「ひょっとしてアート・ザ・クラウンは脇役!?のホラー×ギャグ×ファンタジー」テリファー 聖夜の悪夢 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ひょっとしてアート・ザ・クラウンは脇役!?のホラー×ギャグ×ファンタジー
冒頭から聖なる夜なのに容赦ない強烈な殺戮シーンでの導入に
ちょっぴり面くらいましたが、期待を超えてきたな〜という導入でしたね。
その後、前作から引き続きシエナが出てきてからが、ちょっとタルい流れになってきて
もちろんシエナの心の傷(フィジカル的な傷もありますが)、ジョナサンを大事に思う気持ち、
お世話になっている叔母夫婦とその娘ガビーとの微妙なコミュニケーションなど、
丁寧に描いているのは良いとは思うものの、ちょっと冗長な感じがしたんですよね。
とは言え、そこからのえげつない惨殺を繰り返していくアート・ザ・クラウンには
目が離せませんでしたし、子どもだろうが容赦せずに殺しまくるアート・ザ・クラウンには
なんかもう脱帽ですね(笑)
殺し方にも工夫が凝らされていて、もはや『ソウ』かよっ!的な凝り方なんですよね。
まあ『ソウ』ほどピタゴラスイッチ感は全然ありませんが、バリエーションは豊富になっていました(笑)
ラストバトルで感じたのは、悪魔が主でアート・ザ・クラウンはその手下なの!?といった描かれ方を
していて、悪魔の代替体を探しているのが、こいつらの目的なの!?と。
だからシエナには酷い仕打ちはするものの、代替体だから殺さないのかぁなんてことを考えながら
観ちゃいました。
悪魔、死んだのかな。死んだふうに描かれていて、その死体から流れ出る液体で溶けた床下に落ちていく
ガビー。ガビーも死んだかどうかは不明ですね。
そしてアート・ザ・クラウンも、シエナにメッタメタにされながらも平気で生きている不死身っぷり。
ラストのバスに乗るシーンのいやなこと。続編つくります!的なおわりかじゃないか!と(笑)
シエナは心を病んでしまったけど、すごく逞しく強かったです。
次回もアート・ザ・クラウンと戦うのでしょうかね。そろそろシエナには平和が訪れてほしいものです。
今回の殺戮シーンでは、やはり男の股間をチェンソーでぶった斬るシーンが一番痛かった。男はここが一番むずむずしたはずです(笑)
それから、ゴア描写がえげつない殺戮シーンを観る私のコツは、めちゃめちゃ嫌いな奴を思い浮かべてみることですね。
私はそういう見方をすることで、割と平気になりました。ま、おすすめはしませんけど、ある意味ストレス解消できますよ!!
というわけで、やはり1作目は超えられないですねー。ただ、予算を多少Upしているだけのことはあり、
クオリティはシリーズNo. 1だと思いましたね。
あ、私、アート・ザ・クラウン、好きです。パンフも買っちゃいました。アクリルスタンドは見送りました(笑)