「楽しくもほろ苦いエンタメ作品ながら……ちょっとだけ期待外れ」サンセット・サンライズ よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しくもほろ苦いエンタメ作品ながら……ちょっとだけ期待外れ
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クドカンさんの脚本で菅田将暉さん主演なら見ないわけにはいかないでしょう。
クドカンさんならではのクセのある地方描写とちょっとオカしい展開ながらも、その合間に見えるペーソス。その独特の世界に飄々と入っていき、視聴者を誘う菅田将暉さんはさすがでした。井上真央さんの存在感、画面に出てくるだけで安心感をもたらしてくれる中村雅俊さんなど、キャスト陣も申し分ありません。
ただし、ちょっと長すぎる気はします。
震災やコロナに加えて、空き家問題や地方創生、家族の在り方などテーマが盛り込まれすぎたせいか、中盤までの密度が濃すぎて、終盤に主演二人にスポットが当てられますが、どうしても取ってつけたような印象はぬぐえません。
あの二人はストレートにくっつけちゃうか、あっさりと本作の結末まで導いちゃってもよかったんじゃないですかね。
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