「人生の栄養分になる映画」金子差入店 uriさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の栄養分になる映画
封切り翌日に鑑賞。
雨上がりの週末の夜。
長編デビューの監督によるオリジナル脚本。
小さなスクリーンにも関わらず、後ろのほうの席が、まばらに埋まる程度の客入り。
見終わった直後の感想は「久々に映画らしい映画を観た」だった。
それから、日一日と映画によって与えられた養分がじわじわしみてくる感覚を味わっている。
封切りから3日間の客入りが祟り、上映回数は減少しているらしい。
それに反比例するように、ネットで目にする反響は熱を帯びだしている。
「観て損は無い作品」
「観る価値がある作品」
「たくさんの人に、ぜひ観て欲しい作品」
日常的に劇場で映画を鑑賞している目利き層からは
「今のところ、今年度の邦画1位」という評価もチラホラ。
鑑賞当日、外出を見送ろうとしていたけれど。
これから天候は回復するらしいと教えてくれた家族の言葉に背中を押され、封切り早々に出会えた作品。
鑑賞から数日が経つ今、余韻を味わい、考察を楽しみ、口コミの広がりを目で追いながら、作品に関わったキャスト・スタッフの次回作に思いを馳せている。
配信される作品を倍速で楽しむスタイルと劇場のシートに身を預け、等倍速で作品に向き合うスタイル。
それぞれの良さがあるけれど、本作は、ぜひ後者をおすすめしたい。
それでこそ得られる栄養分があるはずだから。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。