「わが国が縮みゆく中で」サンセット・サンライズ sysrさんの映画レビュー(感想・評価)
わが国が縮みゆく中で
コロナ初期の2020年、南三陸のとある港町で貸し出された空家に、東京の釣り好きの若者が、リモート制度をフル活用してウキウキとやってくる
そしてギクシャクと始まる地元の皆との交流がやがて、その一人一人に、震災を含めた人生の総括を期せずして強烈に迫る
「東京」と「地方」は定義の話で「都会」と「田舎」は程度の話、作品の中でもあえてごちゃまぜなので、観る側もこれまでの暮らしにより、それぞれに気になるとこや感じることがバラつくと思うし、国自体が縮んでいく中、われわれはそれを皆ですり合わせていかなきゃなんない
軽妙に重大、さすがのクドカン脚本
素晴らしい映画だったなー、封切りからはだいぶ経ってたけどなんとか劇場で観れてよかった
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