劇場公開日 2024年11月15日

「自主制作だからこその自由さと斬新さ」アット・ザ・ベンチ ユカさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 自主制作だからこその自由さと斬新さ

2025年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アット・ザ・ベンチを今年初映画として鑑賞。
上映後には本作の映画監督の奥山由之さんが登壇した。
奥山由之さんと言えばフィルム写真家というイメージで、私がフィルムカメラを買って写真を始めるきっかけになった人でもある。この人の作品に出会ってなかったら写真なんて撮ってなかったかもしれない。奥山監替の映像作品といえばネバヤンのお別れの歌、カネコアヤノのロマンス言、ボカリスエットのCMとかのイメージで、写真家の人が作る長編映像に期待しながら楽しめた。
本作はオムニバス形式で、とある公園のベンチを通した人々の日常と非日常を切り取った物語で、どの話もめちゃくちゃおもろい。劇場でも笑い声が上がってて何故かすごい幸せな気持ちになりました。あと、何より感動したのはライティングの表現で、さっきまで真昼間の映像だったのに数分後には夕方になっていると思わせる光の表現の仕方はあまりにも自然かつ綺麗で本当に美しかった。
自主制作だからこその自由さと斬新で引き込まれる作品だったな

ユカ