「背景の安っぽさについて」遠い山なみの光 shoryuさんの映画レビュー(感想・評価)
背景の安っぽさについて
背景を安っぽくしているのは、おそらく語り手の頭の中の映像として出しているのではないかと思いました。薄れる記憶の中の映像だからこそ、チープな背景にしたのではないか、と勝手に考察しました。それを感じる場面が、ロープウェイ乗り場。物語の冒頭に出てくる白黒のロープウェイ乗り場の写真は、リアルな今の現場の写真が使われていますが、語られている時のロープウェイ乗り場は如何にもセット感がありリアル感がありません。リアルと語り手の記憶の中との区別がはっきりされてるんだなと感じた場面でした。あくまでも、個人の勝手な考察です。
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