劇場公開日 2025年7月4日

「コロナ禍の中高生がもがいた青春」この夏の星を見る 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 コロナ禍の中高生がもがいた青春

2025年9月13日
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鑑賞方法:映画館

シネコンで公開中に見逃し、評価が高く気にしていたのが封切りから遅れて上映のある昭和のミニシネマで上映の案内に即観に行きました。
50席のシアターの半分ほど埋まってたので評判の高さが伺えます。
映画はというと日本各地の中高生の部活はじめ日常が制限された緊急事態宣言発令から日常の楽しみが奪われ、地域での風評、しいては友情関係にまで自由を奪われた世代の青春群像劇。
辛い学校生活でも何かやれることを模索しながらオンラインを使うことに目を向けるあたりは目から鱗です、緊急事態宣言下は高校生以下の子供達に大人が知る以上に虐げられた生活をさせられ、思ってる以上に心も押し潰されそうになっていたのだと気付かされた。
脚本も素晴らしいが映像のカット、マスクの顔は表情が分かりにくいところを目のアップで表現するのが良い。
俳優陣も派手さはないが教師、生徒ともにリアルな学校生活感がありドキュメンタリー映画のよう。
映像がとにかく良いんです、空の映像、長崎五島の風景、そして夜空。年甲斐もなく天体望遠鏡が欲しくなりました。
単なる青春映画ではない、後世に残すべきパンデミック時の学生の青春映画である。

梅じんの相棒
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