「もう1人の自分」遠い山なみの光 リコさんの映画レビュー(感想・評価)
もう1人の自分
テクノ、ニューウェーブミュージックのアーティストのニューオーダーの「ceremony」で始まる、この話の主人公は進歩的な人なのかと時代背景からして少し違和感を感じた。
不気味なほどオレンジ色の夕焼けは、どれだけ遠く離れていても悲しい事を思い出させてしまったのではないだろうか。
話の終盤で考えが180度変わったと言うより、目を覚まされた。
戦争や原爆で運命が変わってしまった人、其々の苦悩が伝わって来た。そんな中でひたすら前を向き運命を切り開いて生きて来た主人公の生き方は、次の世代に伝わったのだと思う。例え嘘だと判っていても、それくらい大変な時代の中で自分を育ててくれた感謝を感じずにはいられなかったから。「ceremony」はこの人生の節目に改めて納得のできる音楽だと思った。
リコさん、コメントどうもありがとうございます。
私は異性を美化しているところがあり、だからなのか女性視点の作品は感動しやすくて好きです。
今作は斬新でしたね。
リコさま、共感、コメントありがとうございます。
ラストに向かって、悦子の今まで深く苦しんでいた気持ちが感じられるとともに、それをやさしく包み込む娘のニキの気持ちに涙が出ました。
おっしゃるように悦子の気持ちは、ニキに伝わったのだと思います。
また何度が見直してしまう映画だと思います。
コメントありがとうございました。
やはり母娘ならではなのでしょう。
母の語りからニキの頭の中で組み立てられた母の半生、その変換された嘘にある深い理由。
おっしゃるようにニキに深い感謝があらわれたこと、優しいレビューに共感しました。
悦子がそれを受け、変わらない中にもある〝変わっていく時間〟を知り、かすかにでも自身に赦されていく余生をと願いました。
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