「東北大震災をテーマにしたファンタジー 。記憶を風化させない、そして広く世界に知らせることも映画の役目。」最後の乗客 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
東北大震災をテーマにしたファンタジー 。記憶を風化させない、そして広く世界に知らせることも映画の役目。
よくある深夜タクシーの女性客の幽霊話に端を発し、母娘の二人連れまで同乗することになるが、果たして彼女達の正体は?目的地の意味は?タクシーはどこにたどり着くのか。
震災の記憶を風化させないために製作された映画。
短上映時間で世界の人々に広く知ってもらう役割も。
その日、犠牲になった数多くの人たちには、もちろんそれぞれの想いがあったはず。
エンドロールの写真のように。
しかし、生の声、ドキュメンタリーに限らず、フィクションとしても象徴的に想いを残すことにも意味がある。
また、残された者の想いと、これからの一歩についても静かに語る。
「侍タイ」に続き、今年は冨家ノリマサの当たり年ですね。
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