「男たちに大人氣の百香(井上真央)」サンセット・サンライズ どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
男たちに大人氣の百香(井上真央)
Netflixの配信を日本語ガイドを付けてホームシアターで鑑賞しました。
似たような映画で『さよなら ほやマン』(2023年公開)というのがありますが、あっちが『うる星やつら』なら、こっち(『サンセット・サンライズ』)は『めぞん一刻』でしょうか。高橋留美子先生の作品で例えるのはおかしいですね。
どちらでもなく、『花より男子』でした。いや、それも違うかな、漫画の見過ぎでした、すみません。
字幕では “おだずな”でした(菅田将暉さん扮する晋作も「す」に「てんてん」なのか、「つ」に「てんてん」なのか、どっちなんですかね と台詞がありました)が、“おだつな” を 仙台市泉区に住んでいた中学生時代(かれこれ数十年前)に 使っていました。まあ、どっちでも いいんですけどね。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」とか ディスタンスとか マスクとか 2類とか マスコミの情報に踊らされていた田舎とか 3.11に言及する とか、まあ色々リアルな感じに描いていました。どうでもいいことですが、新型コロナウイルス感染症が5類になったのは2023年5月ですから、ラストの百香(井上真央)39歳か40歳です。仁美(池脇千鶴)の存在も面白かったです。
ちょっと怖い不思議なこともありました。レンズ越しに いないはずの人が見えたり、熊が芋煮会に現れたりしました。
何故か、「心の色」(歌:中村雅俊)が 聞きたくなります。
ちゃんと笑えて 泣けて 内容が充実していて 良い作品でした。
場所の魅力だけでなく、出演者の魅力も引き出されていて、魚料理も美味しそうで、オチも今風で 型にはまらないハッピーエンディングで最高でした。