「戦争映画と思わせて~」遠い山なみの光 虎吉さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争映画と思わせて~
レイトショー強化月間
この作品 ただの戦争回顧映画かと思いきや
とんでもない ホラーサスペンスでしたよ
実は、 三浦友和目当て。
ギャラの嵩みそうな役者の中、
けっこうな分量が割かれていたのも
興味深い。
渡辺大知とのシーンでは戦中の教育者の
心情を 緻密に演じていて、さすがに
一筋縄ではいかない
うーむ。上手いぞ
それと 初見の役者としては 子役の鈴木碧桜が
良かった。
彼女の演技力が無かったら ここまでの
ホラーサスペンス味は醸されなかっただろう。
先月見た「美しい夏」でも感じたのだが
ここ数年 映画制作の中の「カラリスト」の
仕事の比重がとても大きく感じる
この作品も 主に佐知子と万里子の
居住エリア周辺での色調補正・
画像エフェクト&音響効果で
怖さ倍増。
あと 本編ストーリー以外では
匂いたつようなオムレツ調理の
シーン。
あえてだし巻き玉子ではなく
フライパンで作るオムレツ。
なるほど あの時代バイオリンを
習えるだけの資力のある
家庭環境に育ったんだなぁと
主人公の背景が伺える。
※エンドロールでスタッフを
チェックしたら飯島奈美のクレジットが!
もう、すぐわかるよね!
どおりでロンドンに帰る娘に
持たせる瓶詰は佃煮とかではなく
「チャツネ」 !!
この辺も芸の細かさが出ている。
実はこの作品
札幌市内の映画館全てで
(あのシアターキノ・サツゲキでも!)
上映しているというとても珍しいケースだった
こんなことってあるんだな
そんなに 皆が見たがる映画なのか!!
まあ、面白かったけど。
是非、レイトショーで見ることをおすすめしたい
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
