劇場公開日 2024年11月15日

アット・ザ・ベンチのレビュー・感想・評価

全110件中、1~20件目を表示

4.0仲野太賀のにやけ顔

2025年3月9日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに映画をみて笑った。

ポスタービジュアルをみて、これは『ナイト・オン・ザ・プラネット』じゃんと思っていたが、案の定で、ジム・ジャームッシュ好きには堪らない作品だった。そして『ナイト・オン・ザ・プラネット』と同様、役者のよさが十全に現れている。

第2編で何回笑ったか分からないし、岡山天音の挟まれ具合と岸井ゆきのの愛すべき面倒くささが絶妙すぎた。私もあのベンチでスーパーのお寿司を食べるのはあり得ないと思いつつ、多分買ってこられたら一緒に食べるし、それでいいと思う。

本作の最大の功績は、広瀬すずの横顔をどこから狙うのがいいか、答えが導き出された点であろう。そして切り返しショットで浮かぶ仲野大賀のにやけ顔に、今、最高に楽しいんだろうなと私もにやついてしまった。

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まぬままおま

4.5最高のオムニバス映画

2024年11月23日
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鑑賞方法:映画館

ベンチを舞台にした、4人の脚本家による基本会話劇のオムニバス映画。
ひとつのベンチで脚本家によってこんなに色が変わるのがおもしろい。そして作品ep1-5まで役者陣が豪華すぎた。

特にep1と2は最高だった。
仲野太賀×広瀬すずの化学反応がこんなに良いとは思わなかった。幼馴染の絶妙な距離感や探り合いが甘酸っぱくて、応援したくなる男女を見事に会話劇で演じていた。
私も夕焼けのベンチであんな会話をしたい人生だった…笑 そして夕陽に照らされる広瀬すずの横顔の美しさと、優しい仲野太賀の笑顔の尊さよ…。
ただ個人的にep5は蛇足に感じた。あの絶妙な距離感で想像にお任せで終わらせて欲しかった。

ep2は私の好みのどこかバカリズム感がある、細かいけどわかるーと思わせられるカップルの会話劇。いやー岸井ゆきの×岡山天音良かったー。会話のリズム感も良いし、何度も笑ってしまった。最後にトドメで荒川良々さん出してくるの卑怯すぎる(褒めてる)

ep3は今田美桜×森七菜の姉妹の怒鳴り合いの喧嘩。今田美桜こういう役初めて見た。喉大丈夫!?って思うぐらい始終怒鳴り叫んでてすごかった笑
今田美桜演じる姉の行動は、妹と同じで私は理解できなかったけれど、あの姉妹の感じはすごくよくわかる。私がああなった時、私の妹は来てくれるだろうかなんて考えてしまった。

ep4はちょっと今までが良すぎたため、見劣りしてしまった。途中までは面白かったけれど最後が微妙すぎた。草彅剛×吉岡里帆×神木隆之介ってすごい組み合わせだっただけに、ラストあれは勿体なさすぎないか?

ep4が少し微妙だったけれど、全体的にはとても満足感の高いオムニバス作品だった。

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AZU

3.5場の記憶

2025年3月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

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TS

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年3月8日
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るんるん

4.0宇宙人のが好きです

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

宇宙人のが好きです

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m_m

2.0会話劇

2025年2月20日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

多摩川の河原のベンチに
やってくる人々の会話劇。

もっと色々な人が来て
色々な話があったら良かったのに。
結局みんな同じような若者で
基本、恋愛話。
[似たような話ばかり]
って感じちゃった。
(第4編以外は)

高齢者とか
子どもと親とか
外国人とか
まったく方向性の違う
色々なバリエーションできそうなのに。
(だから宇宙人はアリ)

設定は面白いんで
何かもっと
上手いやり方あったんじゃないかなぁ

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TAICHI

3.5川の氾濫するところに保育所を作る恐るべき計画

2025年2月18日
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笑える

楽しい

幸せ

シュールな会話が描かれた短編が数話。

良い点
・憎めない

悪い点
・宇宙語シーンがやや冗長

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猪古都

4.0【”人間の生活が垣間見える場所。”河原の微妙な位置にあるオンボロベンチに座る様々な人たちの会話が絶妙に面白い作品。若手有名演技派俳優の方々が、超長台詞を見事にこなしていて、流石だなあとも思った作品。】

2025年2月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

知的

幸せ

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NOBU

4.5ベンチ視点で色んな愛が観れる映画

2025年2月10日
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鑑賞方法:映画館

ベンチ視点から観る5章構成の映画でした。
それぞれの話で脚本を担当されている方が違い、見せ方や話のテンポは異なりますがどれも個性的で面白く感じました。

1章
お互い意識しつつもなかなか切り出せない男女間の話

凄く自然な会話で演技に思えませんでした。
本当にベンチ越しに昔馴染みの男女の会話を聞いている様で 話のテンポや間の取り方や上手いなぁと感じました。
見ていて好感がもてるキャラクターで気持ちの良いやりとりが見ていて微笑ましかったですね。
素直にこの2人は上手くいって欲しいな、と思える温かい内容でした。

2章
男女の別れ話から始まる話

コメディ色が強く個人的には1番好きな話でした。ちょっとズレた彼氏さんとそんな彼氏に不満を抱く彼女さんの話です。

彼女さんが彼氏さんへの不満を寿司に例えて話をしているんですが例え方が絶妙で同調出来て笑えました。

後半に脇で話を聞いていた変わったおじさんが別れ話に参加してくるんですがそこから話の展開が本当に面白かったですね。
変わったオジサンもどこかズレてるんですが彼女さんの話の真意はきっちり抑えてるので歯車が噛み合っていないのに話が噛み合ってしまっていてめちゃ面白かったですね。
この脚本担当の人の作品をもっと見てみたいと思いました。

別れ話で悲しい話かと思いきやユーモアたっぷりの笑える話でした。
凄く気に入りました。

3章
姉妹間の家族愛を描いた話

ヒステリックな姉妹喧嘩から始まる話でした。
彼氏に入れ込んで故郷から出て行ったお姉さんと姉を心配して追いかけてきた妹さんの話です。
2人の演技や撮り方も上手く口論の白熱っぷりが際立っていました。

真面目だったお姉さんが男に入れ込んでしまい、辛い思いをしているのが見ていれなくて妹さんがお姉さんを諭すんですがなかなかわかってもらえない。
変わってしまったお姉さんでしたが、お姉さんの事を本当に理解してる妹さんだからお姉さんも心を動かされて和解に至ります。

姉妹間の思い出、家族の愛はいいもんだなぁと心が震わされる話でした。
2人の演技が本当に素晴らしい、と思う話でした。

4章
実はSFだった話

ちょっと他の話に比べると異色な感じでしたね。
こういうのも斬新で他の話にはない物があるので、これはこれで良かったのかな、という気もします。

剛くんの演技が久しぶりに見れたのでそれが嬉しかったかな。

5章
1章の後日談の話

1章の男女のその後の話です。
距離感も近まり1章以上に自然な距離になっていて見ていて大変気持ちよかったですね。

大団円という感じがして〆の話としてもよく出来ていました。
見て良かったな、という終わり方で満足して映画館を出れました。

どの話も共通しているのはベンチ視点で男女間や家族間の愛を描いている事かなぁと思います。
作品ごとにテイストは違いますがどれも面白く、よく出来た話でした。
出演されてる人達の演技力のレベルの高さを本当に感じる映画でした。

上映館少ないですがこれはいい映画だと思います。
もっと流行ってほしい、これを切に願います!

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夏みかん

4.5今年の活躍が楽しみな俳優たちの競演

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

観たかった作品だが、上映館も少なく、年が明けやっと行きつけの映画館で始まり駆けつけた。オムニバスの映画でしかもベンチをモチーフにした5作の会話劇。賛否両論渦巻くでしょうが、私はかなり楽しめました。映像監督の奥山さんのことはよく知りませんが、独特の定点観測カメラに出てくる俳優たちが自由闊達に話し続ける。ほとんど長回しなのに皆、凄いなぁ、と感嘆してました。特に岸井ゆきの寿司になぞらえた話の可笑しさと今田美桜の飛んじまってるど迫力の演技は秀逸。もちろん広瀬すず、仲野太賀の会話劇は微笑ましく好感が持てる。宇宙人の話は意表を突きすぎてどうしてよいかわからなくなるが、それもまた良かった。
主役級の役者がこれだけ登場。一本の映画ではあり得ない。これがオムニバスのなせる技なのか?いつか日本映画の実験的作品として評価される日が来るかも知れませんね、。

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アベちゃん

3.5舞台劇でみたいかなぁ

2025年2月3日
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鑑賞方法:映画館

関連性のあるオムニバス。全5編。
今まで公演だったところに
取り残されたようにある古ベンチを
絡めた人間模様のストーリー。

ただのベンチが主役になって繰り広げられる
ストーリーがこれほどに面白くみせてくれる
なんて、素晴らしい作り手演じ手の皆さん
だったと思います。

会話劇なので、脚本の素晴らしさが際立つ
1本となっています。
会話の呼吸、タイミング、間、、、などが
まぁ見事でした。

個人的にはEp2が大好きでこれだけを繰り返し
観たいほどです。まぁ笑います。

オムニバスではありますが、
しっかりとスッキリ終わらせてくれるので
1本の作品をみたなぁって気持ちになれます。
このあたりも上手ですね。

で、これは好みですが・・・
映像作品でつくるべきだったのかなぁ?って
思いました。
映像作品としての良さってどこなんだろう?
ってとこがちょっとわからなかったです。
とっても面白いのですが・・・。

僕は今作を舞台劇で観たいって思いました。

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バリカタ

3.5東よりのコント?

2025年2月1日
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オシャレな作品ですね。

会話劇?
もしくは、西ではなく東よりのコント?

途中目を閉じても耳だけで大丈夫でした。
あっ、ラジオでいいかも!

お寿司のところとか、
芸人さんがやったらイラつかないで笑えたかも…。

姉妹のやつは、ギャーギャー五月蠅すぎて、
耳栓しそうになりました。

で、最終的に言いたいことは宇宙人の字幕なのかな。

こちら的には特に受け取る物はなかったです。

広瀬すずの横顔は美しいな、と。

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hkr21

3.0面白かったのは一つだけ

2025年1月30日
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ジョニーデブ

2.5EP.3以外はクスッと来た

2025年1月30日
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単純

キャンキャンと泣き喚くだけのエピソード3は全く同意できず、不快だった。その前のエピソード2が面白かっただけに非常に残念だ。

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ちゃ坊主

4.0思わずクスッとくる映画

2025年1月28日
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楽しい

5作のオムニバスだ。結構有名な人達らしい。草剪剛と神木隆之介以外は知らない。芸能人の名前を覚えるのは苦手だ。
生で劇場のコントを見てるような感覚であった。
よろしいんじゃないんでしょうか。

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おいおい

4.0やっぱし....宇宙人て 居るよね。(;´・ω・)

2025年1月28日
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鑑賞方法:映画館

笑える

どの作品も 小気味よく仕上がっていて 楽しめました。
ヒステリーは ちと耳障りでしたけどね。
会話は楽しく 見ていながら「おめーらは
スーパーの特売には いかねーだろ」と 心で
突っ込んでました。

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Hammer69

4.0アウトドア、様々な光を知る。

2025年1月27日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

知的

スクリーンで見ていても
舞台演劇のような
演者の息づかいを感じた作品

Ep.3が、一番新鮮だった。

手持ちカメラと言うのが
主な要因かと思うが
日本映画であそこまでの
曇天でのロケ。

衣装 ヘアメイクも素晴らしく
リアリティがあって、
地方から出てきた 姉妹の
ちぐはぐな中途半端なコーディネート。
顔も洗ってない、しばらく美容室にも行ってないようなヘアスタイル。
姉のにおってきそうな
ホームレス感も良い。

『雪の花』同様 キャストのギャラに
制作費をぶっ込んだ系だが、
後味はこっちの方が
濃厚で上質。
美味しかった。

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虎吉

4.0今旬の俳優たちが集合、演技と脚本が面白いオムニバス。 やってる俳優が実に生き生きと演技していて楽しそうで、観てて心地よい、第4話以外は!

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

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ITOYA

4.0安定の俳優陣。

2025年1月26日
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笑える

知的

幸せ

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アマッポ

4.5脚本家それぞれの持ち味が楽しめる作品

2025年1月25日
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鑑賞方法:映画館

バラバラのエピソードを重ねながらも、ゆるやかな継続性を持たせて、首尾一貫で締めくくるという構成。
とても好みの映画だった。
ベンチのロケーションがまた絶妙。
目の前に広がる風景を見ると、ゆっくりと景色を愛でるために置かれた訳ではなさそうだし、設定の「取り残された」感が、納得できる半端さ。
けれど、傾いてオレンジ色が強くなった日差しに、何とも言えない寂寥感やほんのりとした温もりを感じて、特別にステキな場所にも見えてくる。
どのエピソードも、それぞれ脚本された方々の持ち味が出ていて、とてもとても面白かった。
エピソード1の生方美久は、やっぱりセリフ選びがとても自然で、広瀬すずは素でしゃべってるのではないかと思わされるほど。
エピソード2の蓮見翔も、そこを突っつくかというセンスがさすが。
エピソード3も、はじめから根本宗子っぽさ全開で、それに完全にフィットしてる今田美桜が圧巻。
エピソード4は、「転」の部分を監督自らが担い、お遊びも楽しみつつ…という感じ。
そして、エピソード5で、再びの生方美久。ワンシチュエーションで、ほぼ動きもない中、普通のセリフの積み重ねで、観ているこちらの頭の中をフル回転で揺さぶってくる見事さ。
とにかく、いいバランスで楽しかった。
色々と味わえてお得感もあり、配信になったら、お酒でも飲みながら、また楽しみたいと思った。

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sow_miya