スピーク・ノー・イーブル 異常な家族のレビュー・感想・評価
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なんであれをやってくれないのー
ある家族が旅行先で意気投合した一家の自宅に招待されたことから始まる"おもてなし"スリラー。
ハリウッドリメイク系の作品らしいですが元作品は未視聴。
滞在中のちょっとした違和感が積み重なって……というのはありがちですがそこをどう見せるかが腕の見せ所でしょうか。
ちょっとした伏線がきちんと回収されていく様は見ていて気持ちよかったですが、アレも回収してほしかったなーと思ったりw
上質なスリラー😱
仕掛けが細かい面白い
磨りガラスの向こうに見えるパディ
私、本作のオリジナルである『胸騒ぎ』は、公開当時に評判は聴いていたものの結局劇場鑑賞は見送りを決定。ただ、ラジオで話題になっていたのを聴いているため、何となくどんな映画かは知ってしまっています。現時点でレンタルで配信鑑賞することも出来ますが、今回は「見比べ」を目的にせずリメイクの本作を先に鑑賞することにしました。会員サービスデイの本日、TOHOシネマズ日本橋11時20分からの回は残念ながら寂しい客入りです。
と言うことで、今回は端的に結論を述べると「リメイクされるだけの面白さはある」と言う感想です。コンプライアンスやハラスメントを意識するばかりに、取り繕ったり本心を隠したりしがちな「現代的人付き合い」を逆手に取って相手につけ入る「ある家族」のストーリー。
パトリック(パディ)を演じるマカヴォイ(何だか『デッドプール』を思い出しますが)はすっかり「二の線」の印象から遠ざかって癖のある役ばかり演じていますが、今回も溢れ出る猟奇性とデカい声、そして分厚い体躯で圧が凄い。その一方で、ダルトン夫妻の口論をドア越しに聞いている様子が判る「磨りガラスの向こうに見えるパディ」など、細かい演出でもきっちり存在感を表して見どころだらけです。
そして、そんなパディに対抗して引けを取らないのがルイーズを演じるマッケンジー・デイヴィス。いろいろと引っかかりを感じるパディの言動に豊かな表情でリアクションし、いざ口論になれば勝気たっぷりに意見する姿は勇ましい。そして更にアクションも素晴らしく、後半のファイトシーンにおけるルイーズの動きは納得度が高い。勿論、ルイーズはあくまで普通の女性のためバリバリに動け過ぎててはおかしいわけで、その辺のバランスは絶妙です。
当然、前情報が全くなければその斬新奇抜なギミックに驚きも絶大な本作ですが、そこはリメイクという時点で越えて当然の壁を、すべての俳優陣の怪演、熱演で十分に満足できる面白さがあります。とは言え、皆さまお忙しい年の瀬に「劇場鑑賞必至か?」と問われると正直、配信でもいいような気もします。。取り敢えずの参考まで。
予想してたより面白かったです。
支持。妻Mディビスの巨体が勝因。
『胸騒ぎ』を先に観ておくとタイムリープものとして楽しめる
リメイク元の『胸騒ぎ』を先に観ておくことを強くおすすめ。
本作だけ鑑賞だと「普通に面白いハリウッドホラー」ぐらいの印象になると思う。
『胸騒ぎ』を観ていた身としては、最初に女の子が出てきた場面で、まだ何も起きていないのに辛い気持ちになってしまった。
『胸騒ぎ』は、前半は常識人が突発的な非常識な言動に翻弄させる感じが「松本人志のコントみたい」で楽しかったが、ヤバいのは後半。
クライマックスでの「現実では絶対に起きてほしくない」と思わずにいられない衝撃シーンは、映画史に残るレベルだと思う。
謎めいた終わりだったため、公開直後は考察が盛り上がっていた印象がある。
一方本作は、前半の展開は『胸騒ぎ』ほぼそのまんま。
「ああそういえばこんなシーンあったなあ」と思いながらの鑑賞。
新鮮味は薄かったかな。
外食シーンでの気まずさがパワーアップしていたのには笑ってしまった。
異変が起こるのは中盤。
『胸騒ぎ』では終盤の衝撃シーンを観た時に「そういうことだったのか!ひょえ〜」と真相がわかる感じだったが、本作は中盤で真相が判明。
観ていて思ったのは、『胸騒ぎ』で最も不幸な境遇を背負った小さき存在だったあの人が、「あんな結末は嫌だ」という思いから、『胸騒ぎ』から本作へとタイムリープしてきたかのような話に感じた。
その人物が『胸騒ぎ』には無かった行動を起こすことで、話は別のルートへと移行。
その結果、前半は『胸騒ぎ』の雰囲気を受け継いだヨーロッパホラーテイストだったのが、後半はハリウッドホラーへと様変わり。
正直、後半はハリウッド映画で今まで何度も観たことあるような感じ。
ただ、「うさぎのアプリ」が出てくる場面は「伏線回収上手い」と思った。
マッケンジー・デイヴィス大活躍の一方、ジェームズ・マカヴォイが後半はあまり弾けなかった印象。
今気づいたが、この映画、やたら「うさぎ」が出てくるなあ。
程よくリアルな「異常さ」
心臓が超バクバク
バングルスの『Eternal Flame』を受け付けなくなる
「悪霊より人間の方が恐い」を完全に地で言っていて、ずーっと不快指数100%
ジェームズ・マカヴォイの表情が、獲物の隙を窺う捕食者のそれで、強く出れないベンの許容範囲を少し超えたあたりをパトリックが際どく刺激する。狡猾に下位ランクにマウントをとるアルファボスのようでもあり、見ている自分もそれをされているようであって、イライラする。
ベンの妻のルイーズは、意識高い系の女性で魚はOKという菜食主義者で、狩りを趣味にしているパトリックを毛嫌いしている。パトリックは、それがわかっていて、宗教的でない菜食主義者のルイーズの矛盾を突いたり、夫婦仲がギクシャクしているベン夫婦をいやーな感じで挑発する。
ぬいぐるみのウサギなんか、諦めてしまいなさい。っと言ってあげたいことが何度も。そこは、ホラー映画なのでやばい方向に進みます。オリジナルに比べてマイルドに仕上がっているというけど、終盤の攻防は恐怖と痛みの連続でヘトヘトでございます。
バングルスの『Eternal Flame』を当面、聞きたくない
今そこにある危機‼️❓あなたの隣に奴はいる‼️❓
『胸騒ぎ』を見て嫌な気分になった人はぜひ見ると良い
『胸騒ぎ』(邦題。原題は同じく『SPEAK NO EVIL』)の方は、主人公夫妻が投石を全身に受け惨殺され、娘は舌を切られ喋れなくされたうえで無事人身売買(?)されるという超絶胸糞エンドだったので、アレと同じか上回る胸糞展開だったらどうしようかと、不安になりながらの視聴。
結果としてはリメイクで中盤以降の展開が一新され、細部の展開が少しずつ変えられて、最後は逆襲して被害者として囚われていた他所の少年とともに脱出という、ある意味スッキリエンドでした。
といっても娘の行動にはやはり引き続きイライラさせられる。
『そんなに大事なぬいぐるみならちょこちょこ無くすんじゃねぇよ!』
と思うこと多々。
アレだけヤバいところからなんとか逃げ出したというのに、ホッピー(ぬいぐるみ)を置いてきたことに気がつき、癇癪を起こした娘からシートを蹴られ、危うくトラックと正面衝突しそうになった挙句、結局奴らの家まで取りに戻らされる両親が哀れでならなかった。その後に命をかけたバトルが待っているのをこっちは知ってるので。
ホラーらしいバッドエンドだった原作もそれはそれなのだけど、やはり悪が負けてスッキリ終われる展開が好きなので、リメイクを手掛けたブラムハウスには拍手を送りたい!
胸騒ぎ、とは別物。
タイトルなし
2022年製作のデンマーク・オランダ合作映画「胸騒ぎ」をジェームズ・マカボイ主演でリメイクしたサスペンススリラー。
ロンドン在住のアメリカ人ベンと妻ルイーズ、娘アグネスのダルトン一家は、イタリア旅行中に意気投合したイギリス人パトリックと妻キアラ、息子アントの一家に招待され、彼らが暮らす田舎の農場で週末を過ごすことに。人里離れた自然豊かな環境で楽しく過ごすダルトン一家だったが、次第にパトリックたちの“おもてなし”に違和感を抱きはじめる。一見仲のよさそうなパトリック一家の異常さが徐々に浮かびあがるなか、ダルトン一家は想像を絶する恐怖へと引きずり込まれていく。
恐ろしいおもてなしをするパトリックをマカボイが怪演し、「ナイチンゲール」のアシュリン・フランシオーシが妻キアラ、「ジャッキー・コーガン」のスクート・マクネイリーがアメリカ人のベン、「ターミネーター ニュー・フェイト」のマッケンジー・デイビスが妻ルイーズを演じた。監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス。
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
2024/アメリカ
配給:東宝東和
まぁまぁ面白かった
お・も・て・な・し
不安と不快
「胸騒ぎ」のリメイク版。どちらが良いかも個人差があるかな。
今年437本目(合計1,528本目/今月(2024年12月度)16本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
※ 映画館トラブル(塩味ポップコーンを注文したらキャラメル味が出てきた)のため10分間ほど視聴が抜けています。
ここでは多くの方が触れられている通り、「胸騒ぎ」のリメイク版です。よって、登場人物の名前や国名、微妙な展開は違っても大きな筋は同じですが、エンディングにいたるまでの後半のシーンが大きくリメイクされている点などが大きな違いということになるでしょうか。
「胸騒ぎ」はここでも低評価なのですが、その理由の大半は「エンディングの後味が悪すぎる」というもので(評価として下げている方もこれをあげている方が大半)、それに対応する形でのリメイク版ではその「エンディングへいたる道のり」は大きく変わっていますが、どちらが良い悪いの関係ではないし、同時に見て(なお「胸騒ぎ」はVODで見られることを確認済み)、両方の見比べをするもよいし、「やっぱりこっち(どちらかの映画)が好き」あるいは、「両方好き」(あるいは「両方嫌い」もありうるが)ということになるのかな、というところです。
大半のストーリー展開、エンディングにいたるまでのごく最後の30分くらい前までの展開の大半は、個々の固有名詞ほかは違っても「胸騒ぎ」とほぼほぼ同じになるので、それは知っていないと「何かどこかで見たことがあるような」、あるいは「パクリ映画か」ということになりますが、この点はその点把握してから見るのが推奨です(少なくともパクリ映画ではないのは明白)。
まぁ個人的にはこちら(本映画)のほうが好きかなと思った(どうしても腑に落ちないくらい後味の悪すぎる展開は映画を見ていても暗い気分になりますし)ところもありますが、こちらの作品も「魚も食べる菜食主義者が何とか」というような唐突な話をするので(もっとも、その「唐突のなさ」の話は「胸騒ぎ」においても内容は多少変わっても同じような話はします)、そこはある程度把握しておかないと主人公が何かバグっている発言でもしてるのかなとか思われかねないところかなといったところです。
120分を少し切る程度の映画で、元ネタあり(リメイク作品)であることも考慮しても、「胸騒ぎ」を見たことがある方もない方も広くおすすめといったところです。実際、8割がたの埋まり具合になっていたのが印象的でした。
採点に関しては特段気になる点までないのでフルスコアにしています。
(なお、英語による放映で、英語の聞き取りも易しいので(準2級~2級程度。準1あれば余裕でほぼ全部聞き取れる程度に易しい)、英語学習をメインにするという向き(少ないとは思いますが)にもおすすめです)。
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