「予想の向こうにある気持ちの波」最後の乗客 night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
予想の向こうにある気持ちの波
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震災後は「その人たち」をよく見かけたし、普通にさまよっていたみたい。
よく聞く話です。時間が経ち、こんな話もあまり聞かなくなったけど…(でも、地震や豪雨は発生しているわけで…).
そして、それでもいいから会いたいという人たちがたくさんいる ということも.
突然、自覚する間も感じる間もなく、そこでぷつりと途切れてしまった……
そういう人達の気持ちは、その場所の風景に溶け込むんでないか……ラストの打ち寄せる波を見ていて、ふと思った.そういう人達の気持ちも,突然喪失してしまった我々の気持ちも…
(突然自覚なくいなくなった人たち、広島や長崎や……、他にもいろんな場所に、きっといる)。
それにしても、少し頑固で表現ベタで…,そして,いつも娘のことを思っている優しいお父さん…,はげましてやるお父さん…
冨家ノリマサさんの仕草、声も笑顔もぴったりだった.
コロナで上映延期になったりしたそうで,結果,『侍タイムスリッパー』と時期を同じくして公開された.
おかげで、冨家ノリマサさんという素敵な俳優さんを知ることもできた。
こんなささやか だけど、素敵な偶然にも立ち会えて嬉しかった。
いや…,偶然ではなく必然ですね.
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