がうまく回収されるところも良かったです。
オリジナルの不条理さも考察が必要なところは良かった
ですが、本作のわかりやすさも良いですね。
ただ、ベンとルイーズが幸せになれるかは非常に微妙な
気がしますね。
よもや同じ作品のリメイクを同年に観れるとは思いません
でしたが、両作とも観て良かったです。
アメリカ人の品格
イタリア旅行で知り合ったイギリス人家族に招待されて訪れた彼らの自宅で、彼らとの関係にズレを感じ始めるロンドン在住のアメリカ人家族の話。
「胸騒ぎ」のリメイクで、国籍や場所が変わっていたり、猪肉がアビーになっていたりと、細かい部分で設定の異なる部分はあるものの、ここまで一緒?というリメイクで、パティ夫婦と特にルイーズの「ズレ」とか不快感は秀逸。
そして、胸騒ぎでは残酷さとか不快感はたまらなかったものの、展開としては尻すぼみ感があった終盤は、まるで変わっていて、ビックリすると共に、流石アメリカ映画だなと。
悪く言えば有りがちになってしまった感じもするし余韻もなくなってしまったけれど、話しの流れはしっくりくるし、エンタメとして盛り上がるしでこれはこれで面白かった。
「好き・嫌い」で言えば、こちらの方が「好き」
オリジナルの「胸騒ぎ」では、犯罪者側の杜撰さや、被害者側の優柔不断さにイライラさせられたが、このリメイク版では、そうしたところがほとんど気にならなかった。
特に、被害者家族が、「旅行に行くことを知人等に言い残していたら、すぐに犯行がバレるのではないか?」とか、「逃げようと思えばいくらでも逃げられるのに、なかなか逃げないのはどうしてか?」といった疑問が、それなりに解消されているのは、リメイクならではの改善点だろう。
オリジナル版から最も改変されているのは、ラストの展開だが、ここでも、「石」しか持っていない相手に無抵抗のまま殺されていく夫婦の姿に違和感を覚えたものだが、リメイク版では、犯罪者達(人数も増えている!)はしっかり銃で武装しているし、被害者側も、身の回りの物を駆使して反撃を試みていて、ちゃんと納得ができるようになっている。
被害者の夫のヘタレぶりは相変わらずで、妻の方が戦闘能力が高いのは御愛嬌だが、それでも、彼が「男気」を発揮して、家族を救うために屋根から飛び降りるという見せ場が用意されているところも良かった。
しっかりと勧善懲悪のケリをつける結末は、いかにもハリウッド映画らしいと思わざるを得ないが、バッドエンドで極めて後味の悪かったオリジナル版よりも、スッキリとした爽快感が味わえる。
確かに、「あぁ面白かった」という感想しか残らない、単純で能天気な映画になってしまったという批判もあるだろうが、「好き・嫌い」で言えば、こちらのラストの方が断然「好き」である。
2人の子供達が主役でありヒーロー
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
元の胸騒ぎとの比較にはどうしてもなってしまうが、内容はほぼ同じ。
最後の結末がバッドエンドなのが胸騒ぎであり、ハッピーエンドなのが本作である。すなわちどっちの結末を求めるかで好みは大きく変わると思う。
個人的に胸騒ぎの好きな所は、被害者家族の両親が違和感不信感から正しい判断をできず、あらゆる選択肢を間違え続けた結果娘を失うバッドエンドに繋がった所が妙に納得し好きであった。
どんなに娘を思う気持ちがあろうと、両親が間違えた選択を続ければ守れるものも守れなくなるという現実を突きつけてくる様な感覚が好きであった。
対して本作ハッピーエンドでは終わるものの被害者家族の両親の間違え続ける選択シーンは胸騒ぎと同じながら、行き当たりばったりで運が味方して逃げることに成功するのがモヤモヤが残る。
胸騒ぎのIFの世界をせっかく作ったのだが、両親がきちんと正しい選択をし自らハッピーエンドに導く展開が見たかった。
結局この作品の主役でありヒーローなのはアグネスとアントの2人の子供達であり両親が守りきれてない隙の多さが個人的には胸騒ぎと比較してしまうと物足りなかった。
まぁ基本的には胸騒ぎとは同じ内容ではあったが、シリアルキラー夫婦の妻の方も被害者の可能性がある?みたいな所とマカボイの体格が良過ぎで、あの自分本位の行動言動が胸騒ぎの時とは違って気持ち悪さ、不快感より単なるモラハラ感強めに見えてしまったのが気になった点かな。
胸騒ぎでは犠牲者となった少年アントも生存でき(これもアグネスのおかげ)最後これまでの苦しみを少しでも晴らして終わるシーンは個人的には1番好きなシーンだった。
良質なスリラー
旅先で知り合った友人一家の自宅に招かれて楽しい休暇、のはずがその一家が実は…という、巻き込まれ型スリラー。
予想通りばっちり怖がらせてくれて、楽しかったです。
ジェイムズ・マカヴォイが嬉々としてサイコ野郎を演じていますが、本当に彼は上手いですね。
アレ?この人、いい人だけどちょっと変?でも、話は面白いし、職業○○だし、たぶん信用していいよね?
と、観客もミスリードされます。
不安症っぽい娘と、若干過保護な母親の設定がストーリーに生きているのもよい。
欧米人はやたらと家族ぐるみの付き合いを好んだり、笑顔を貼り付けて綺麗事を言う文化ですが、犯人がその虚をついて主人公一家をじわじわ追い詰めるのもなかなかない視点で面白かったです。
日本人から見ると、そんなに簡単に他人を信用していいの?偽善的すぎない?って違和感があるのですが、この映画を作った人も同じように思ってるのかもしれませんね。
この先ネタバレ
↓↓↓↓↓
犯人の動機が最後まで謎のままだったのがちょっと残念。
起承転結、の、転から結にいたるまでが長い。
スマホを使えばいいんじゃない?と何度も思いましたが、あの辺境の地は電波もwifiもないという設定なんでしたっけ?
(見逃したのかも)
元となったデンマーク映画「胸騒ぎ」(未見)は鬱エンディングらしいですが、こちらは勧善懲悪で決着をつけていたのでリメイクにあたり改変したのかもしれません。
許されない結末!?
これは、オリジナル映画『胸騒ぎ』の時に書いた焼きまわし。
映画とはあまり関係ありませんけど... 何か?
海外で暮らすという事は、同じ日本人でも相手を信じていいのか?そうでないのか?(あたしは、実際に自動車の売買で騙されている。)その嫌な思いを別の形で思い出す。
同じ南の島で華人の間での特徴的なある出来事があった...
ある島国の地方都市の中華レストラン...
シンガポーリアンが経営者で近くに土産物屋で働くマレーシアンの夫婦が友達のように毎日のように接していた... けど実際のところレストランのオーナーは夫婦の事を前職の職場まで行って素行調査をしていた。同じマンダリンを話していたのに でもこの映画では
共通語としての英語の存在があり、他の国の人たちには知られたくなければ自国の言葉を話すというアリキタリないやらしさのファクターが重要なカギとなっている。だから、そこがこの映画の肝かもしれない... とまぁ、このように感想を載せていた。で、本作はというと
母国語が英語では、疑心暗鬼になるファクターが無くなり、いくらシノプスがよくても直線的な違和感しかなくなる。それと最も映画の質を落としているのが、ラストシーンを大幅に改変したことで、映画を観終わっての "胸糞感" や 行き場を無くす "アリ地獄観" なんて重要な要素を投げ捨てたようなエンディングでは、オリジナルの『胸騒ぎ』と比べると同じ視聴制限 PG12 でも天と地の差がある。
※追記
南の島での出来事に戻ると
仮に彼らに知れたら関係が壊れても敢えてわからないように素行調査なんて何故?したのかは、当時、本土の一般の人たちは観光で国外に出国なんてありえなかった時代に(1997年解禁)、そして元なんて紙屑同様なので、最強の通貨であるドルの札束を財布に詰め込むことのできる本土の偉いさんだけが、へんぴな島に観光?(視察)できていた経緯や背景がある。母国ではないところでレストランを構える苦労を知っている華僑たちは、金の臭いには敏感で、大金を見逃すわけはないし、それと観光客は、土産物屋を見た後は決まってといい程、レストランへと向かうというか、向かわされる。しかも、当時としたら本土の人達だけでなく韓国の観光客も増えてきていたし、その夫婦は韓国人のオーナーの下で働いていた。すみません、自分でも分かりにくいけど... この話には、まだ続きがありますので... また別の機会に
※追記の追記
観光をしていればご自身自体は気付かないかもしれない。これを傍観者としては...
観光客を見れば同じルートで同じように名所に行く。そして、土産物屋やレストランに途中よるのは欠かせない。皆さまは、すでにご存じかも知れませんが、そこには観光という一見して、"楽しい" 事にはいつも裏があり、超が付くほどの大手で一度はお世話になっている方が多い有名なJ○Bでもバックマージンがある。大手の会社がそんなことを今でもしているとは...
そんなことが、すぐ分かるのは、海外のツアーガイドを見れば彼らの目が血走っているのが分かる。レストランや土産物屋はバックマージンを少なくするための工夫があるために
JT○のツアーガイドに聞いたことがある。何故、よその店に行かないのか?彼らは即答する。「それは、観光客が日本に帰ってから日本の親会社へのクレームを避けるため」...
頭のいい回答です。でも旅行中の安全・安全は担保されるかも?例えば、ムートンの加工過程で使われる脱脂剤の危険性を...
この事が、映画より胸糞になれば、幸いです。
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