サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
全44件中、1~20件目を表示
暮らしていく
とても意義のある作品だった。
地方再生の話でもあり、3.11の話でもあり、コロナ禍の話でもあり、在り方の話でもあった。
こうやって書くと何本柱なんだと思うのだけれど、見事に融和していく。
方言の力なんだろうか、それとも空気感なのか、震災を扱った話は数々あれど、本音を聞いたような気にもなってる。人の生活に根付いた話だから、そんな感想を抱いたのかもしれない。
コロナ禍のテレワークが推奨され、釣り好きの若者は海辺の街の格安物件に移住する。どうやらこの若者は実家暮らしの窮屈さもあったみたいだ。移住したのは東北のある町。海岸の岩肌に津波で削られた後が残る漁港だ。
2週間の隔離生活とか、当時に生まれた制度や風潮への強烈な風刺を体験し、住民との交流が始まる。
他所者がお隣さんになるまでのアプローチはお年寄りから。他人でも友達や顔見知りになってしまえば怖くもなくなるって事なのかもしれない。
都会から見れば娯楽はないに等しいだろう。でもその代わりに暮らしがあった。
隣人と交流し、話を聞きまた聞いてもらい、持ちつ持たれつが当たり前で、日々の糧は海と山が与えてくれる。そんな暮らし方が描かれる。
彼の思い付きが本社のビジネスモデルに起用され、本格的な移住プロジェクトも立ち上がる。
空き家となる家に入居者を入れるのにも大変で、1番は変化に臆病な心情だ。
現状維持ならば何も解決しない代わりに、新たな厄介事は生まれない。
そんな壁を溶かすのにも、彼が先に移住していた事は有利に働く。
かくして、社長が言う「三者一両得」の完成だ。
優れた人物設定だとホント感心する。
主演の菅田氏に至っては、脚本家・宮藤官九郎の代弁者であり、なんなら生き写しじゃないのかと思えてしまう。原作は読んではいないのだけれど、この作品には脚本家の声が色濃く反映しているようにも思う。
父親がカルパッチョを食べる時に「ほら、食わず嫌いなんだから」とかは、地方の価値観に言及してるようにも思うし、そういった意味では池脇さんはめちゃくちゃいい仕事してた。
「見てくれてればいい」って言葉から始まる竹原氏の独白は胸に響いた。この前に「被災者ってしてもらって当たり前みたいな風潮あるじゃないですか?」って台詞を西尾の同僚が言うのだけれど、その台詞と相まって彼の台詞に真があるように聞こえる。逆に彼女のたった一言の台詞が、震災復興に絡む利権を生んでるのも享受してるのも被災者達ではないとも聞こえてきた。
強烈だったのは「どうでもいい!」だ。
…確かに、と思えてしまう。
シンプルに暮らしていきたいだけなんだ、と。
それが実現できたら、こんなに幸せな事はない。好きな事を楽しめて隣に愛する人さえいれば、その他の事はオマケじゃないのか?と。
オマケに目が眩んで、1番大切な事を見失ってはいないのか?と。
震災と絡めるとややこしい事が覆い被さってはくるけども、日々の暮らしの事を思うとまさにと思える。
人の欲には際限がないし、上を望めばキリがない。都会に住んでるって事は、否応なしに競争社会に叩き込まれるって事でもある。周りと比べる事が1番安易な確認方法でもあるからだ。
少なくとも作中にある田舎暮らしには競争ではなく調和があるようにも思う。
実際は知らないけれど!
最後にくる収まり方も好きだったなぁ。
画一化されないといく、枠組みに縛られないというか、普通を意識しないというか。アレが丁度いいんだと思う。そしてその期間は西尾とモモにとっては日の出の前の助走期間なんだろうなぁと思う。
鑑賞中、ずっとタイトルの事を考えてた。
「サンセット、サンライズ」
つまりは再生って事なのか、と。一度沈んだ太陽もまた昇ってくるのだと。沈むのも当たり前だし、時間が経って昇ってくるのも当たり前だ、と。
夜という時間の長い短いはあるにせよ、いつか昇ってくるんだよ、と。朝日に始まりだったり、希望を感じる人は多いだろうから、サンライズが後に来るのかなって。
とまあ、色んな事を投影できるけれど、自身の中でしっくりくるのは「それでも地球は回る」って事だった。
地球の営みと調和して生きていけばいいんじゃないかと。生きてく上で必要なものは、全部揃ってるんだから、みたいな事かなぁ。
不便ではあってもね。
田舎に行こう入門編みたいな話かなと思ってたのだけれど、とても深い話であったように思う。
結末。
釣りバカ日誌を現代版でやったら。。。的なお話。
もしくは『〇〇から移住してみた』的なお話。
なんだろう?それ以上は何とも言えないお話。特に印象も残らず、刺さる言葉もなく。。。
ただ芋煮会のくだりは「あぁ。茶番が始まるのか」と思いつつ見てたらグダグダな展開からバッサリ切れ、何事もなくって言うか分からんうちに時間が経った場面へと。。。
なんだか起伏のない振り幅の少ないシリアスにもコメディにもなりきれないものをただ見せられたような気分になった。
結末もね、なんだかモヤッとした感じでした。
東北6県言えないです、はい。
いまだから苦笑いしつつも楽しく鑑賞できる
コロナ禍の話しと
震災から12年も経過したいまも癒えない傷。
重々しくなりそうな部分があるものの
竹原ピストルの不器用だけど井上真央への熱い想い
キラキラを完全に消し去った三宅健
よっぽど美味しいものを撮影で食べたのか
ふっくらした菅田将暉(健康的で良き)
中村雅俊とは一見分からないくらい完全な漁師姿
なんだか令和の釣りキチ三平実写版か?と思った(笑)
寅さんとか、釣りバカ日誌とかの懐かしい感じも良き。
笑って泣けて考えさせられるいい作品だと思いました。
みてよかったです。
悪くはなかったが
面白かったけど、ちょっと惜しい気がします。
横浜流星さんの「正体」は、リアリティが無くツッコミどころが沢山あるものの、テーマがはっきりしていたので、感動を求める人に勧められる映画と言えました。(私は感動はしなかったんですが、横浜流星さんの演技に感心しました)
それに対して本作は、どういう映画かを説明するのが案外難しいです。クドカンの脚本で、コメディには違いないです。内容を要約すると、
釣り好きのサラリーマンがリモートをきっかけに東京から三陸にお試し移住し、そこで、
①東北の人々の素朴な温かさに触れて、疲れた心が癒された、ではないし、
②憧れの釣り三昧の田舎暮らしを始めたが、田舎には田舎の抱える問題があることを知り…でもないし、
③運命的な出会いがあった、でも彼女には悲しい過去が…やっぱりこれになるんでしょうか。
それにしては、ちょっと品が無いんですよね。もっとハートフルコメディにした方が良かったと思います。いかにもクドカンらしい笑いが散りばめられているんですが、「モモちゃんの幸せを祈る会」や池脇千鶴さんのおばちゃんキャラが暑苦しくてうっとうしいです。逆にもっとギャグ寄りの作品だったら許せるんですが。
お薦めポイントも勿論あります。三陸の海の解放感、美味しそうな魚料理の数々、菅田将暉さんの釣り竿さばきはサマになっていて、井上真央さんは綺麗でした。
ただ、本作を観て、三陸に旅行に行きたいとは思っても、住んでみたいとは思わないですね。お父さんと茂子さん以外の人物があまり魅力的には描けて無かったです。
脚本と演出がかみ合っていなかったかも。
エヴァンゲリオン超爆走!
初タッグ!クドカンx菅田将暉君。
いつもならこれだけでも充分観たい!って
なるはずなのに、中々気が進まなかった本作。
予告とフライヤー
(いつもながら読んではない。で、探したけど無いーー!どこーー!)
の雰囲気から、ほのぼの系かと思っていたので、今の気分じゃなくてスルー候補でしたが。。
HPを見たら「正欲」の岸善幸監督で、撮影が今村圭佑さん!
今村さんが撮った作品は最近だと
「アット・ザ・ベンチ」や傑作「青春18x2〜」かなり面白かった「最後まで行く」と、好きな作品が多いので、鑑賞の決め手になりました。
(四月に〜やリリーはむにゃむにゃむにゃ。。)
岸監督はコメディははじめてじゃないでしょうか?
クドカンとの化学反応が楽しみ♪って事で
レイトショー。
おじさまと2人きり、よろしくお願い致しますm(__)m
な!なんと!
こないだ観た「嗤う蟲」と類似点多し!
なのに360度、あっ!180度違う、対極にあるような作品でしたねw
脳内で色々と比べながら観てしまい忙しかったです(°▽°)
前にも書いたのですが、
私は田舎暮らしには向いていないし、海も苦手で船も釣りも怖いし(お魚の生命力に負ける
( T_T)
生魚も食べられないので
(捌けはします٩( 'ω' )و
申し訳ない。田舎に移住は考えられないのですが、この宮城県の三陸はとても素敵に感じました。
やはり秒で広がる個人情報wには驚きうんざりするし、面倒くさい人間関係はちゃんと描かれているのですが、何だかみんな憎めない。
そして主人公の西尾(菅田将暉君)がポジティブで明るくて、何よりこの場所が好きでエンジョイしているので、見ていて嫌味がなかったです。
人たらしなキャラも活きていましたね。
コロナ禍の、あの何とも言えない、今となっては異常だったと思える、信じられない時間を過ごした私たち。
実際に、活動自粛で帰省できなかった友達もたくさんいました。
(初孫ちゃんをすぐにばあちゃんに会わせてあげられなかった、やっと会えた時はお孫は3歳に(°▽°)
都会から帰って来るなんて近所の人が怖がるからやめてって言われたって( ; ; )
すごく覚えてるエピソード。。
仕方ないのはわかってる。
まぁ、そんなでしたよね。。
その感じも描かれていて、あの時を思い出してしまいました。
あーーそうそうこんなだったなーーって。。
手作りマスクとかね。。
そして東日本大震災についても触れられていて、まさかの軸になっていたのが意外でした。
あの悲劇を、TVの中だけでしか体験していない私のような部外者には、本当に正直言って、被災した方にどんな言葉をかけて良いのかわかりません。
そのモヤモヤを、西尾⇄ケン(竹原さん)
持田(ちーちゃん)の会話を通して代弁してくれた。
少し気持ちが救われました。
他にも地方の過疎化、空き家問題と、深刻なテーマも入り混じり、単なる
「#田舎移住」になっていないのも予想外でしたが、重いテーマてんこ盛りなので、どれも若干薄味だったかな。。
(原作未読でわかりませんm(__)m
そしてクドカンの脚本は細かい人間描写が見所で、笑えて楽しくて、、
でも魅力的なキャラがクスッと笑えるエッセンスを付けられて死んでしまう。
本作も然り。相変わらずその仕事がお見事!
そうだったクドカンだった油断した!
シゲおばあちゃ〜〜ん泣泣
西尾と仲良くなったシゲおばあちゃん(白川和子さん。ロマンポルノの女王と称されたお方なんですね!)
が大好きなパチンコ、エヴァ超爆走中!に死んでしまう。。
ねーーー、いつもこうやってやってくれるのよねぇ〜泣き笑い。。
シゲおばあちゃんの死から空き家問題に焦点があたり、ももちゃん(真央ちゃん)の過去やあきお(中村雅俊さん)との関係が明かされていく。
実際にありそうだし、毎日時は進んでも、
心は立ち止まったままの人がいること。
進んでは戻っての繰り返しなんでしょうね。。。
ももちゃんの
「子供を産むことになったら3人目なんだよ!」が刺さった( ; ; )
車内のあのシーンや換気扇の上の灰皿にもヤラレました( ; ; )
マスクをとったももちゃんに一目惚れ!
(逆じゃなくて良かったねw)
西尾の方はまだわかるとしても、ももちゃんが惹かれた理由がいまいちわかりにくい。
亡くなった旦那さんの写真。
ボヤけていたけどイケメンそうだった。
結局イケメン好きなのか??('◉⌓◉’)
重たいテーマでありながら、クドカンエッセンスでクスッと笑えてジーンときちゃう、優しい作品でした。
観て良かったです。
おまけ
○久しぶりの中村雅俊さんが素晴らしかった!!
あきおさんをずっと見ていたかった。
役所さんや長塚さんといい、このクラスのベテランの存在感が最近エグ過ぎる!!
○金髪タケさん。三宅君に似てるな〜誰だろ?え?三宅君?!ん、ちがうか。の繰り返しだったw
三宅君だった。
あとシゲさん、ビートきよしさんもわからなかった( ・∇・)
○セリフ言いながら、演技しながら、鯵を捌いてなめろうを完成させる真央ちゃんがすごかった!
○お顔にほくろのある男子好きとしましては
(桃李君とか錦戸君とか赤楚君とか健とか天音ちゃんとかいるね♡)
好井まさおさんのほくろにクギ付けだった。
触りたくて触りたくてウズウズしてた。
○クマ登場で不安になったが、おしっこはキレイな放物線を描いておりました。
で、アレはクマのゲーーー?!
えーーーー!!
○作中画は菅田君が実際に書いた絵らしいですね(エンドクレジットで確認)
あの2人は西尾とももちゃんだったのか。
2人の子供が加った絵にしたのはももちゃんの亡くした家族を蘇らせてあげたのか?
はたまた彼らの未来予想図か?
"祈る会"のメンバーはじめ、みんな幸せになって欲しい〜♪
つもる話
原作は未読です。
都会と田舎のギャップを感じさせるコメディとシリアスかな〜と思っていましたが、シリアスというか田舎での問題や東日本大震災を色濃く描いている作品でした。
コロナ禍でのリモートだったりの状況を鑑みて田舎に移住した主人公が最初は妙にハイテンションだったし、隔離だっつってんのにすぐに釣りに出かけたりと身勝手さが良くないかもなーと思っていましたが、現地の人たちの交流が盛んになっていったり、大家さんとの恋愛だったりと日常描写がのんびり観れて良かったです。
そこから田舎の空き家問題が本格化していき、主人公が会社のビジネスで振り回されたり、仲良くしていたおばあちゃんが亡くなったりしたりと気持ちが揺らぐ中でどうやってこの土地で生きていくのか、生きていきたいのかは良いドラマが展開されていきました。
突然のビフォーアフター模様もありましたがとても綺麗なリフォームに匠を感じました。
若干ドラマ部分がくどくなることもありましたが、まぁそればっかりは致し方なしといったところでしょうか。
ハイパー飯テロ映画だったのが今作の素晴らしいところです。
ケンの居酒屋で提供される海鮮料理がどれも美味しそうでハーモニカ焼きとかかぶりつかせてくれ〜となるくらい美味さが伝わってきました。
自宅で作る海鮮料理、郷土料理も満遍なくお届けされるので飯を食べずに映画館に来てたのでこれはやられました。
今作の欠点というかコメディ部分が自分にはあまり合わなかったです。
タコで滑りまくるシーンだったり、居酒屋での押し問答だったり、特に感じたのが熊の登場シーンで、あれだけは急にファンタジーになってしまい、きのこを持ってくるシーンなんか別に無くても…となってしまったのが残念でした。
ケンさんが大きい声を出すところもビックリするので頻度は控えめにして欲しかったです(ピストルさんはとても良かったです)。
コロナが明けて2年近く経とうとしている中で今作を観ると色々変化があったなと思わせられました。
実家がゴリゴリの田舎なのもありますが、あの土地あの風景を守り抜くことって大事だなと痛感させられました。
鑑賞日 1/23
鑑賞時間 9:40〜12:05
座席 D-3
け!
かおりまつたけあじしめじ
ゆるい映画観たいなぁ、、て思ってたから。。
ちょうど良かった!
おもしろかったー三陸行きてー
ただ気になったのは、
菅田釣り下手やん、、菅田こういう役良き、、
井上真央かわいい!
田舎暮らししてみたいけど…
予告で気になったので鑑賞!
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年
リモートワークを機に東京の大企業に勤める釣り好きの晋作は、4LDK・家賃6万円の神物件に一目惚れ
何より海が近くて大好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート
仕事の合間には海へ通って釣り三昧の日々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の人たちは気が気でない
一癖も二癖もある地元民の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と行動力でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの人生が待っていた—?!
というのがあらすじ!
あのテレ東の孤独の…ドラマを思い出すほど飯テロ映画でした笑
そんなだとは思いませんでした…笑
どれも美味しそうな料理ばかり!
食べてみたいですね🤤
そしてコロナ禍真っ只中の田舎はあんな感じだったんですかね?
なんかリアルな感じでした…
あんなにリアルに描かれてるのははじめてみたかも?
でもいい感じに面白い場面もあって笑わせてくれました😊
モモちゃんの幸せを見守る会の面々はそれぞれ個性的で面白かったですね!
そしてみんな一回は振られてると言う…笑
あと田舎特有の感じも描かれてましたね
よそ者を警戒する感じや監視しがちなところとか…
田舎暮らしはいい一面もあれば悪い一面もある
今回は映画だしコミュ力が高くて愛想もいい人でうまく馴染めたからよかったけど馴染めなかった大変ですよね…
震災についても触れられてましたね
正直、話題にしていいのか話したときはなんて返答をしていいのか難しいですよね…
今もまだ苦しんでるかもしれないし…
難しいです🤔
この映画はとてもよかったです!
美味しそうな料理いっぱい出るし食べたくなりました…
田舎に住んでみたいですけど近くに映画ないと無理ですし西尾みたいな人じゃないと難しいかなと思いました笑
面白い映画をありがとうございました☺️
なんか表面ばっか見て嫌
菅ちゃんが出ているから観に行きましたが菅ちゃんも真央ちゃんの演技は良かったが、ストーリーがどうも好きにならない。
まずももちゃんの幸せを祈る会ってなんなん?女の人を監視して思う通りに生きて欲しいって自己中の集団しか見えなくて気持ち悪い
空き屋問題に食いついた社長さんがリアルに見えますが、後続の対応といい、リフォームした後の電話バンバン鳴るシーンも、なんか丸く収めて良かった感がうさんくさくて、空き屋問題ってそんな簡単?もっと深ぼるところいっぱいあるじゃないの?
ももちゃんと晋作の恋も謎すぎて、これから2人で恋にめばくって思ったら、なぜか役所の人は謎の推しをしているし、えええええ、晋作はももちゃんの顔に見惚れているのはわかるけど、ももちゃんはいつ晋作を好きになったの?きっかけは?空き家のリフォームとかした後ならわからなくもないが、その前だし。。。そんな恋に落ちるシーンあった?無理矢理くっつけようとしてない?晋作と「お父さん」と一緒にいるシーンの方が多くない?
中盤の川辺で芋煮汁を飲むところ、役所の人の謎の背中推しにイライラするし、みんながももちゃん見ている中のおしこシーンとクマがしめじを鍋に入れるシーンがキモいし、晋作の同僚たちがただの背景になっていて、帰国子女の妙な偏見も納得できないし、一番納得できないのは晋作の「切ない」、、、予告で見てどんなことがあって、どんなシチュエーションで言ったのか想像したが。。。なんか違うっていうか、共感ができないっていうか、え、どこが切ないの?急にどうした?頭大丈夫?って思った。その後のケンちゃんの演説内容微妙だし、演技という演技ないし、滑舌悪いし、長いし。。。苦痛でした。
ラストは正直どうでもいいよって思いました。結婚か結婚しないかどうでもいいわ。
ただすがちゃんが好きだから、演技も安定しているので、またつぎすがちゃんの映画出たら観に行きましたが〜この映画の高評価はなんだろう。。。
食事が全部美味しそう
若手で売れっ子の菅田将暉を、これまで私はあまり評価してこなかった。
自分が見る作品に出てこなかったため正確に言うと興味がなかった。
西尾は終始いい奴で嫌いになれる要素が少ない。序盤の押しかけくらい?
地物を食すシーンはどれも美味しそうに食べて一々感動して、料理の作り手冥利に尽きるはず。
船上で「魚釣りながら聞くような話しじゃないんで」
と大好きな釣りを中断して話に耳を傾けるシーン。いい奴すぎるだろ
見どころはあと2つ
ほぼ地元出身の中村雅俊が見事におんつぁんで癒される。
竹原ピストルは迫真の宮城弁で関心させられる。芋煮の独白シーンが特によい
美しい宮城の景色にも見とれて、あっという間の139分でした。
震災…コロナ禍…
ここ最近の世の中をうまくまとめられてる作品でした。
いつもと雰囲気違うちょっと太った?菅田将暉さんの役も明るさが最高でした。
泣いたり笑ったり感情起伏が激しくなる作品でしたが、最後は穏やかに〜
☆自由人最高ですね☆
急に始まった芋煮会、あの場面だけちょっと納得出来ない展開でしたが、あれが宮藤官九郎さんらしいのかな…
熊どうなったんだろう〜
陽は昇り、また沈む‼️
これは現代の西部劇のようなストーリーだなと思いました‼️東京から東北の地方へふらりとやって来た若者が、コロナ禍&過疎化で貧窮する町を救い、震災で心に傷を負ったヒロインと町の人々を癒し、去っていく‼️まぁ、また戻ってきますけど‼️東日本大震災‼️コロナ禍‼️過疎化&空き家問題に頭を抱える地方行政‼️主人公がこよなく愛する釣りを楽しむ映画であり、新鮮な海の幸と山の幸の美味しそうな料理に食欲を煽られるグルメムービーでもあり、「陽は登り、また沈む」南三陸のサンセット・サンライズの美しい風景も満喫できる作品‼️ヒロインの百香と義父の人間関係‼️井上真央ちゃん扮する百香の悲しい過去‼️二人の子供たちの声をMDで聴くシーンの切なさ‼️"モモちゃんの幸せを祈る会" の個性的な四人組まで、キャラ描写や人間ドラマも充実している‼️反面、主人公とヒロインのラブ・ストーリーとしては駆け足的に感じてしまった‼️もう少し丁寧な恋愛模様が描けてれば、河原での告白シーンも名場面になっただろうし、作品自体も名作になったと思う‼️ただ盛りだくさんの内容なので、十分に楽しめる秀作ではあると思います‼️百香役の井上真央ちゃんは36歳とは思えない美しさで、魅力的なヒロインぶりでした‼️対照的に池脇千鶴は特殊メイクかと思うくらいオバ◯ン化が進んでて・・・‼️
悪くはないが、ちょっと期待しすぎたかも
クドカン脚本で菅田将暉主演なのでこれは面白いやつじゃないだろうか?と、期待して見に行きました。
震災、コロナ、田舎を要素としたものでコロナ禍の田舎の人らが異常に都会の人を恐れる警戒心を表したとこなんか本当田舎に住んでる自分としてはめっちゃあるあるですげー笑っちゃいました。
数年前まで本当に田舎はこれでしたし、なんなら田舎は今だにコロナ対策に結構うるさいです。
あとは三陸を舞台にしてるため宮城県海沿い独特の訛りが聞けたのは自分の母方の祖父母がそっちの方なのでなんだか懐かしくなりました。
特に半海一晃さんの訛り方が完璧でびっくりしました。あとは池脇千鶴は何十年も前に映画ジョゼで見たっきりだったのであまりの変貌ぶりにだいぶびっくりしました。
そんなこんなでクドカン脚本なので基本的にはずっと笑って見てられました。ただ、あくまで私のイメージするいつものクドカン脚本のドラマとかみたいな過剰なツッコミとかギャグ連発なあの感じが今回はなかったです。監督や演出なんかはクドカンドラマと別の人だからそのあたりも関係してんのかな。
演者の方々はみなさんよく見たことある方々ばかりなので違和感ある演技の方などいなく安定して見ていられます。
正直、最後の展開はこれでいいのか?と、いう感じがしちゃいましたが別に細かいところ気にしなければ悪い人間が出てきたりもしないし、なんとなく全編通してそれなりに楽しめる感じの作品にはなってるかと思います。
ただ、そんなにめちゃくちゃ面白いってわけではなかったですね。
良い意味で意外
すごく良かった。
単なるコメディだと思ってたので、中盤から空き家問題、リモートワーク、震災の話が出てきて、良い意味で意外だった。
単に問題提起するだけではなくて、現実に実行可能な解決策が示されているのが良い。
よく取材してあると感じた。都会側の意見、地方側の意見、役所側の意見、企業側の意見、などのさまざまなステークホルダーの代表的な意見が自然に脚本になっていた。
短い時間にコンパクトにさまざまな問題がまとめられているので、少し問題が単純化(極端化)されているきらいはあるけども、そこはコメディにしていることで不自然にならないようになっていて、さすがだなと思った。
お酒が呑みたくなりました
美味しそうなお酒、ツマミ
映画を観ていてお酒が呑みたくなったのは初めてでした。
イカを買ってキリコミを作りたくなりました。でも、こちらでは美味しいイカが売っていないので諦めましたけど。
震災津波のことを知っている身としては声を出して泣きたくなるシーンが何度かありました。縁側から見える砂利の庭や田舎特有の棚。
もう思い出の中でしか見れない風景に、そして子供達の歌に泣きました。
南三陸って言うから志津川か歌津かなって思ったけど大島なんだなぁと少しガッカリもしました。
でも久々に聞いた け! んだべ!
もう親戚は居ないけど南三陸に帰りたくなりました
私たちの町が好き
開幕、井上真央演じる百香がスマホでリノベーション済みの空き家を撮影。
そこに、子供二人の姿が…。
井上真央主演で『事故物件』の続編か…?
な~んてね。
ちなみにこのシーン、後から百香の背景などが分かるとしんみりさせられる。
百香は宮城県南三陸の(架空の)町、宇田濱の町役場職員。
町の空き家問題を担当。
南三陸の海が臨める一戸建てをリノベーションし、SNSにアップ。家賃は6万円。
ダメ元で試しに上げてみたのだが…、次から次へと希望者が。
その中で一人、居ても立ってもいられず、勝手にやって来ちゃった男。
東京の釣り好きなサラリーマン。浜崎伝…じゃなくて、西尾晋作。
2020年。東京ではコロナの感染が拡大化。
東京から思い切ってこの町に移住。仕事はリモートで。
もうそう決めて来たのだけれど、百香は渋い顔。
そもそも試しにアピールしてみただけで、本当に希望者がやって来るとは…。
しかも、東京の人。もしコロナを持っていて、まだ感染者が出てないこの町に感染者が出たら…。
ディスタンス!ディスタンス!
とにかく出歩かないで下さい。ここで自主隔離!2週間!
マジッスか~! イイんスか~!
という事で、2週間の自主隔離兼お試し移住の始まり~。
絶対に町の人との接触はダメ。
つまり、町の“人”はダメだけど、“魚”はいいんだよね…?
その発想も釣り好きもあの釣りバカサラリーマンと同等。お気楽な性格も。
自主隔離だってあくまで“自主”。この海を前にして釣りに行かないなんて。“不要不急”? いやいや、“必要超急”。
いざ、海へ。釣り糸を垂らせば、釣れる、釣れる。
市場に行けば、安い、安い。
おまけに百香の“父親”が漁師で、釣れた魚を持ってきてくれる。タダで。(百香は自主隔離中だから…と持ってきてくれるんだけど、困ったちゃんな晋作はこっそり釣りへ)
環境は最高、家賃も安い、毎日毎日海の美味しいものばかり。
リモートで同僚に自慢。
南三陸、ハンパねぇー!
お気楽サラリーマンの“シン・釣りバカ日誌”みたいな話だったら、あまりにもお気楽過ぎる。
そうじゃない事は作品のあちこちにちらほら。
宇田濱は海沿いののどかな町だが、寂れた雰囲気が…。
過敏なコロナ対策。
南三陸と言えば3・11で…。
おそらく百香が抱えている何かはこれに関係。
今晋作が住んでいる家。そこで見つけた煙草の吸殻に突然涙…。(晋作は煙草を吸わない)
これは何となく察し。
地方の過疎化問題、コロナ、3・11…。
そこに移住を絡ませ、ユーモアやチクッと風刺やシビアな問題を、笑わせ、考えさせ、ほっこりと。
クドカン巧みの脚本。
『あゝ、荒野』『前科者』とは違う岸善幸監督の温かな演出。こういう作品も撮れるのか…!
晋作は南三陸自体が魅力だが、私は勿論それも含め『あゝ、荒野』監督&主演コンビとクドカン脚本が魅力であった。
中小企業の平サラリーマンかと思いきや、晋作の勤める会社は超一流企業。晋作もエリート社員。
同僚とのリモートトーク中、突然社長が入室。晋作の移住生活が気に入り、あるプロジェクトを思い付く。
ズバリ、南三陸移住プロジェクト。
宇田濱町の空き家をリノベーション。SNSで希望者を募る。
晋作が“釣られた”方法を仕事に。
晋作は責任者。百香は宇田濱を代表して協力。
過疎化進む町にとっても、田舎暮らしに憧れる都会人にとっても、会社にとってもウィンウィンウィン。
良き事だらけと思ったら…。
リノベーションは思いの外費用が掛かる。それは会社が負担してくれる事になったが…。
空き家を3段階で査定。Aはすぐにでも住める。Bは少々リノベーションの必要あるが、住むには問題ナシ。Cはとても住める状態ではなく、リノベーション必至。
この査定について、家の権利者の間で異議や不満爆発。
特に晋作や百香を悩ます事になったのは、元居住者や遺族の思い。
晋作の隣の家に一人暮らしの老女。晋作とも交流深めていたが、急死。家は空き家に。
まず、この家を売りに出してみる。それには遺族の了承を得なければならない。コロナでなかなか来れなかった息子の一人が焼香しに。
当初は売りに出しても良かったが…、家の中を見ている内にこの家で過ごした思い出が甦る。
またこの家に住むつもりは無いが、母の命日には帰郷。その時、一日や二日でも…。母の家、ずっと住んでいた家、思い出が残る家。やはり、売りに出したくない。
気持ちは分かる。でもそれじゃあ、空き家問題は変わらず…。町もこのまま…。
いい解決策浮かばぬ百香に、晋作が驚きの提案。
家は売りに出してリノベーション。思い出のものは残したまま。普段は移住者が住む。命日だけ住まわせて貰う…。
そんな人のいい移住者が居るか…?
居る。ここに。晋作自身がそうなのだ。
募れば、必ず居る。
空き家の有効活用、人の思い、都会のアイデア。これらの理想形。
こういうのが上手く行ったら…。
しかし、なかなか上手くいかない。
そこに住む人と都会人のズレ。
地方の人は都会人に不信感。結局金目的。都会人は地方の人を騙そうとしている。見下している。
都会人は田舎暮らしに憧れる…なんて言いつつ、実際住むとすぐに音を上げる。コンビニが無いだけでNG。
ふらりと休暇に来たって、釣り餌のミミズにも触れない。上っ面だけの震災同情。
というか、都会人は東北6県をちゃんと言えるのか…?
そこに、コロナや震災だ。東京の人はコロナに感染している。被災者は助けて貰うのが当たり前と思っている。
風評や格差の偏見…。コロナや震災から何年か過ぎ、今はもう無いと思われているが、当時は酷かった。いや、ひょっとしたら今だって…。
私も東北人だから分かる。
私の周りで誰かが亡くなったとか、大きな被害を受けたとかは無いが、それでもあの日の事は生涯忘れないだろう。
ましてや大切な人や思い出を奪われた人なら…。
百香の過去。晋作が住んでいる家は元々百香が住んでいた。夫や子供たちと。
開幕スマホに映った子供二人は百香の脳裏に刻まれた思い出なのだろう。
あの津波に奪われた。一瞬にして。
残されたのは、今の人生に模索している百香と“父”。一緒に暮らしている父は実父じゃない。亡き夫の父。百香は嫁。
心に悲しい傷を負いながらも、ここで暮らしていかなければならない。
余所者は気楽にここに移住しようとするが、ここで暮らしていくとは、本当にどういう事か分かっているのか…?
晋作、百香、地元の面々、晋作の同僚らが集まった芋煮会。
何か起こりそうな事は必至。
ギスギス、ギスギス、ギスギス…。
誰も本音を言おうとしない。
そんな時、晋作が声高らかに。本音を。
プロジェクトとか、会社とか、空き家問題とか、コロナとか、震災とか、そんなのどーだっていい。
ただただ、この町が好き!
それから、百香さんの事も…。
突然何言い出す…!?
いや寧ろ、正論だ。
そこに住みたいという気持ちは、純粋にその町が好きだという事。
その理由は何だっていい。住みやすい、自分に合っている、環境がいい、人がいい、食べ物が旨い…。
好きな人が出来た。それだって立派な理由だ。
小難しい事や問題は本当にどーだっていいのだ。
この町が好き。ただ純粋にそんな気持ちじゃダメなのだろうか…?
私たちは言えるだろうか。自分が住んでいる町に。この町が好き、と。
“おだず”だけど、根はしっかりし、南三陸への“好き”は地元人以上。菅田将暉の好演。
魅力と悲しみを滲ませて。井上真央みたいな大家さんが居たら誰だって移住したくなる。
竹原ピストルや三宅健ら“モモちゃんの幸せを祈る会”の面々。最初は地方の面倒臭そうな男ども丸出しでお近づきにはなりたくなかったけど、知れば味が出てくる。
ピストル演じるケンの“もてハラ”。
美味しそうな南三陸料理がいっぱい。
食べた時の菅田将暉のリアクションは素だね。役得!
皆アンサンブル好演魅せるが、池脇千鶴のオバサン化がショック…。
南三陸のPR映画ではあるが、PR出来るものがあるから素敵。
どんな市町村だって必ずある。それを見つけられれば言えるだろう。
私たちは住んでいるこの町が好き。
そこでどんな辛い事や悲しい事あったって。
それと同じくらい、嬉しかった事や楽しかった事や幸せだった事も。
町に家に心に思い出が残り続ける。
それがまた前を向けさせてくれる。
陽は昇って沈む。沈んでまた昇る。
素敵な移住先ご案内と、温かな再起。
晋作と百香のラブストーリーとしても。
人や町が好きになる作品。
青葉市子さんの歌声がスンと沁みます
物語はそんなにフザけすぎてもいなくて、程々シリアスで、凡そ善人ばかりで汎用キャラを配置しています
年末公開の方がトランプの杞憂を束の間でも忘れたい需要にも合致していたかも
美しい岩手の海沿いの光景x旨そうな食材•料理を丁寧に映し出しています
菅田くん存分に溶け込みます
そして百香のスロー•マスク外しに射抜かれます
でも、ラストまでの心理描写はカエル跳び
夜の車中で聴く子供の歌声に涙に暮れる百香が、頑なに拒み続けた晋作(菅田)にいきなり跳び掛かるのも??
三宅健もキれすぎてるし、着ぐるみ熊のプレゼントを総員で受け容れるものかね?
取って付けた感否めないけど....
外からは見てるだけでいい(竹原)
皆な自分勝手でいい(中村)
....というのが主メッセージらしい
おトボけエピソードを見直して、もう20分縮めたらもっと良くなる筈
響かなかった
『それぞれが自分のことだけ考えたら
こうなった』
これがクドカンの答えなんだったら
私は無理だ
自分のことしか考えない人が
大嫌いだし
何より、白黒つけない
あいまいなことも受け入れられない
あんな、ちゃんとした新居があって
子どもが二人も居たなら
どんなに好きな人ができても
そこは、旦那と子ども達に人生を
あげてくれよ
とも思う
もし、それでも、思いを貫くなら
もっと、そこを納得できるくらいに
しっかり、描いてほしかった
描かれていて、納得できる人も
いるのかな
あの、独身軍団も、設定が
大袈裟すぎる
そもそも、美人という以外
男たちが、独身を貫くほど
桃香のどこがエエのか、伝わってきません
美人、美人って
イマドキ、不適切やろ💦
結婚するわけでもなく
息子が、いきなり
見ず知らずの家に、養子に行くとか
西尾さんの両親の気持ちは
どうなるん💦
とまぁ、次から次へと
文句が出てきて
中村雅俊さんと、菅田将暉くんが
大好きで
期待が大きかっただけに
時間を返して欲しい!!!
と、叫びたい気持ちでした
魚釣りが大好きで食べるのも大好きな丸い顔した男
震災を経た、コロナ禍の漁村に移住して、クセが強い周囲にも馴染んでしまう
若々しく美しい大家に恋するが、彼女は大切な人たちを亡くして新たな人生に踏み出せず、外から来た者は見ているしかない
二人の心持ちが素直に入ってきて、再会の爆発に心躍る
父からすれば、義理の娘と、養子になる男の関係はなんか笑うのだが
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