「涙がでなかった、、」366日 ぴーちさんの映画レビュー(感想・評価)
涙がでなかった、、
恋愛映画はほとんど見ません。周りから感動するから見て!と言われ、楽しみにして(泣いてもいいようにハンカチも準備して)彼氏と映画館へ行きました。最初の方は、まぁよくある恋愛物って感じでした。高校生の時に、湊と美海がバッタリ海で出会って、美海がサーターアンダギー美味しいからと言って、湊にあげてる場面で、ほぼ初対面の人からもらったものを食べるかな?と少し疑問を持ちました。また、湊と美海が手紙交換をし初めて、デートをしていて仲良しになっていたので、いつのまに?!となりました。展開が早すぎました。それから、湊が大学生の時(美海がまだ沖縄にいる時)、湊の描写は全く描かれていませんでしたが、2年間も美海と会えてないし、大学生で出会いも多いはず、サークルもしてるし、新しく気になる子など出てきてもおかしくないのではと思いました。また、美海が上京してきて、同棲していますが、大学生で収入が安定してないのに、お家が豪華すぎないか?と思いました。東京に住んでいるだろうから高いはず。少し、現実離れしてるなと思いました。次に、レストランで湊と美海が食事をしている場面(後に湊が病気について美海に話そうとしてたけどやめたとわかる場面)で、気になった点は、撮影ミスなのか、ご飯を食べている時に、湊が肘をついていたのはすごく気になりました。映画終わって彼氏に言ったら、彼氏も「それ気になった」と言ってました。彼氏は、美海が「美味しい!」って言って、食べてる場面も食べ方がわざとらしすぎると言ってました笑(私は映画だからと分かりやすくするためだろうと、そこについては特に気にはならなかったです)次に、私が、1番この映画の中でイライラした場面です。湊が病気が発覚し、美海に別れを告げる場面。2人は付き合って、3年以上は経っていると思います。美海も同棲もしていたし、結婚も考えていたかもしれません。そこで、急に「嫌いになったから別れよう」はあまりにも酷だと思いました。湊の病気によって、美海の人生や夢を壊してしまうという考えについては理解できます。ですが、前触れもなく急に「嫌いになった」は、自分勝手だなと思いました。もう少しマシな理由を考えてほしかったです。最終的にに、美海のことを思って別れたと良いように描かれていますが、大好きである人から突如として、別れを告げられるのはだいぶきつく、美海のことを考えられてないように感じました。結局、湊自身が苦しくならないように逃げたように見えました。病気と美海に言ってしまったら、美海は全てを犠牲にしてしまうだろうというのは、あくまで湊の想像にすぎず、別れるではなく、距離を置くという選択でも良かったのでは?と思いました。私だったら、意味不明な理由で別れを告げられた湊との思い出の物は全て捨てます笑 次に、美海の夢についてです。通訳が昔からの夢という場面では、幼少期などの前段階で取り入れるべき点だったのではと思いました。また、美海の仕事がなかなか見つからず、通訳の仕事じゃなくてもと美海が半端諦めて、そのことを湊に言ったら、「ほんとにいいの?ずっと美海がしたいって言ってたじゃん!」と強くしつこく言ってた部分には、対等なパートナーというよりも、高圧的な印象を受けました。パートナーであれば、もう少し親身に相談に乗ることなどがあると思いました。一方で、美海が妊娠を湊に伝えることができなかったのは理解できました。美海が実家に帰り、妊娠を親に伝えるシーンで、なぜ琉晴も紛れて一緒にいるんだ?と思いました笑 そこで、急に「俺の子です!」って言うから、彼氏と2人で目合わせて首傾げました笑(たぶん美海が親に責められているところを見られたくなかったのかなと思ったりするけど、それでも俺の子ですっていうか??と思いました笑笑)ここまでの時点で、湊にはイライラしかしていません。湊が沖縄に帰ったきて、結婚式をしていることを知り、バスに乗って帰る場面で急に降りたので、私は「このまま琉晴と美海の結婚式に突入するのでは?!やめろよ?みなと??」とドキドキしていました笑 ここで、見守るという選択をした湊には賞賛しました。なぜ、ひまりが湊に手を振っていたのかは謎ですが。また、全てを通してみて、美海がほぼお化粧をしてなかったことも疑問でした。高校生の頃してないのはわかりますが、大学生になったらそろそろしてもいい頃じゃ?と思って見守っていましたが、まさかの結婚式までしてないという不思議な点でした。少し素朴感をだしすぎ。結婚式前日に湊にメッセージを残すことにも疑問でした。旦那さんいるのにまだ引きずってんの?と思いました。琉晴があまりに可哀想すぎる。また、美海が病気で、もうあまり長くないことを悟り、本当の家族と過ごしたがいいと言って、ひまりを1人で東京に行かせるのはどうなのか?と思いました。お母さんが病気で長くないことで、すでにショック①なのに、実は琉晴が本当のお父さんではないというダブルパンチ。子どもなのに一気にきつい現実を教えるなと思いました。耐えられないと思います。それと、ひまりの幼馴染のこたろうが「心配で付いてきちゃった」と言ってましたが、過保護すぎねぇか?と思いましました笑 一歩間違えれば、ストーカーになるぞと思いました。それから、美海と琉晴が昔からしていた鼻をつまむ場面を、なぜ、ひまりとこたろうもしてるんやろかとちょっと思いました笑 ただただ琉晴が幸せになって欲しいと心から願うばかりです。最愛の人が亡くなりそうになっている時でさえ、湊のことを頭の隅に置いていて、なおかつテープを本人に渡してほしいなど良い人すぎるよ展優勝です。美海はもう結婚してるんだから、湊との思い出など全部捨ててしまえよ!と思いました。もっと性格が悪い人が出てきてもいいのでは?と思いました。期待していた分、ちょっと残念でした。この作品のMVPは、琉晴です。長文失礼しました。