劇場公開日 2025年1月17日

「井上真央がまだまだ可愛いくて、このヒロインにピッタリ。 菅田将暉は、飄々として誠実さが出ていてよかった。」サンセット・サンライズ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0井上真央がまだまだ可愛いくて、このヒロインにピッタリ。 菅田将暉は、飄々として誠実さが出ていてよかった。

2025年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

これはよかった。
東日本大震災のその後とコロナ禍を描いている。

クドカンらしい出だし。コロナの描き方が笑える。
で、後半、核心をついてくる。原作のせいかオリジナルかわからないけど、よかった。

岸善幸監督は、この監督らしい生真面目な演出で好感。
この監督の演出は、情緒に流れない、無駄な甘さがないのがいい。
ウィリアム・フリードキンが好きだとか聞いていたが、フリードキンぽい撮り方があって、ちょっとうれしくなる。

井上真央は、まだまだ可愛くて、このヒロインにピッタリ。
菅田将暉は、飄々として誠実さが出ていてこれもよかった。
最後のシークエンス、二人がもう一度会うシーン。タメが効いていていい。

白川和子は、いい味を出していたし、竹原ピストルがよかった。
松尾貴史も出ていて、いつも臭くて嫌なんだけど、今回は、抑えた演技でよかった。

絵が出てくるが、これが役の中で菅田将暉が書いている設定で、実は本当に本人が書いたとか。いい味が出ている絵で、これがラスト近くに効いてくる。

菅田将暉の生きたタコとの対決もワンカットで、上手いなと思った(演技も演出も)。

mac-in