「真実と嘘と夢と、現在と過去が重層的に重なり合って…」遠い山なみの光 正現さんの映画レビュー(感想・評価)
真実と嘘と夢と、現在と過去が重層的に重なり合って…
公開から1ヶ月。漸く鑑賞した。
次女からの要請に応えて、30年前の自らの体験を語り出す悦子。ただ、どこまでが本当でどこからが嘘なのか、また夢はどこなのか?極めて分かりづらい。しかし、自らの過去ときっちり向き合うことで、心のなかの闇と対話しているように感じた。その意味で、悦子もまた原爆の被害者の一人と言えよう。悦子を演じる広瀬すずがとてもいい。映画女優としての成長を感じさせた1作である。
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