「人の人生は意外とこういうものかもしれない」遠い山なみの光 nasucaさんの映画レビュー(感想・評価)
人の人生は意外とこういうものかもしれない
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いわゆる「これは友達の話なんだけどね」と言いつつ自分の話だったという話。
現在パートを軸に回想交えながら過去パートが展開される。
過去パートの雰囲気はちょっとミステリアスで徐々に伏線がばら撒かれて違和感が増していく。
最後の最後で答え合わせのようになるのだが、よくよく考えると、人の人生は映画のようにずっと記録されてきるものでもないし、関わる人々の目線でしか語られない。ましてや自分しかいないとなると、たとえ過去を偽装したとしても誰も確かめることができない。
本作の場合はあきらかに恣意的な捏造の記憶ではあったが、意外と人間の記憶は曖昧なもので、無意識に都合の良い過去の改変をしてしまっているかもしれない。
ところで、広瀬すずも二階堂ふみ他、過去パートの雰囲気ある演技はとてもよかった。
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