「80年代スプラッター映画を再構築。」テリファー 聖夜の悪夢 少年旋風児さんの映画レビュー(感想・評価)
80年代スプラッター映画を再構築。
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異常な人気のアート君が、傍若無人に暴れまくるシリーズも三作目。スプラッター映画ファンとしては、ハロウィン新三部作など、最近80年代ホラーの復活?を期待させる意欲作が増えて嬉しい。
昔の殺人鬼らは明確な設定(虐めにあう、イタズラされ傷を負う、世間から隔絶)があったが、アート君は殺人理由や過去の履歴がさっぱり謎。普通ならば作品として成立しない、自己満足作に陥る所だが、不思議と鑑賞に耐えうるのは、彼のパフォーマンスにある。パントマイムと表情で発する魅力的な動き(^-^)が、唾棄すべき内容をギリギリ魅力的にしているかと。
ラスト、寂しげにバスに乗って去る殺人鬼など初めて見たよ。益々ファンタジーへ傾倒するこのシリーズ。次回続くにしたからには、最終決戦に大期待。
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