金子差入店のレビュー・感想・評価
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う〜ん…正確には"2.3"かな⁉︎
全然泣けなかったし、あまり共感出来なかった。。
主人公が只々、短気過ぎてついて行けないし共感が持てない。
女子高生のプロットもあまりにベタで面白くない。特に最後に留置所を二人で出た時に、其れ迄あんなに女子高生は泣いていたのにケロッとし笑顔であったのは不自然でしかない。母親を刺した時の笑顔も変で違和感しかなく話しについて行けない…。
この作品の演出自体が私に合わず、最初から最後まで話しに入り込めずに終わる。俳優さん達はそこそこの人達を使っているのに非常に勿体無い。何故こんな演出にしてしまったのだろう…⁈
物資だけでなくある種の「絆」を差し入れしてるかも...
拘置所や刑務所に差し入れ代行をする商売が、あるとは知りませんでした。映画の金子差入店は、やたらにクッキーがたくさん有ったように見えましたが、賞味期限は大丈夫かしら?金子の母親役の名取裕子の毒親と北村匠海にはビックリでした。金子を支える妻の美和子(真木よう子)の叱咤激励のセリフには、感動です。面会室での横川(岸谷五朗)と佐和(川口真奈)とのやり取りもジーンとくるものがありました😭。差し入れは、中の人に対して単なる物資だけでなく、外の人との「絆」や「つながり」を提供しているかもしれません。
知らない職業、世界の話だったので興味をもって観ることができました。...
知らない職業、世界の話だったので興味をもって観ることができました。
真木よう子さんの滑舌は年々ひどくなってはいませんか(笑)気になって話に入り込めない時がありました。
丸山さんは全く俳優のイメージ無かったんですが、良かったと思います。
丸山氏流重めな花舞台
A296 マルちゃんやるやん!このまま俳優業に行け!
2025年公開
ムショにいるのは最初窪田正孝かと思った。
その感覚がハマっているほどマルちゃんの演技は濃い。
マーベルみたいに「家族!」「家族!」と言わずとも
演出によって家族愛が伝わるものか、と感心。
複数の別エピソードと思われたものが一点にむかって
収縮していくのもよい!
食事では都度感謝を表し「いただきます」
しかしこころ温まる話かと思いきやオカンや加害者の親の
出現でノイズが走るのも緊張感を持続させる。
そうマルちゃんの演技だけでなく監督の構成も冴える。
無音で事の深刻さを示すのも無理がない。
結構演出の評価はレビューでは低いが
ワタシ的に素晴らしく思えました。
北村匠海も全然わからんかった。
虐待によるものと思われる感情を抑えるためか
顔がピクッピクッと動くのもアドリブとしたらたいしたもの。
この人まだまだ引き出しがありそう。
岸谷五朗と虐待娘の面会は強烈なこころの決闘が続く。
ワタシの鼻をすする音が館内に響く。
マルちゃんワタシ的に死亡フラグが点いていたが
エンディングは何もなく安堵。
ムラ的な嫌がらせは続くがそれでも私たちは生きていく。
80点
鑑賞 2025年5月27日 イオンシネマ草津
パンフ購入 ¥990(税込み)
配給 ショウゲート
もう一回言う。
マルちゃん、バラエティやめて俳優に専念しようよ。
ライブ以外にテレビ出ていると折角の演技力が
そがれちゃうよ。
予告に期待したんですが…
良い作品でした。ネタバレ無しです。
久しぶりに良い作品に出会いました。
時間も125分と丁度よく、最近150分や180分の映画が多いので観やすかったです。
話のストーリーは2つのテーマが主軸になって話を広げ過ぎず上手くまとまっております。
主演の丸山隆平さんの演技はドラマ以来見たのですが、とても演技も上手くこれからも映画出演して欲しいと思いました。
まさかの脇役に寺尾聰さんも出演してるのは驚きました。
感動するかは人次第の作品ですが、心に差さる良い作品だと思いました。
エンドロール後に少し映像があるのですが、レビューで答えを明かしてくれと書いている人がいるのですが映画なのでそこは全てネタバレを期待するのではなく、自分で想像するのも面白いのではないでしょうか?
久しぶりにレビューするほどの良い作品でした。
うーむ、これでよかったのかな?
2つの話を軸にしたヒューマンサスペンスなのですが、見終わった後、これでよかったのかな?というスッキリしないものがありました。
1つ目は、和真の幼なじみの女の子が殺害される事件なんですが、犯人の動機が分からないです。
2つ目は、女子学生の佐知の母親が殺される事件。佐知も殺害に加担しているのですが、犯人は単独犯行を主張して、佐知の共犯を隠すという流れになります。自宅売春や佐知の犯行が表沙汰にならないのは、スッキリしないです。
エンドロール後、またもや金子差入店の外の鉢植えが壊されるシーンがあり、何だか物語が解決していないようなモヤモヤ感がありました。
驚いた!!名作です!!!
恥ずかしながら、差し入れ屋なる物を本作にて知りました。(手紙の代読なんかもあるんだ…と目から鱗でした)
本作の特徴は、それぞれの役に一種の闇があり、俳優陣も素晴らしく好演しておりました。(真木よう子は超一流の俳優だなと実感)
子は親を選べず(逆もまた然り)、私自身も恨み呪った時代もありましたが、こんな地獄の様な世の中で、稀ーーに傘を差し出してくれる方が居たりと絶望せず何とか生きています。(生きるのは本当に辛いですよね)
本作を見ると少しだけ勇気を貰えると思います。
ある母親が急に小綺麗になったり(籍抜いたか?)、少しだけ救われるストーリーがあったりと、久しぶりに観て「良い作品だったなー」と余韻がありました。
映画好きな方は、是非映画館でご観賞ください。損はなし!!
親子で観るにはヘビー⭐︎
高校生になる娘と、映画の予告編だけをみて夜に観に行きました。
内容はなかなかヘビーで、途中で娘が売春ってなんなん?とか聞いてきて困りましたm(._.)m
鑑賞後は親子で語りだすと止まらなくなり、差入店という仕事が実在することや、世の中にはやりたくない仕事でもやらざるを得ない場面があることや、罪を犯す人にもそれぞれに背景があること、家族としての気持ちや、コメンテーター側にまわれる人たちはその幸せを知るべきであるなど、様々な話が尽きず、考えさせられる映画ではありました。
娘はみれて良かったらしいですが、親子で観るには少しヘビーかなあと感じました。
10歳くらいの男の子が親と観にきていましたが、娘はその子のことを心配していました。あんなの観て、あの子は大丈夫なのかな
最後まで観るのにかなりエネルギーが必要だった、でも途中退席せず最後の最後まで観てエンドロールの後も観られたからこそかんじられたこともあった、それを親子で語れたことも良かった、と話していました。
今、必要な映画
社会に関心がある人、考えることが好きな人におすすめな映画。そして正義が画面のなかでぶつかり合い、考えることを放棄してしまいがちな今、必要な映画だと思いました。
丸山隆平さんのファンであることがきっかけで鑑賞した映画でしたが、他の出演者の方々も素晴らしかったです。
ややひっかかったところはありましたが、主演のファンだからではなく、ひとりの鑑賞者としておすすめです。しんどい内容ではありますが、たくさんの人に観ていただきたい。
エンドロールまで観てください。
金子一家のご飯が美味しそうで、生きることは食べることでもあるように感じました。
また観る人によって感想や観点がもちろん違うので鑑賞後に話をしたいです。1人で観に行って少し後悔しました。キャストが宣伝で口にするように大切な人と観てください。大切な人に会いたくなります。
※血が苦手、暴力、大声が苦手な人は気をつけてください。ただ該当シーンの表情などが見どころでもあると思います。
正義の悪意
2025年劇場鑑賞153本目。
エンドロール後映像有り。
この映画を見るに当たって、差入店って実際にあるのかな、自分が住んでいる市内にある金沢刑務所の近くに差入店ってあるのかな?と色々調べてから観ました。
◯◯屋差入店というのがデフォらしいので、本当なら正確には金子屋差入店になるみたいですね。語呂優先したんでしょうか。で、金沢には残念ながら個人商店はなかったのですが、金沢刑務所のホームページに「さしいれや」というリンクが貼ってあり、とぶと全国の刑務所や留置場に対応していると書いてありました。これで家族や知人がいつ逮捕されても安心です。
そこのHPには実際の料金や、利用するに当たってのQ&Aが書いてあるのですが、「高圧的な刑務官と話したくない」「担当が差し入れのルールをきちんと教えてくれない」など書いてあり、めちゃくちゃ書かれてるぞ公務員!と思ってみてました。面白いので皆さんも覗かれるのをお勧めします。
こういう情報を見てからこの映画を見たらまさにそういう事があって笑っちゃったのですが、予告でサスペンスと言っていたのはしっくりこないです。事件が起きてなぜか差し入れ店が解決するのかと思っていたのですがそんな訳ないですよね。ヒューマンドラマです。先に金沢に差し入れ店がなくて残念だな、と思ったのですが、この映画を見たらあんな近所から心無い嫌がらせを受けるなら「さしいれや」さんのように企業として勤めたほうが安全だなと思いました。植木鉢を割るのは犯罪だし、花に罪は絶対ないし(差入屋にも当然ないですが)、おくりびとの広末涼子の「けがらわしい」というセリフに共通する、無知蒙昧な職業差別が横行しているのが現実なのだろうな、と思います。
二つの大きなエピソードがあって、後半はまぁよくある話(フィクションでは)っちゃそうなんですけど、差入屋が絡むことでまた違った話になっていて良かったです。
サスペンスの言葉に期待していった分肩透かしを食らったので満点にはなりませんが(完全に広報の責任)なかなか面白かったので一話完結型の連続ドラマ化して欲しいです。
かなり重たい社会派映画
全体に重た過ぎました
序盤から中盤にかけて想像以上に内容が重た過ぎる上に話を詰め込み過ぎていて、観ているのがキツく、また分かり難かったです。
また、そのキツい内容の割には差入店に対する思いが描かれていないので、何でそんなに無理して差入店を続けているのかがイマイチ伝わって来なかったです。
終盤は感動的な方向へ振ってくれたので良かったですが、もう少し序盤に差入店に対する思いを描いてくれていれば入って行き易かったと思います。
また、キャスティングも演技力にバラツキがあり、改めて日本の俳優は層が薄いと思いました。
“身内”という、それぞれの存在。
まず一番に残しておきたい感情としては奥さんの忍耐強さにグッときたということです。どんな夫であっても、決して見捨てない。背中をさすってくれる。喝を入れてくれる。揺るがない愛の強さをもつ人です。
そんな奥さんに支えられて、前科者である夫は、社会の一員としてなんとか働けているのです。もともとこのお店を営んでいた叔父も居てくれてよかったです。叔父は、甥の悶々とした心を、そっと受け止めて、やさしい笑顔で包んでくれるような人です。かつての若い頃の自分と甥を重ねて見ているのかもしれません。親が俺にしてくれたように、自分も同じことをしようと、あの場所に招いたのかもしれません。
奥さんや叔父。身内ほど心強い存在はいないと思う。でも、身内に苦しめられて生きてきた者もいる。その状況から救い上げてくれているのは、自分ではなく、他人。終わった人生の者がこれからの人生を生きる者を救ったり。自分みたいにならないようにと一つの命を終わらせたり。色々な“思い”を見た気がしました。
金子差入店の前にはきれいな花鉢がいくつか飾られています。それを嫌がらせで割る者がいます。「誰だよ…」とブツブツ言いながら夫は片付けていました。エンドロールのあとに流れるシーンでは、夫自身がこの仕事を受け入れ、誇りを持ち、俺は間違ったことはしていない!という確固たるプライドを感じられました。
*
私たちがおかしいんじゃないの。世間がおかしいの。あなたがやってることは、すごいことなんだから。
生き辛さと
タイトルなし(ネタバレ)
暴行事件で収監されている金子真司(丸山隆平)。
妻・美和子(真木よう子)は身重で、月に一度の面会に訪れていた。
が、先月は来ず。
真司は、その理由に気づかなかった。
真司の暴言で面会を終えて出ていく美和子の姿をみて、真司はようやくその理由に気づく。
それから十年近く。
出所した真司は、伯父(寺尾聰)の援助があり、伯父が営んでいた差入屋を引き継ぐことになった・・・
といったところからはじまる物語。
差入代行業者が主人公という珍しい設定で、過去、ミヤコ蝶々が差入屋の主人公を演じた2時間ドラマがあったらしいが、それ以外にはない、極めて珍しいものだそうだ。
真司の息子の同級生で幼馴染の少女が惨殺される事件と、自宅売春を行っていたシングルマザーが刺殺される事件と陰惨な事件がふたつ描かれ、そのふたつを主軸にいくつものエピソードが描かれます。
が、複数の伏線が最後にピタリ・・・というタイプのエンターテインメント映画ではありません。
特別な状況下の普遍的心情・感情を描く(スティーヴン・キングがいうところの)エンターテインメント。
出演陣では、まず丸山隆平が好演。
これまでは(あまり彼のことは知らないのだが)明るいイメージがあったが、今回は心の奥底に何か暗いものを秘めた感じを冒頭から醸し出しています。
少女惨殺犯を演じる北村匠海も、普段とは異なるタイプの役で、好演。
(やや過剰だが)
北村の役は、右瞼に特徴を持たせたメイクで左右非対称を作っているが、これは主役の丸山もよくよくみれば左右非対称の面をしていることに由来するかもしれません。
ふたりのキャラクターの相似・類似の演出と思われます。
相似・類似の演出だと、拘置所の仕切りガラスへの二重映しなどがよく採られる演出だが、そこは避けた感じ。
自宅売春嫌疑の母親刺殺事件犯役の岸谷五朗は、やや作り込みすぎたきらいがあります。
彼の出演シーンのみ、過剰な演出に感じられました。
見応え十分の力作で秀作。
堪能しました。
なお、いくつかエピソードには「物語的な決着」がないものもあります。
物語として閉じていないので、観るひとによっては「納得できない」「中途半端」と感じるかもしれません。
エンドタイトル後の映像(差入店前の壊される鉢植え)は、犯人は描かれず、その「閉じていない」感が出ています。
良いエンディングでした。
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