「幸せが残していったモノ」アット・ザ・ベンチ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
幸せが残していったモノ
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今年の最後に、とてもいい作品だった。
【Ep.1】残り者たち
広瀬すずが残るワケないだろっ!…は置いておいて。
自然な会話の空気感と、「もう付き合っちゃえよ!」な距離感がむず痒く、ニヤける。
母からラインが来るまで、仲野太賀のお尻がずっとはみ出してるのよ。
【Ep.2】まわらない
絶妙に噛み合わない会話と、分かるけど面倒な喩えと、そして現れる理解者。笑
握るより早く飲み込めないなら別れた方がいいんだけど、相手に委ねてるならまだ好きじゃん。
だったら寿司桶を大きくするしかないよ。
【Ep.3】守る役割
今田美桜がずっと喚いてて、森七菜も負けじと叫んでる。
今田が結構ヤバい感じだけど、相手との繋がりをなんとか残したい気持ちは分からなくもない。
クスッとくる所もありつつ、最後ちょっと泣けた。
【Ep.4】ラストシーン
草薙くんがちょっとやり過ぎなような、吉岡里帆とのバランスからすると丁度いいような。
中身は面白いけど、ちょっと冗長かも。
吉岡里帆のお尻が迫ってくる映像を期待した変態は私です。
【Ep.5】さびしいは続く
その中学生男子と同じことを、社会人の歳でやってたんだけどね、太賀くん。
相変わらずの雰囲気ながら、座る位置だけでなくなんとなく変わった距離感が滲む温度が心地よい。
「ちょっと目を逸らすくらいで丁度いいんだよ」
コメディがベースなのに、ところどころに刺さる台詞があって、とても好きなバランス。
好きな役者だらけで幸せだったけど、芝居がしっかりしてれば無名の役者でもまた違った味が出そう。
物寂しくも温かい余韻が残る作品でした。
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