blur:To The End ブラー:トゥー・ジ・エンドのレビュー・感想・評価
全2件を表示
50代の円熟味と互いを尊重し合った友情に浸る
昔からの熱心なファンの方がどうご覧になるのかは正直わからないが、私のようにブラーのアルバムを何枚か持ちつつも、彼らがどのような人たちなのか深く知らずごく曖昧に聴き続けてきた人間にとって、本作は各々の個性や現在の胸中をうかがいしれる非常に充実したひと時だった。音楽性の面で衝突することもあった若かりし頃と違い、本作で活写されるのは8年ぶりのアルバム制作、そしてウェンブリー・スタジアム公演へ向かう50代の彼らの姿なのだから、人としての円熟味も相まって、安心して見つめることができる。現時点でたどり着いた彼らなりの関係性とは何か。なるほどそれは、お互いをよく知るからこそ尊重し合う。一定の距離を持ち過度に踏み込みすぎない。その上で発揮される30年越しの友情がここには刻まれており、それでいて当然ながら音楽面に関してはプロとして妥協しない。ウェンブリーでの最高のライブ映画と併せて、じっくり浸りたい一作だ。
コメントする (0件)
共感した! (1件)
満身創痍でもバンドは続く
2009年のグレアム復帰以来デーモンの「ブラーはもう終わり」→唐突の新譜リリースor超大規模ライヴを何度となく繰り返してる彼らの初ウェンブリー公演までの軌跡のドキュメント
ウェンブリー後に来たサマソニでも昔と変わらず暴れまくっててロックミュージシャンは不死身か!と思ってたらアレックス以外の3人が膝に爆弾抱えてたとは(デイヴの骨折は報道で知ってたけどあんな重症だったとは)
ライヴ活動はもう本当に最後かもしれない
でも創作意欲がある限りは
このバンドでやる意味がある限りは
作品出し続けて欲しいし
そうしていきそうな終わり方だった
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全2件を表示