サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
全53件中、1~20件目を表示
たまに見ればいいんだよ
海辺の町に魅了された
東京の会社員のはなし
と
ひとことでいえばそうですが
魅了されるまでの時間を
共有できるのが
心地よし
ときはコロナ感染が
広まっていったあの年
ソーシャルディスタンスや
都会からの旅行者への
スプレーのシーン
今では、笑って見れる
感染防止対策の数々も、
あの頃は皆真剣
初期の頃、
北陸では感染者の家に石が
投げ込まれ、
そこの家族は引越ししたと
聞いたことあります
嘘みたいですが実話
しかも、
震災が絡む土地が舞台
そんな状況で異界の人間が
暮らして、馴染んでいく様が
なんとも・・
そんななかで
本作でぐっときて
受けとったのは3つ
ひとつ目は、
茂子さんが縁側で西尾に
言ってた
「東京にいっても何も
することがない。例え津波がきても
ここでの暮らしがいい」
この土地が好きって
感情はわかるような気がします
海辺で、
薄暮の紫が海面に伸びる
吸い込まれそうな瞬間を
見たことがあれば。
本当に美しいものを見た時
心がもっていかれます
それが日常ならなおさら
2つ目は、
生き残った者が
前を向いて生きるっていうことが
どういうことなのか
百香が車の中でMDから
亡くなった子供の声を聞いて
自分のやるせなさに泣いていた
ひきづらずに生きていくのは
できないかもしれないけど
なにかのキッカケで
自分がしたいように動き出すしか
ないんだろうと
正解はないのだろう
この作品のスゴイところは
震災の復旧と空家問題の解決の
方法が同じやり方でいったら
いいのではという啓示
全く新しく作り変えるのではなく、
思い出はそのままに保ちながら
生まれ変わっていく
そんなやり方があっても
いいのではというのが
心の持ち方が再生される家に重なって
糸口がみえていいなと。
3つ目は、
芋煮会でのケン
不用意に触れないとしても
忘れずにたまに見てくれればいいんだよ
って
回答は、なかなか奥ゆかしい
たくさんあった出来事が
エンドの朝日と歌声で
つつまれて・・
おすすめ
難しい題材を見事に着地させた秀作だったとは‥気になっている人は是非‥
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
今作の映画『サンセット・サンライズ』は、結論から言うと、難しい題材を見事に着地させた秀作だと思われました。
今作は新型コロナと、東日本大震災での東北での津波被害とが、描かれています。
そのどちらもそれぞれ被害者が存在し、簡単に扱える題材ではないことは容易に理解出来ます。
まず新型コロナに関して、東京の大手企業に勤める釣りが趣味の主人公・西尾晋作(菅田将暉さん)は、コロナ禍でリモートワークが推奨される中、宮城県南三陸の宇田濱町で空き家が安く貸し出されている事を知り、宇田濱町に移って来ます。
そして、自分の家の空き家を貸し出そうとしていた町役場職員の関野百香(井上真央さん)は、いきなり東京から空き家に乗り込んで来た主人公・西尾晋作に対して、コロナ禍でのソーシャルディスタンスと2週間の隔離を要求します。
2025年の今から見れば、2020年当時の関野百香のコロナに対する対応は過剰で滑稽にも見えます。
しかしながら当時の日本のソーシャルディスタンスやマスクや手洗いなどのコロナ対策は、一方でアメリカでは累計120万人以上の死者を出す中、日本の死者は約7万4千人に累計で留まり、一定の対策の成果があったと言えます。
ただ、当時の緊急事態宣言などの日本の対策は、飲食店やエンタメ産業などをはじめとして多大な負の影響を及ぼし、コロナ禍での日本の厳しい対策に批判があったことも事実です。
なので、今でも賛否が分かれ分断を呼ぶコロナ禍での人々の描き方は、かなり困難だと思われるのです。
しかし今作では、例えばパチンコ店で亡くなった村山茂子(白川和子さん)の葬儀に東京からやって来た(主人公・西尾晋作が務める会社の)大津誠一郎 社長(小日向文世さん)が、コロナ陰性のPCR検査結果をまるで印籠のように示して現れる場面など、滑稽さと対策の重要さとの間を辛うじて渡り切って、双方の分断の間を取り持つ表現になっていたと思われました。
そしてもう一つの難しい題材は、東日本大震災での東北での津波被害の描写です。
今作の東日本大震災での東北での津波被害の描写で、個人的に一番の驚きは、関野百香が部屋から海を見た時に思わずつぶやいた「綺麗‥」とのセリフでした。
関野百香は、映画の終盤ではっきりと分かるのですが、自身の夫と子供2人を津波で失っています。
つまり、自身の夫と子供2人を津波で飲み込んだ海を見た関野百香に、ともすれば肯定的な意味を、あるいは作為性を感じさせかねない「綺麗‥」とのセリフを言わせることは、かなり困難だと思われたのです。
しかしこの関野百香のセリフによって、かつて津波の前までの日常では自然と感じられていた海の美しさと、自身の夫と子供2人(そして津波によってのみ込まれた多くの町の住民)の魂が海を美しくさせているとの感情が、現在の喪失した百香の日常の心情と重層的に結びついて伝わり、本当に素晴らしくも美しい表現のセリフだと思われました。
このセリフは宮城県出身の宮藤官九郎さんだからこそ書けた、深さある脚本表現と思われました。
今作は、コロナ禍と東日本大震災での津波被害を主に扱っていましたが、主人公・西尾晋作の勤める会社と、百香が務める宇田濱町役場が、共同で行う、町の空き家リフォーム事業についても扱われます。
この、町の空き家リフォーム事業に関しても、例えばパチンコ店で亡くなった村山茂子の遺影を最後に悲しそうに見つめる西尾晋作の表情によって、この映画が賛否の間を深く取り持とうとしていると伝わって来ました。
ところで、新型コロナも東日本大震災での津波も(あるいは空き家リフォーム事業も)、実は根底で共通点があるように思われています。
それは、そこに人が判断する度合いや時間の猶予が与えられていた(いる)点だと思われます。
仮に、新型コロナの被害が感染した人の大半が死亡したり重症化したのであれば、人々は一致団結して厳しい対策に賛同したと思われます。
ところが実際の新型コロナは、日本の2020年5月の感染広がり当初でも致死率は70歳以上で25.5%も69歳以下では1.3%で、治療法が見えて来た2020年8月の致死率は70歳以上で8.1%も69歳以下では0.2%であり、もちろん放置すればアメリカのように120万人以上の累計死者が出たように厳密な対策は必要だったとは思われますが、対策に対して賛否が起こったのは、人や年齢によって被害の度合いに幅があったことも大きな要因だったと思われます。
東日本大震災での津波も、被害に遭った人の家族や友人などに今も重い感情を抱かせている理由には、地震発生から津波の到達まで25分以上の猶予があったこともあると思われます。
もちろん、その間に高台に逃げられなかった被害者には、仕事を直ちに離れることが出来なかった、集団で避難を考えていたが奥地にまで予想外の津波がやって来た、動けないあるいは連絡のつかない家族を助ける為に被害あった場所に戻った、屋上に避難したがそれ以上の水位の津波がやって来てしまった‥など、被害者をとても責められない場面があり、予想外の大規模な津波がやって来た現実を忘れてはいけません。
しかしそれでもなお、その津波が到達するまでの時間の猶予が、彼らを助けられたのではないか‥との重い感情を今も多くの人に抱かせている理由ではないかと、思われるのです。
仮に、地震直後1分前後で津波がやって来ていたとすれば、失った人々への感情は消えなかったとしても、その感情は時間と共にもっと整理されていたと思われるのです。
これらの重い難しい題材を、コミカルさもある見事な紆余曲折ある作品に仕上げられたのは、あくまで当事者から遊離しない、岩手県出身の原作者の楡周平さんや、宮城県出身の脚本の宮藤官九郎さん、そして(東北・山形県出身の)岸善幸 監督の手腕が大きいと、僭越思われました。
そして何よりこの映画『サンセット・サンライズ』の素晴らしさは、作品の着地にもあったと思われます。
主人公・西尾晋作は、宇田濱町の空き家リフォーム事業が軌道に乗る中、会社の大津誠一郎 社長から、全国の空き家リフォーム事業の責任者として東京に戻って来ることを命じられます。
しかし西尾晋作は、大津誠一郎 社長の辞令を拒否し、宇田濱町に残ること、百香が好きだということを、百香に告白します。
ただ百香は、主人公・西尾晋作の告白を受け入れず、西尾晋作から離れ、夜の海岸に停めた車の中で、津波で失った夫と子供2人の声が入ったMDを聞いて涙します。
そしてその後、西尾晋作は東京に帰り、会社の責任者として、全国地域の空き家リフォーム事業を成功させて行きます。
百香も、宇田濱町役場の空き家リフォーム担当者として、町の事業を成功させて行きます。
西尾晋作は、百香への告白の直後、百香の義理の父である関野章男(中村雅俊さん)に、自身が描いたサンセット・サンライズの画を見せています。
そこには、海に夕日が沈む海岸で(おそらく西尾晋作と百香と思われる)男女2人が手をつなぐ画が描かれていました。
しかし西尾晋作は、その画をその後に改変して、男女2人と子供2人が手をつなぐ画に描き替えて、西尾晋作が暮らし、かつては百香と夫と子供2人が暮らしていた、空き家リフォームされた家にその画を飾って東京に帰ります。
そして百香は、西尾晋作が描き直した、男女2人と子供2人が手をつなぐ画を、自身がかつて夫と子供2人で暮らしたリフォームされた家で見ることになります。
月日は流れて、「モモちゃんの幸せを祈る会」のメンバーの一人だった山城進一郎(山本浩司さん)が宇田濱町の町長に選出されます。
その山城進一郎 町長の挨拶の司会を担当していた百香のスマホの元に、西尾晋作が宇田濱町に以前やって来た時と同じ連続の西尾晋作からのメッセージが届き、百香がかつての夫と子供と暮らした家であり、西尾晋作が以前過ごした家で、百香と西尾晋作は再開し、百香は笑顔で西尾晋作を迎え入れます。
その後、西尾晋作は、百香の義理であり夫の父である関野章男の養子になり、それぞれの自分の選択によってこうなったとの趣旨の話をして、映画は閉じられます。
この今作の着地は、個人的にはここ数年の邦画の中で図抜けて素晴らしい作品の着地に思われました。
その理由は以下だったと思われます。
西尾晋作と百香とが分かれた後に、西尾晋作は会社を、百香は役場で宇田濱町を、空き家リフォーム事業を通じて、それぞれ社会的に救います。
つまり、西尾晋作も百香も、(自分自身でなく先に)周りや世界を救って行ったと言えるのです。
また、山城進一郎 町長の選出の描写は、宇田濱町の未来が明るいことも示唆しています。
なぜなら、他の「モモちゃんの幸せを祈る会」の、(もちろん熱い想いと誠実さはありながら)すぐ感情的になる倉部健介(ケン/竹原ピストルさん)と高森武(タケ/三宅健さん)や、町役場の情報を流すなどどこか斜めから物事を見ている平畑耕作(好井まさおさん)との間で、
町長になった山城進一郎は、熱い想いを持ちながら周囲への関係性と理解が深い、忍耐と誠実さを持ち合わせていた人物だと、感じさせていたからです。
そんな山城進一郎が町長ならば、宇田濱町内の人々の様々なもめごとや問題を、深い理解と関係性の中で解決して行くだろう、宇田濱町の未来は大丈夫だと、伝わる場面だったと思われます。
そして、主人公・西尾晋作は、男女2人のサンセット・サンライズの画を、男女2人と子供2人の画に修正します。
このことは、西尾晋作が、百香を、外見上で見えている1人の女性として一方的に見るのではなく、夫と子供2人の喪失した内面もそれまでの時間も、そのまま感じ理解したからこその、サンセット・サンライズの画の描き直しだったと思われるのです。
そして百香は、西尾晋作の、男女2人と子供2人の画によって、自身の喪失感も含めて、自身の存在が、内面にある夫と子供2人の存在と共に、そのまま肯定されたと感じたと思われるのです。
百香の最後の西尾晋作への笑顔は、その感情を現わしていたと思われるのです。
主人公・西尾晋作も、百香も、会社や宇田濱町を、空き家リフォームを通して救って行った後の再会でした。
その行動と日常の月日は、2人の周り含めた喪失と距離を積み重ね変えて行ったと思われます。
最後の西尾晋作の、関野章男の養子になる選択は、1観客からすると、西尾晋作が、百香と関野章男のことを考えての選択と思われなくもないです。
しかし、それぞれ自分のことを考えての選択との西尾晋作の言葉(解釈の変更)は、それぞれに自由意志の余白を持った上の相手とを関わりの答えとも言え、実は今作を貫いていた人との関係性の到達した答えだったと思われました。
会社を、町を、それぞれ救って来た西尾晋作と百香とが、最後に自分を救い、そのことが大切な人を救っている、感銘を受ける見事な映画の着地だったと思われました。
今作の映画『サンセット・サンライズ』は、難しい題材をしかもコミカルに描くという、題材の難易度の高さからの紆余曲折の展開は傑作となるには余りにも難し過ぎると思われ、私的は僭越今回の点数になりましたが、一方で早くも2025年の代表作の1つになる予感がしていて、見事な秀作であると一方では僭越思われました。
特に作品の最後を閉じる着地までの流れは、ここ数年の邦画でトップクラスの素晴らしさだったと僭越思われています。
そして、主人公・西尾晋作を演じた菅田将暉さんをはじめとして全ての俳優の皆さんが素晴らしかったと思われながら、特に関野百香を演じた井上真央さんは図抜けて素晴らしかったと、僭越思われました。
今作の映画『サンセット・サンライズ』を本当に面白く心動かされて観ました。
(なんだか書き始めるとレビューが長くなってしまいました‥失礼しました‥)
コロナ禍の日々を振り返った
とてもおすすめされたことと、レビュー数が多くて評価が高かったこともあり、仕事終わりにレイトショーへ。
(間に合わなさそうで、めちゃくちゃ走った)
久しぶりに邦画を映画館で観た!
あらすじも調べずとりあえず映画館に突撃。
菅田将暉は素朴な一般人を演じるも、そのスタイルの良さで登場からやっぱりすごいなと思いました。
コロナ禍はこんな感じだったなと懐かしく思いました。当時は得体の知れない、目に見えない恐怖で毎日を過ごしていましたが、それを懐かしいと思う日が来るなんて。
晋作の素直で朗らかな性格と南三陸の拳で👊の御三方、やり取りを見ていてニコニコしてしまいました。
(あの雰囲気に怖気付かず飛び込める晋作が素晴らしいですが)
お刺身美味しそう!海や川、山、豊かな自然。
気づかずにいたけど、日本のほとんどはこんな風景。
地震のことも詳しく話すわけでなく、しかし住民の心から離れることはない感じがとてもリアルと思いました。
「地震なんて正直どうでもいい」(正確ではないですが)そんな率直な晋作の言葉はナイフにもなりがちですが、そんな意味はないことしか伝わってこない感情がこもって聞こえました。
地震、過疎、コロナ、空家、様々な問題が詰め込まれた作品ですが、映画館でも笑いが聞こえてくるほど温かいストーリーになっているのはすごいことではないでしょうか。
とても爽やかで、自分についても考えさせられる映画だったと思います。
久しぶりに映画館でポップコーンを食べました🍿
あんなにサイズ大きいのね!
こんなに食べれないよ〜て思っていましたが、序盤で完食笑
仕事終わり好きな映画観て、ポップコーンをたくさん食べて、とても素敵な時間でした。
三陸
震災から10年、コロナ禍に起きる
ヒューマンコメディ。笑いと涙。
都会から来た人はあのような扱いを
受けたのを思い出した。懐かしい。
コメディとシリアスが上手に組み込まれていて
気仙沼の魅力満載。芋煮の違いも良いよね。
沢山の方々に観て欲しい作品。
見終わった後に旨い魚とお酒が欲しくなります。
笑って泣いて、笑って泣く
宮藤官九郎脚本というところに惹かれて観ている。
岸善幸は「正欲」の監督だったんだね。
役者の情報も、菅田将暉さん、井上真央さんくらいしか認識せずに見たら、
三宅健さんがアイドルオーラ完全に消してて、しゃべるまで全然わからんかった。
しゃべったら「学校へ行こう」で聞きなれた声だった。
居酒屋の四人衆面白かった。なんやねん守る会ってww
東日本大震災から9年経って、新型コロナで地方が首都圏を恐れすぎる2020年3月から物語が始まる。
ミミズのアニエスベーから、クドカンらしい笑いがそこここにあって爆笑しつつ、
田舎もんの閉鎖性、自虐、筒抜けな噂とか、懐かしくてその感じ知りすぎてて嫌だなーとか、思った。
でも隣のしげこさん?と西尾さんの交流とか、ちょっといいなって思う。
パチンコ屋への出退勤を、車で送るとか、悪くないじゃんって思う。
ももかとあきおが実の親子ではなく、長男の妻で、夫の父であるっていうのは、思い至らなかったなー。ずっとフツーに実の娘だと思ってたもん。
ラブストーリーになる予想をしていなくて、西尾がももかのマスク外した顔に見とれたところから、あれあれ恋の予感なの?と思って俄然楽しくなったけど、夫と子と夫の母を一気になくした傷って、想像を超えるなあと、西尾の恋路が険しくって切なくなった。
河原の芋煮会(よかった)、東京への異動辞令をいったん断る(ここで2021年だったよね)などして、そのまま一緒になれるかと思ったけど、さらに2年間を置いた描写が、地に足ついた人の決断だなーと思って、観てた。
最終的に、西尾はあきおの養子になって、ももかも関野のまま、3人で暮らしてるのかももかの夫が立てた家に、彼氏である元西尾と住んでるのかわからんかったけど、多分小日向さんの会社辞めて海の男になったってことよね。
法律婚ではない決着も、なかなかいいなと思った。
タコの干物(だよね?)をずっとしがんでる(関西弁でかみしめる的な意味)おじいとか、
とちゅうまで誰かわからんかった池脇千鶴さんとか、熊としめじとか、社長から逃げるオンライン飲み会とか、タコと西尾の戦いとか、面白かった。
そして、結構泣いた。どこから泣いてたかは全然覚えてないけど。
大きな悲しみと、穏やかな日々の積み重ねと
登場人物も風景も食べ物も、すべて素敵で、私も【おもてなしハラスメント】の会に混ぜてもらいたくなってしまいました。
そんな素敵なお話、素敵な光景の中にも、ぽつんと暗い震災の影…セリフにもあったけれど、あの時あの場にいなかった人間は、どうしたらいいのか分からなくなる。
それでも、「悲しんでる人のことはただ、見守ればいい」そして、「それぞれがやりたいようにやったら、こうなりました!」というエンディング。
見守るまなざしのあたたかさに、じーんと感動しました。
作中に登場した絵(2人の男女が、太陽に向かって歩いている絵)に、子どもたちが描き足されていたのも、悲しみを抱える百香を丸ごと大切にしたいという晋作の思いが伝わってきて、本当に素敵な映画でした。
暮らしていく
とても意義のある作品だった。
地方再生の話でもあり、3.11の話でもあり、コロナ禍の話でもあり、在り方の話でもあった。
こうやって書くと何本柱なんだと思うのだけれど、見事に融和していく。
方言の力なんだろうか、それとも空気感なのか、震災を扱った話は数々あれど、本音を聞いたような気にもなってる。人の生活に根付いた話だから、そんな感想を抱いたのかもしれない。
コロナ禍のテレワークが推奨され、釣り好きの若者は海辺の街の格安物件に移住する。どうやらこの若者は実家暮らしの窮屈さもあったみたいだ。移住したのは東北のある町。海岸の岩肌に津波で削られた後が残る漁港だ。
2週間の隔離生活とか、当時に生まれた制度や風潮への強烈な風刺を体験し、住民との交流が始まる。
他所者がお隣さんになるまでのアプローチはお年寄りから。他人でも友達や顔見知りになってしまえば怖くもなくなるって事なのかもしれない。
都会から見れば娯楽はないに等しいだろう。でもその代わりに暮らしがあった。
隣人と交流し、話を聞きまた聞いてもらい、持ちつ持たれつが当たり前で、日々の糧は海と山が与えてくれる。そんな暮らし方が描かれる。
彼の思い付きが本社のビジネスモデルに起用され、本格的な移住プロジェクトも立ち上がる。
空き家となる家に入居者を入れるのにも大変で、1番は変化に臆病な心情だ。
現状維持ならば何も解決しない代わりに、新たな厄介事は生まれない。
そんな壁を溶かすのにも、彼が先に移住していた事は有利に働く。
かくして、社長が言う「三者一両得」の完成だ。
優れた人物設定だとホント感心する。
主演の菅田氏に至っては、脚本家・宮藤官九郎の代弁者であり、なんなら生き写しじゃないのかと思えてしまう。原作は読んではいないのだけれど、この作品には脚本家の声が色濃く反映しているようにも思う。
父親がカルパッチョを食べる時に「ほら、食わず嫌いなんだから」とかは、地方の価値観に言及してるようにも思うし、そういった意味では池脇さんはめちゃくちゃいい仕事してた。
「見てくれてればいい」って言葉から始まる竹原氏の独白は胸に響いた。この前に「被災者ってしてもらって当たり前みたいな風潮あるじゃないですか?」って台詞を西尾の同僚が言うのだけれど、その台詞と相まって彼の台詞に真があるように聞こえる。逆に彼女のたった一言の台詞が、震災復興に絡む利権を生んでるのも享受してるのも被災者達ではないとも聞こえてきた。
強烈だったのは「どうでもいい!」だ。
…確かに、と思えてしまう。
シンプルに暮らしていきたいだけなんだ、と。
それが実現できたら、こんなに幸せな事はない。好きな事を楽しめて隣に愛する人さえいれば、その他の事はオマケじゃないのか?と。
オマケに目が眩んで、1番大切な事を見失ってはいないのか?と。
震災と絡めるとややこしい事が覆い被さってはくるけども、日々の暮らしの事を思うとまさにと思える。
人の欲には際限がないし、上を望めばキリがない。都会に住んでるって事は、否応なしに競争社会に叩き込まれるって事でもある。周りと比べる事が1番安易な確認方法でもあるからだ。
少なくとも作中にある田舎暮らしには競争ではなく調和があるようにも思う。
実際は知らないけれど!
最後にくる収まり方も好きだったなぁ。
画一化されないといく、枠組みに縛られないというか、普通を意識しないというか。アレが丁度いいんだと思う。そしてその期間は西尾とモモにとっては日の出の前の助走期間なんだろうなぁと思う。
鑑賞中、ずっとタイトルの事を考えてた。
「サンセット、サンライズ」
つまりは再生って事なのか、と。一度沈んだ太陽もまた昇ってくるのだと。沈むのも当たり前だし、時間が経って昇ってくるのも当たり前だ、と。
夜という時間の長い短いはあるにせよ、いつか昇ってくるんだよ、と。朝日に始まりだったり、希望を感じる人は多いだろうから、サンライズが後に来るのかなって。
とまあ、色んな事を投影できるけれど、自身の中でしっくりくるのは「それでも地球は回る」って事だった。
地球の営みと調和して生きていけばいいんじゃないかと。生きてく上で必要なものは、全部揃ってるんだから、みたいな事かなぁ。
不便ではあってもね。
田舎に行こう入門編みたいな話かなと思ってたのだけれど、とても深い話であったように思う。
結末。
釣りバカ日誌を現代版でやったら。。。的なお話。
もしくは『〇〇から移住してみた』的なお話。
なんだろう?それ以上は何とも言えないお話。特に印象も残らず、刺さる言葉もなく。。。
ただ芋煮会のくだりは「あぁ。茶番が始まるのか」と思いつつ見てたらグダグダな展開からバッサリ切れ、何事もなくって言うか分からんうちに時間が経った場面へと。。。
なんだか起伏のない振り幅の少ないシリアスにもコメディにもなりきれないものをただ見せられたような気分になった。
結末もね、なんだかモヤッとした感じでした。
東北6県言えないです、はい。
いまだから苦笑いしつつも楽しく鑑賞できる
コロナ禍の話しと
震災から12年も経過したいまも癒えない傷。
重々しくなりそうな部分があるものの
竹原ピストルの不器用だけど井上真央への熱い想い
キラキラを完全に消し去った三宅健
よっぽど美味しいものを撮影で食べたのか
ふっくらした菅田将暉(健康的で良き)
中村雅俊とは一見分からないくらい完全な漁師姿
なんだか令和の釣りキチ三平実写版か?と思った(笑)
寅さんとか、釣りバカ日誌とかの懐かしい感じも良き。
笑って泣けて考えさせられるいい作品だと思いました。
みてよかったです。
悪くはなかったが
面白かったけど、ちょっと惜しい気がします。
横浜流星さんの「正体」は、リアリティが無くツッコミどころが沢山あるものの、テーマがはっきりしていたので、感動を求める人に勧められる映画と言えました。(私は感動はしなかったんですが、横浜流星さんの演技に感心しました)
それに対して本作は、どういう映画かを説明するのが案外難しいです。クドカンの脚本で、コメディには違いないです。内容を要約すると、
釣り好きのサラリーマンがリモートをきっかけに東京から三陸にお試し移住し、そこで、
①東北の人々の素朴な温かさに触れて、疲れた心が癒された、ではないし、
②憧れの釣り三昧の田舎暮らしを始めたが、田舎には田舎の抱える問題があることを知り…でもないし、
③運命的な出会いがあった、でも彼女には悲しい過去が…やっぱりこれになるんでしょうか。
それにしては、ちょっと品が無いんですよね。もっとハートフルコメディにした方が良かったと思います。いかにもクドカンらしい笑いが散りばめられているんですが、「モモちゃんの幸せを祈る会」や池脇千鶴さんのおばちゃんキャラが暑苦しくてうっとうしいです。逆にもっとギャグ寄りの作品だったら許せるんですが。
お薦めポイントも勿論あります。三陸の海の解放感、美味しそうな魚料理の数々、菅田将暉さんの釣り竿さばきはサマになっていて、井上真央さんは綺麗でした。
ただ、本作を観て、三陸に旅行に行きたいとは思っても、住んでみたいとは思わないですね。お父さんと茂子さん以外の人物があまり魅力的には描けて無かったです。
脚本と演出がかみ合っていなかったかも。
2/4追記
本作は東北応援のつもりで鑑賞しました。上記レビューに、本作を観ても三陸に住んでみたいとは思わないと書きましたが、私が三陸に魅力を感じないという意味ではありません。というのもクドカンは宮城県栗原郡(現栗原市)出身、母の実家の近くです。上記レビューを書いた後で、岸監督が父と同じ山形県出身、そして原作者の楡周平さんは私と同じ岩手県一関市の出身とわかり、ご縁があるなと思ったので、ちょっと追記します。
これ観た方は言葉の意味が分かったでしょうか。
私は6歳まで一関に居たので、「そろそろ帰(け)っか?」は分かったんですが、「おだづなよ(調子に乗るなよ)は分かりませんでした。言われた事が無いし。
津軽弁で有名な「け!」「く!」は面白いですが、沿岸部では使うのかな、場所によって違うのでしょうが、親戚は「食べらい」と言います。疑問文みたいに語尾が上がります。一般的に宮城県の言葉使いはのんびりして柔らかく、中村雅俊さんのが本物です。
祈る会のメンバーの話し方がきついのが違和感でした。だから、もっと人間を優しく描いて欲しかったなあと思ったのでした。
エヴァンゲリオン超爆走!
初タッグ!クドカンx菅田将暉君。
いつもならこれだけでも充分観たい!って
なるはずなのに、中々気が進まなかった本作。
予告とフライヤー
(いつもながら読んではない。で、探したけど無いーー!どこーー!)
の雰囲気から、ほのぼの系かと思っていたので、今の気分じゃなくてスルー候補でしたが。。
HPを見たら「正欲」の岸善幸監督で、撮影が今村圭佑さん!
今村さんが撮った作品は最近だと
「アット・ザ・ベンチ」や傑作「青春18x2〜」かなり面白かった「最後まで行く」と、好きな作品が多いので、鑑賞の決め手になりました。
(四月に〜やリリーはむにゃむにゃむにゃ。。)
岸監督はコメディははじめてじゃないでしょうか?
クドカンとの化学反応が楽しみ♪って事で
レイトショー。
おじさまと2人きり、よろしくお願い致しますm(__)m
な!なんと!
こないだ観た「嗤う蟲」と類似点多し!
なのに360度、あっ!180度違う、対極にあるような作品でしたねw
脳内で色々と比べながら観てしまい忙しかったです(°▽°)
前にも書いたのですが、
私は田舎暮らしには向いていないし、海も苦手で船も釣りも怖いし(お魚の生命力に負ける
( T_T)
生魚も食べられないので
(捌けはします٩( 'ω' )و
申し訳ない。田舎に移住は考えられないのですが、この宮城県の三陸はとても素敵に感じました。
やはり秒で広がる個人情報wには驚きうんざりするし、面倒くさい人間関係はちゃんと描かれているのですが、何だかみんな憎めない。
そして主人公の西尾(菅田将暉君)がポジティブで明るくて、何よりこの場所が好きでエンジョイしているので、見ていて嫌味がなかったです。
人たらしなキャラも活きていましたね。
コロナ禍の、あの何とも言えない、今となっては異常だったと思える、信じられない時間を過ごした私たち。
実際に、活動自粛で帰省できなかった友達もたくさんいました。
(初孫ちゃんをすぐにばあちゃんに会わせてあげられなかった、やっと会えた時はお孫は3歳に(°▽°)
都会から帰って来るなんて近所の人が怖がるからやめてって言われたって( ; ; )
すごく覚えてるエピソード。。
仕方ないのはわかってる。
まぁ、そんなでしたよね。。
その感じも描かれていて、あの時を思い出してしまいました。
あーーそうそうこんなだったなーーって。。
手作りマスクとかね。。
そして東日本大震災についても触れられていて、まさかの軸になっていたのが意外でした。
あの悲劇を、TVの中だけでしか体験していない私のような部外者には、本当に正直言って、被災した方にどんな言葉をかけて良いのかわかりません。
そのモヤモヤを、西尾⇄ケン(竹原さん)
持田(ちーちゃん)の会話を通して代弁してくれた。
少し気持ちが救われました。
他にも地方の過疎化、空き家問題と、深刻なテーマも入り混じり、単なる
「#田舎移住」になっていないのも予想外でしたが、重いテーマてんこ盛りなので、どれも若干薄味だったかな。。
(原作未読でわかりませんm(__)m
そしてクドカンの脚本は細かい人間描写が見所で、笑えて楽しくて、、
でも魅力的なキャラがクスッと笑えるエッセンスを付けられて死んでしまう。
本作も然り。相変わらずその仕事がお見事!
そうだったクドカンだった油断した!
シゲおばあちゃ〜〜ん泣泣
西尾と仲良くなったシゲおばあちゃん(白川和子さん。ロマンポルノの女王と称されたお方なんですね!)
が大好きなパチンコ、エヴァ超爆走中!に死んでしまう。。
ねーーー、いつもこうやってやってくれるのよねぇ〜泣き笑い。。
シゲおばあちゃんの死から空き家問題に焦点があたり、ももちゃん(真央ちゃん)の過去やあきお(中村雅俊さん)との関係が明かされていく。
実際にありそうだし、毎日時は進んでも、
心は立ち止まったままの人がいること。
進んでは戻っての繰り返しなんでしょうね。。。
ももちゃんの
「子供を産むことになったら3人目なんだよ!」が刺さった( ; ; )
車内のあのシーンや換気扇の上の灰皿にもヤラレました( ; ; )
マスクをとったももちゃんに一目惚れ!
(逆じゃなくて良かったねw)
西尾の方はまだわかるとしても、ももちゃんが惹かれた理由がいまいちわかりにくい。
亡くなった旦那さんの写真。
ボヤけていたけどイケメンそうだった。
結局イケメン好きなのか??('◉⌓◉’)
重たいテーマでありながら、クドカンエッセンスでクスッと笑えてジーンときちゃう、優しい作品でした。
観て良かったです。
おまけ
○久しぶりの中村雅俊さんが素晴らしかった!!
あきおさんをずっと見ていたかった。
役所さんや長塚さんといい、このクラスのベテランの存在感が最近エグ過ぎる!!
○金髪タケさん。三宅君に似てるな〜誰だろ?え?三宅君?!ん、ちがうか。の繰り返しだったw
三宅君だった。
あとシゲさん、ビートきよしさんもわからなかった( ・∇・)
○セリフ言いながら、演技しながら、鯵を捌いてなめろうを完成させる真央ちゃんがすごかった!
○お顔にほくろのある男子好きとしましては
(桃李君とか錦戸君とか赤楚君とか健とか天音ちゃんとかいるね♡)
好井まさおさんのほくろにクギ付けだった。
触りたくて触りたくてウズウズしてた。
○クマ登場で不安になったが、おしっこはキレイな放物線を描いておりました。
で、アレはクマのゲーーー?!
えーーーー!!
○作中画は菅田君が実際に書いた絵らしいですね(エンドクレジットで確認)
あの2人は西尾とももちゃんだったのか。
2人の子供が加った絵にしたのはももちゃんの亡くした家族を蘇らせてあげたのか?
はたまた彼らの未来予想図か?
"祈る会"のメンバーはじめ、みんな幸せになって欲しい〜♪
つもる話
原作は未読です。
都会と田舎のギャップを感じさせるコメディとシリアスかな〜と思っていましたが、シリアスというか田舎での問題や東日本大震災を色濃く描いている作品でした。
コロナ禍でのリモートだったりの状況を鑑みて田舎に移住した主人公が最初は妙にハイテンションだったし、隔離だっつってんのにすぐに釣りに出かけたりと身勝手さが良くないかもなーと思っていましたが、現地の人たちの交流が盛んになっていったり、大家さんとの恋愛だったりと日常描写がのんびり観れて良かったです。
そこから田舎の空き家問題が本格化していき、主人公が会社のビジネスで振り回されたり、仲良くしていたおばあちゃんが亡くなったりしたりと気持ちが揺らぐ中でどうやってこの土地で生きていくのか、生きていきたいのかは良いドラマが展開されていきました。
突然のビフォーアフター模様もありましたがとても綺麗なリフォームに匠を感じました。
若干ドラマ部分がくどくなることもありましたが、まぁそればっかりは致し方なしといったところでしょうか。
ハイパー飯テロ映画だったのが今作の素晴らしいところです。
ケンの居酒屋で提供される海鮮料理がどれも美味しそうでハーモニカ焼きとかかぶりつかせてくれ〜となるくらい美味さが伝わってきました。
自宅で作る海鮮料理、郷土料理も満遍なくお届けされるので飯を食べずに映画館に来てたのでこれはやられました。
今作の欠点というかコメディ部分が自分にはあまり合わなかったです。
タコで滑りまくるシーンだったり、居酒屋での押し問答だったり、特に感じたのが熊の登場シーンで、あれだけは急にファンタジーになってしまい、きのこを持ってくるシーンなんか別に無くても…となってしまったのが残念でした。
ケンさんが大きい声を出すところもビックリするので頻度は控えめにして欲しかったです(ピストルさんはとても良かったです)。
コロナが明けて2年近く経とうとしている中で今作を観ると色々変化があったなと思わせられました。
実家がゴリゴリの田舎なのもありますが、あの土地あの風景を守り抜くことって大事だなと痛感させられました。
鑑賞日 1/23
鑑賞時間 9:40〜12:05
座席 D-3
け!
かおりまつたけあじしめじ
ゆるい映画観たいなぁ、、て思ってたから。。
ちょうど良かった!
おもしろかったー三陸行きてー
ただ気になったのは、
菅田釣り下手やん、、菅田こういう役良き、、
井上真央かわいい!
田舎暮らししてみたいけど…
予告で気になったので鑑賞!
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年
リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ
何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート
仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない
一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた—?!
というのがあらすじ!
あのテレ東の孤独の…ドラマを思い出すほど飯テロ映画でした笑
そんなだとは思いませんでした…笑
どれも美味しそうな料理ばかり!
食べてみたいですね🤤
そしてコロナ禍真っ只中の田舎はあんな感じだったんですかね?
なんかリアルな感じでした…
あんなにリアルに描かれてるのははじめてみたかも?
でもいい感じに面白い場面もあって笑わせてくれました😊
モモちゃんの幸せを見守る会の面々はそれぞれ個性的で面白かったですね!
そしてみんな一回は振られてると言う…笑
あと田舎特有の感じも描かれてましたね
よそ者を警戒する感じや監視しがちなところとか…
田舎暮らしはいい一面もあれば悪い一面もある
今回は映画だしコミュ力が高くて愛想もいい人でうまく馴染めたからよかったけど馴染めなかった大変ですよね…
震災についても触れられてましたね
正直、話題にしていいのか話したときはなんて返答をしていいのか難しいですよね…
今もまだ苦しんでるかもしれないし…
難しいです🤔
この映画はとてもよかったです!
美味しそうな料理いっぱい出るし食べたくなりました…
田舎に住んでみたいですけど近くに映画ないと無理ですし西尾みたいな人じゃないと難しいかなと思いました笑
面白い映画をありがとうございました☺️
なんか表面ばっか見て嫌
菅ちゃんが出ているから観に行きましたが菅ちゃんも真央ちゃんの演技は良かったが、ストーリーがどうも好きにならない。
まずももちゃんの幸せを祈る会ってなんなん?女の人を監視して思う通りに生きて欲しいって自己中の集団しか見えなくて気持ち悪い
空き屋問題に食いついた社長さんがリアルに見えますが、後続の対応といい、リフォームした後の電話バンバン鳴るシーンも、なんか丸く収めて良かった感がうさんくさくて、空き屋問題ってそんな簡単?もっと深ぼるところいっぱいあるじゃないの?
ももちゃんと晋作の恋も謎すぎて、これから2人で恋にめばくって思ったら、なぜか役所の人は謎の推しをしているし、えええええ、晋作はももちゃんの顔に見惚れているのはわかるけど、ももちゃんはいつ晋作を好きになったの?きっかけは?空き家のリフォームとかした後ならわからなくもないが、その前だし。。。そんな恋に落ちるシーンあった?無理矢理くっつけようとしてない?晋作と「お父さん」と一緒にいるシーンの方が多くない?
中盤の川辺で芋煮汁を飲むところ、役所の人の謎の背中推しにイライラするし、みんながももちゃん見ている中のおしこシーンとクマがしめじを鍋に入れるシーンがキモいし、晋作の同僚たちがただの背景になっていて、帰国子女の妙な偏見も納得できないし、一番納得できないのは晋作の「切ない」、、、予告で見てどんなことがあって、どんなシチュエーションで言ったのか想像したが。。。なんか違うっていうか、共感ができないっていうか、え、どこが切ないの?急にどうした?頭大丈夫?って思った。その後のケンちゃんの演説内容微妙だし、演技という演技ないし、滑舌悪いし、長いし。。。苦痛でした。
ラストは正直どうでもいいよって思いました。結婚か結婚しないかどうでもいいわ。
ただすがちゃんが好きだから、演技も安定しているので、またつぎすがちゃんの映画出たら観に行きましたが〜この映画の高評価はなんだろう。。。
食事が全部美味しそう
若手で売れっ子の菅田将暉を、これまで私はあまり評価してこなかった。
自分が見る作品に出てこなかったため正確に言うと興味がなかった。
西尾は終始いい奴で嫌いになれる要素が少ない。序盤の押しかけくらい?
地物を食すシーンはどれも美味しそうに食べて一々感動して、料理の作り手冥利に尽きるはず。
船上で「魚釣りながら聞くような話しじゃないんで」
と大好きな釣りを中断して話に耳を傾けるシーン。いい奴すぎるだろ
見どころはあと2つ
ほぼ地元出身の中村雅俊が見事におんつぁんで癒される。
竹原ピストルは迫真の宮城弁で関心させられる。芋煮の独白シーンが特によい
美しい宮城の景色にも見とれて、あっという間の139分でした。
震災…コロナ禍…
ここ最近の世の中をうまくまとめられてる作品でした。
いつもと雰囲気違うちょっと太った?菅田将暉さんの役も明るさが最高でした。
泣いたり笑ったり感情起伏が激しくなる作品でしたが、最後は穏やかに〜
☆自由人最高ですね☆
急に始まった芋煮会、あの場面だけちょっと納得出来ない展開でしたが、あれが宮藤官九郎さんらしいのかな…
熊どうなったんだろう〜
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