「スプラッタ映像は頑張っているが、斬新さは感じない」テリファー 聖夜の悪夢 ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
スプラッタ映像は頑張っているが、斬新さは感じない
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いつものように?典型的なスプラッタ映画。
テリファーがどんな存在かが、明らかになりそうな続編への引きもあったが、あくまで、飛び散る血飛沫と被害者のSCREAMで出来た作品でストーリーは有って無いようなもの。
テリファーの正体云々はともかく、今作も映像はスプラッタホラーファンの期待を裏切らない出来だったと思う。
ただ、テリファー(悪魔?)が化学薬品や爆発物を使ったり、被害者をロープでイスに固定するってのはどうなのかな?とは思う。
薬品がどういうものなのか、本やネットで勉強するテリファー。
気を失った被害者を椅子に座らせ、ロープで固定するテリファー。
開封すると爆発するように火薬を詰めて、起爆装置を仕込み、配線を繋げるテリファー。
の姿を想像するとね。
ホラーというか、もはやコメディー。
致命傷レベルの傷を受けたわけではないのに、反撃もせず、逃げようともせず、手元にあるだろうスマホで助けを呼ぼうともせず、その場に蹲って泣き叫ぶだけの被害者(テリファーに対して反撃するのは主人公だけ)とかの80年代ホラーブームから続く『お約束』も健在。
まぁ、ホラーに整合性を求めるほうが間違っているのかもしれないが、その辺りの雑さは感じたな。
グロシーンやゴアシーン満載でアニメなんかのちょっとした残酷シーンを『トラウマレベル』とか言ったり、オーメンファーストの出産シーンレベルを『グロ注意』とか言っている人たちにはキツい映像だろうね。
スプラッタホラー好きにはお勧め出来るが、苦手という人は観ないほうが良いと思う。
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