劇場公開日 2025年7月4日

「七夕に観たい」この夏の星を見る SunRiseShadowさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 七夕に観たい

2025年7月7日
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鑑賞方法:映画館

癒される

映画館で観て本当に良かったと思った。
あの星空は、映画館で味わって欲しい。
惜しむべくは、「普通の見やすい席」で観てしまったこと。
できれば、視野からスクリーンがはみ出る位置で、あの星空を仰ぎ見れば良かったとも思う。

コロナ禍の閉塞感を背景に、青春の心の機微と、スターキャッチコンテストの疾走感が、それぞれに大きな物語を紡ぎ出していた。
望遠鏡を覗いたことはなく、あんな風に動かすことも知らなかったけど、素敵な世界に吸い込まれるようだった。

もともと辻村さんの本が好きで、この映画の公開を知った時、すぐに観たいと思った。
この作家さんは、本当に若者の心を描くのが上手で、今回も爽やかな世界だった。
俳優さんたちも、それを上手に表現してくれていたと思う。

コロナの差別は、田舎ほど強かったように思う。
とても閉塞的で疑心暗鬼の世界だった。
しかし、きっとその時も、田舎ほど星空は綺麗だったのだろう。
その対比も鮮やかだった。

個人的には、コロナ禍を振り返る「フロントライン」とこの作品を一緒に観ることで、「戦場」としてのコロナ禍を、闘う「兵士」側と、翻弄された「市民」側の両面から観ることができるようにも思う。

七夕の夜に、映画館で満天の星空を観てもらえたら嬉しい。
みなさんが爽やかな気持ちになれますように。

SunRiseShadow
リュウジさんのコメント
2025年7月11日

こんにちは!

行くタイミングを逃しかけ、
いつもだったら「サブスクでいいか」という言い訳に逃げるところ、

SunRiseShadowさんの

>あの星空は、映画館で味わって欲しい。

という言葉にむちゃくちゃ背中に押されて
(またはお尻を叩かれともいう)、みてきました。

よかったですわー。

ありがとうございました。

もちろん、あの星空を仰ぎ見る席です(笑)

リュウジ
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