「コロナ禍でもがく学生たちの強さ」この夏の星を見る さくらさんの映画レビュー(感想・評価)
コロナ禍でもがく学生たちの強さ
コロナで日常が当たり前じゃなくなり
いままで平穏だった人間関係が拗れる
そんな中でみえる新しいつながり。
人の脆さと強さの両面を丁寧に描写していました。
主人公の夢にむかってがむしゃらに真っ直ぐに進む姿は青春時代と相まって、星のように強く輝いて見えました。
その輝きに照らされて周りの部員の熱や思いもつよくなり、コロナじゃなかったら出会わなかった、やらなかった新たな挑戦につながっていきます。
話の途中で先生が言っていた
コロナで失ったと思いたくない
というニュアンスのセリフが、この作品の全てかなと思います。確かに日常は失われ、友情や経験、街同士のつながりなどが消えていきました。
が、何を失いたくないのか、失わないために何かできないのかを試行錯誤し、限られた楽しむ姿に強く胸を打たれました。
人間は欲深いです。あれもこれも欲しい、やりたいとよく思います。が、もし今この瞬間に何かやるなら、限られた中で何をしたい?と自分の本心に向き合い、一歩踏み出す勇気をくれる、心温まる作品でした
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