劇場公開日 2024年11月29日

山逢いのホテルでのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

4.0ダイアナ妃が亡くなった1997年

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

息子のバティストはダイアナ妃の大ファン。
ダイアナ妃の写真を切り取っているクローディーヌは、山の麓のホテルで自分から男に声をかける。
どれも一度かぎりの相手。
主役のかたは1968年生まれ。
相手役の男性は1961年生まれ。
熟年から初老の世代の情熱が美しい。
仕事に子育てに介護、、、
誰だって解放されたいと思うこと、ありますよね。
舞台は1997年のスイスですが、あえて?風光明媚な観光地ではなく、欧州最大のダムがある場所。
せきとめられている水に、彼女の「解放されたい」という声が聞こえてくるかのよう。

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マリエル

3.5ジャンヌ・バリバールの演技が凄い!

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

寝られる

ジャンヌ・バリバールはバティモン5やボレロ永遠の旋律で観たが、彼女の主演作は初めてなので観た。
ストーリーそのものもあるが、妖艶でセクシーさはさすが。
さて、この作品は彼女の息子が障害を抱えている。息子の世話をしながら洋服の仕立て屋をやり、ストレス発散?でホテルまで行き男性を奉仕する。ドイツからきた水のビジネスマン男性に惹かれつつも障害を持つ息子が心配で迷う。
迷いを仕草や表情など演技で見せるジャンヌ・バリバールは見事だった。
ただ、ストーリー・脚本は今年公開したパリの小さなオーケストラ同様もう少し掘り下げてもいい。
ストーリーは最後落ち着き良かったが。
ジャンヌ・バリバールの演技、日本語題の山逢いの逢を敢えて使ったのは評価したい。

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ナベウーロンティー

4.0シャンタル・アケルマンを思い出した

2024年12月3日
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鑑賞方法:映画館

映画の中の大きなダムは、1995年「007/ゴールデンアイ」に出てきたヴェルザスカ・ダム。ロカルノに近いスイス南部のイタリア語圏ティチーノ州にある。

フランス語を話す主人公のクローディーヌは、ふもとの村に住んで、障害のある成人の息子を養いながら、仕立て屋をしている。しかし、火曜日になると、ケーブルカーで山を登ってリゾートホテルに行き、フロントマンの理解を得て格好の男を見つけ、言葉の要らない時間を過ごす。

彼女は、決して「その場限りのアヴァンチュールを楽しんでいる」のではなく、束の間の「Plaisir de la vie」生きる喜びを味わって力を得、やがて息子との生活に戻ってゆくのだ。そうだ、この映画は、あのシャンタル・アケルマン監督の傑作「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080, コメルス河畔通り23番地」の続編なのだ。

しかし、彼女にも息子にも未来がある。さて、どうするか。

私は、クローディーヌに扮しているジャンヌ・バリバールは、ワイングラスを手にする時、最も美しく輝いて見えたが、皆さんはどうだろうか。

この女優さんは、インタヴューに答えて、日本映画以上、巧みに、女性の表面上の(社会的な)顔とは異なる別の顔を描いた映画はない、と述べている。なんて、傑出した女優さんだろう。限りなく、共感を覚える。

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詠み人知らず

3.5女性の幸せ(恋愛と子育て)

2024年12月1日
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鑑賞方法:映画館

男性目線の感想です。
昔の映画でいうところのマディソン郡の橋(クリントイーストウッド氏出演)を女性目線寄りにした映画。
最後の涙が印象的。
こういう思いを秘めた主婦てたくさんいるんじゃないかな。
辛いけれど正しい選択をしたと思いました。

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チャーリー

3.5ドイツ男に靴フェチ多し

2024年11月30日
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鑑賞方法:映画館

以下,おとこ目線です。
仕事や子育てにどれほど追われていようが女を捨てないのは,女やめましたと居直った挙げ句人間自体もやめてしまうのを防ぐための矜持だろう。あるいは心意気というべきか。その心意気満々のクローディーヌに身近なパートナーがいればよかったんだろうけど息子の事情ゆえにそうはいかない。だから母親業と両立させながら女に戻る時間を作る手段はあれしかなかった。誰が責められよう。
そして瀬戸際で親であることを捨てなかった彼女も,無理強いしなかったミヒャエルの男前ぶりもかっこよかった。

サッカーに興味ない人にはどうでもいい話だけど,ブライトンつながりで,ダイアナさんが亡くなった年に現・ブライトン所属の三苫薫が生まれたんですねぇ。

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ひろちゃんのカレシ

2.5ジャンヌ姉さん

2024年11月30日
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イダ役が眼に有るのでそんなイメージで見ちゃいますね。フランス人の熟女美女ってこの人なのでしょうか。ただすべてを(登場人物の)一人のせいになってしまうようなシナリオは好きじゃ無いです。

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michi

3.570点ぐらい。官能的だけど美しい映画

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

予告編を観るとエロ映画っぽくあるけど、本編を観ると美しい映画です。

話自体も、映画に収められたスイスの山々や湖畔のホテル、その景観も。

静かなピアノの音楽も美しい。

ボカシが入るんだけど、ボカシやモザイクって現実に戻されて冷めますね(笑)

最後は…って事ですよね?

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RAIN DOG

3.0画がきれいな映画だった ラブストーリーかと言われると、 そんな感じ...

2024年11月29日
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画がきれいな映画だった

ラブストーリーかと言われると、
そんな感じはしなかったけど、

じゃなんだと聞かれたら、
やはりラブストーリーしかないのかな、、、?

【山逢い】という造語を邦題にしたのはセンスあり

意味合いは原題と大きく異なるけど、

これはこれでよし

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jung

3.0大絶賛している女性コメンテーターがいたから…

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

見てみた。ほぼ自分からは見ないタイプの作品。女性と男性では見方がだいぶ違うと思う。母として、女としての難しい立場はわかるが共感までは気持ちが傾かないかも…。山とダムの雄大な景色に大人のラブロマンスは美しかった。

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peanuts

4.0ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地

2024年11月12日
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鑑賞方法:映画館

女性は子を産んだ瞬間から女を捨て母親にならなければならないという呪縛

障害のある成人した息子を一人で育てているシングルマザー
週に一度、白のシンプルなワンピースを着て山間部にあるホテルで短期滞在の一人客を選び出身地の話しを聞き出し、女であることを愉しむ
帰りに世界中を飛び回ってる父親のふりをして息子に手紙を出した時には母親に戻っている
こんなことを繰り返していたある日、転機が訪れる

ラストはもちろんポジティブにも受け取れるし、いろんな受け止め方があるだろうけど
私は泣いてしまった
これは呪縛が解けた時の開放感と数十年分の苦労や喜びや虚しさと、いろんな感情が一気に押し寄せてきて、ただただ泣けた

障害の有無関係なく子育て経験のある人はもちろん、ない人も、若い人にも見てほしい

とても良かったので監督にチェック入れたいのに入れられないんだけど何故?

日仏最速先行上映にて

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